【ゴブリンスレイヤー】孤電の術士（アークメイジ）の魔法や強さは？界渡りになれる？

『ゴブリンスレイヤー』には孤電の術士（アークメイジ）という女性キャラクターが登場します。孤電の術士は主人公ゴブリンスレイヤーの第二の師とも言える存在で、彼にゴブリンに関する知識を多く与えています。そこで、ここからは孤電の術士の魔法や強さ、活躍、その後を紹介していきます。それではまず、ゴブリンスレイヤーの作品情報から見ていきましょう。

『ゴブリンスレイヤー』は蝸牛くも先生によるライトノベル作品です。GA文庫（SBクリエイティブ）にて2016年2月より連載スタートし、2022年7月時点で単行本は16巻まで刊行されています。略称は「ゴブスレ」。黒瀬浩介先生によるコミカライズ版は月刊ビッグガンガンにて2016年Vol.06より連載スタートしています。

ここではゴブリンスレイヤーのあらすじを紹介します。ある日、辺境の街で新人冒険者となった女神官は、ゴブリン退治に失敗し窮地に陥ったところを、自らをゴブリンスレイヤーと名乗る1人の戦士に助けられました。

ゴブリンは1匹～2匹であれば力自慢の村人でも倒せるほどで、ゴブリン退治は冒険者の間で初心者向けの依頼だと認識されています。そのためゴブリン退治依頼は冒険者の等級が上がりずらいのですが、ゴブリンスレイヤーを名乗る戦士は、そのゴブリン退治依頼のみで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在でした。彼は復讐に取り憑かれたゴブリン族の殺戮者だったのです。

孤電の術士（アークメイジ）はゴブリンスレイヤーの外伝『イヤーワン』2巻に登場した女性魔術師です。主人公ゴブリンスレイヤーは孤電の術士の依頼に同行する中で、彼女からゴブリンに関する多くの知識を教えられています。ゴブリンスレイヤーにとっては第二の師とも呼べる存在です。魔術師としては一流であるものの、蜥蜴人に師事していたせいかかなりの変わり者で、どことなく蜥蜴僧侶に似た語り方をしています。

見た目はくすんだ金髪に継ぎ接ぎだらけのローブが特徴的です。ゴブリンスレイヤーと同じく銀等級の魔女とは同じ女魔術師だからか一定の交流があったようで、ゴブリンスレイヤーに孤電の術士を紹介しています。その際に魔女が林檎酒を手土産に持っていくことをすすめていることから、林檎酒が好物であることがうかがえます。

孤電の術士は自分の興味があること以外は無頓着な女性で、実際に街の冒険者から変人扱いされています。身なりや汚れなど全く気にしないため、必要とあらばゴブリンの血をその身に浴びて自分の臭いを消すこともあります。この思い切りの良さにはゴブリンスレイヤーも関心しています。つまり、のちに女神官や精霊弓手がトラウマになるような匂い消しを躊躇いなくおこなうようになったのは孤電の術士が原因だったということです。

それでは早速、孤電の術士の魔法や強さを見ていきましょう。まずはじめに孤電の術士の強さから紹介していきます。

孤電の術士はかつてリザードマンに師事してさまざまな魔術を身に付けています。その実力は超一流といっても過言ではなく、作成には高度な技術が必要とされる転移の巻物があばら家に無造作に置かれていました。また、ゴブリンスレイヤーは孤電の術士が自分よりもかなり高いレベルにあると見ています。ただ、魔術師らしく接近戦は不得意なようで、ゴブリンが住む塔に向かう際にはゴブリンスレイヤーに協力を仰いでいました。

孤電の術士の使用魔法の1つ目は、「アルマ（武器）……インフラマラエ（点火）……オッフェーロ（付与）」と唱えることで発動する炎与（エンチャント・ファイヤ）です。この魔法は武器を魔法の炎で包む付与魔法です。作中ではゴブリンスレイヤーの扱っていた武器に使用していました。

孤電の術士の使用魔法の2つ目は、「促進（エクスペダイト）」と唱えることで発動する促進の真言です。厳密には魔法ではなく、魔術の媒体である札を用いて利用した思考加速の技法です。本来真言の三語からなる呪文の一語のみで発動しています。

孤電の術士は「界渡り（ブレインズウォーカー）」という、神々の盤である四方世界の外へ至る存在になることを目指していました。四方世界とは、ゴブリンスレイヤーたちが冒険を繰り広げる世界です。そして、四方世界は神々の遊戯盤と呼ばれる平らな大地であることが示唆されています。つまり、ゴブリンスレイヤーたちの世界は地球のように球形ではなく、端が存在するということです。

その端から四方世界を飛び出して世界の外側へ至った界渡りは、さまざまな次元世界を渡り歩くことができます。界渡りになるには単純に修行すれば良いというわけではなく、特殊な因子である「灯（スパーク）」を生まれつき持っているか、「灯」を外部から移植する必要があります。では、孤電の術士は界渡りになれるのか？孤電の術士が界渡りになる経緯ついては後述しますが、ここでは界渡りになれるということだけお伝えしておきます。

かなりの強さを誇る孤電の術士ですが、果たして作中ではどのような活躍を見せたのでしょうか？ここでは孤電の術士の活躍やその後をネタバレありで紹介していきます。

ゴブリンスレイヤーがギルドに冒険者登録をしたばかりの頃、彼はたまたまゴブリンの巣で魔法の指輪を発見します。その指輪がどんなものなのか気になったゴブリンスレイヤーでしたが、どのような効果があるのか分からない指輪を嵌めるのは危険で、鑑定しようにも鑑定料を支払えるだけのお金もなく指輪の効果を知る術がありませんでした。

そこで魔女に相談したところ、孤電の術士を紹介されます。早速ゴブリンスレイヤーは孤電の術士の下を訪れ、指輪の鑑定を依頼しました。すると孤電の術士はゴブリンスレイヤーに指輪を譲ってほしいと頼み込みます。実は魔法の指輪には界渡りの鍵となる「灯」が宿っていたのです。

孤電の術士は界渡りを目指しており、ちょうど灯を探し求めていたところでした。そして、ゴブリンスレイヤーは指輪の対価として「ゴブリン退治に役立つもの」を要求。それを聞いた孤電の術士は爆笑し、彼を気に入りました。その後孤電の術士はギルドから依頼されていた怪物辞典のゴブリンの項目を改定するという名目で、ゴブリンスレイヤーをゴブリン退治に連れ回し、そこで得られる情報を真っ先に提供するようになります。

前述したように孤電の術士は最終的に界渡りとなります。ゴブリンスレイヤーから「灯」を受け取った孤電の術士は、最後の依頼でゴブリンスレイヤーとともに、界渡りになるための場所である「暗黒の塔」へ向かいました。

そして、孤電の術士はゴブリンが棲み着いた暗黒の塔をゴブリンスレイヤーとともに踏破し、彼に「灯」が消えた「呼吸の指輪」と小屋に残されたものを報酬とすることを告げ、虚空に身を躍らせて姿を消します。四方世界の外側へと飛び出していった孤電の術士ですが、時系列としてはあとの話となる本編には登場しておらず、その後どうなったのかを知る術はありません。

ここまで孤電の術士（アークメイジ）の魔法や強さ、活躍、その後を紹介してきました。では、最後に孤電の術士に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

孤電の術士（アークメイジ）の特徴に関する声があがっています。どうやらこの方は孤電の術士が『進撃の巨人』のハンジに似ていると感じているようです。

孤電の術士（アークメイジ）の登場回に関する声があがっています。こちらでは孤電の術士が登場する『イヤーワン』2巻のことを「すごく面白かった」と高評価されているようです。

孤電の術士（アークメイジ）の魅力に関する声があがっています。こちらでは孤電の術士のことを「かわいい」と高評価されているようです。

本記事ではゴブリンスレイヤーに登場する孤電の術士（アークメイジ）の魔法や強さ、界渡りになれるのかを紹介しました。ゴブリンスレイヤーの漫画やアニメを見る際は本記事のまとめを参考にしつつ、孤電の術士の強さや活躍シーンに注目していただければ幸いです。