【ザ・ファブル】ヨウコは結婚する？タコ社長との恋の行方とプロポーズを調査

南勝久による漫画、ザ・ファブルは2014年から2019年まで週刊ヤングマガジンにて連載された作品です。コミックは全22巻が刊行されています。ザ・ファブルは2021年から2023年まで「ザ・ファブル The second contact」というタイトルの第2部が連載されました。第2部のコミックは全9巻が刊行されています。

ザ・ファブルは岡田准一主演による実写映画が2作、制作されています。第1作は「ザ・ファブル」（2019年公開）、第2作は「ザ・ファブル殺さない殺し屋」（2021年公開）です。さらに、ザ・ファブルは2024年春からテレビアニメが、日本テレビにて放送予定となっています。アニメーション制作は手塚プロダクション、監督は髙橋良輔です。

ザ・ファブルの舞台は現代の日本、殺し屋として抜群の腕を持つ青年を主人公にした物語です。ザ・ファブルは2017年に講談社漫画賞一般部門を受賞した作品で、コミックは2023年7月に累計2200万部を突破するヒット作品となりました。また、ザ・ファブルは、主人公の日常生活を描いたスピンオフ作品「ざ・ふぁぶる」、全1巻が発売されています。

ファブルと呼ばれて恐れられる凄腕の暗殺者は、請け負った仕事は確実にこなし、形跡も残さないという殺し屋です。そのファブルが、殺し屋組織のボスから1年間、殺し屋の仕事を受けず、一般の人々に交じって平凡に暮らせと命じられます。佐藤明（アキラ）という仮の名前をもらったファブルは、妹分のヨウコ（仮名）を連れて大阪で暮らすことになりました。しかし、さまざまな事件が起こり、アキラは巻き込まれていきます。

ザ・ファブルのヨウコは佐藤洋子という偽名を使っており、本名は明らかにされていません。20代の女性で、殺し屋組織のメンバーです。ファブルと呼ばれる天才的な腕を持つ殺し屋アキラ（佐藤明、偽名）の運転手などの補佐をしています。組織のボスの命令で大阪で暮らすアキラの妹という設定です。アキラの補佐といっても自身の殺し屋としての技術は非常に高く、男性の殺し屋にもほとんど負けることはありません。

ただし、アキラには敵わないということです。物事を瞬時に記憶する天才で、銃器の扱いも高度な技術を備えています。ヨウコの生い立ちは、10歳で両親を殺され、組織に引き取られ、殺し屋として育てられました。かなりの酒豪で、行きつけのバーのマスターに「ドランククィーン」と呼ばれています。ヨウコの酒シーンは読者から名シーンと呼ばれており、自分を口説こうとする男たちを酔い潰すことを無上の喜びとしています。

ここからは、ザ・ファブルのヨウコの結婚についてネタバレで考察していきます。ヨウコは、ある出来事がきっかけで、ファブルこと佐藤明（アキラ）が務める会社のタコ（田高田）社長に恋をします。ここでは、ヨウコとタコ社長の恋の行方や、二人が結婚するのはいつ？についてネタバレで考察していきます。

ザ・ファブルに登場するタコ社長は、本名は田高田（たこうだ）、下の名前は明らかになっていません。デザイン会社「オクトパス」の代表取締役社長で、ニックネームはタコちゃん、年齢は53歳です。一般市民としては何もできず、何も知らないアキラを採用してくれた情け深い人柄で、アキラの不器用ながらも真剣な仕事態度にも好感を持ちます。

タコ社長はアキラだけでなくアザミやユーカリも採用するなど、誰に対しても分け隔てなく接する人物です。20代の時に結婚経験があるタコ社長は、結婚には懲りたという発言をしており、バツイチだということが分かりました。これは「ザ・ファブル The second contact」の10話で、ヨウコがタコ社長と酒を飲むシーンで明らかになりました。タコ社長は子どももいないということで、今は独身生活を送っているということです。

タコ社長はお酒と、一人で食べていけるものがあればそれでいいと考えており、自分のことよりも社員のことに気を配ります。彼らを家族のように考えており、常に気を配り、世話を焼く優しい人です。このような事から、タコ社長は結婚については消極的な考えを持っているといわれています。

ヨウコとタコ社長の結婚についてネタバレでみていきます。ヨウコは親子ほども年齢の離れたタコ社長を「タコちゃん」と呼びます。一方のタコ社長も、娘のような年齢のヨウコにタコちゃんと呼ばれることに何のわだかまりもないようです。二人が出会ったクリスマス会では当初、ヨウコにとってタコちゃんことタコ社長は、酔いつぶして遊ぶおもちゃのようなものでした。

しかし、酒の席でのタコ社長の言動を見ていたヨウコは、彼を父親のようだと感じ、タコ社長の振る舞いによって恋愛感情を抱くようになります。ヨウコはタコ社長がバツイチで現在は独身だということを知り、結婚相手として考えるようになりました。ヨウコはタコ社長に積極的なアプローチを開始しますが、ザ・ファブル第1部で二人が結婚することはありませんでした。

第2部のザ・ファブル The second contactでのヨウコとタコ社長の結婚についてネタバレでみていくと、最終回でヨウコはタコ社長と一緒にいますが、結婚はしていません。タコ社長はヨウコと結婚する気はないように見え、その理由については不明です。そして、アキラが世話になっている真黒組と紅白組の抗争が始まり、ヨウコとタコ社長を取り巻く現状は厳しくなっていきます。

紅白組が雇ったルーマーという殺し屋集団がアキラやヨウコらを狙っており、タコ社長も無事ではすまないのではないかと言われています。このような中で、ヨウコの恋が成就して、タコ社長と結婚できる可能性についてはわかりません。ここまで、ヨウコとタコ社長の結婚についてネタバレでみてきましたが、二人がいつ結婚するのかについては分からないということです。

ここまで、ザ・ファブルのヨウコとタコ社長の結婚についてネタバレでみてきました。ここからは、ヨウコとタコ社長が出会ったシーンと、ヨウコがタコ社長に恋をした理由やプロポーズを、ネタバレで紹介していきます。

ヨウコとタコ社長の出会いをネタバレで紹介します。ヨウコとタコ社長が出会ったのはザ・ファブル第1部、コミック13巻136話「聖夜のトナカイ♪」でした。タコ社長の発案でクリスマス会を開くことになり、ヨウコの自宅で行われることになりました。ヨウコの家に集まったのはアキラ、ミサキ、そしてタコ社長です。

みんなを迎える頃、すでに酒を飲んでいたヨウコがタコ社長に挨拶をします。タコ社長が「オクトパスの田高田です。」と挨拶すると、ヨウコはオクトパスという社名と田高田（タコウダ）の発音から、蛸を連想し、面白いなどと思います。早速、ヨウコは田高田社長のことをタコちゃんと呼ぶようになります。タコ社長もヨウコのことは酒豪だと聞いており、ミス・アルコール・ガールと呼びます。

ヨウコは、アキラとミサキを互いに意識させようと張り切るタコちゃんことタコ社長を見て、父親とはこういうものかという思いに駆られます。そして、パーティは盛り上がり、ヨウコはタコちゃんとテキーラで勝負することになりました。ヨウコに酒で勝てる者はおらず、タコちゃんがトイレに駆け込み、試合終了となります。

ヨウコは最初、タコちゃんをどのように酔い潰そうかと考えており、彼のことは自分を楽しませてくれるおもちゃだと考えていました。しかし、この後、ヨウコはタコ社長に恋心を抱きます。その理由についてネタバレでみていくと、ヨウコとのテキーラ勝負で負けたタコ社長はトイレで眠ってしまいました。その後、眠りから覚めたタコ社長が戻ってくると、ヨウコが椅子に座ったまま寝ていました。

タコ社長は、ヨウコも酔い潰れて眠ってしまったと思い、まだ酔いの覚めていない中、気合を入れてヨウコを抱え上げます。そして、隣の部屋の布団に寝かしつけてあげ、まるで子どもにするようにヨウコの頭に優しく触れます。実は、この時ヨウコは眠ったふりをしており、タコ社長の行動をすべて知っていました。下心無く、純粋にヨウコのことを気遣うタコ社長に、ヨウコは父親のことを思い出します。

ヨウコを寝かしつけた後、タコ社長はキッチンのテーブルで眠ってしまいます。ヨウコはタコ社長の様子をしばらく眺めた後、タコ社長の向かいに座り、彼が椅子から落ちないよう見守ることにしました。ヨウコは戻ってきたアキラに「お父さんのことを思い出して、ちょっと泣いた」と話し、感慨に浸ります。この時はまだタコ社長のことを父親のように感じていたヨウコでしたが、後になって、この気持ちは恋だと気づきます。

ヨウコはタコ社長に恋したことについて、ミサキに相談することにしました。ミサキは、思わせぶりな態度や言葉ではタコ社長に伝わらないと考えます。そして、ヨウコに真っ向から、はっきりと好きだと言って、プロポーズした方がいいとアドバイスします。

タコ社長に恋をしたヨウコが、タコ社長にプロポーズをしたシーンをネタバレで紹介します。ザ・ファブルの第2部（The second contact）では真黒組と紅白組の抗争が勃発し、紅白組が雇った殺し屋集団「ルーマー」が出没し始めます。アキラや真黒組を取り巻く状況が次第に緊迫していく中で、ヨウコはタコ社長への積極的なアピールを開始します。

3巻20話「ルーマーの男…。」では、ヨウコはオクトパスの事務所に行き、タコ社長に「ここに住みたいの、100年ほど…」と言います。ヨウコはタコ社長に恋をしてから、真剣に結婚を考えており、その一心でこのような、まるでプロポーズのような提案をしたということです。しかし、肝心のタコ社長はヨウコの思いに気づかず、いつものように面倒見の良さを発揮し、ヨウコが同居することを受け入れます。

ヨウコは第1段階として、タコ社長のもとに潜り込むことに成功したことを喜びます。次に、ザ・ファブル第2部の3巻25話「バランスアートの男…。」では、本格的にヨウコからタコ社長にプロポーズをします。ヨウコははっきりと言ったほうがいい、というミサキのアドバイスのとおり、シャワーを終えて出てきたタコ社長に「結婚してほしいの」と、言います。

しかし、ヨウコの本気のプロポーズにタコ社長は何も答えられず、ヨウコはひとまずシャワーを浴びに行きます。ヨウコの様子がおかしいと思ったタコ社長がアキラに電話をしていると、ヨウコが裸のまま出てきました。そして、再びタコ社長にプロポーズをしますが、タコ社長はそのような対象には思えないということを伝えます。ヨウコの本気のプロポーズは空振りに終わりました。

タコ社長と父親を重ね合わせたヨウコでしたが、次第にそれが恋心だと気づき、タコ社長と結婚したいと本気で思うようになりました。真正面から行ったプロポーズは受け入れてもらえませんでした。敵との抗争も激しくなる中で、ヨウコとタコ社長はいつも一緒にいるということで、今後の二人の関係に期待が寄せられています。ここまで、ヨウコとタコ社長の出会いや恋をした理由、ヨウコのプロポーズをネタバレで紹介してきました。

ここまで、ザ・ファブルのヨウコがタコ社長に恋をした理由、プロポーズの言葉、結婚についてをネタバレで考察してきました。ここからは、ザ・ファブルの実写映画でヨウコを演じた俳優、木村文乃と、タコ社長こと田高田を演じた佐藤二朗について、プロフィールや主な出演作品を紹介します。

ザ・ファブルのヨウコを演じる木村文乃は、1987年10月19日生まれ、東京都出身、トライストーン・エンタテイメントに所属する女優です。2004年に映画「アダン」（2006年公開）のヒロインオーディションに合格し、女優デビューします。その後はNHKの連続テレビ小説「だんだん」や「梅ちゃん先生」、大河ドラマ「麒麟がくる」に出演し、全国的な人気となり、化粧品や製薬会社、食品会社などのCMにも多数出演しています。

木村文乃の主な出演作品を紹介します。映画では「風のダドゥ」浅野歩美、「RANMARU 神の舌を持つ男」甕棺墓光、「火花」真樹、「伊藤くん A to E」矢崎莉桜、「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」尾崎舞子、「LOVE LIFE」大沢妙子、「七人の秘書THE MOVIE」望月千代、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」奈々瀬。

テレビドラマでは「銭の戦争」青池梢、「浪花少年探偵団」榛名美佳、「黒い女教師」青柳遥、「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」蒲原希子、「殺人分析班シリーズ」如月塔子、フジテレビ「大奥 最終章」久免、「サギデカ」今宮夏蓮、「ちょこっと京都に住んでみた。」江東佳奈、「PICU 小児集中治療室」綿貫りさ。

ここからは、ザ・ファブルの実写映画でタコ社長こと田高田を演じた俳優、佐藤二朗について、プロフィールと主な出演作品を紹介します。

ザ・ファブルのタコ社長（タコちゃん）を演じる佐藤二朗は、1969年5月7日生まれ、愛知県出身、フロム・ファーストプロダクションに所属する俳優、映画監督、脚本家です。大学卒業後、広告代理店で働きながら演劇ユニット「ちからわざ」を設立し、作・演出を務めます。劇作家で映画監督の福田雄一の作品では常連の出演者です。自身が脚本、監督、出演した映画「memo」は、2008年の湯布院映画祭でも上映されました。

佐藤二朗の主な出演作品を紹介します。映画では「幼獣マメシバ」芝二郎、「天空の蜂」今枝課長、「銀魂」武市変平太、「斉木楠雄のΨ難」神田品助、「50回目のファーストキス」藤島健太、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」田沼正造、ナレーション、「新解釈・三國志」董卓、「バイオレンスアクション」三代目組長、「ブラックナイトパレード」吉川輝、「変な家」栗原。

テレビドラマでは「JIN-仁- 」福田玄孝、「ごくせん」牛島豊作、「デスノート」模木完造、「今日から俺は‼」赤坂哲夫、「翔べ!工業高校マーチングバンド部〜泣き虫先生が僕らに教えてくれたこと〜」武田尚幸、「医龍-Team Medical Dragon-2」松平幸太郎、「謎解きはディナーのあとで スペシャル〜風祭警部の事件簿〜」阿部豊、「鎌倉殿の13人」比企能員。

ザ・ファブルのヨウコに関する感想、評価です。ヨウコがタコ社長と出会ったクリスマス会では、ヨウコはタコちゃんと呼び、テキーラで酔い潰すつもりでした。しかし、タコちゃんの純粋な優しさや気遣いに、ヨウコは亡き父親を思い出し、しみじみとした感慨に浸ります。このクリスマスの話に泣けたという感想です。

ヨウコの強さについての感想です。ヨウコの強さは同じ殺し屋を相手にしてもほとんど負けることがないほどです。ただし、アキラにだけは負けるということで、アキラの強さが凄すぎるということです。ザ・ファブルの第2部では新たな敵としてルーマーという殺し屋集団が登場し、彼らとの戦いが激化します。その中で、ヨウコはタコ社長との結婚を望むようになります。ヨウコとタコ社長の関係が上手くいって欲しいという感想です。

ヨウコは酒で男を酔いつぶすことを楽しみとしており、その際、様々な変顔をします。数々の男たちを潰してきたヨウコは、中でも、ある男が発した「ペ・ダイ・ヨチャ」という言葉を名言として覚えています。この名言のときの変顔が好きということと、クリスマス会でもヨウコは変顔を見せており、それが一番好きという感想です。

クリスマス会についての感想です。ヨウコはタコちゃんと呼ぶタコ社長を、最初はいつものようにテキーラ勝負で酔いつぶしてしまおうとしていました。しかし、勝負が終わった後、タコ社長の優しさと気遣いに驚き、亡き父親を思い出します。このクリスマス会は何度読み返しても泣けるという感想です。

こちらの方もクリスマス会についての感想です。ヨウコは、クリスマス会でタコ社長をタコちゃんと呼び、テキーラで酔いつぶそうとします。タコ社長もアキラとミサキをカップルにしてあげようと、ヨウコを酔いつぶそうと考えます。この時のヨウコとタコ社長の心の声がとても面白いという感想です。

ザ・ファブルのヨウコの恋と結婚について考察してきました。ヨウコはクリスマス会でタコ社長と出会い、タコちゃんと呼び、テキーラ勝負を仕掛けます。この時、タコ社長は眠っているヨウコを布団に寝かしつけてくれました。タコ社長の下心の無い優しさや気遣いに驚き、同時に亡くなった父親を思い、感慨に浸ります。その後、タコ社長への気持ちが恋心だと気づいたヨウコは、真剣にタコ社長と結婚したいと思い始めます。

そして、真正面から結婚してほしいとプロポーズをしたヨウコでしたが、良い返事はもらえませんでした。タコ社長がプロポーズを断った本当の理由はわかりませんが、いつか二人が上手くいくことを期待する声が寄せられていました。ここまで、ザ・ファブルのヨウコの恋、結婚についての考察でした。