【ワンピース】サターン聖の能力を考察！ゾオン系悪魔の実の覚醒者？

「ワンピース」に登場するサターン聖は、世界政府の最高権力を握っている五老星の一人です。戦闘時には、蜘蛛のような多脚の姿に変身をします。ワンピースの物語の展開において、重要な立場にあるキャラで、多くの読者がサターン聖の動向に興味を持っています。本記事では、サターン聖の正体や悪魔の実の能力、モデルなどを考察していくため、ぜひチェックしてみてください。

サターン聖が登場するワンピースは、尾田栄一郎先生による日本の漫画作品で、略称はワンピです。1997年34号より、集英社の「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始されました。2023年11月の時点では、単行本は既刊107巻です。

2022年時点での国内累計発行部数は4億1000万部を突破し、日本の漫画史上で最高記録を達成しました。また、2015年6月には「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」として、ギネス世界記録に認定されています。

主人公ルフィは、「ひとつなぎの大秘宝」と海賊王になることを目指して、一人で大海原へ出発し冒険を開始しました。さまざまな島を巡りながら、ゾロ、ウソップ、サンジ、ナミを仲間に加えます。そして、麦わらの一味を結成して、ルフィは船長になりました。多くの困難を乗り越え、時には挫折を経験しながら、仲間たちとの絆を深めワンピースを目指します。

ワンピースのサターン聖は、世界政府の最高権力である五老星の一人です。本名はジェイガルシア・サターンで、肩書は「科学防衛武神」となっています。これまで登場した天竜人と同様に、人命を非常に軽視する発言が多いです。海軍准将以下は、五老星を見ることさえ許されないといわれています。五老星は、地球以外の太陽系の惑星をもじった名前で扱われており、サターン聖は土星をイメージしたものだと考察できます。

サターン聖は、ゾオン系悪魔の実の能力者である可能性が濃厚です。ここでは、サターン聖の能力や強さが分かるシーンをピックアップして、具体的に解説します。また、ルフィたちがどういう反応をしたのかも、ネタバレしています。サターン聖の悪魔の実のモデルも考察するため、気になる人は要チェックです。

1094話でサターン聖は、パシフィスタに止まるように指示を出し、その後地面に魔法陣が現れます。そして、五芒星の魔法陣の中から、サターン聖が姿を現しました。しかし、エッグヘッドへ上陸したサターン聖は、怪物化していたのです。

頭には牛の角のようなものがあり、下半身は蜘蛛のような姿でした。また、1085話で五老星のシルエットが描かれた際、立ち位置から左端の牛の頭に似た影が、サターン聖だといわれました。1094話で実際に牛のような頭で登場したため、1085話のシルエットもサターン聖だったことが明らかになります。

サターン聖は1093話の時点で船上にいました。ところが、1094話でエッグヘッドに出現します。まず魔法陣が出現して、五芒星から浮き上がるように、サターン聖が登場しました。このことから、魔法陣を利用して、瞬間移動ができる能力を持っていることが判明します。ただ、瞬間移動ができるのは、サターン聖の能力なのか、あるいは何かを利用しているのかは不明です。

五老星が間もなく上陸することが、島内の海兵たちにアナウンスされました。そして、「海軍准将以下はまみえることも許されぬ」と警告を受けます。ところが、海兵の一人が気付かずに、サターン聖の怪物化した姿を見てしまいました。

すると、その瞬間にサターン聖の目が光り、同時に海兵は倒れます。海兵の頭部からは、血が噴き出たように描写されていました。目が光った瞬間にサターン聖の攻撃を受けたのか、姿を目にしただけでダメージを受けたのかだと考察できます。

サターン聖が登場する直前に、ルフィ、ゾロ、黄猿たちが異様な気配に反応しました。そのときの反応の仕方が、黄猿の接近にルフィが気づいたときと非常に似ています。また、海軍中将も気づいている様子で、彼らの反応の大きさから、サターン聖は相当の強さを持つ人物であることが分かります。ジンベエも異様な気配に驚いていたため、サターン聖が異質な存在なのは間違いないでしょう。

サターン聖は、ゾオン系悪魔の実の覚醒者である可能性が高いです。彼の変身した姿は、黒い羽衣のようなものを付けているのが特徴です。ルッチやカクも羽衣を身に付けていました。理性を失わずにゾオン系の悪魔の実を覚醒させた者が、羽衣を身に付けるようです。ゾオン系悪魔の実の能力者だと、確定されたわけではありません。ただ、羽衣を身に付けている共通点から、同じ系統の能力者であると考察できます。

アラクネはギリシャ神話に登場しており、上半身は人間で下半身は蜘蛛の姿をしているのが特徴です。アラクネは多くの作品に登場しており、知名度も高いといえます。ギリシャ神話のアラクネは女性で、頭に角があるという伝承はないです。このことから、サターン聖の食べている悪魔の実が、アラクネをモデルとしている可能性は低いと考察できます。

サターン聖の悪魔の実は、牛鬼をモデルにしたという説が濃厚だといわれています。頭部は牛で身体が蜘蛛の姿をしており、牛鬼はサターン聖が怪物化した姿とそっくりでした。また、牛鬼の姿を見ただけでも病気にかかり、攻撃すると祟られるという妖怪です。

しかし、五老星が食べる悪魔の実が妖怪であるのは、ふさわしくないという声も聞かれました。外見が牛鬼に似た土蜘蛛という妖怪も存在しており、こちらがモデルの可能性もあります。

バアルはキリスト教、ユダヤ教の大悪魔であり、大君主の一人です。バアルはさまざまな姿で描写されており、定番モデルはありません。ただ、バアルは牛や蜘蛛の姿で出現することもあり、一体化した姿で描かれる可能性もあります。したがって、頭部が牛で下半身が蜘蛛の姿でも、不自然ではないでしょう。移動手段に魔方陣を使用することに関しても、悪魔であれば違和感がないと考察できます。

ワンピースのセラフィムは、動きを封じられている状態です。しかし、セラフィムを解放できれば、世界政府は戦闘において有利な立場になれます。今後サターン聖が、セラフィムに命令することも可能です。

サターン聖を倒さない限りは、命令を書き換えることも不可能でしょう。そのため、上陸したサターン聖が、セラフィムを回収するために、行動を起こすことも充分あり得ます。ただ、セラフィムが命令に従わない伏線もあり、今後の動きで注目するポイントです。

1094話のラストシーンで、ポニーがサターン聖を刺しました。もしもサターン聖が牛鬼の能力者であれば、ポニーは攻撃したため病に侵される可能性があります。今後ポニーは呪われて、病気になってしまう展開があるかもしれません。ただ、病気になっても必ず死亡するわけではありません。ポニーは謎の多いキャラのため、簡単に死亡する可能性は低いです。ただ、牛鬼の能力で病にかかってしまうと、苦しい展開になるでしょう。

サターン聖はポニーによって、刺されてしまいました。しかし、簡単に殺されるほど弱い人物であれば、護衛を付けて数人で上陸していたでしょう。刺されたあとも、サターン聖は平然としていたため、あまりダメージを受けなかったようです。あるいは、傷が治る能力があるのかもしれません。

1094話でのシーンがきっかけで、サターン聖が死亡する確率は、極めて低いです。ただ、最終章で全ての謎が明らかになった時点で、サターン聖が死亡する展開も考察できます。

ボニーの父親はサターン聖だと考察する読者の声が、非常に多くありました。息子のスクアードが父親を刺したように、娘のボニーがサターン聖を刺したという展開だったら、怖いという感想も上がっています。

サターン聖は、見た目からかなり悪そうな能力を持っていそうという感想があります。その姿が、かっこいいという声も上がっていました。また、登場の仕方がラスボス過ぎて、かっこいいというファンもいます。

サターン聖は覚醒したゾオン系だと思われるが、そもそも人間なのかも分からないという感想がありました。ただのゾオン系というわけではなさそうという声も上がっています。サターン聖は悪魔の実の能力というよりは、悪魔そのもののようだという感想もありました。

サターン聖の悪魔の実はまだ判明してはいませんが、真相に近づいているのは確かです。サターン聖はかなりの強さを持っているため、今後本格的なバトルが展開されるかもしれません。そして何よりも、世界に衝撃を与えるほどのエッグヘッドで起こる事件が、どういうものなのか注目しておきましょう。