【思い出のマーニー】杏奈はクズで性格が悪い主人公？目の色や精神病説を考察

『思い出のマーニー』の杏奈といえば、青い目の色が特徴のかわいい女の子です。そんな『思い出のマーニー』の杏奈がいま、注目されているようです。そこでまずは、目の色が青いことが特徴的な杏奈が登場する『思い出のマーニー』の作品情報や、杏奈のプロフィールを調査してみましょう。

『思い出のマーニー』は、イギリスの作家であるジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品です。初版は1967年にイギリスの出版社コリンズより出版され25万部を売り上げました。そんな『思い出のマーニー』は、2014年7月19日にスタジオジブリ制作・米林宏昌監督により長編アニメーション作品として映画化された作品が公開されました。

幼いころに孤児となった杏奈は養女として育てられ、複雑な環境で育ったことからいつしか心を頑なに閉ざしてしまいました。そんな杏奈はある時、喘息療養のために海辺の村に住む殊になrました。その際、不思議な少女・マーニーと出会い、杏奈はマーニーとの交流を通じて少しずつ心を開いていきます。

杏奈は、『思い出のマーニー』の主人公です。杏奈が生まれた直後に両親が離婚して父がいなくなり、母も交通事故で失ってしまいました。その後は祖母に育てられましたが杏奈が3歳のときに祖母も病死してしまい、孤児院に入れられ、その数年後にプレストン夫妻に引き取られました。母や祖母が自分を残して死んだことを恨んでおり、ミセス・プレストンが母や祖母の話をしようとしても聞こうとはしませんでした。

『思い出のマーニー』に登場する杏奈といえば、「かわいい」という声があがる一方で、クズで性格が悪いという声も少なくないようです。「かわいい」「クズ」と賛否両論となっている『思い出のマーニー』の杏奈が、クズで性格が悪いと言われているのは一体なぜなのでしょうか？

また、『思い出のマーニー』の一部視聴者の間ではあまりにも杏奈の性格が悪いため、何らかの病気や精神病を患っているのではないかという疑惑も浮上しているようです。お次は、そんな『思い出のマーニー』の杏奈がクズで性格が悪いといわれる理由や、何らかの病気や精神病を患っているのではないかという疑惑、目の色などについても調査してみましょう。

『思い出のマーニー』の杏奈がクズで性格が悪いといわれる理由1つめは、『頼子に対する否定的な発言』です。杏奈を引き取り、育ててくれた頼子に対しても不信感を抱いていた杏奈は、杏奈が喘息療養で北海道行の列車に乗る時も心配する頼子に対して「メェメェうるさいヤギみたい」と否定的な発言したり、大切に育ててくれている頼子のことも「おかあさん」とは呼ばず「おばさん」と呼び、距離感ある行動を取っていました。

『思い出のマーニー』の杏奈がクズで性格が悪いといわれる理由2つめは、『大岩夫妻への言動』です。杏奈が信子たちと夏祭りに行くことになった際、大岩のおばさんは娘の浴衣を探してくれていました。その際、杏奈は「似合うわけないじゃん、おせっかい」と発言していました。また、喘息で療養しにきた杏奈が療養先の大岩家に着いた際も「他人の家の匂いがする」とデリカシーない一言を投げかけていました。

『思い出のマーニー』の杏奈がクズで性格が悪いといわれる理由3つめは、『信子へのセリフ』です。信子は、近所に住んでいる杏奈より1つ年上の女の子です。ちょっぴりぽっちゃりとした体型が特徴的です。そんな信子と杏奈が夏祭りに一緒に行った際、杏奈は驚きの発言をしてしまいました。その発言というのが、目の色が青い杏奈に対して、信子は「目の色が青くて綺麗」と褒めたシーンでのことでした。

信子は杏奈の目の色を褒めましたが、目の色にコンプレックスを抱いていた杏奈はイラっとしたのか、信子に対して「太っちょ豚！」と暴言を吐き捨てました。信子は杏奈の目の色をからかったのであればまだわかりますが、「綺麗」と褒めたのに、いくら自分が目の色にコンプレックスを抱えているからとはいえ、相手の容姿に対して悪口を言う杏奈はクズすぎるとネット上には厳しい声が続出しました。

『思い出のマーニー』の杏奈がクズで性格が悪いといわれているのは、杏奈自身の言動が大きく関係しています。他者の気持ちを考えず、ひどいことを言ったり、いくら過酷な人生を送ってきて性格が歪んでしまったとはいえ、お世話になっている方への言動も恩知らずな態度が多々ありました。

そのため、杏奈は何らかの病気や精神病を患っているため、このようなクズで性格が悪い言動を繰り返すのではないかと言われているようでした。中でも『統合失調症』と言う精神病疑惑が挙げられていたようです。『統合失調症』とはどのような病気かと言うと、幻覚や妄想といった精神病症状や意欲・自発性の低下などの機能低下や認知機能低下などを主症状とする精神病です。

確かに杏奈は自己否定が激しい性格であったり、周りにうまく馴染めず心を閉ざしている傾向がありました。また、幻覚や妄想が激しい傾向がありました。実際、マーニーも杏奈自身の記憶が生み出した架空の女の子でした。このような杏奈の性格が、『統合失調症』と言う精神病に当てはまるのではないかと言う疑惑が浮上したきっかけだったようです。

しかし、『思い出のマーニー』の杏奈の性格がクズだとしても、これらは何らかの病気でもなく、精神病でもなかったようです。なんらかの病気でも精神病でもないのになぜこのような正確なのかというと、杏奈は過去のトラウマから他者とうまく関われないことから性格が歪んだ結果ではないかと考えられています。実際に、制作サイドは杏奈が何らかの病気や精神病を患っているという設定を明言していません。

杏奈自身も目の色が青いことはコンプレックスに感じていたようでしたが、杏奈の目の色が青いことにはある理由がありました。それが、杏奈自身の記憶が生み出した架空の女の子・マーニーです。そんなマーニーの正体は幼い頃に育ててくれたおばあちゃんです。マーニーは日本人の母と外国人の父の間に生まれたハーフなのですが、杏奈とも血の繋がりがありました。

マーニーは和彦という日本人と結婚し、絵美里という子供を産みました。その絵美里という人物こそが杏奈の母であるため、杏奈自身もクォーターの子供であることがわかります。そのため、杏奈の目の色も日本人同士の子供ではよくみられる茶色や黒などの目の色ではなく、青い目の色だったようです。

サイロで杏奈が「和彦」と呼び間違えられるシーンがありました。なぜ杏奈が和彦と間違えられたのかというと、マーニー自身も、杏奈の記憶が生み出した架空の女の子であり、過去の存在だったためです。どういうことかというと、杏奈はマーニーと和彦がかつて2人でサイロに来たことを、幼い頃に聞いた祖母の話や日記で知っていたためです。その記憶を杏奈の意識が再現したため、マーニーは杏奈を和彦と呼んだのだと考えられます。

『思い出のマーニー』はスタジオジブリ制作のアニメーション映画ですが、杏奈はジブリヒロインらしくないと言われているようです。ジブリのヒロインと言えば、前向きで明るい性格の女の子が多いのですが、『思い出のマーニー』のヒロインである杏奈は、とても暗い性格です。

自分のことが嫌いだと、自己否定がとても強いです。また、周囲の人の気持ちを考えず、思いついた言葉を吐き捨ててしまっています。杏奈がこのようにジブリヒロインらしくない性格になった理由は、複雑な環境で育ったことから自己否定感が強いことが関係しているのではないかと考えられています。

マーニーは杏奈自身の記憶が生み出した架空の女の子なので、あるとき突然会えなくなってしまいました。なぜマーニーと杏奈が会えなくなるのかについて詳しく明かされていません。しかし、可能性としては、杏奈の夢の中での出来事だったというケースや、マーニーは幽霊であり、頑なに周囲へ心を閉ざして生きる杏奈に心配を抱いていたため杏奈に会いにきたのではないかというケースが考えられています。

「かわいい」「クズ」と賛否両論を集めている『思い出のマーニー』の主人公・杏奈ですが、そんな杏奈の歪んだ性格に否定的な意見を述べる方もいる一方で、杏奈に共感できるという視聴者も少なからずいたようです。お次は、「かわいい」「クズ」と賛否両論を集めている『思い出のマーニー』の杏奈に対し、共感できるという視聴者たちの声をチェックしてみましょう。

「かわいい」「クズ」と賛否両論の『思い出のマーニー』の杏奈に共感できるといわれる理由1つめは、『過酷な人生』です。杏奈は、生まれた直後に両親が離婚して父がいなくなり、母は交通事故で亡くなり、祖母に育てられるも、杏奈が3歳のときに祖母も病死してしまい、孤児院にいれられました。そんな過酷な人生を送っている杏奈ですから、自己否定が強苦なり、周囲に攻撃的な言動をしてしまうのも仕方ないという声もありました。

「かわいい」「クズ」と賛否両論の『思い出のマーニー』の杏奈に共感できるといわれる理由2つめは、『傷つくのが怖い』です。杏奈は過去のトラウマから他者と深く関わらないように、心の距離感を保っていました。これは、傷つくのが怖いという杏奈の心が読み取れます。杏奈と同じく、他者が離れていくことにトラウマや怖さを感じている方にとって、杏奈の言動は共感できるものだったようです。

「かわいい」「クズ」と賛否両論の『思い出のマーニー』の杏奈に共感できるといわれる理由3つめは、『幸せを素直に受け入れられない』です。過去のトラウマから、どれだけ自分が今幸せな状況だったとしても、幸せを素直に受け入れられない性格になってしまっています。

素直に今の幸せを受け取れないということは、杏奈はもしかするとこの先悪いことが起きるのではないかと予想して防御しようとしているのでしょう。そんな杏奈のように、過去のトラウマから今目の前に感じている幸せを受け入れられない方は意外にも多いようで、杏奈の言動にも共感されていました。

「かわいい」「クズ」と賛否両論の『思い出のマーニー』の杏奈に共感できるといわれる理由4つめは、『マーニーを許す』です。母や祖母が自分を残して死んだことを恨んでいた杏奈ですが、最終的にはマーニーとの出会いで、祖母の愛を再確認し、マーニーを許しています。歪んだ性格だった杏奈の成長っぷりに、「自分もこんな風になりたい」という声や「私も過去を乗り越えて杏奈みたいになれた」という共感が相次いでいました。

2014年7月19日にスタジオジブリ制作・米林宏昌監督により長編アニメーション作品として映画化された『思い出のマーニー』。そんなスタジオジブリ制作の『思い出のマーニー』にて、主人公・杏奈の声優を務めたのは一体どのような方だったのでしょうか？お次は、映画・『思い出のマーニー』にて杏奈の声優を務めた方のプロフィールや主な出演作品をチェックしてみましょう。

• 生年月日：1997年8月10日（26歳）
• 出身地：神奈川県
• 身長：168cm
• 血液型：A型
• 職業：女優
• ジャンル：映画・テレビドラマ・舞台
• 活動期間：2008年〜
• 事務所：スウィートパワー

スタジオジブリ制作の『思い出のマーニー』にて杏奈の声優を務めた高月彩良の主な出演作品や演じたキャラは、『五つ星ツーリスト〜最高の旅、ご案内します！！〜』の沢村紅葉 や『石川五右衛門』の堅田の小雀、映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』の芦川芽衣子などが挙げられます。

『思い出のマーニー』の杏奈は、過酷な人生を送ってきたため、かなり性格が歪んでしまっていました。そんな杏奈に対し、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『思い出のマーニー』の杏奈に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『思い出のマーニー』の杏奈は、自己嫌悪感が強すぎるため、周囲に対しても攻撃的な態度を取ってしまいがちでした。そんな杏奈の性格にイライラしてしまった方の中には、自分が杏奈の性格と似ていたからかもと分析している方もいました。

『思い出のマーニー』の杏奈といえば、「性格が悪い」「クズ」すぎると言われ、ジブリヒロインの中でも珍しいほどの暗くて歪んだ性格のキャラです。そんな杏奈の性格が原因で、『思い出のマーニー』を見る気すら失せてしまった視聴者も少なからずいるようでした。

『思い出のマーニー』の杏奈は、これからお世話になる大岩夫妻にデリカシーない言葉をかけたり、親切な信子に対しても「太っちょ豚！」と暴言を吐き捨てたりと、何かと問題行動が多いキャラなので視聴中は複雑な思いを抱えていた視聴者も、最後まで作品を視聴したら杏奈がこれまでのジブリヒロインの中でも一番可愛く感じたという方もいました。

今回は、『思い出のマーニー』の杏奈まとめについてご紹介しました。『思い出のマーニー』の杏奈は「かわいい」と評判を集める一方で、「クズ」「性格が悪い」という声も挙げられていました。そんな杏奈はあまりに性格が悪すぎることから、何らかの病気や精神病を患っているのではないかと心配されていました。しかし、実際には杏奈が何らかの病気や精神病を患っているという設定を制作サイドは明言していません。

そのため、杏奈の性格が「クズ」「性格悪い」と言われるような、ジブリヒロインらしくない性格になったのは、過酷な人生を送ってきたことが原因ではないかと考えられています。「かわいい」「クズ」と賛否両論を集めている『思い出のマーニー』の杏奈ですが、気になった方は是非『思い出のマーニー』で杏奈の人生や成長についてチェックしてみてください。