【思い出のマーニー】絵美里はマーニーと和彦の娘?不幸な人生になった理由を考察

「思い出のマーニー」に登場する絵美里(えみり)とは、マーニーと和彦の娘であり、主人公の佐々木杏奈の母親です。絵美里は不幸な人生を送ったことが示唆されており、そのことが杏奈にも多大な影響を与えていました。この記事では、スタジオジブリ制作の長編アニメ映画思い出のマーニーの絵美里について特集します。絵美里のプロフィール、彼女とマーニーとの関係や不幸になった理由、原作小説における彼女、そして絵美里のアニメ声優などを紹介していきます。

【思い出のマーニー】絵美里はマーニーと和彦の娘?不幸な人生になった理由を考察のイメージ

目次

  1. 思い出のマーニーとは?
  2. 思い出のマーニーの絵美里とは?マーニーと和彦の娘?
  3. 思い出のマーニーの絵美里は原作ではどんな人物?
  4. 思い出のマーニーの絵美里の声優
  5. 思い出のマーニーの絵美里に関する感想や評価
  6. 思い出のマーニーの絵美里まとめ

思い出のマーニーとは?

「思い出のマーニー」とは、米林宏昌が監督を務めたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。暗く複雑なストーリー展開は、ジブリ作品らしくないという評価を受けた一方で、同社の新機軸と好評を博しました。この記事では、思い出のマーニーに登場する重要なキャラクターの絵美里(えみり)にスポットを当てます。絵美里のプロフィールとマーニーや和彦との関係、原作小説における彼女などを紹介していきます。

思い出のマーニーの映画の概要

  • 作品名:思い出のマーニー
  • 公開年月日:2014年7月19日
  • 制作会社:スタジオジブリ
  • 原作者:ジョーン・G・ロビンソン
  • 監督:米林宏昌
  • 脚本:米林宏昌、丹羽圭子、安藤雅司
  • 音楽:村松崇継
  • 主題歌:「Fine On The Outside 」プリシラ・アーン
  • 主な出演者:高月彩良(佐々木杏奈役)、有村架純(マーニー役)他
  • 興行収入:35.3億円

思い出のマーニーのアニメ映画版の主な概要を、上記しました。同作品は、宮崎駿と高畑勲が制作にタッチしていない映画として有名です。また、原作がイギリスの小説であることから、監督の米林宏昌が舞台を北海道にして、登場人物を日本人に改変した経緯がありました。なお、思い出のマーニーには、以下のキャッチコピーが存在します。

  • この世には目に見えない魔法の輪がある。
  • あなたのことが大すき。
  • あの入り江で、私はあなたを待っている。永久にーー

思い出のマーニーのあらすじ

思い出のマーニーは、北海道札幌市がストーリー開始時点での舞台です。同市に住む12歳の少女の佐々木杏奈は、心に闇を抱えて生きており、感情を表に出しません。その大きな理由の一つに、彼女が幼少期に両親と祖父母を失ったことがあります。施設暮らしを経て、佐々木家に引き取られた杏奈ですが、優しく接してくれる義父母にも、ある出来事のため心を開いていませんでした。ある日、杏奈は授業中に、喘息の発作を起こします。

思い出のマーニー - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

思い出のマーニーの絵美里とは?マーニーと和彦の娘?

WHO? イメージ画像

2014年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメ映画の思い出のマーニーは、謎を秘めたキャラクターが多く登場するといわれています。そして、謎のある人物が、ストーリーの中で重要な位置付けにあるとのことです。特に、絵美里(えみり)は、主人公の佐々木杏奈と深い関りがあることが示唆されていました。この章では、思い出のマーニーの絵美里のプロフィールと、彼女と杏奈やマーニーとの関係を、ネタバレ紹介します。

絵美里(えみり)のプロフィール

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思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する絵美里(えみり)については、名字や年齢、誕生日などのパーソナルデータが一切明かされていません。ストーリーにおいても登場シーンがわずかであり、その意味でも謎の多いキャラクターだといわれています。絵美里についてハッキリしているのは、後に詳しく触れますが、マーニーと和彦の娘であることと、佐々木杏奈の母親であることです。そのため、絵美里は既にこの世を去っています。

絵美里とマーニーの関係や不幸な人生になった理由

マーニーは、金髪に青い目をした白人の少女で、思い出のマーニーの映画版のもう一人の主人公として佐々木杏奈と深い関りを持ちます。彼女の正体は、ストーリーの終盤で杏奈の祖母であることが判明しました。マーニーは幼い頃から北海道にある大きな屋敷で育ってきましたが、両親からほったらかしにされた上に使用人たちからもいじめられるという不幸な身の上であり、成人後に和彦という男性と結婚してようやく幸せを掴みます。

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しかしながら、マーニーの幸せは長くは続きません。夫の和彦は、結婚前から孤独な彼女のことを支え続けていました。マーニーと和彦の結婚後は、一人娘の絵美里(えみり)をもうけて、これからさらに幸せになるかと思われた矢先に、和彦が病気で亡くなってしまったのです。和彦を失ったマーニーもまた、ショックで身体を壊してサナトリウム通いを余儀なくされました。また、このことが絵美里の心に大きな影を落とすことになります。

マーニーは、病気の治療のため、絵美里(えみり)を全寮制の学校に入れざるを得ませんでした。絵美里は、そのような事情を理解できず、自分が母親に捨てられたと思うようになったのです。そして、絵美里は成人すると、マーニーと話し合うこともせずに家を飛び出しました。その後、結婚して杏奈を出産したものの、事故で夫婦ともに死亡してしまいます。このように、マーニーの不幸は、絵美里を通して杏奈にまで伝わりました。

絵美里と杏奈の関係

思い出のマーニーの映画版の主人公の佐々木杏奈は、絵美里(えみり)の娘です。杏奈が佐々木家に引き取られる前の名字は、先述の通り明らかにされていません。絵美里がハーフであることから、杏奈はクォーターの少女であり、祖母のマーニーに似た青い目の持ち主だと描かれていました。絵美里の夫、つまり杏奈の父親については名前すら不明であり、思い出のマーニーの映画版の男性キャラクターが希薄な印象の証左になっています。

絵美里(えみり)は、成人後にマーニーの家を飛び出し、その後出会った男性と結婚して杏奈を産んでいます。絵美里は、杏奈が赤ん坊の時に夫ともども事故で亡くなりました。そのため、杏奈は両親のことを全くと言って良いほど知らないのです。杏奈は、マーニーに引き取られたことがわかっています。ところが、杏奈が2歳の時にマーニーが亡くなってしまったことから、そのことが遠因で杏奈が闇を持ったことが示唆されました。

絵美里と和彦の関係

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思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する和彦は、絵美里(えみり)の父親です。和彦の名字などのパーソナルデータも、絵美里同様に不明でした。和彦は、マーニーと古くからの知り合いだったようで、家族と使用人たちから疎まれて一人ぼっちの生活を余儀なくされていた彼女のことを優しく支えていたのです。やがて、お互いに想いを寄せ合うようになり、マーニーが成人すると、二人は結婚して絵美里をもうけました。

マーニーと和彦夫婦の幸せは、束の間でした。和彦が、若くして病気で亡くなったからです。彼の死因となった病気の詳細については、一切明らかにされていません。絵美里がまだ幼い頃に和彦がこの世を去ったため、彼女は父親の存在や愛情を知らずに育ったという経緯があります。そのことが影響しているかどうかは不明ですが、杏奈の父親も早くして亡くなっており、マーニーから杏奈まで、不幸が連鎖したと推察されたのです。

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思い出のマーニーの絵美里は原作ではどんな人物?

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スタジオジブリ制作の長編アニメ映画の思い出のマーニーは、「原作小説と比較すると違った面白さが味わえる」という感想を持たれる作品とのことです。同作品の原作小説は、イギリスのジュブナイル小説であり、地元イギリス国内はもとより、日本においても高い評価を得てきました。それでは原作小説における絵美里(えみり)に相当する人物は、どのようなキャラクターでしょうか?この章では、同作品の原作小説を取り上げます。

思い出のマーニーの原作とは?

思い出のマーニーの原作者は、ジョーン・G・ロビンソンです。ロビンソンは、1910年2月10日に、イギリスのバッキンガムシャー州に生まれました。早くから絵を描くことに才能のあった彼女は、イラストレーターとしての教育を受けています。また、文章における才能も非凡であり、1939年から児童文学小説家としての活動を開始しました。デビュー作のタイトルは「A stands for angel」で、挿絵もロビンソンが手がけています。

ロビンソンは、児童小説家として一躍イギリス国内で人気作家の仲間入りを果たしました。思い出のマーニーの他の代表的な作品には、「Mary,Mary(すえっこ、マリー、マリー)」や、「Teddy Robinson(くまのテディ・ロビンソン)」などがあります。特に、くまのテディ・ロビンソンは、世界的なヒット作品となりました。彼女は、生涯で30冊以上の児童小説を執筆しています。亡くなったのは、19888年8月20日でした。

思い出のマーニーの小説は、ロビンソンが1967年に発表しました。発売と同時に評判を呼び、イギリス国内で25万部を売り上げるヒット作となったのです。思い出のマーニーは、1968年にカーネギー賞の最終候補にノミネートされました。また、1971年にはBBCでテレビ化されています。日本では、翻訳版が1980年に岩波少年文庫で発売されたのを皮切りに、角川文庫や新潮文庫からも刊行されており、現在も読み継がれているのです。

絵美里は原作ではどんな人物?

思い出のマーニーの原作小説における主人公は、アンナです。アンナの祖母はマーニーで、マーニーのみアニメ映画版でもほぼ設定が原作通りのキャラクターでした。マーニーの娘でアンナの母親、つまり映画版で絵美里(えみり)に相当する人物は、エズミといいます。エズミは、マーニーとエドワード(マーニーの遠戚で夫)との間に生まれました。エズミの父親は若くして亡くなっており、その部分は映画版でも踏襲されています。

思い出のマーニーの原作小説とアニメ映画版とでは、マーニーの娘が彼女を拒絶するようになった経緯が異なっています。原作小説のエズミは、第二次世界大戦が始まったことで、マーニーによってアメリカに疎開させられました。この時に、自分のことを遠くに追いやったとして、母親のマーニーを強く憎むようになったのです。そして家出をして、真っ黒な髪と瞳のハンサムだけれども責任感のない男性と結婚して、アンナを産みました。

エズミは、アンナの父親と離婚しており、その後別な男性と再婚しました。この点が、アニメ映画版とは異なっています。そして、男性との新婚旅行中に交通事故死したのです。

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思い出のマーニーの絵美里の声優

女性声優アテレコ イメージ画像

思い出のマーニーのアニメ映画版は、他のスタジオジブリ作品と同じように、職業声優以外の俳優をキャスティングしています。絵美里(えみり)は、登場シーンの少ないキャラクターですが、声優キャストに実力派俳優の石山蓮華が選ばれました。彼女は、どのような人物なのでしょうか?この章では、俳優の石山蓮華のプロフィールと経歴、主な出演作品を取り上げていきます。

石山蓮華のプロフィール

  • 名前:石山蓮華(いしやま れんげ)
  • 生年月日:1992年10月22日
  • 出身地:埼玉県
  • 身長/体重/血液型:161cm/非公表/O型
  • 所属事務所:Jungle
  • 趣味:電線、俳句、短歌
  • 特技:文章を書く、漫画の速読、座ったまま遠くのものを取る
  • 開設中のSNS(2024年1月現在):X(旧Twitter)、Instagram

石山蓮華の主な出演作品や演じたキャラ

  • いちばんきれいな水:香奈役
  • THE GAME~Boy’s Film Show~2010:アイドル役
  • 東京少女水沢エレナ:鈴木葉子役
  • 日常の絶景:想田ひとみ役 
  • 夏美のなつ~いちばんきれいな夕日
  • ミエリーノ柏木

石山蓮華の俳優としての主な出演作品を、上記しました。声優としての出演作品は、2024年1月現在、思い出のマーニーの絵美里役のみです。彼女は、俳優活動のほか、タレントとして多くのバラエティー番組に出演していました。また、電線やケーブルの愛好家としても知られ、2022年には日本電線工業会から電線アンバサダーに任命されています。さらに、文筆家として著作を発表するなど、多方面で活躍しているのです。

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思い出のマーニーの絵美里に関する感想や評価

この章では、思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する絵美里(えみり)に関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。絵美里は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

こちらは、思い出のマーニーのアニメ映画版について考察していると思われる方のツイートです。同作品に登場する絵美里が不幸な人生を歩んでしまったことで、その影響が娘の杏奈にも及んでいる可能性について言及していました。

こちらは、思い出のマーニーの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品のアニメ映画版を観て、マーニーは子育てできるような女性ではなく、絵美里が彼女を恨む気持ちがよくわかるという感想をつぶやいていました。

こちらは、思い出のマーニーのアニメ映画版を観た方のツイートです。同作品のストーリーの根幹に、家出した絵美里とマーニーの関係が、杏奈の現在に影響を及ぼしたのかもしれないとつぶやいています。

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思い出のマーニーの絵美里まとめ

まとめ イメージ画像

この記事では、思い出のマーニーのアニメ映画版に登場する絵美里(えみり)について特集してきました。彼女は、登場シーンこそ多くありませんが、重要なキャラクターとして認知されています。絵美里に注目しながら、思い出のマーニーを観てください。

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