【スパイファミリー】メリンダが二重人格で怖い？豹変する理由や正体を考察

『スパイファミリー』のメリンダ・デズモンドは、アーニャの同級生であるダミアンの母親です。出番は少ないですが、登場するたびに読者に強烈な印象を残します。本記事では、スパイファミリーのメリンダについてのネタバレをまとめます。メリンダが二重人格かどうかや、豹変する理由について見ていきましょう。メリンダが活躍したシーンのネタバレもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

スパイファミリーは、web漫画アプリである少年ジャンプ＋で連載中の漫画です。正式表記は『SPY×FAMILY』で、作者は遠藤達哉さんです。スパイファミリーは少年ジャンプ＋史上初の大ヒット作品で、テレビアニメや劇場版アニメ、ミュージカルなどさまざまなメディアミックスが行われています。2023年には、第52回日本漫画家協会賞コミック部門で大賞を受賞しました。

西国（ウェスタリス）のスパイである黄昏は、任務で東国（オスタニア）に潜入していました。そこで新たな任務を請け負い、その任務のために偽造家族を作ります。ロイドは自分がスパイであることを隠していましたが、妻のヨルと娘のアーニャもそれぞれ秘密を抱えていました。3人は正体を隠しながら家族を演じ続け、徐々に本物の家族のような絆で結ばれていきます。

スパイファミリーのメリンダ・デスモンドは、ロイドが接触を図っているドノバン・デズモンドの妻です。子供が2人おり、長男がデズモンドで、次男がダミアンです。上品で気さくな性格ですが、急に態度が豹変することがあります。メリンダはヨルと偶然出会い、それからヨルと親交を持つようになりました。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドは、何かのきっかけで態度が豹変することがあります。そのため、「二重人格ではないか」といわれることが多いです。では、メリンダは、本当に二重人格なのでしょうか？ここではメリンダが豹変するシーンのネタバレとともに、メリンダが二重人格かどうかや、豹変する理由を考察してまとめます。

スパイファミリーの作中で、メリンダ・デズモンドが二重人格であるとは明確に表記されていません。ただ、初登場時から、会話の最中にいきなり態度が豹変する様子を見せています。その後の登場シーンでも、何度か態度が豹変することがありました。こういった描写を見ると、メリンダが二重人格である可能性は否定しきれません。

また、アーニャがメリンダと初めて会ったとき、メリンダの心の声の二面性を読み取りました。アーニャが最初に読み取ったのは、ダミアンに対するメリンダの深い愛情でした。この時点でアーニャは、メリンダはユーリと同じタイプだと判断します。しかし、ダミアンのあるひと言で、メリンダの様子が一変します。

態度が豹変したメリンダからは、ダミアンを愛する気持ちと、ダミアンを憎む気持ちの両方が伝わってきました。メリンダはダミアンを「愛している」と思いつつ、同時に「どうでもいい」とも思っていたのです。このシーンを見るだけでも、メリンダの精神が正常でないことがわかります。メリンダは二重人格か、それに近い精神状態にあると推察できます。

メリンダ・デズモンドは、普段は明るく朗らかなかわいい女性です。しかし、二重人格のように突如として豹変し、怖い表情を見せることがあります。なぜメリンダは、急に怖い顔になることがあるのでしょうか？メリンダが二重人格のように豹変する理由は、夫のドノバン・デズモンドにあると考察できます。メリンダが作中で初めに豹変したのは、原作の第66話のときです。メリンダはどのように豹変したか、ネタバレを見ていきましょう。

ヨルをお茶会に誘ったメリンダは、皆で楽しくおしゃべりしていました。そして、会話の中で、自分の息子を殴った同級生がヨルの娘だと知ります。メリンダはその事実を知っても、まったく気にする素振りを見せませんでした。それどころか、「子供同士のケンカ」と笑い飛ばすほどの余裕を見せます。ところが、ヨルが食い下がったことで、いきなり怖い顔になりました。

そして、「どうでもいいの」と、含みのある言い方をします。このときのメリンダが豹変した理由に関しては、ストーリーからも読み取りにくいところがあります。しかし、第75話に登場したときは、豹変した理由がわかりやすく描かれました。第75話は、バスジャック事件が解決したときのストーリーです。

ダミアンを迎えに行ったメリンダは、ダミアンから「泣いたことを父上には言わないで」と頼まれます。その瞬間、怖い顔になって態度を豹変させたのです。この描写により、メリンダが豹変する理由は夫のドノバンにあると推察できます。ただ、ドノバン自身を憎んでいるのか、ドノバンを慕っているダミアンを憎んでいるのかは、まだはっきりとしません。

ここまでは、スパイファミリーのメリンダ・デズモンドの二重人格疑惑や、豹変する理由などをまとめました。次に、メリンダの正体について見ていきましょう。メリンダの正体に関しては、まだはっきりとしたことはわかっていません。

メリンダはこれまで作中に何度か登場していますが、正体不明なところが多いキャラです。メリンダはフォージャー家にとって敵となるか味方となるか、作中のこれまでの描写から考察します。また、メリンダとヨルの関係や、メリンダのイヤリングについての考察もまとめます。

まずは、メリンダ・デズモンドとヨルの出会いのシーンのネタバレを交えながら、2人の関係についてまとめていきます。スパイファミリーのメリンダとヨルが初めて出会ったのは、原作の第65話です。ヨルはアーニャから頼まれたお菓子を買うため、デパートを訪れました。そして、階段を降りようとしたとき、大量の荷物を持ってヨロヨロと階段を昇ってくる女性と出会います。

その女性が足を踏み外しそうになった瞬間、ヨルは女性の手をつかみ、大量の荷物もすべてキャッチしてみせました。このときに助けた女性が、メリンダだったのです。メリンダはヨルの身体能力に感心し、愛国婦人会が開催するママさんバレーに誘いました。ヨルはここでも人間離れした身体能力を見せつけ、メリンダにさらに気に入られます。

愛国婦人会のメンバーにも受け入れられたヨルは、その後のお茶会にも参加しました。そして、メリンダから、「これからも仲良くしてほしい」と言われます。それからメリンダとヨルは、友人関係を築いていくことになります。その後、ヨルとメリンダは、市が主催する傷病軍人支援チャリティーバザーで再会します。

このときメリンダは、ヨルと会ったことを非常に喜びました。また、自分と仲が良いことで、ヨルが同僚のミリーから反感を買ってしまったことも気にしています。メリンダの正体は不明ですが、ヨルに対しては本当に好意を抱いているようです。ヨルもメリンダを「優しい人」と評しており、今後も付き合いを続けたいと思っています。

続いて、メリンダ・デズモンドのイヤリングについて見ていきましょう。スパイファミリーのメリンダ・デズモンドは三角形のイヤリングをつけています。このイヤリングのデザインは、謎の組織として噂されている「フリーメイソン」のシンボルマークに似ています。フリーメイソンは世界中に存在しており、「友愛」や「平等」などの理念のもとに活動しています。

メリンダのイヤリングがフリーメイソンのシンボルをもとにしているとすれば、メリンダは何かしらの秘密結社に属していると考察することもできます。また、メリンダのイヤリングが、盗聴器であると考える人もいます。メリンダのイヤリングが盗聴器だといわれる理由は、メリンダとヨルの車の中での会話にあります。メリンダはお茶会の後ヨルを車で送り、ダミアンのことを「これからもお願いね」と言いました。

しかし、そのときのメリンダの表情は、何かに怯えているような複雑なものでした。また、ダミアンに関することを言うときは、なぜか小声でしゃべっています。これらのことから、メリンダのイヤリングは盗聴器になっており、ダミアンに関することを自由に話せないのではないかと考察することができます。

いまいち正体がつかめないメリンダ・デズモンドは、フォージャー家にとって味方となり得るのでしょうか？メリンダが今後味方となるか敵に回るかは、正体が明らかになるまでわかりません。2024年1月時点までの内容からは、メリンダが敵であるとほのめかすような描写は出てきていません。ヨルへの態度を見ても、どちらかといえば友好的であるといえるでしょう。

ただ、メリンダの心の奥にある闇の感情や、たまに見せる怖い表情から、敵である可能性も残っています。もしもメリンダが敵だとすれば、フォージャー家の正体を知った上でヨルに近づいたという説も考えられます。メリンダの正体に関しては不明な部分が多く、敵になるか味方になるかは、今後の展開を見守るしかなさそうです。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドは、ヨルと初めて会ったときの怖い表情が謎を呼んでいます。また、バスジャック事件の後にダミアンを迎えにきたときも、急に怖い表情になりました。なぜメリンダは、時々怖い表情を見せるのでしょうか？ここでは、メリンダが怖い表情をする理由についての考察をまとめます。

メリンダが怖い表情をする理由のひとつとして、ダミアンへの深い愛情が考えられます。メリンダがダミアンを溺愛していることは、バスジャック事件のときに判明しました。ただ、ヨルを誘ったときのお茶会では、友人たちから「放任主義」だといわれています。メリンダのダミアンへの愛情と周囲からの認識に差があることから、メリンダは他の人の前ではダミアンに対する愛情を見せることができないと推測できます。

夫であるドノバン・デズモンドから、ダミアンとあまり関わらないように命じられている可能性もあります。ダミアンについて自由に語れないことが、ヨルに見せたような怖い表情を作る理由となったと推察することもできるでしょう。ダミアンの前で見せた怖い顔については、ダミアンへの愛情とドノバンへの憎しみが混ざりあった結果と考察されます。

メリンダ・デズモンドが車の中で見せた複雑な表情は、ヨルに対する好意の表れだと捉えられることもあります。メリンダはヨルに助けてもらったとき、まるで一目惚れをした少女のような顔をしています。ヨルのことを好きになったメリンダが、車の中でヨルへの気持ちを抑えきれず、怖い顔になってしまったと推察することもできます。

ただ、メリンダがヨルのことを好きだとしても、それは単なる友情であり、恋愛感情ではないでしょう。そのため、ヨルのことを好きになったという理由で、メリンダが怖い顔になった可能性は低いです。

メリンダ・デズモンドが豹変する理由でも記述した通り、メリンダはダミアンの口から「父上」という言葉が出たとたんに怖い顔になりました。このシーンからは、メリンダがドノバンのことを良く思っていないことが伝わってきます。なぜドノバンを嫌っているかは不明ですが、メリンダの怖い顔は、最終的にはドノバンへの憎しみの感情からきていると考察できます。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドは、ヨルと仲良くなった後、バスジャック事件編に登場します。ここでは、メリンダのバスジャック事件編での活躍のネタバレをまとめます。また、メリンダの過去についてのネタバレも見ていきましょう。

まずは、メリンダ・デズモンドの過去のネタバレを紹介します。メリンダの過去については、ドノバン・デズモンドと結婚する前はどこで何をしていたかは不明です。また、ドノバンとの出会いや結婚した時期、結婚理由なども明かされていません。メリンダの過去についてわかっていることは、ドノバンと結婚して、長男のデミトリアスと次男のダミアンをもうけたということだけです。

ただ、この2人の息子についても、本当にメリンダの息子であるかどうかわかりません。次男のダミアンに関しては、メリンダに顔がそっくりであるため、メリンダの子供だと考えて間違いないでしょう。ただ、長男のデミトリアスは、父親のドノバンにそっくりな顔をしています。そのため、メリンダの実の息子でないという可能性もゼロではありません。

メリンダの過去に関してその他にわかっていることは、戦時中に総裁夫人という立場にいたということだけです。スパイファミリーでは、少し前まで東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）が戦争をしていました。戦争開始時の総裁はチャップマンという人物でしたが、戦時中に総裁がドノバンに変わっています。メリンダは戦時中の総裁夫人という立場に責任を感じ、今でも退役軍人への支援や遺族の支援に力を入れています。

続いて、メリンダ・デズモンドのバスジャック事件での活躍のネタバレをまとめます。まずは、スパイファミリーのバスジャック事件とはどういうものか、事件のネタバレから紹介します。ある日イーデン校の1年生は、社会科見学に行くことになりました。生徒たちは3台のバスに分かれて乗り、博物館へと向かいます。その途中、2台目と3台目のバスが、「赤いサーカス」の残党に乗っ取られてしまったのです。

乗っ取られたバスの中には、アーニャやメリンダの息子のデズモンドもいました。アーニャは犯人たちの心を読み、バスの行き先を知ります。そして、ベッキーやダミアンと協力し、バスの外へ手紙を投げることに成功しました。この手紙により警察はバスジャック犯たちの動きを把握し、先回りしてスパイクベルトを仕掛けます。バスは警察の思惑通りスパイクベルトでパンクし、動けなくなりました。

そのまま警察と犯人たちの睨み合いが始まりますが、もうひとつのバスを保安局が制圧したことで、事態が動きます。保安局は突入の準備に入り、バスジャック犯たちは自爆する覚悟を決めます。しかし、勇気を出して犯人たちに立ち向かったアーニャのおかげで、バスジャックの主犯が武器を捨てて投降します。仲間の犯人たちも捕らえられ、バスジャック事件は無事に解決しました。

犯人たちがすべて捕まったことで報道規制が解かれ、保護者たちにも連絡が入ります。そして、生徒たちの保護者が、続々と子供を迎えにやって来ました。アーニャとダミアンは迎えが来ずに取り残されますが、ようやくヨルとメリンダも現場に到着します。ダミアンはメリンダが迎えに来るとは期待しておらず、メリンダの姿を見て安堵の涙を流しました。

メリンダはダミアンのもとへ駆けつけると、無事を確認してむせび泣きます。しかし、ダミアンが、自分が泣いたことを父親に言わないでほしいと頼むと、メリンダの表情が一変します。メリンダは闇を感じるような怖い顔になり、ダミアンに「あなたこそ私がここに来たことを言わないで」と言いました。

そして、それまではダミアンの無事だけを喜んでいたにも関わらず、「いっそ犠牲になってくれれば」とダミアンの死を願うようなことを考え出します。メリンダの心の中ではダミアンに対する相反する感情が渦巻き、その複雑な感情にアーニャは驚きの表情を浮かべました。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドは、バスジャック事件でダミアンに対する複雑な感情を見せました。このシーンを見て、メリンダが二重人格ではないかと推測する人が大勢いました。ただ、二重人格だと断じている人は少なく、他にも何か裏があるという考察が多数見られます。

スパイファミリーの作中の描写から、メリンダ・デズモンドはドノバン・デズモンドの後妻ではないかと推察する人もいました。デミトリアスとダミアンの血がつながっていないと考える人は多く、それがメリンダの感情が歪んだ理由だという説が流れています。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドには、「怖い」という感想が寄せられています。二重人格のように表情が豹変するところはもちろん、何を考えているかわからないところを「怖い」と感じる人が多いようです。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドに関しては、「作中で一番好き」というコメントも見られます。メリンダは正体がつかめない謎のキャラですが、ミステリアスなところに魅力を感じる人もいるようです。また、メリンダのタレ目なところなど、キャラデザインが好きだという感想もありました。

スパイファミリーのメリンダ・デズモンドのネタバレをまとめました。メリンダは急に表情や態度が豹変することがあり、二重人格ではないかといわれることがあります。しかし、本当に二重人格であるかどうかはわからず、いまだに正体は謎に包まれています。

デズモンド一家はスパイファミリーの鍵となる存在であるため、まだしばらく謎は明かされないでしょう。今後のメリンダやデズモンド一家の動きに注目しながら、スパイファミリーの続きを楽しみに待ちましょう。