【ワンピース】聖地マリージョアとはどんな場所？パンゲア城や位置・名前の由来も考察

赤い土の大陸（レッドライン）の頂上に存在し、天竜人の居住地であるマリージョア。ワンピース世界の聖地であり、中心部には巨大なパンゲア城が建てられています。以下では、「ワンピース」の聖地マリージョアとはどのような場所か、名前の由来を考察しました。その他、マリージョアの国宝の正体や、パンゲア城に住まうイム様の正体などもまとめました。

幅広い世代に支持される人気作「ワンピース」は、1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている尾田栄一郎先生による海洋冒険ロマンです。「ワンピ」の略称で親しまれ、少年漫画の王道要素を取り入れたストーリーや緻密な世界観が人気を集めています。

物語もいよいよ終盤に近づき、さらゆる謎が明かされつつあるワンピース。2022年には国内累計発行部数が４億1000万部を突破し、最高記録を更新しました。また、テレビアニメをはじめ数々のメディアミックスが展開されています。

海賊王ゴールド・ロジャーの死と共に到来した大海賊時代。男たちは夢とロマン、海賊王が残したひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を求めて、グランドラインに突入します。海賊王を目指す少年・ルフィ率いる麦わらの一味も、それぞれの夢を達成するべく、航海に出ました。人々との出会いや別れ、海賊との戦いを経た一味の旅は、グランドラインの終盤にさしかかります。

赤い土の大陸（レッドライン）にある世界政府の中心地あり、天竜人の住まう場所、中心部にはパンゲア城が建てられています。また、世界会議（レヴェリー）の開催地でもあり、4年に1度、世界政府加盟国の王族や貴族がマリージョアに集います。

ワンピースの世界会議編の舞台であり、きらびやかな世界が目を引く聖地マリージョア。赤い土の大陸（レッドライン）の頂上にあり、神が住まうにふさわしい場所でしょう。以下では、聖地マリージョアの位置や名前の由来などを考察しました。

聖地マリージョアは、地球を分断するように隆起した赤い土（レッドライン）の上にあり、前後の海域にはマリンフォードが鎮座しています。その様子は難攻不落の城と表現され、マリージョアに侵攻することは例外を除いてほぼ不可能とされています。

ワンピースの漫画第1023話にて浮上した神の国。聖地マリージョアがあった場所、赤い土の上に存在し、ルナーリナ族が住んでいたと言われています。大昔、月に暮らす種族が存在し、資源を求めて地球に移住した種族によって作られた国が神の国でしょう。

赤い土の頂上にあるマリージョアに向かうには、赤い港（レッドポート）からボンドラに乗って移動します。動力にはシャボンディ諸島のシャボン玉を利用し、リフトアップしながら目的地に向かいます。

マリージョアの名前の由来は、ワンピースはフランス革命がモチーフとの考察から、「マリー・アントワネット」と「ブルジョアジー」を合わせた造語と考えられます。フランス革命で悲劇的な最期を迎えた王妃マリー・アントワネット。「パンがなければお菓子を食べればよい」というセリフは、あまりにも有名でしょう。かつては、贅沢三昧な生活で財政を圧迫し、革命を引き起こしたと考えられてきました。

一方、「ブルジョアジー」は、本来は革命を起こした中産階級を指した言葉でしたが、19世紀以降は富裕層という意味で使用されています。まさに、天竜人の住まう場所にふさわいい造語と呼べるでしょう。

聖地マリージョアの中心部に位置するパンゲア城。その名前の由来は、パンゲア大陸と推測されています。太古の地球の大地は一つの超大陸であり、長い年月をかけて現在の形となりました。ワンピースの世界もかつては1つの巨大国家であり、空白の100年によって現在の世界体制になったと考えられます。

ドフラミンゴのセリフから登場したマリージョアの国宝。その正体は、存在自体が世界を揺るがしかねないものと言われています。天竜人の間でもマリージョアの国宝を知る者はごくわずかであり、知ろうとする行為自体がタブーに触れるでしょう。果たして、マリージョアの国宝とはどのようなものでしょうか。パンゲア城で保存されている巨大麦わら帽子との関連を考察しました。

ワンピース世界にてもっとも神聖な場所とされるマリージョアには、存在自体が世界を揺るがすと言われる国宝が眠っています。この事実は、かつてマリージョアで暮らしていたドフラミンゴによって明かされました。その国宝を利用して、世界の支配を目論んでいたドフラミンゴ。しかし、国宝の正体は何なのか、詳細は不明とされています。

世界を揺るがしかねない存在から、古代兵器ウラヌスのような武器を連想させるマリージョアの国宝。しかし、その正体は武器ではなく、巨大な麦わら帽子と判明しました。パンゲア城の地下室のような場所で保管され、イム様が眺めに訪れることもあります。

パンゲア城で冷凍状態で保存されていることから、今後のワンピースにおいて重要なアイテムになると推測される麦わら帽子。人間よりも大きいサイズ感から、持ち主はかなり大柄な人物だったと予想されます。また、マリージョアの国宝ならば、空白の100年との関連も深く、ジョイボーイのものと考えられています。

麦わら帽子の所有者がジョイボーイのものだった場合、空白の100年で勝利した天竜人の戦利品となるでしょう。同時に、麦わら帽子は国宝の存在自体が世界を揺るがすとも言われています。それは、麦わら帽子の存在が世間に知られることで、天竜人に何かしらの危害が及ぶと考察できます。巨大麦わら帽子の謎が解けた時、世界は大きな変換期に突入するでしょう。

マリージョアの国宝は、現時点では巨大な麦わら帽子が有力視される一方、別にあるとも考えられます。また、マリージョアの国宝は1つとは断定されておらず、複数の可能性も否定できません。もしかしたら、複数ある国宝のうちの1つが、世界を揺るがすと言われるものに該当するでしょう。

聖地マリージョアの中心部のパンゲア城には、世界を創った20人の王が誓いを立てた虚の玉座があります。本来は誰も座ることが許されない神聖な場所でしたが、イム様だけは座ることが許されていました。一体、これはどういう意味でしょうか。五老星よりも立場が上であるイム様の正体も気になるでしょう。以下では、マリージョアのパンゲア城にある虚の玉座の概要や、謎多きイム様の正体について考察しました。

世界政府は、Dの一族との戦いに勝利した20人の王によって樹立されました。そして、王たちは平和を維持するため、世界に独裁者を作らせないために、ある誓いを立てました。それが「虚の玉座」と呼ばれるもので、20人の王の武器が玉座を守るように配置されています。玉座には誰も座らないことを平和の証とし、世界政府のトップである五老星ですら、玉座に座ることは許されていません。

虚の玉座はパンゲア城内にあり、世界会議の開催前には各国の王が虚の玉座のある部屋を訪れ、平等の誓いを立てています。このように、世界平和の象徴とも呼べる虚の玉座。しかし、ある人物だけは、虚の玉座に座ることが許されています。

誰も座ることが許されない虚の玉座に座れる人物はイム様と呼ばれ、世界政府を樹立した20人の王の1人、ネロナ・イム聖と推測されています。ワンピース・世界政府編で登場し、世界でたった1人の王と呼べるイム様。しかし、その正体は謎に包まれており、天竜人の間でもイム様の正体を知る者はごくわずかです。もしかしたら、イム様の存在自体がタブーであり、彼（彼女）の正体を知った者は抹殺の対象となるでしょう。

普段はパンゲア城の花の部屋で過ごしており、表向きのことは全て五老星に任せているイム様。一方で、巨大な麦わら帽子を眺めたり、ルフィや黒ひげの写真を切り刻むなど、意味深な行動も見られます。果たして、イム様とは何者でしょうか。Dの一族やジョイボーイとの関係、麦わら帽子を保管する理由なども気になるでしょう。

マリージョアといえば、天竜人のイメージが強いですが、天竜人の奴隷としてマリージョアに連れてこられた者も暮らしています。以下では、「ワンピース」のマリージョアに関係があるキャラ・3名を紹介します。

元王下七武海であり、元天竜人という出自を持つドフラミンゴ。聖マリージョアで生まれるも、父・ホーミング聖の意向により、33年前に天竜人をやめて地上に降り立ちました。マリージョアで過ごした期間が短いにも関わらず、国宝の存在を知っていたドフラミンゴ。さらに、他の天竜人が知らない秘密も知っていることが示唆され、口封じとして何者から命を狙われています。

ドフラミンゴが知る秘密は、天竜人の地位失墜だけでなく、世界政府の崩壊を招きかねない非常に危険なものと推測されています。また、それら秘密は他の天竜人は知らない可能性が高く、ドフラミンゴはどうやってその情報を入手したのか気になるでしょう。

元革命軍の幹部であり、ソルベ王国の国王という経歴が明かされたバーソロミュー・くま。ワンピースの新世界編では、天竜人の奴隷にされたことが判明します。自我を失い、悲鳴一つあげられなくなったくま。そのような姿を天竜人に面白がられ、無敵奴隷として酷い扱いを受けていました。

世界会議に乗じて、革命軍によって助け出されたくま。しかし、その後も自我は戻ることなく、エッグヘッド編では赤い土の大地をよじ登る突拍子のない行動に出ました。かつてのタイガー・フィッシャーを彷彿させるも、くまの意図は分かりません、

革命軍の女性幹部であり、過去に聖地マリージョアにて奴隷にされていたコアラ。天竜人の奴隷への扱いは凄まじく、人を人と思わない残虐かつ非情な行動が行われていました。しかし、15年前に冒険家のフィッシャー・タイガーによって奴隷が解放され、コアラもマリージョアの脱出に成功しました。

赤い土の大陸の頂上の位置し、かつて神の国があったとも言われる聖地マリージョア。そこには、天竜人ですら知らない秘密が隠されています。マリージョアの国宝とは何か、パンゲア城に住まうイム様とは何者でしょうか。それらの謎が全て解けた時、世界がひっくり返るようなことが起きるでしょう。以下では、ワンピースのマリージョアに関する感想や評価を紹介します。

聖地マリージョアへの襲撃が開始され、革命軍による兵糧攻めが行われました。マリージョアは、外見こそきれいな街並みですが、実際は植物が育たない不毛の地と言われています。そのため、天竜人は下界から食料を調達しなければならず、食糧庫の破壊は彼らにとって大きなダメージとなったでしょう。一方、SNSでは、革命軍によるマリージョアの兵糧攻めは、ユダヤ戦争がモデルとも考察され、ワンピースの構図とも似ています。

マリージョアは、奴隷として連れ去られた一般市民には地獄のような場所であり、「ワンピース」でも奴隷たちのひどい扱いが描写されました。一方、ジニーのように、天竜人に気に入られ、妻として攫われ者も過去にいました。後にマリージョアから故郷に戻ることが出来たジニー。しかし、彼女の思想はすでに天竜人に染まっており、マリージョアに来ることは天竜人の価値観を植え付けられるとも考えられています。

海賊王ゴール・D・ロジャーが世界のどこかに置いてきたと伝われるひとつなぎの大秘宝（ワンピース）。グランドラインの最果てにあると考察されるも、大秘宝の正体は何か、いまだ謎多き存在となっています。一方、SNSではマリージョアにある国宝が、ロジャーが遺した宝の正体と考察する意見が見られます。また、マリージョアの国宝は兵器とも予想され、古代兵器ウラヌス説も浮上しています。

聖地マリージョアといえば、中心部に位置するパンゲア城の存在も気になるでしょう。イム様はもちろん、内部にあると言われるマリージョアの国宝にも注目が集まっています。一方、パンゲア城は、パンゲア大陸が由来と考えられています。また、ロジャーが遺したのはひとつなぎの大秘宝であり、これら情報から、グランドライン上の島々は、かつて一つの大陸だったとの考察も見られます。

聖地マリージョアとはどのような場所か、位置や名前の由来、マリージョアの国宝やイム様の正体などを考察しました。ワンピースの世界会議編の舞台であり、地上の世界とは比べ物にならないほどの豪華な世界が広がっていたマリージョア。聖地と呼ぶにふさわしい場所である一方、多くの謎を秘めたミステリアスなエリアともいえるでしょう。