【ドリフターズ】EASYはかわいい高飛車少女！正体・目的や紫との関係は？

この記事では、人気漫画『ドリフターズ』の謎に包まれたキャラクターで、廃棄物を異世界へ送り込んでいる人物、EASYを特集します。これから、かわいいEASYの正体や本名の名前、そして目的や紫との関係について考察していきますが、まずはその前に『ドリフターズ』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ドリフターズ』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ドリフターズ』は、日本の漫画家・平野耕太による漫画作品で、少年画報社の「ヤングキングアワーズ」にて2009年6月号より連載されています。単行本は現在7巻まで刊行され、累計発行部数は、2016年11月時点のデータですが、350万部を突破しています。

この作品は、世界各地の英雄たちが、中世ファンタジー風の異世界に召喚されるアクション系歴史ファンタジー漫画となっています。前作である『HELLSING』と同じく、陰影のある重厚な絵柄や大仰な言い回しで知られています。

1600年、関ヶ原の合戦中、謎めいた存在である「紫」の力によって島津豊久は島津家の陣地から引き抜かれ、エルフやオークが住む異世界に召喚されます。そこで彼は織田信長や那須与一と出会います。この新たな場所で、「漂流者（ドリフターズ）」と呼ばれる彼らは、武士としての本能に従い、オルテ帝国によって虐げられていたエルフの村を解放し、その支持を得て「国盗り」という大きな行動に出ることになりました。

ここからは、『ドリフターズ』のEASYの話題に移ります。EASYは『ドリフターズ』の第1巻の8話で初登場します。彼女は外見が幼い少女で、黒髪を長く伸ばし、低い位置にツインテールをまとっています。彼女は廃棄物を引き寄せ、異世界へ漂流者を誘導する不思議な男、紫に向かって「また無駄な努力をしているのね」と高圧的な態度を取っています。紫が漂流物で廃棄物を倒すことはできないと述べる場面もあります。

EASYは自室ではナイトキャップとネグリジェを着用し、黒髪を長くリボンで飾ったりぬいぐるみを抱いています。ロリータ風の黒いドレスに白黒のボーダーソックス、ブーツを履いており、もし彼女も廃棄物だとしたら、ごく最近の子供かもしれません。このような服装が一般的になったのは、実際には最近のことだからです。

EASYは、紫から戦いを続けるための装置である「継戦器」あるいは「哀れな女」と呼ばれ、「間違いは正さなければならない」とまで主張されています。前述のように、EASYももしかしたら廃棄物の一員であり、その立場から「世界を変えよう」という理念のもとに同志を集めているのかもしれません。

彼女はドリフターズの行動を随時パソコンで監視しており、豊久たちが勝利を収めたことを知ると、そのかわいい顔の表情は一変し、まるで狂人のようになります。

EASYは、特に紫に向けて怒りを露わにすることがあります。黙っていればかわいいので、残念がる方も多いことでしょう。EASYは高慢ちきで生意気な性格ですが、自室にはお花が飾られ、カーテンもかわいい花柄のものが選ばれています。

ソファーにはたくさんのぬいぐるみがあり、彼女のかわいらしい側面が垣間見えています。部屋の中は白と黒を基調としているようです。クロス模様の床やクロス、そしてモコモコのスリッパが置かれており、いかにもかわいい女の子の部屋といった印象を受けます。

EASYは外見は幼く、かわいい少女ですが、前述のように高慢で人を見下す態度を取り、偉そうな言葉遣いと大きな態度が印象に残ります。まるで自分が一番正しくて偉いと思っているような様子です。EASYは廃棄物を召喚できるものの干渉はできないようであり、自室のパソコンで監視して動きを把握しています。

さらに、EASYは不利な状況に置かれるとイライラして物を壊したり暴れ出すことがあります。気に入らない事が起こるとヒステリー症状が現れ暴れ出すのです。彼女の高慢ちきな態度は、かわいい見た目からは想像できないものですが、それが彼女の本来の性格なのか、長期間紫と敵対してきたことによって変化した結果なのかは明らかではありません。

EASYはゲートのようなものを用いて、歴史上の偉人を異世界に召喚しています。その正体は、まさに「ドリフターズの舞台を創り出す存在」です。様々な時代の英雄たちが同じ場所に集まる姿は壮観です。しかし、彼女が呼び寄せるのは現世で何かしら強い恨みや未練を持って亡くなった人々です。その中には暗殺されたり処刑された人々もいます。

EASYはその恨みを利用し、異能を与えて召喚された世界を廃墟のようなものにしようと企んでいるようです。なぜ彼女が世界を破壊しようとしているのかはわかっていませんが、生きていた時代でひどい目に遭ったのかもしれません。

EASYは、悲劇的な死を遂げた歴史上の人物を廃棄物として召喚しています。その中には正体不明な黒王や、土方歳三、ジャンヌ・ダルク、アナスタシア、ジルドレなど、そうそうたる人物が名を連ねています。

そして、彼らを「あちら側の世界」に送り込み、異能を与えて 殺戮と破壊を行わせています。彼女の目的ははっきりとは分かりませんが、正体不明の黒王が述べているように、人々を排除し人のいない世界を創り出そうとしているのではないかと考えられます。

EASYの本当の名前は何というのでしょうか？EASYの自室のドアには、「Eternal・・・」と名前を表す表札のようなものが掲げられています。この表記から、彼女の本名の名前はE・A・S・Yを先頭の文字に持つ単語である可能性が考えられます。E以降の名前はまだ明らかにされていませんが、ちなみにこの略語を英単語として考えると「簡単」「容易に」という意味の名前になります。

本編において、この名前がどのように関連してくるかは不明ですが、本名の名前がEASYの正体に関する手がかりとなる可能性があります。"Eternal"は「永遠の」「永久の」といった意味があります。これは”容易”で「永遠に」続く何かを指しているのか、漂流物の召喚に関連しているのか、あるいはEASYの正体が何かを容易に生み出せる存在であることを示唆しているのかもしれません。

『ドリフターズ』の作中で、EASYと紫は相反する性格の持ち主として描写されることが多いです。そして、二人の目的もまた異なっています。紫の目的は誤りを正すことで、一方のEASYの目的はすべてを破壊することです。EASYがなぜ破壊を目的としているのか理由は不明ですが、廃棄物を召喚し破壊や殺戮を行わせています。一方、紫は破壊行為を間違いだとして、世界を正そうとしています。

紫がどのように世界を正していくのか、黒王を倒せばすべてが終わるのか、興味を持っている方も多いことでしょう。正体不明の黒王を巡る戦いで、二人が集めてきた偉人たちの戦いが結末を迎えるのかもしれません。しかし、黒王も自身の存在は永遠ではないと語っているので、これまでに黒王のポジションを何度も生み出してきた可能性も考えられます。

紫とEASYは、ドア越しにコミュニケーションを取っています。紫はEASYを「哀れな女」と評し、彼女に対して激しい怒りを抱いています。逆にEASYは紫を「役人気取りの愚か者」「民生屋」と呼び、顔を合わせるたびに敵対心を露わにしています。紫はEASYの存在にはあまり興味を示していませんが、一方のEASYは彼をライバル視しているようです。漂流物たちが優位な立場になると、彼女は部屋で荒れ狂っていました。

紫は「新聞」を通じて漂流物の動向を把握していますが、EASYはパソコンのような端末で情報を得ています。この関係は、仕事ができる大人に、思い通りにならないかわいい少女が駄々をこねているようにも見えます。現代的な視点から見れば、紫はやや古めかしい昭和の雰囲気を持ち、一方のEASYは令和の最先端のイメージかもしれません。

EASYは今の若者のようであり、一方の紫はその上司的存在といったところでしょうか？この二人は人型ではあるものの、人間とはどこか異なっている印象を受けます。EASYは睡眠をとりますが、紫は常にデスクに座っているイメージです。新聞を読みながら、ずっと座った姿勢を崩しません。これは、一般の人間にはかなり難しいことでしょう。

二人は、いったいどのような存在なのでしょうか？異世界召喚ができることから、人間ではないことは明らかですが、最高神のような存在でもないでしょう。おそらく、ドリフターズの世界を取り仕切るような神的立場にあるのではないかと考えられます。EASYが身に着けているネームタグには「visitor」とあります。この単語を訳せば「訪問者」「外来者」なので、元の世界に帰る方法を模索しているのかもしれません。

ここで、アニメ『ドリフターズ』のEASY役の声優を紹介します。EASYを演じたのは、声優の伊藤かな恵（いとう・かなえ）です。伊藤は、1986年11月26日生まれ・長野県長野市出身の女性声優で、現在、青二プロダクションに所属しています。また、レコード会社・ランティスに所属し、歌手としても活動しています。

伊藤かな恵が声優を志したのは、中学時代のことでした。ラジオ番組『HUNTER×HUNTER R』で声優の竹内順子と三橋加奈子のトークを聴いて声優という仕事に憧れを抱くようになりました。高校卒業後、アミューズメントメディア総合学院に進学し、声優の勉強を始めます。

学院在学中の2006年には、テレビアニメ『妖逆門-ばけぎゃもん-』で声優デビューを飾りました。そして、学院卒業後の2007年には、テレビアニメ『しゅごキャラ!』で主役の日奈森あむを演じました。その後も、様々なアニメやゲームで声を当て、海外作品の吹き替えも手がけました。

2009年には、テレビドラマ『幼獣マメシバ』に女優として出演し、雑誌『保育のひろば』ではモデルとして、さらにソロ歌手としてもデビューするなど様々な分野で活動の幅を広げました。翌年2010年に第四回声優アワードで新人女優賞を受賞し、その後の第五回声優アワードでも助演女優賞を受賞するなど、彼女の声優としての才能が大きく評価されました。

次にアニメ『ドリフターズ』EASYを演じた声優・伊藤かな恵の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• 花咲くいろは（松前緒花）
• ソードアート・オンライン（ユイ）
• 織田信奈の野望（織田信奈）
• 侵略！イカ娘（長月早苗）
• 対魔導学園35試験小隊（二階堂マリ）
• しゅごキャラ！（日奈森あむ）
• アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】（リン）
• 僕は友達が少ない（柏崎星奈）
• 神のみぞ知るセカイ（エルシィ）
• オオカミ少女と黒王子（篠原エリカ）

ここまで『ドリフターズ』のEASY特集をお届けしてきましたが、最後にEASYに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

『ドリフターズ』のEASYに関する感想で多かったのは「かわいい」でした。しかし、こちらのツイートでは、「かわいくて好き」の後に「残念な」という評価を忘れていませんでした。

こちらのツイートでは、EASYの好きなところをいろいろ挙げています。ネガな所も含めて好きとのことであり、総じて「かわいい」ということになるのでしょうか？

最後に紹介するのは、アニメのEASYの声に関する感想です。イメージと違ったといいつつ、彼女の特殊性から誰がやってもイメージに合わないキャラクターであることに気づいたようでした。

この記事では、「ドリフターズのEASYはかわいい高飛車少女！」と題して、EASYの正体や本当の名前、そして紫との関係や二人の目的などについて考察してきました。

EASYの正体は、ドリフターズの舞台となる世界を創り出す存在でした。歴史上の人物を廃棄物として召喚するのです。彼女の本当の名前は、E・A・S・Yを先頭の文字に持つ単語であると考えられていますが、未だ判明しておりません。また、紫との関係ですが、EASYが紫を敵対視しているのに対し、紫はEASYを気にも留めていないようです。

紫を仕事ができる大人の女性とするなら、EASYは駄々をこねる子供です。そして二人の目的も対照的であり、EASYが世界の破壊を目的としているのに対し、紫の目的は誤りを正すことであり、EASYの破壊行為を否定しました。