【呪術廻戦】九十九由基はブラックホールで自爆して死亡?術式や羂索との戦いを考察

『呪術廻戦』には、五条悟を始めとした特級術師が何人か存在します。物語の途中から登場した九十九由基も、特級術師の1人です。特級術師である九十九由基は、世界を滅ぼすほどのブラックホールを作り出すことができます。羂索との戦いではこのブラックホールを出現させますが、自爆して死亡したとされています。では、呪術廻戦の九十九由基は、本当に自身のブラックホールで死亡したのでしょうか?本記事では、九十九由基のブラックホールや術式を解説するとともに、本当に死亡したかどうかを考察してまとめます。

【呪術廻戦】九十九由基はブラックホールで自爆して死亡?術式や羂索との戦いを考察のイメージ

目次

  1. 九十九由基とは?
  2. 九十九由基はブラックホールで自爆して死亡?
  3. 九十九由基の術式や戦い方
  4. 九十九由基が生きている可能性
  5. 九十九由基に関する感想や評価
  6. 九十九由基のブラックホールまとめ

九十九由基とは?

『呪術廻戦』の九十九由基が初めて登場したのは、50話での東堂葵の回想シーンでした。その後、五条悟と夏油傑の過去エピソードに登場し、135話でようやく本編に登場しました。九十九由基は羂索との戦いで大きな活躍を見せますが、自爆技のブラックホールにより死亡したとされています。本記事では、九十九由基がブラックホールを出現させたシーンや、生きている可能性などを説明します。

呪術廻戦の作品情報

呪術廻戦の概要

呪術廻戦は、芥見下々さんによるダークファンタジー漫画です。集英社の少年ジャンプで、2018年から連載されています。呪術廻戦はコミックスが現時点で24巻まで発売されており、累計発行部数は8000万部を超しています。2020年から2021年にかけてアニメ第1期が放送され、2023年7月からアニメ第2期の放送が始まっています。

呪術廻戦のあらすじ

呪術廻戦は、高校生の虎杖悠仁が呪術師となって呪霊たちと戦う話です。虎杖悠仁は「宿儺の指」という呪物を飲み込んだことで、両面宿儺に受肉されてしまいます。宿儺の器として死刑を宣告された虎杖悠仁でしたが、五条悟によって死刑までの猶予が与えられます。虎杖悠仁は呪術高専に転入し、五条悟の監督下で呪術師になるための修行を始めます。こうして虎杖悠仁は、呪術師としての新しい人生をスタートさせたのでした。

九十九由基のプロフィール

呪術廻戦の九十九由基は、背の高い金髪の女性です。特級術師でありながら呪術高専からの任務は受けず、世界中をバイクで旅して回っています。飄々とした性格をしており、初対面の相手には好みのタイプを尋ねます。好きな食べ物はチキンブリトー、嫌いな食べ物は海藻類です。誕生日や血液型などは公表されていません。

九十九由基と天元の関係

呪術廻戦の九十九由基は、元星漿体であったことが作中で明かされています。星漿体は、天元との同化に適した体質の人間のことです。星漿体は天元と同化するために存在しますが、九十九由基は結局天元と同化せずにその役目を終えています。九十九由基は星漿体として、以前から天元と面識がありました。しかし、天元のことはあまり良く思っていないようで、天元とは喧嘩腰で話していました。

九十九由基と東堂葵の関係

呪術廻戦の東堂葵は、京都府立呪術高等専門学校の3年生です。東堂葵は幼い頃に九十九由基に偶然出会い、そこから九十九由基の弟子として育てられました。作中で東堂葵が九十九由基と一緒に登場するのは、東堂葵の回想シーンだけです。

しかし、東堂葵は九十九由基の口癖を引き継いでいたり、九十九由基のように肉弾戦を得意としているなど、弟子らしい姿を見せています。また、九十九由基の好きなタイプを訊く癖も、そのまま受け継いでいます。

九十九由基の目的

呪術高専の呪術師たちは、各地から呪霊を祓うための依頼を受けていました。呪術師たちは呪霊が出現してから動く存在で、呪霊が生まれること自体を防ぐことはできません。しかし、九十九由基はそのやり方に異議を唱え、呪術高専から飛び出します。そして、呪霊を祓うのではなく、元から呪霊が生まれない世界を作り出すために動き出します。九十九由基は呪霊が生まれない方法を探すため、世界中を旅して回っていたのです。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

九十九由基はブラックホールで自爆して死亡?

九十九由基は羂索との戦いでブラックホールを作り出す

呪術廻戦の202話で、羂索は天元を狙って薨星宮へ侵入してきました。天元の護衛として薨星宮にいた九十九由基と脹相は、羂索と戦うことになります。まずは脹相が先陣を切り、少しでも羂索の情報を引き出す作戦に出ました。脹相は不利な戦いの中でも、羂索に術式を使わせることに成功します。そこで九十九由基は脹相とバトンタッチして、羂索との対戦に向かいます。

九十九由基は羂索と死闘を繰り広げ、最終的に羂索が生み出したうずまきで腹に穴を空けられてしまいました。そのまま体を真っ二つにされた九十九由基でしたが、それでもまだ死亡せずに羂索の足をつかみます。この状態でも死亡しない九十九由基に、羂索はさすがに呆れたような様子を見せます。九十九由基はそこでブラックホールを生み出し、自爆覚悟で羂索を抹殺しようとしました。

九十九由基のブラックホールでも羂索は倒せなかった

自爆技であるブラックホールは、一度出してしまえばもう後はありません。九十九由基はそれを覚悟の上で、ブラックホールで羂索との戦いに決着をつけようとしました。しかし、九十九由基が自分を犠牲にしてまで出したブラックホールでも、羂索を倒すことはできませんでした。羂索は虎杖香織の術式である反重力機構で、九十九由基のブラックホールを防いでみせました。

九十九由基は羂索に敗北して死亡したとされる

九十九由基はブラックホールとともに姿を消し、その後姿を現すことはありませんでした。そのため、九十九由基は自らのブラックホールに飲み込まれ、自爆する形で死亡したとみなされています。ただ、九十九由基の明確な死亡シーンは描かれておらず、遺体の行方もわかっていません。

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九十九由基の術式や戦い方

呪術廻戦の九十九由基は、他のキャラに比べて戦闘シーンが多くありません。そのため、九十九由基がどのような術式を使うのかなど、詳細な戦い方はしばらくわかっていませんでした。しかし、羂索との戦いで、九十九由基の術式や戦法が明らかになります。では、九十九由基の術式や戦い方はどのようなものでしょうか?術式や戦い方に加え、能力や式神などについても詳しく見ていきましょう。

九十九由基の術式や能力

星の怒り(ボンバイエ)

九十九由基がどのような術式を使うかは、羂索との戦いで明らかになりました。九十九由基の術式は「星の怒り(ボンバイエ)」という名前で、仮想の質量を自分に付加することができます。質量を自分に付加した場合、自分にも負担がかかってしまいます。しかし、九十九由基の術式による質量は仮想のものであるため、本人の体などに影響は出ません。

しかし、それは一定密度までの質量に限った話であり、極限まで質量を高めると自身にも影響が出ます。そのため、この術式でブラックホールを作った九十九由基は、自爆する形で姿を消しました。

凰輪(ガルダ)

呪術廻戦には、呪力で作られた式神という存在が登場します。九十九由基も式神を使役している術師で、その式神は凰輪(ガルダ)という名前であることが明かされました。九十九由基の術式による質量は、基本的に自分以外の人や物に付与することはできません。しかし、凰輪だけは例外で、九十九由基の術式対象となっています。九十九由基は羂索との戦いで凰輪に質量を付加し、ボールのようにして蹴ったりしていました。

簡易領域

呪術廻戦には、簡易領域という術が登場します。領域展開と名前が似ていますが、領域展開とはまったく別物です。簡易領域は領域展開における術式の必中効果を打ち消すことができるため、領域展開の対抗策として使われることが多いです。九十九由基も羂索の領域展開に対抗するため、簡易領域を発動していました。

反転術式

呪術廻戦の反転術式は、負のエネルギー同士をかけ合わせて正のエネルギーを生み出す術です。反転術式はこの正のエネルギーを利用し、人を治療することができます。ただ、高等な呪力操作であるため、使用者は限られています。九十九由基は反転術式が使える術者の1人で、羂索の戦いの最中に反転術式を使っていました。

九十九由基が弱いと言われるのはなぜ?

呪術廻戦の23巻に出てきた対羂索戦において、九十九由基の術式や戦い方が明らかになりました。九十九由基は、式神である凰輪(ガルダ)を使いながらの肉弾戦を得意としているようです。術式や凰輪を利用した肉弾戦により、戦い序盤は羂索と拮抗しているように見えました。

しかし、羂索に領域展開で先手を打たれ、それからはずっと後手後手に回っていました。また、羂索は1人で戦っていたのに対し、九十九由基は脹相と2人がかりで戦っていました。それにも関わらず羂索に負けた九十九由基にからは、どうしても「弱い」という印象を受けてしまいます。さらに、ブラックホールを出現させてまで負けてしまったことから、九十九由基は「弱い」と言われるようになったようです。

ただ、九十九由基は自身の領域展開を使っておらず、羂索戦はどこか不完全燃焼にも見えました。自爆技のブラックホールに関しても、周囲への被害を最小限にするため力を抑えています。そのため、九十九由基が周囲への影響を考えずに最大の力を出していたら、羂索にも勝てた可能性があります。

九十九由基のブラックホールは宿儺を倒せた?

自爆技であるブラックホールは、九十九由基の最終奥義ともいえる技です。九十九由基のブラックホールは、本来であれば世界をも巻き込む威力があります。しかし、羂索を倒すために、世界を滅ぼすわけにはいきません。そのため、九十九由基はブラックホールの力をギリギリまで抑え込みました。

では、九十九由基が本気でブラックホールを作り出した場合、呪いの王と言われている宿儺を倒すことができるのでしょうか?地球規模を飲み込むほどのブラックホールであれば、もちろん宿儺もただではすまないでしょう。ただ、相手が宿儺であった場合、九十九由基がブラックホールを作り出す猶予を与えなかったと推察されます。

宿儺であれば、九十九由基がブラックホールを作ろうとしていることを察知し、それを阻止したことでしょう。九十九由基が世界を滅ぼす覚悟でブラックホールを作ることは考えにくいですが、仮に本気を出したとしても、宿儺には通じなかった可能性が高いです。

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九十九由基が生きている可能性

九十九由基は羂索を倒すためにブラックホールを生み出し、自爆して死亡したように見えます。しかし、九十九由基が実は死亡していないと考える人は多く、ファンの間ではまだ生きているという意見が目立ちます。ここでは、作中での描写を元に、九十九由基が生きている可能性を探っていきます。

生きている可能性①九十九由基の遺体がない

呪術廻戦の九十九由基はブラックホールが消えた後、一緒に姿を消しています。九十九由基の行方に関しては不明で、誰も九十九由基の遺体を確認していません。遺体が描かれなかったことから、九十九由基が生きている可能性は残っていると言えるでしょう。

生きている可能性②九十九由基の領域展開が不明

呪術廻戦の九十九由基は、羂索との戦いに備えて天元と作戦を練っていました。そのとき、領域展開を使えるようなことを言っていました。九十九由基は特級術師であることからも、領域展開を使うことができると推察されます。

また、九十九由基は自爆する寸前、「重力も質量も時間も突き詰めれば」という発言をしています。このセリフから、九十九由基の領域展開は時間に関するものではないかという考察もできます。もしも時間操作が可能であれば、自身の時間を操って死亡前に戻ることもできるでしょう。

生きている可能性③反転術式で回復できる

呪術廻戦の反転術式は、瀕死状態の人間であっても治癒することができます。以前伏黒甚爾と戦った五条悟は、死亡したと思われる状態から反転術式で復活しました。九十九由基も反転術式を使えるため、どこかで自身を治癒して生き延びている可能性も残っています。

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九十九由基に関する感想や評価

呪術廻戦の九十九由基は、羂索に体を真っ二つにされてもまだ生きていました。このしぶとい様子から、簡単に死亡するキャラではないと考える人もいるようです。「特級術師があんな簡単に終わるはずがない」との声も上がっていました。また、「ブラックホールで時間が巻き戻って生きている」と具体的な推理をする人もいました。

呪術廻戦の九十九由基は、領域展開を使うことなく見せ場を終えてしまいました。そのため、「九十九由基の領域展開が見たかった」との声が多く上がっています。中には、九十九由基の領域展開がどういうものか、個人的に予想している人もいました。

呪術廻戦の作中では、羂索戦が九十九由基の最大の見せ場です。九十九由基が羂索と戦うシーンには、「熱かった」という感想が寄せられていました。脹相との共闘も評価が高く、2人がタッグを組むシーンは人気がありました。

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九十九由基のブラックホールまとめ

九十九由基の自爆技であるブラックホールや、九十九由基の術式などをまとめました。呪術廻戦の九十九由基は羂索戦でブラックホールを出現させ、自爆する形で姿を消しました。本当に死亡したかどうか定かではなく、まだ生きていると言われることもあります。呪術廻戦はまだ続いているため、九十九由基が再登場する可能性もゼロではないでしょう。

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