【薬屋のひとりごと】壬氏と猫猫は結婚する？プロポーズ・告白やキスシーンは何話？

「薬屋のひとりごと」の壬氏（ジンシ）と猫猫（マオマオ）は、ともに同作品の主人公格です。後宮内の事件に立ち向かうバディのような関係の二人は、ファンの間で「壬猫」と呼ばれて恋愛や結婚の行方が注目されてきました。この記事では、薬屋のひとりごとの壬氏と猫猫について、恋愛関係と結婚の可能性、プロポーズ告白シーンやキスシーンが何巻何話で見られるのか、壬氏と猫猫のアニメ声優などを紹介して、その魅力に迫ります。

薬屋のひとりごとは、もともとミリオンセラーを記録するほどの人気を誇るライトノベルですが、テレビアニメ化されたことでさらにファン層が拡大しているとのことです。薬屋のひとりごとのテレビアニメ版は、「葬送のフリーレン」などと並び、2023秋の覇権アニメの呼び声が高まっていました。今後も一層の人気と知名度を獲得することが、予想されています。この章では、薬屋のひとりごとの概要とあらすじを取り上げていきます。

薬屋のひとりごとのライトノベルは、日向夏が原作、しのとうこがイラストを担当する形で単行本が発売中です。単行本は2023年12月現在既刊14巻で、コミカライズ版を合わせたシリーズの累計発行部数が2700万部部を突破しました。薬屋のひとりごとは、日向夏が「小説家になろう」に連載しているものが大元として知られており、そちらでの連載が継続中です。また、単行本と小説家になろう版とでは、若干の違いが見られます。

薬屋のひとりごとには、2種類のコミカライズ版があることも有名です。月刊ビッグガンガン版にて、ねこクラゲ作画の同名作品が2023年12月現在連載中で、コミックスは12巻まで刊行されました。一方、倉田三ノ路作画バージョンは、「薬屋のひとりごと～猫猫の後宮謎解き手帳～」のタイトルで月刊サンデーGX誌上にて連載中です。こちらのコミックスは、17巻まで発売されました。

薬屋のひとりごとは、中華風の架空の国が舞台のライトノベルです。花街に住む少女猫猫は、薬師ですが人攫いに遭って後宮の下女として売られました。達観した性格の彼女は、おとなしく任期まで勤めようとします。ところが、後宮内で起きた帝の妃と皇子の衰弱事件の謎を解き、匿名で投書したことで、宦官の壬氏の目に留まってしまいました。こうして猫猫は、壬氏に協力させられる羽目になり、人生が大きく変わっていくのです。

壬氏は、薬屋のひとりごとの主人公格です。彼は、後宮内で絶大な権力を持った宦官として描かれていました。壬氏の容姿は非常に美しく、「性別が違えば国さえ傾ける」とまで称されたことがあります。また、後宮内での揉め事解決を任させるなど、頭脳明晰で判断力に優れ、目的達成のためであれば非情になれる狡猾さも持っていました。猫猫からは、当初そのような性格を嫌われており、蛞蝓を見るような目で見られていました。

猫猫は、薬屋のひとりごとの主人公です。初登場の彼女は、年齢17歳でした。後宮に売られる前は、義父とともに花街で薬師をしていたことが描かれています。彼女の容姿は、地味だけれども整った顔が印象的で、普段は手を出されないように、化粧でシミやそばかすを描いて醜女に見せていました。卓抜した頭脳と推理力に優れた猫猫ですが、あまり人付き合いは得意ではないようで、同世代の友達を呼べるような人間はいません。

日向夏原作のベストセラーライトノベル薬屋のひとりごとは、壬氏と猫猫が後宮内の難事件に挑んでいくストーリーが、大きな見どころだとされています。その一方で、壬氏と猫猫の恋愛模様が、もう一つのストーリーの核として、ファンの人気と注目を集めてきました。果たして、二人は結婚するのでしょうか？この章では、薬屋のひとりごとの壬氏と猫猫の結婚の可能性について、恋愛の状況などを含めて考察紹介していきます。

下女として後宮に売られてきた猫猫は、帝の妃と子供たちが衰弱していく怪事件の原因がおしろいにあることを見抜いて解決しました。猫猫の存在に気づいた壬氏は、彼女を玉葉妃（ギョクヨウ）付きの侍女に抜擢し、後宮内で事件が起きると手駒として使うようになったのです。しかし、里樹妃（リーシュ）を毒殺しようとした犯人の関係者に、猫猫をかどわかした人物たちがいたことから、壬氏は彼女を解雇せざるを得なくなりました。

壬氏の権力があれば、猫猫の解雇を止めることは可能でしたが、彼は猫猫が花街に戻りたがっていると思い解雇しました。しかし、その後の壬氏の落ち込みようは激しく、見かねた高順が花街にある緑青館での宴会に壬氏を連れて行き、妓女見習いをしていた猫猫と引き合わせたのです。この場で、後宮勤めを悪からず想っていた猫猫のことを、自分が彼女に恋愛感情があるという公私混同も含めて、身請けを告白して彼女を後宮へ戻しました。

薬屋のひとりごとは、壬氏と猫猫の恋愛関係も作品の面白い魅力の一つだといわれています。お互いのことを恋愛相手として意識するようになったのは、先述の通り壬氏が先でした。最初は自分に都合の良い手駒、高順に曰くおもちゃのような存在として猫猫を扱っていた彼ですが、実はかなり早い段階から猫猫に恋愛感情を持っていたことが窺え、自分を冷めた目で見る彼女の気を引こうと、様々なことをしているのです。

一方の猫猫は、最初は蛞蝓でも見るような目で壬氏のことを見るなど、露骨に嫌いな感情を表に出していました。彼女の嫌いようは、さしもの壬氏をして時折落ち込むことがあったほどです。しかし、猫猫はやがて壬氏がただの宦官ではないことに気がつきます。また、たまに見せる彼の子供っぽさや真摯さに、ドキッとすることもありました。こうして、猫猫も壬氏を恋愛相手として意識するようになりますが、彼女は表に出しません。

薬屋のひとりごとの壬氏は、初登場時から謎を秘めたキャラクターとして描かれてきました。例えば、彼と歳の近い皇帝の弟が、病弱と称して人前に姿を現さないこと、そして皇帝の妃だった阿多妃（アードゥオ）が壬氏によく似ていることなどが、伏線として提示されていたのです。壬氏の正体をネタバレしますと、彼は皇帝の弟の華瑞月（カズイゲツ）であり、皇帝に世継ぎがいない場合は、次期皇帝になれる身分の人物でした。

そのため、壬氏が宦官というのも表向きのことです。彼は無論去勢されておらず、猫猫も後にそのことに気づきました。壬氏と猫猫は、ゆっくりと恋愛関係に発展している状況ですが、「壬氏が皇帝の弟ということで二人は結婚できないのではないか？」という意見も見受けられます。猫猫の父親は、「名持ちの一族」として知られる名門の羅一族の漢羅漢（カンラカン）であることが後に判明し、身分的には結婚できる可能性が高いのです。

猫猫の身分が、壬氏とも釣り合うことが判明したことで、ファンの間でにわかに二人の結婚を応援する声が高まったといわれています。後述しますが、壬氏は猫猫にプロポーズや告白をしました。また、二人のキスシーンが何度か描かれ、猫猫の方からキスをしたこともあり、二人の結婚の可能性が高いことが窺えました。しかしながら、重要なシーンを経過した後の二人は、また元の状態に戻ることが多く、ゆっくりと恋愛している状況です。

薬屋のひとりごとのストーリーの序盤では、皇帝に世継ぎとなる男子がいませんでした。梨花妃（リファ）に赤子の男児がいたものの、おしろいの毒が原因で早逝したのです。そのため、壬氏が、次期皇帝に就く可能性が高いといわれました。仮に壬氏と猫猫が結婚した場合、壬氏が皇帝の座に就いた場合は猫猫が皇后に慣れる可能性もあります。しかし、世継ぎとなる男子を産むことが絶対条件ともいわれ、意外にもハードルが高いのです。

壬氏の皇帝の弟という高過ぎる身分が、猫猫との結婚の障害となっていると考察するファンが多いとのことです。壬氏は、猫猫に対して恋愛感情を持っていて、結婚するのであれば彼女という信念を崩していません。しかしながら、華瑞月の結婚ともなると、彼の意思だけで結婚が成就することが難しいとされており、世継ぎのことを考えると現在の皇帝のように複数の妃をめとらなければならない可能性も高く、結婚の難しさがあるのです。

猫猫の父親の羅漢の将軍で大尉という地位は、壬氏の身分とも十分に釣り合います。ところが、彼女の母親は、緑青館の妓女だった鳳仙（フォンシェン）でした。妓女の娘が、次期皇帝になる可能性がある人物と結婚することを快く思わない勢力もあるといわれており、壬氏と猫猫がこの点をどのようにしてクリアにしていくのが注目されているとのことです。薬屋のひとりごとは、壬氏と猫猫の恋愛関係の進展が楽しまれています。

テレビアニメ版も大好評放映中のライトノベル薬屋のひとりごとに登場する壬氏と猫猫は、緩やかなペースで恋愛関係を進めてきました。最終的には結婚が示唆されている二人ですが、プロポーズ告白シーンやキスシーンも描かれており、多くのファンをキュンとした気持ちにさせたとのことです。プロポーズ告白とキスシーンは、何巻何話で見られるのでしょうか？この章では、壬氏と猫猫のプロポーズとキスシーンをネタバレ紹介します。

壬氏と猫猫の恋愛関係は、どちらかというと壬氏の方が燃え上がっていて、猫猫がそれを受けとめる展開が多いとされています。壬氏は、猫猫を身請けすると告白したのを皮切りに、要所要所でプロポーズ告白をするなど意思表示してきました。壬氏が猫猫に最初にプロポーズ告白したのは、原作ライトノベル5巻です。この時の彼は、ほのめかしのような告白をしていて、正確なプロポーズを行ったのは、もう少し先になるのでした。

壬氏が猫猫の目の前で、堂々とプロポーズ告白したシーンは、原作ライトノベルの7巻18話で読むことができます。激務に追われていた壬氏を気遣った猫猫が、薬湯を持っていった際に、水蓮の思いやりもあって二人きりになりました。そこで、二人はいつものように言い合いになりますが、そこで壬氏が「猫猫、俺はお前を妻にする！」とプロポーズしたのです。壬氏の男らしい告白に、多くのファンが感動したといわれています。

薬屋のひとりごとの主人公猫猫と壬氏は、キスをしたこともあり、そのシーンが多くのファンに衝撃を与えたとされています。二人のキスシーンについては、原作小説の4巻でキス未遂が描かれました。その後、正式な初キスシーンとして知られているのが、原作ライトノベルの5巻の最終話です。二人は、玉葉妃の故郷の西都での宴に参加していました。この宴は、華瑞月の妃選びの場を兼ねていて、壬氏はどこか心あらず状態だったのです。

猫猫が他の男性と踊っていたのを見た壬氏は、一気に嫉妬の感情が高ぶりました。そして、猫猫と二人きりになると、「お前も候補の一人だということを知らないとは言わせない」と言いながら半ば強引にキスをしたのです。その後の二人は、壬氏のプロポーズ告白シーンを間に挟みつつ、原作ライトノベル12巻では、眠っている壬氏の唇に猫猫がキスをした描写もあり、結婚までの緩やかながら確実な展開がファンを感動させました。

日向夏原作のメガヒットライトノベル薬屋のひとりごとに登場する壬氏と猫猫は、結婚の可能性がありながらも、なかなか恋愛関係が進展せずにファンをやきもきさせているとのことです。緩やかな二人の関係ですが、一度激しさを見せたことがありました。壬氏が、周囲が予想もつかないような過激な行動に出たからです。この章では、薬屋のひとりごとの壬氏が、お腹に焼きごてをあてたシーンと、その理由について考察紹介します。

薬屋のひとりごとの原作ライトノベル8巻では、ストーリーの核となる部分で大きな進展が描かれました。玉葉妃が、東宮となる男児を出産したのです。このことで、彼女は正式に皇帝の皇后となり、玉葉后と呼ばれるようになりました。そして、二人の前で壬氏はお腹に焼きごてを押したのです。焼きごてを準備したのは水蓮で、手当て用の薬や道具、そして治療役として猫猫のことを側に呼んでいました。

壬氏がお腹に焼きごてをあてた行為は、薬屋のひとりごとの中でも過激なシーンとして知られています。そこには、壬氏の確固たる意志が込められているのが明白で、多くのファンがその理由を推察してきました。壬氏は、なぜわざと自分の身を傷つけたのでしょうか？壬氏が、このような暴挙に及んだ理由を考察します。

焼きごてを身体にあてるという行為は、史実にて奴隷に対して行われており、決して良い意味ではありません。壬氏が自らそのような行動に出たのは、自分が皇位継承権を放棄する意思表示だったといわれています。そのため、わざわざ皇帝と新たに皇后となった玉葉后の面前で暴挙に出たのです。また、皇帝と玉葉后に対する忠誠心の表れだと推察するファンも多く、一見暴挙に見えるこの行動を彼が考え抜いて行ったことが窺えました。

また、壬氏の焼きごて行動は、猫猫に対する意思表示も含まれていたといわれているのです。つまり、壬氏は猫猫以外の女性と結婚するつもりがないということでした。猫猫本人を側に置き、皇帝と玉葉后の前で焼きごてをお腹にあてたことで、その場にいる者たち全てが秘密を共有することになります。壬氏の目論見は、成功した可能性が高いです。しかし、受けた代償も大きく、壬氏と猫猫は治療のため西都へと向かいました。

薬屋のひとりごとは、テレビアニメ版が2023年10月より放映されています。同作品のアニメ版は、原作ライトノベルやコミカライズ版を忠実に再現しており、絵の美麗さや声優キャストの演技が高く評価されていました。アニメ版で、猫猫役を演じているのは悠木碧で、壬氏役は大塚剛央が演じています。この章では、二人のプロフィールや主な出演作品などを取り上げていきます。

悠木碧は、1992年3月27日に、千葉県山武市で生まれました。身長は145cmで血液型はA型、青二プロダクションに所属しています。幼い頃から子役として活躍していた悠木碧は、小学5年生の時に「キノの旅」のさくら役で声優デビューしました。2008年以降、本格的に声優活動を行うようになり、高い演技力とルックスの良さで、一躍人気声優の仲間入りを果たしたのです。悠木碧の主な出演作品と演じたキゃラクターを、下記しました。

• 魔法少女まどか☆マギカ：鹿目まどか役
• 戦記絶唱シンフォギア：立花響役
• やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。：比企谷小町役
• ポケットモンスター ベストウィッシュ：アイリス役
• ブギーポップは笑わない：ブギーポップ（宮下藤花）役
• 機動戦士ガンダム 水星の魔女：ノレア・デュノク役

大塚剛央は、1992年10月19日に、東京都で生まれました。血液型は非公表で、アイムエンタープライズに所属しています。ゲーム好きだった母親の影響で、声優に関心を持った彼は、スポーツ関係の仕事と声優との間で悩み、大学卒業後に日本ナレーション演技研究所に入って声優を目指しました。声優デビュー作品は、2016年のテレビアニメ「あまんちゅ!」です。大塚剛央の主な出演作品と演じたキャラクターを、下記しました。

• 【推しの子】：アクア役
• 風が強く吹いている：藤原走役
• Dimentionハイスクール：緑ヶ丘流星役
• AIの遺電子：須堂光役
• もののがたり：岐兵馬役
• NOBLESS-ノブレス-：タキオ役

この章では､薬屋のひとりごとに登場する壬氏と猫猫に関するX（Twitter）でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。二人はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、薬屋のひとりごとの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品について、ミステリーと壬氏と猫猫の恋の行方など女性が好きな要素が満載だと高評価していました。

こちらは、漫画やアニメの大ファンだと思われる方のツイートです。薬屋のひとりごとの壬氏と猫猫の関係が、「ガラスの仮面」の速水真澄と北島マヤを彷彿させるとつぶやいています。

こちらは、薬屋のひとりごとの原作ライトノベルの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品の壬氏と猫猫について、結婚してほしい気持ちと永遠に微妙な距離感でいてほしい気持ちが二分しているとつぶやいていました。

この記事では、薬屋のひとりごとに登場する壬氏と猫猫について、結婚の可能性を中心に特集してきました。多くのファンが見守っているといわれる二人の関係に注目して、薬屋のひとりごとを見てください。