俺ガイルの三期の放送日を考察！原作のネタバレあらすじや映画化の可能性は？

人気アニメ「俺ガイル」は2013年に一期、2015年に二期が放送されました。大人気のまま、現在のところも三期アニメが放送されるという話がなく、動きが見えない状況にあります。そんな「俺ガイル」を紹介しつつ、今後の放送日がいつになるかをこれから検証していきます。

2011年3月にガガガ文庫より刊行された渡航先生のライトノベルです。イラストはぽんかん⑧先生が画いています。正式名称『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』といい、あまりに題名が長いため、Twitterで略称を募集しました。公式の略称とは決定していませんが、著者はその中で、『はまち』又は『俺ガイル』という略称を使っています。

もともと1巻で終わる作品でありましたが、予想以上の人気が出たため、続編を書くことになりました。現在は、11巻まで発売されて、6.5巻や7.5巻、10.5巻という短編を含めての作品となっており、作者が驚くほどの長編となってしまいました。もちろんアニメ化され、放送日がいつかというと、2013年4月に第一期がスタートしました。更に、2015年の4月には、第二期のアニメも放送されています。

俺ガイルの主人公、比企谷八幡は、千葉県立総武高校へ通う高校2年生です。高校の入学式当日に、車にひかれそうになった犬を助けて事故に合い、入院となります。高校のスタートが遅れたこともあり、学校では「ぼっち」生活を送っています。もともと幼少期から友人関係が上手く作ることができず、人の好意を受け取ることができない性格です。いろんな修羅場を切り抜けてきたこともあり、洞察力が高く、人の本質を見抜く能力に長けています。

メインヒロインである、八幡と同じ総武高校へ通う高校2年生の雪ノ下雪乃です。普通科より偏差値の高い国際教養学科に所属しており、テストでは学年1位。スポーツや楽器の演奏などすぐに上達してしまうといった完璧な人物です。その上、容姿もいいことから、多くの男子生徒から好かれており、そのために女子生徒からは、常に嫉妬の対象となっています。そして、性格もズバズバとものを言ってしまい、他人に容赦がないため、友人が全くできませんでした。

もう一人のメインヒロインで、八幡と同じクラスの由比ヶ浜由依です。ギャル風の恰好をしていますが、男女交際の経験はなく、周囲を思いやる気持ちを持っています。性格も優しく、距離を置いている状態でも、相手のことを思いやれるほどです。八方美人的なところがあり、自分でも悪癖だと自覚していますが、どんな人でも仲良くなることができる器用さを持っています。

八幡は、高校でぼっち生活を送っていました。その状況を見かねた生活指導の教師の平塚静は、八幡を無理やり奉仕部へ入部させます。そこで、部員である雪乃に出会います。奉仕部とは、相談に来た生徒の悩みを解決していく部活です。そこへ相談してきたことをきっかけとして、由依とも出会い、3人の奉仕部が始まります。俺ガイルとは、そんな奉仕部での部活動を通じてのラブコメディです。

「このライトノベルはすごい！2014」で作品部門1位を獲得しました。そして、2015年、2016年も同様に1位を獲得し、3連覇を果たして殿堂入りをしています。また、2015年には、好きな男性キャラクター1位は比企谷八幡。好きな女性キャラクター部門1位は、雪ノ下雪乃。好きなイラストレーター部門1位では、ぽんかん⑧先生が受賞し、2連覇と４冠といった史上初の快挙を達成しました。

そして、2015年には、日本のサブカルチャーに関する賞である「SUGOI JAPAN Award」のラノベ部門で、第1位にも輝きました。もはや、ラノベの頂点に立っていると言っても過言ではないほどの作品となっています。そんな俺ガイルは、もちろんアニメの一期、二期共に大人気であり、三期の放送日がいつになるか気になるのは、仕方のないことです。

俺ガイルの三期の可能性として、まずBDとDVDの売り上げを見ていきます。アニメ化する上で、大きな財源となるBDとDVDの売れ行きは、続編の放送の可能性を上げる大きな目安となります。アニメ化するには、たくさんのお金がかかります。BDとDVDは、一番利益の上がりやすい商品なので、「売れること」は「継続すること」と考えられるものです。

俺ガイルの第一期のBDとDVDは、全七巻の作品となっています。その売り上げ総合計は、67,986枚となっています。一枚当たりの平均にすると約9,712枚の売り上げです。そして、第二期のBDとDVDは、こちらも全七巻の作品となっています。売り上げの総合計は、76,605枚となっています。そして、一枚当たりの平均は約10,943枚です。

一般的にBDとDVDの売り上げは、5,000枚売れれば採算が取れると言われています。また、アニメ作品は、二期になると、人気や売り上げが落ちるとも言われています。そのデータをもとに俺ガイルを見てみると、すべての点で上回っていると言えます。そのため、間違いなく、かなりの人気作品であると言え、三期の放送日がいつになるかと期待させられる要素を持っていると言えます。

俺ガイルはそれ以外でも様々なグッズ販売をしています。PSVITAのソフトとしても販売されています。人気がなければ、続編は出ることがないにも関わらず、ソフトが2本販売されています。更には、この2本の作品が合体したソフトがPS4にて、2017年の10月に販売されています。

二期が放送された2015年には、千葉ロッテマリーンズとのコラボで、グッズも販売されています。野球チームとのコラボとして商品化されて、販売されている現状を見ると、人気作品であることは、間違いありません。二期が終了した後でもこの人気を誇っています。その状態を見ると、三期の放送日が期待されることは、間違いないでしょう。

俺ガイルは4か月ごとに新刊が発売され、11巻までは順調に販売されていました。しかし、11巻が2015年6月に発売されてからは、12巻ができるまで、約2年ほどかかってしまいました。アニメの二期は、2015年に放送され、11巻までの内容をすべて使っているため、ストックが1巻ということになります。しかし、アニメのストックは５、6巻必要であるため、十分ではないことになります。三期の放送の可能性が難しいのは、ストックが少ないということになります。

いつものように部室で、お茶をしている八幡、雪乃、由依の3人。雪乃は作ってきたクッキーを由依に渡します。八幡には、渡さない姿を見て、由依は「ヒッキーの分は？」と問いかけます。雪乃は、八幡へクッキーを「良かったら？」と言って渡し、いつもの日常が流れている様子が見られます。

雪乃はカバンに忍ばせているバレンタインのチョコを八幡に渡したいと考えています。しかし、自分で行動ができず、あたふたしています。由依は雪乃のカバンにチョコが入っていることを知り、その場を立ち去ろうとします。雪乃はそんな由依を見て、不安な表情で見つめてしまいます。初めて、由依は雪乃が八幡に特別な感情を持っていることに気づき、そして、自分も特別な感情を抱いていることに気づきます。

アニメの二期のラストでは、由依から最後の相談を持ち掛けられます。最後の相談とは、八幡、雪乃、由依の3人のことと告げられます。奉仕部の勝負の報酬である「勝った人はどんな言うことでも聞く」といったことを、由依は勝負に勝った暁には、「全部もらうこと」を願います。そう言った意味深な言葉を投げかける由依の意図が分かりにくい最終話となっています。

由依の意図は、「八幡への恋を封印しつつ、現状のままでみんなで一緒にいたい」というところを取ったと考えられます。それを雪乃へ提案しているところです。そして、それぞれが自分で考え、進んで行こうという内容となっています。そこで、雪乃から依頼を持ち掛けられるところで、終了となっています。二期の終わり方としてはとても気になる内容となっています。そのため、三期の放送日がいつになるかという期待へ繋ぐことができるいい展開になっていると考えられます。

原作では、2017年9月に待望の12巻が発売されました。11巻の最後では、由依の心情が語られ、雪乃の依頼で終わっていました。12巻からは、雪乃の依頼と生徒会主催の謝恩会で「プロム」をやりたいと、一色いろはに頼まれたことを中心として物語が作られています。そして、その依頼から、八幡、雪乃、由依の気持ちが徐々にわかってくるといった巻になっています。

雪乃は父の仕事を継ぎたいという願望を持っています。しかし、家では本来、姉の陽乃が継ぐと母が考えていました。そのため、陽乃には厳しく育てられ、雪乃は自由に生きてきました。そのため、自分ではどうすればいいかわからなかったが、これからは話し合って決めたい。そのための話し合いを見届けてほしいとの依頼を八幡と由依に話しました。

生徒会からの依頼は、プロムを行うことです。基本的には雪乃が一人で参加し、八幡と由依はたまに手伝う程度のこととなります。順調に準備を行う中、学校へ陽乃と母がやってきて、プロムを取りやめにするように言いにきます。母親は学校の保護者会の理事長であり、父は権力者でもあります。学校は取りやめを行わざるを得ない状況になりますが、学校で協議することになります。雪乃のピンチに八幡は手伝おうと手を伸ばしますが、雪乃からは断られます。

そんな八幡に陽乃は、「お兄ちゃんをするの？」と言います。いろはからも雪乃を助けようとする姿を見て、「過保護」、「お兄ちゃん」と指摘をされます。由依も「助けることは当たり前」と言いますが、大事な人なら尊重することも大切だと言われてしまいます。そんな3人の関係性を陽乃は、共依存と言います。八幡は、雪乃を助けることに存在意義を持っている。雪乃は八幡から助けられることの依存。由依は、雪乃に依存しています。

結局、プロムが中止の方向となり、雪乃も受け入れようとしていることを知った八幡は、雪乃を助けようと動こうとします。平塚先生に理由を聞かれて、「いつか、助けると約束したから」と話をし、由依を残して平塚先生の元へと急ぐことになります。由依はそんな八幡を見送り、泣いています。それぞれの思惑を胸に、一体どこへ向かっていくのかが気になる作品となっています。終わりが見えてきているが、まだ続いていく可能性もあるため、これからの展開が楽しみになっています。

二期のアニメが放送されて、ラストのシーンは、続編を期待される終わり方をしています。そして、原作では、12巻で完結せずに、今後の展望も期待される要素を含んでいます。奉仕部の3人の関係性が少しずつ現れてきています。そういった意味では、三期の放送日がいつになるかという可能性が出ています。人気アニメである俺ガイルは、ストックさえあれば、放送される可能性が大いにあると考えられるでしょう。

俺ガイルの三期はいつでしょう。現状でのストックは1巻です。そのストックの12巻が発売されて、約1年ほどが経ちました。12巻が発売されるまでが、2年ほどかかったということもあるため、今後の発売予定が読めないのが現状です。もし、2年ペースで販売され、放送日がいつになるかというと、7年先の2025年ということになります。これは、現実的な数字ではありませんので、その場合は、三期は放送されない可能性が非常に高いということになります。

11巻までは4か月で販売されていました。もし、そのペースで販売されることとします。その場合、放送日がいつになるかと考えると、約2年ほどの2020年で三期が開始されると考えられます。ただ、急いで作ってしまう作品だとすると、よい作品にはならないかもしれないので、今の現状の販売から考えると、現実的ではない数字です。

次に映画化になる可能性を考えてみます。映画化するにあったって、ストックは２から3巻あれば、可能性があります。そう考えると、今の現状がストック1巻なので、あと2巻ほど出ると、映画化される可能性が出てくるということになります。もしくは、今ある1巻と短編を作成して、映画化することも考えられます。

今のストックの現状から言うと、映画化が一番現実的であると考えらます。12巻の時点で、物語も終盤に差し掛かっているように見られるため、あと13巻か14巻ほどで完結する可能性があります。俺ガイルは人気作品であり、今後の展望が期待されています。そのため、映画化して完結するという可能性が一番高いと考えられています。

これまで三期の放送日がいつになるかと、考察してきました。BDやDVDの売り上げは、人気アニメの証であり、三期の可能性は限りなく高いと考えられます。しかし、絶大な人気を誇り、売り上げがあったとしても、ストックがないという現実には適いません。あれだけ面白い作品であるので、放送日がいつになるか楽しみでありますが、三期の放送は難しいと判断せざるを得ないでしょう。映画化することを期待して、今後を楽しみにしていきたいです。