【ブルーピリオド】鉢呂健二は外国人？はっちゃんの過去や名シーン・名言は？

『ブルーピリオド』は美術をテーマにした作品で、美術に打ち込む学生たちの苦悩などが描かれています。鉢呂健二は、主人公の八虎が大学に入ってから出会った同級生です。鉢呂は人生経験豊富なキャラで、作中では過去についても詳しく触れられています。本記事では、ブルーピリオドの鉢呂のプロフィールや過去、名言や名シーンを紹介します。

ブルーピリオドは、2017年から月刊アフタヌーンで連載が始まった漫画です。2023年11月時点で、単行本が15巻まで発売されています。ブルーピリオドは2021年にアニメ化され、毎日放送やTBS系列で全12話が放送されました。2022年には舞台にもなり、天王洲銀河劇場で上演されました。

成績だけは良い不良高校生の矢口八虎は、ある日美術室で見た1枚の絵をきっかけに、美術に興味を持つようになります。その後、八虎は美術の授業で描いた絵を周囲から認められ、美術の世界にのめり込んでいきました。八虎は美術大学を受験することを決意し、東京藝術大学に入学します。そこでさまざまな壁に遭遇しながら、自分の中の芸術と向き合っていくのでした。

ブルーピリオドの鉢呂健二は、11月25日生まれの27歳です。かなり背が高いキャラですが、身長は公表されていません。東京藝術大学の絵画科の学生で、油画を専攻しています。前髪を左側だけ伸ばし、それ以外は刈り上げるという特徴的な髪型をしています。見た目は恐そうですが、性格は優しく穏やかです。現在は学生ですが、過去には社会人として働いていた経験を持ちます。出身地は新潟県で、大学に入学する前は広島県で勤務していました。

ブルーピリオドのキャラで鉢呂健二と仲が良いのは、村井八雲と柿ノ木坂桃代（モモちゃん）です。八雲は21歳のヤンキー風イケメンで、モモちゃんは18歳の小柄なかわいい女の子です。年齢も性格もまったく異なる3人ですが、彼らは過去に広島で出会っています。

鉢呂は八雲やモモちゃんと仲良くなり、そのまま友人として今でも交流を続けています。年上で性格も落ち着いている鉢呂が他の2人のフォローをすることが多く、保護者のような役割を担っています。鉢呂は八雲とモモちゃんの2人から、「はっちゃん」というあだ名で呼ばれています。

ブルーピリオドの鉢呂健二は、作中で日本人ではないことが言及されています。見た目も名前も日本人そのものですが、外国人であることは確かなようです。ただ、国籍や詳しい事情などはわからず、外国人である以外の詳細な情報はありません。

プルーピリオドには鉢呂健二が外国人であることの詳しい描写はありませんが、大学に入る前の過去については明確にされています。鉢呂は以前にも一度美大の受験をしていますが、そのときは受験に失敗しました。鉢呂は一度の受験で美大入学を諦め、広島県の仏具会社へと就職します。受験には失敗した鉢呂でしたが、会社では成績トップのセールスマンとして活躍していました。

このときの取引先のひとつが、モモちゃんの実家であるお寺だったのです。鉢呂は仕事を通じてモモちゃんと出会い、親しくなります。その後、鉢呂は八雲にも出会いますが、当時の2人の関係は微妙なものでした。しかし、間にモモちゃんを挟むことで、徐々に鉢呂と八雲の関係も良くなっていきます。鉢呂が広島で出会ったのは、八雲とモモちゃんだけではありませんでした。

鉢呂は、真田まち子という女性とも仲良くなっています。真田は鉢呂たちよりも2年早く東京藝術大学に合格したキャラで、八雲とは同じ予備校に通っていました。真田は高校時代からSNSで自分の作品を発表していて、鉢呂も彼女の作品のファンでした。鉢呂は真田が自分が憧れている作家だと知り、彼女や八雲に触発される形で芸術への情熱を取り戻していきます。

しかし、真田は海にスケッチに行った際、誤って転落して死亡しました。真田と付き合いが浅い鉢呂は比較的早く立ち直りましたが、八雲は長い間真田の死を引きずるようになります。真田の死を割り切れない八雲を見て、鉢呂はすぐに立ち直ってしまった自分に後ろめたさを感じることもあるようです。

ブルーピリオドの鉢呂健二は、ボードゲームが好きなことで知られています。大学1年のときの東京をテーマにした課題では、東京の町並みをボードゲームに見立てたマケットを制作したほどです。鉢呂はボードゲームが好きなだけでなく、実力も相当のものがあります。

作中では八雲やモモちゃんにボードゲームで賭けを持ちかけ、圧勝してお金を巻き上げる様子が描かれていました。しかし、ボードゲームが得意な鉢呂でも、まったく歯が立たない相手がいます。それは、大学の同級生である高橋世田介です。世田介はボードゲームには興味がなく、ルールもほとんど知りません。

ところが、鉢呂と囲碁の対局をしたときは、わずか2局目で鉢呂に勝ってしまいました。世田介は全国模試で常に上位に入るほどの優秀な頭脳を持っているため、どのようなゲームでもすぐに攻略してしまうのです。いつも鉢呂からお金を巻き上げられていたモモちゃんは、世田介に「お金を取り戻してくれ」と土下座して頼みました。

ブルーピリオドの鉢呂健二の、ひとつ目の名言・名シーンを紹介します。東京藝術大学に現役合格できた八虎でしたが、周囲とのレベルの差に愕然とします。八虎は授業の課題で東京の風景の平面作品とマケットを作ることになり、渋谷をテーマにすることにしました。しかし、課題はなかなか進まず、八虎は思い悩みます。八虎が渋谷について考えているとき、八雲から釣りに誘われました。

八虎が八雲と鉢呂の3人で釣りをすることになったシーンで鉢呂が言ったセリフが、こちらの名言です。この名言は八虎だけでなく、誰にでも当てはまる言葉だといえるでしょう。役に立たなそうなことが、後々役立つことは少なくありません。この名シーンでは、人生において大事なことを鉢呂のセリフから学ぶことができます。

ブルーピリオドの鉢呂健二の、ふたつ目の名言・名シーンを紹介します。ふたつ目の鉢呂の名言は、八虎たちが才能について議論し合うきっかけとなりました。八虎は自分には才能はなく、努力でここまでのし上がったと思っています。一方、同級生の世田介に対しては天才だと思っており、あるとき世田介に向かって「君には才能がある」と言いました。

世田介はそれに対し、八虎にも努力する才能があると返します。しかし、八雲は「努力できるのは才能」という言葉に、反発心を覚えます。もやもやした気持ちを抱えていた八虎は、鉢呂がモモちゃんに向かって言った「努力できるのは才能だ」というセリフに反応します。

八虎は鉢呂に「努力できることは才能と思うか？」と尋ね、そこから努力と才能についての議論が始まりました。鉢呂は八虎に対して「才能」や「努力」という言葉に囚われすぎだと言い、論点がずれていると指摘しました。経験豊富な鉢呂だからこそ、熱くなる八虎を冷静に諭すことができたのでしょう。

ブルーピリオドの鉢呂健二は、一度見たら忘れられないような特徴的な髪型をしています。この髪型がかっこいいと人気で、鉢呂のような髪型にしたいというコメントもありました。

ブルーピリオドの鉢呂健二に関しては、日本人ではないという描写に驚きの声が上がっていました。鉢呂が外国人であると判明してからは、鉢呂の国籍などを考察するコメントが多く見られるようになりました。鉢呂は新潟県出身であることがわかっているため、在日の二世や三世ではないかと考える人もいました。

ブルーピリオドの鉢呂健二には、「大人だ」という感想が寄せられていました。鉢呂はすでに28歳になっているため、周りの学生より大人であることは確かです。しかし、ただ年齢が上であるだけでなく、これまでにさまざまな経験をしてきています。そうした人生の経験値の高さが、鉢呂を大人だと感じさせるようです。

ブルーピリオドの鉢呂健二のプロフィールや過去、名言・名シーンなどをまとめました。ブルーピリオドの鉢呂は主人公の八虎が大学に入学してから登場し、八虎の同級生として活躍しています。鉢呂の名シーンは本記事で紹介した以外にも数多くあるため、ぜひ実際に漫画で確認してみてください。