【呪術廻戦】九十九由基の凰輪（ガルダ）は呪具化した式神？戦術・攻撃方法は？

本記事では、呪術廻戦で描かれた九十九由基の凰輪/ガルダを紹介していきます。九十九由基は明るい性格の美人キャラクターで、戦闘ではかっこいい姿が描かれました。九十九由基のボンバイエとブラックホールの情報や、羂索との戦いをネタバレしながら解説していきます。

「九十九由基の凰輪/ガルダとは？」「ボンバイエの能力は？」という疑問を見る前に、まずは「呪術廻戦」の基本情報を紹介していきます。呪術廻戦は2018年から連載されている漫画で、2024年1月時点でコミック25巻が刊行されています。作者の芥見下々は岩手県出身で、これまでに「神代捜査」「No.9」「二界梵骸バラバルジュラ」などの作品を発表しています。

呪術廻戦の主人公は虎杖悠仁です。虎杖悠仁は非術師でしたが、両面宿儺の指を飲み込んだことで器になり、五条悟の計らいで呪術高専に入学しました。上層部からは処刑を宣告されており、少年院の事件で両面宿儺が肉体の主導権を奪ったため、交流戦までは死を偽って行動しています。また、渋谷事変で再び肉体の主導権を奪われ、大勢の人間を殺害した虎杖悠仁は絶望しました。

九十九由基は特級呪術師の1人で、長身と長い金髪が特徴的なキャラクターです。陽気で飄々とした性格をしており、初対面の相手に女性の好みを聞く癖があります。東堂葵は小学3年生の時に九十九由基と出会っており、九十九由基のような女性が好みと話していました。また、夏油傑の「じゃあ非術師を皆殺しにすれば良い」という言葉を否定しなかったため、九十九由基が夏油傑の闇堕ちの一端になっています。

九十九由基は特級呪術師ですが、任務を受けずに各地をフラフラしています。そのため、上層部との折り合いが悪く、天元との間に確執を抱えていることが分かりました。呪術廻戦のアニメでは、声優の日髙のり子が九十九由基の声を演じています。日髙のり子は「タッチ」「らんま1/2」「犬夜叉」などのアニメでキャラクターの声を演じています。

ここからは、「九十九由基の凰輪/ガルダとは？」という疑問をまとめていきます。呪術廻戦の世界には「呪力」が存在しており、術師は呪力が付与された道具を使用しています。凰輪/ガルダの特徴と攻撃方法をネタバレしながら解説していきます。

凰輪/ガルダは「九十九由基の術式で呪具化した式神」で、コミック6巻の50話で初登場しました。脊椎が連なった見た目をしており、体には独立した翅のような部位があります。九十九由基は「仮想の質量を付与する術式」を持っており、ガルダは術式の対象であることが分かりました。

呪術廻戦の呪霊は、人間から流れ出た呪いが集まって生まれた存在です。式神は呪霊と似た存在ですが、「術式で人工的に作り出された」という特徴があります。凰輪/ガルダは呪具化していますが、式神に位置付けられているため、他の呪具のような階級はありません。また、特級呪術師の九十九由基が使用しているため、ガルダは特級呪具と同等の性能を持つと予想されています。

呪術廻戦の九十九由基は、仮想の質量を付与する「ボンバイエ」という術式を持っています。質量を付与して攻撃力を向上させる特徴があり、付与してもスピードは変わらないという長所を持っています。羂索との戦いでは、ボール状になったガルダを蹴り飛ばしており、一撃で特級呪霊を倒す強さを見せていました。

呪術廻戦の九十九由基は、ガルダを鞭のように使用しています。術式でガルダに質量を付与し、叩き付けた箇所を破壊する威力を見せていました。また、荒っぽい使われ方をしてもガルダは壊れていないため、壊れない性質を持つと予想されています。

前述したように、九十九由基はガルダを鞭のように使用しています。敵側には、真人のように触れるだけで人間を殺せる呪霊も存在するため、リーチを伸ばせることはガルダの強みです。また、九十九由基の生得術式はボンバイエのため、ガルダは別の人物が作ったと予想されています。

凰輪/ガルダの特徴と攻撃方法を知った後は、呪術廻戦で描かれた九十九由基の術式を紹介していきます。九十九由基は面白い性格をしていますが、戦闘では凄まじい強さを見せました。ボンバイエとブラックホールの情報や、「九十九由基は反転術式を使える？」という疑問をまとめていきます。

呪術廻戦の九十九由基は、「ボンバイエ」という術式を持っています。ボンバイエは「仮想の質量を付与する術式」で、肉体が持つ力を遥かに上回る威力を発揮できます。また、仮想の質量という特徴があるため、質量を付与しても肉体が重くなりません。羂索は優れた防御力を持っていますが、ボンバイエを使用した九十九由基が両腕を破壊していました。

九十九由基はボンバイエで質量を付与できるため、肉弾戦を得意にしているキャラクターです。フィジカルギフテッドは超人的な身体能力を持つ存在で、術式を付与した九十九由基の身体能力はフィジカルギフテッドと同等と予想されています。ボンバイエは万能の術式に見えますが、「負傷すると出力が落ちる」という弱点もあります。

五条悟は特級呪術師の1人で、「最強の呪術師」と呼ばれているキャラクターです。仮想の質量を押し出す「虚式・茈」という技を使用しており、茈で特級呪霊の半身を削り取る威力を見せていました。そのため、仮想の質量を付与できる九十九由基は、茈と同等の威力で相手を殴っていることになります。

九十九由基は高い攻撃力を持っていますが、質量で防御力を向上させることはできません。そのため、防御は持ち前の呪力で行っており、羂索のような強敵の攻撃を受けると一撃で死亡してしまいます。ボンバイエの名称の由来は不明で、リンガラ語で「ぶっ殺せ」「やっちまえ」という意味があります。

呪術廻戦の九十九由基は、羂索戦で反転術式を使用しています。反転術式は「負のエネルギーの呪力を掛け合わせて正のエネルギーを作り、正のエネルギーで人間を治癒する術式」です。五条悟ですら習得に苦戦していた高度な術式で、「使用には通常の倍の呪力が必要」と言われています。作中では、家入硝子や両面宿儺、乙骨憂太などが反転術式を使用しています。

九十九由基は負傷するとボンバイエの出力が落ちてしまいます。そのため、反転術式で自身を治癒していましたが、反転術式を使用するとボンバイエの制御が甘くなってしまいます。また、反転術式が得意な家入硝子は「他者の治癒」が可能ですが、五条悟は「自身の治癒」しかできないため、九十九由基も他者の治癒はできないと予想されています。

呪術廻戦のキャラクターは、生まれながらに術式を持っています。術式の解釈を広げたオリジナルの技が「拡張術式」と呼ばれており、七海建人が瓦落瓦落、伏黒恵が不知井底という拡張術式を使用しています。九十九由基は「一定の密度まで質量の影響を受けない」という特徴があり、上限を超えた質量を付与してブラックホールを作り出していました。

ブラックホールは宇宙に存在する天体で、物質だけでなく光すらも脱出できないと言われています。周囲は強い重力で時空が歪んでいるため、推進力を得続ける物質でも脱出はできません。X線天文学が発展したことでブラックホールの存在が信じられるようになり、2008年の「ビッグバン再現実験」でブラックホールが生成される可能性が危惧されていました。

九十九由基が作り出したブラックホールは、世界に影響を及ぼすほどの技です。天元の結界で影響を抑えられていましたが、その気になれば地球を破壊できるため、ブラックホールは九十九由基の自爆技です。羂索は過去に虎杖香織の肉体を支配しており、虎杖香織は「反重力機構」という術式を持っていました。そのため、反重力機構でブラックホールは消滅させられています。

九十九由基は領域展開を習得していますが、使用前にブラックホールで消滅しました。羂索戦の前には、天元と羂索を倒すための作戦を立てており、「天元が羂索の領域展開を解体し、九十九由基が領域展開で倒す」という結論に至っています。ですが、領域展開を使用できる状況ではなくなり、ブラックホールを発動して消滅してしまいました。

領域展開を同時に発動した際には、領域同士の押し合いになるため、呪力が強い方が押し合いに勝利します。九十九由基には、領域展開を使用する選択肢がありましたが、羂索は結界術に長けているキャラクターです。そのため、単純な押し合いでは勝てないと判断し、天元が領域展開を解体する機会を伺っていました。

強者は領域展開で敵を瞬殺できるため、シン・陰流は「簡易領域」という対抗手段を編み出しました。簡易領域は「自身の周囲数メートルに簡易的な領域を作り出す技」で、領域展開の必中効果を中和できます。九十九由基は羂索の領域展開に対して簡易領域を使用しましたが、効果が無かったことで重傷を負いました。

凰輪/ガルダの特徴やボンバイエについて知った後は、「九十九由基は弱い？」という疑問を考察していきます。九十九由基は最強の呪術師の1人ですが、一部の読者から弱いという意見が挙がっています。九十九由基と羂索の戦いをネタバレしながら解説していきます。

呪術廻戦の呪術師には階級があり、4人の特級呪術師が最強の存在です。1級呪術師も優れた戦闘能力を持っていますが、特級呪術師は人外で構成されているため、2つの階級には大きな力の差があります。九十九由基は特級呪術師の1人のため、呪術師の中ではトップクラスの実力を持っていることが分かります。

特級呪霊は呪霊で最高位の階級を持つ存在ですが、九十九由基は特級呪霊を一撃で倒しています。また、拡張術式と反転術式、領域展開の全てを会得しているため、九十九由基は実力者であることが分かります。特級呪術師の昇格には、「単独での国家転覆が可能であること」という条件があるため、コントロールできない九十九由基は上層部から煙たがられています。

領域展開は呪術師の最強の技で、発動した時点で敵対者が死亡することが多いです。九十九由基は羂索の領域展開で重傷を負っていますが、すぐに攻撃を再開しているため、超人的な精神力を持っていることが分かります。また、本気を出せば地球を破壊できるため、「九十九由基の術式が最強」という意見が挙がっています。

特級呪術師の五条悟は、複数体の特級呪霊を子ども扱いするほどの強さを誇っています。同じ特級呪術師の九十九由基も強いと思われていましたが、羂索との戦いに敗北しました。そのため、羂索に敗北したことが、「九十九由基は弱い」という意見に繋がっています。また、本気で戦うシーンが一度しかないため、活躍シーンが少ないキャラクターでした。

前述したように、九十九由基は仮想の質量を付与する術式を持っています。作中では、派手な肉弾戦が描かれていますが、五条悟が持つ無下限と比べると術式が弱い印象があります。そのため、五条悟が強すぎることも、同じ特級呪術師の九十九由基が弱いと言われている理由です。また、領域展開の押し合いでは羂索に負けることが分かっていたため、領域展開を使用できなかったことも悪いイメージに繋がっています。

九十九由基は羂索に敗北しているため、一部の読者から弱いと言われています。ですが、渋谷事変では虎杖悠仁たちを救っており、脹相に生きる意味を教えているため、他者に影響を与えた重要なキャラクターでした。また、両面宿儺との戦いで五条悟が死亡しており、味方側の戦力が足りていない状況のため、九十九由基の復活を望んでいる読者が多いです。

凰輪/ガルダの特徴やボンバイエについて知った後は、呪術廻戦に登場した九十九由基の目的を解説していきます。九十九由基は謎が多いキャラクターでしたが、物語途中に虎杖悠仁の味方になりました。「九十九由基の今後は？」という疑問もまとめていきます。

呪術高専は「呪霊が生まれた時に対処する」という考えを持っていますが、九十九由基は「呪いが生まれない世界」を作ろうとしていました。そのため、海外を放浪しながら研究を行っており、「全人類から呪力を無くす」「全人類が呪力をコントロールする」という考えを持つようになります。また、上層部と違う考えを持つことも、信用されていない原因でした。

九十九由基は「全人類から呪力を無くすこと」をメインプランとして進めていました。そのため、呪力を持たない伏黒甚爾に協力を求めましたが、伏黒甚爾に断られたことが分かっています。また、伏黒甚爾は死亡しており、フィジカルギフテッドのサンプルが少ない状況だったため、「全人類が呪力をコントロールする」というプランに切り替えました。

九十九由基は「全人類が呪力をコントロールする研究」を行っていましたが、「呪力は日本以外ではほとんど確認されないこと」が分かりました。また、日本人が他国のエネルギー源にされる可能性があったため、再び「全人類から呪力を無くすこと」にプランを切り替えています。生前の夏油傑と話していた時には、「非術師を皆殺しにすることは有効」と発言していました。

九十九由基は羂索戦で消滅していますが、消滅前に「魂の研究」を行っていました。脹相は研究結果が記されたノートを受け取っており、ノートは虎杖悠仁に渡りました。虎杖悠仁は両面宿儺の器でしたが、両面宿儺は伏黒恵への受肉で復活しています。そのため、伏黒恵の精神は閉ざされた状態になっていますが、九十九由基の魂の研究が打開策になると予想されています。

真人が「肉体の形は魂の形に引っぱられる」と発言しているため、肉体よりも魂の方が強い力を持つことが分かります。また、夏油傑の肉体は羂索に支配されていますが、五条悟の言葉に夏油傑が反応する様子が描かれていました。真っ向勝負では両面宿儺に勝つ可能性が低いため、九十九由基の魂の研究で伏黒恵の意識を呼び戻すと予想されています。

羂索は薨星宮に姿を見せており、九十九由基は天元を守るために戦いました。ですが、羂索の領域展開で重傷を負い、自身が作り出したブラックホールで消滅しています。脹相は重傷を負いながらも生存しており、九十九由基から「魂の研究のノート」を受け取っていたことが分かりました。九十九由基の死亡は明言されていないため、終盤に復活する可能性が残されています。

九十九由基がブラックホールを発生させた際には、「重力も質量も時間も突き詰めれば」と発言しています。九十九由基が時間を操る能力を持つ場合には、何らかの形で再登場する可能性があります。九十九由基は体を真っ二つにされていますが、脳は潰されていないため、反転術式で復活すると予想されています。

ボンバイエとブラックホールについて知った後は、九十九由基の凰輪/ガルダに関する感想をまとめていきます。九十九由基と羂索の戦いは面白いと言われているため、読者から様々な感想が挙がっています。九十九由基の術式と死亡に関する感想もまとめていきます。

ガルダには形状を変える性質があり、九十九由基の武器として活躍しています。そのため、「ガルダを使った戦いが面白い」という感想が挙がっています。また、特級呪霊を一撃で倒しているため、「ガルダの攻撃が強い」という感想も挙がっています。

九十九由基は領域展開を習得していますが、使用前にブラックホールで姿を消しました。そのため、「九十九由基の領域展開を見たい」「領域展開を使わなかったことには意味がある」という感想が挙がっています。また、「ボンバイエという術式のネーミングが面白い」という感想も挙がっています。

九十九由基は羂索戦でブラックホールを作り出し、巻き込まれる形で消滅しました。2024年1月時点で死亡は明言されていないため、「九十九由基の死亡が気になる」という感想が挙がっています。また、味方側の戦力が足りていないため、「九十九由基は再登場してほしい」という感想も挙がっています。

東堂葵の好きなタイプは九十九由基ですが、作中では2人の再会シーンが描かれていません。そのため、「東堂葵と九十九由基が再会する様子を見たい」という感想が挙がっています。また、東堂葵は術式を使えない状態のため、「九十九由基からガルダを受け継いでほしい」という感想も挙がっています。

本記事では、「九十九由基のガルダとは？」「ブラックホールで死亡？」という疑問をまとめていきました。九十九由基は仮想の質量を付与する術式を持っていますが、スピードを落とすことなく攻撃できるため、ガルダを使った攻撃が強いと言われています。九十九由基の登場エピソードを見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。