【ブルーロック】久遠は脱落した？裏切りシーンやその後の復活・再登場を考察

「ブルーロック」において、裏切りの代名詞とも呼べる存在となった久遠渉。己が勝ち残るためなら八百長試合も厭わない、強烈なエゴの持ち主でした。作中では二次選考での脱落が示唆されるも、その後の復活や再登場はあるでしょうか。以下では、「ブリーロック」の久遠の脱落やその後の復活、再登場の可能性を考察しました。その他、読者に衝撃を与えた久遠の裏切りシーンもまとめました。

「週刊少年マガジン」の人気作であるブルーロックは、2018年に連載開始されたサッカー漫画です。原作は金城宗幸先生、作画はノ村優介先生で、単行本は2023年9月時点で計26巻が刊行されています。2022年からは、「別冊少年マガジン」にて「ブルーロック-EPISODE 凪-」が連載されています。

連載初期は実在のサッカー界への非難とも捉えかねないセリフが物議を醸した「ブルーロック」。従来の高校サッカーとはかけ離れた異色の作風が人気に火をつけました。また、2022年10月にはテレビアニメが開始され、2024年1月に劇場版が公開予定です。

日本のW杯優勝の兆しが見えない中、日本サッカー界を頂点に導くストライカーの育成を目的とする青の監獄プロジェクトが開始されます。全国から高校生FW選手300名に招集がかけられ、ブルーロック入りを果たしました。しかし、その実態はたった1つのFW選手の日本代表の座を巡る選抜試験でした。デスゲームさながらの過酷な試練に挑む中で選手たちはさらなる向上を目指し、新たな能力を開花させていきます。

ブルーロックの一次試験でチームZに所属した潔世一の元チームメイトです。ブルーロックのランキングは、293位から二次選考で97位です。身長は185cmと長身で、サッカーではジャンプ力を強みとしています。出身は山口県で、狐坂高校サッカー部の3年生でした。

一次選考での裏切り行為から、ブルーロックファンからも厳しい評価を下されている久遠渉。しかし、元来は真面目で向上心が高く、チームプレイや協調性を重んじる性格でした。また、コミュニケーション能力にも長け、味方同士での衝突も絶えなかったチームZのまとめ役を担っています。まずはチームとしての勝利を優先し、作戦を提案するなど積極性を見せていた久遠。しかし、ネーミングの悪さが玉にキズでしょう。

このように、最初は裏切りの要素は全く見えなかった久遠。一方で真面目な性格が災いし、自分の理想やエゴを追求するあまり、仲間を裏切る行為に至ったでしょう。

6歳でサッカーをはじめ、狐坂高校に進学後は自らサッカー部を創設するなど、サッカーへの情熱にあふれていた久遠。やがて、サッカーの日本代表やW杯優勝を目指し、サッカー部の練習にも熱が入りました。自分の夢を叶えるためにも、まずは高校サッカーの全国大会を目指した久遠。しかし、創部まもない狐坂サッカー部は地区大会のベスト8から脱却できずにいました。

さらなる上を目指して、練習に気合を入れるべきだと熱く語る久遠。しかし、彼のサッカーへの情熱は部員たちに伝わりませんでした。純粋にサッカーがしたいという久遠の考えに共感しつつも、部員たちはそこまでサッカーに本気にはなれません。あくまで学校の部活のノリで行っており、楽しければ良いと思っていたでしょう。

その後、久遠とのサッカーに対する考えの相違から、部員たちは次々とサッカー部を出ていき、最後に久遠だけが残されました。サッカーを本気でやっていたのは自分だけだったと気付かされ、悔しさをにじませる久遠。仲間から裏切られたような気持ちにさいなまれ、自分が生き残れば良いとの考えにたどり着きます。その時、ブルーロックから強化指定選手の招待状が届けられます。

高校サッカーでの挫折を糧に、ブルーロックへの挑戦を決意した久遠。あらゆる手段を尽くしてでも、ブルーロックで勝ち残ると覚悟を決めました。

久遠の二次選考での動向は本編では描かれていません。一方、二次選考の通過者発表のシーンから、久遠の脱落が推測されています。一次選考での裏切りから、次のステージでは上手くいかなったことが示唆された久遠。果たして、その後の復活や再登場の可能性はあるでしょうか。以下では、「ブルーロック」の久遠の脱落とその後の登場・再登場の可能性について考察しました。

一次選考で裏切り行為を働いたものの、チームZとして二次選考に選出した久遠。しかし、ここで思わぬ事態に直面しました。一次選考での裏切り行為が噂となって広まってしまい、久遠に対する不信感が強まっていました。二次選考では、選手同士でチームを組み、勝ち進まなければステージクリアとなりません。まずは、3人1組のチーム作りを試みるも、久遠は誰とも組めずにいました。

そんな中、元チームZの伊右衛門送人と今村遊大も、チーム作りに苦労していました。いわゆる出遅れ組であり、能力の高い選手たちは次々とチームを組む一方、実力のない選手たちは苦戦を強いられます。しかし、次のステージに進むには、もう相手を選り好みしている場合ではありません。そこで、久遠はいまだチームを組めずにいた伊右衛門送人と今村遊大へ声をかけました。

2人が快く承諾してくれたことでひとまず次に進むことが出来た久遠。しかし、その後の動向は言及されておらず、二次選考の突破者の発表で姿が見えなかったことから、脱落したと推測されます。久遠の脱落シーンは漫画の10巻93話と94話で描かれ、そこには久遠の姿はありませんでした。

二次選考での脱落が濃厚である久遠渉。その後の復活や再登場の可能性はあるでしょうか。結論から述べると、久遠のブルーロックへの復活や再登場はないと考えられます。もし、久遠を復活させるならば、「敗者復活（ワイルドガード）」で勝ち上がることが必要です。作中では、國神錬介がこのルールを利用し、再登場を果たしています。

國神の例から、「敗者復活（ワイルドガード）」に進めば、久遠の復活や再登場の可能性が高まるでしょう。しかし、絵心甚八のセリフから敗者復活枠は1つであり、今後、脱落した選手が復活することはないと考えられています。つまり、久遠を含めた脱落選手たちの再登場はないと断言できるでしょう。

「ブルーロック」でもっとも衝撃的なシーンとなった久遠の裏切り。チームとしての敗北が濃厚となる中、久遠は自分だけが勝ち抜こうと、相手チームに八百長試合を持ちかけます。なぜ、久遠は裏切りを働いたのか、それは彼の辛い過去に理由がありました。以下では、「ブルーロック」の久遠の裏切りシーンを解説します。その他、久遠がチームを裏切った目的を考察しました。

久遠渉の裏切りのシーンは、漫画3巻18話のチームＷとの試合で描かれました。チームとしての勝利が危うくなり、これ以上の敗北は許されないチームZ。同時に久遠にも異変がみえはじめ、潔世一によって裏切り行為が発覚しました。久遠はどのような裏切り行為を働いたのでしょうか。以下では、「ブルーロック」から久遠の裏切りシーンを解説しました。

最初こそチームのまとめ役として声かけをしたり、自ら作戦を立案するなどチームとしての勝ち上がりを目指した久遠。しかし、一次選考を通過できるのは上位2チームだけで、チームZは上位に食いこむことが難しい状況でした。久遠は自分だけが勝ち残る考えにシフトし、チームＷへ八百長試合を持ちかけます。そして、味方の作戦を提供する見返りとして、あることを要求しました。

チームWとの八百長試合を成立させ、チームZの作戦を相手チームに流した久遠。その見返りとして、自身にハットトリックを決めさせて得点を取らせることを約束させました。そして、試合開始まもなく、久遠は3点先制点を挙げ、チームの勝利に貢献します。一方、八百長だと気が付いていないチームZは、久遠の活躍やチームとしての勝利に沸きます。

試合前半はチームZが優勢でしたが、後半からは試合の流れが逆転します。実は、八百長試合にて相手チームへの逆転を約束していた久遠。後半戦では、わざとミスを連発することで、チームWに4点与えました。前半戦が好調だったために、チームZは次第に危機感を募らせていきます。同時に、大活躍を見せていた久遠のミスに、雷市陣吾は怒りを露わにします。

その場で土下座をし、謝罪の言葉を述べる久遠でしたが、その表情は笑っていました。そんな久遠の姿に違和感を覚えた潔世一。さらに、チームWの動きは、まるで相手チームの作戦を知っているように思えます。そして、後半戦での得失点は久遠がわざと行っていると考えます。その後も久遠はミスを繰り返し、彼を注意深く見ていた潔は裏切り行為を確信しました。

潔世一に裏切りを追求された久遠。そこへ、チームWの中心メンバー・鰐間兄弟の口から、衝撃的な事実が放たれます。その内容は、昨夜、チームWのもとへ久遠が現れ、八百長試合を持ち掛けたというものでした。

潔に裏切り行為を見抜かれ、窮地に陥ったと思われた久遠。しかし、全く悪びれる様子もなく、自分がブルーロックで生き残るためにベストを尽くしたと話します。さらに、チームZを裏切り、自らチームWに加勢して戦うことに決めました。久遠にとってチームZとの関係は、自分が勝ち進むための駒にすぎなかったでしょう。そのため、このままチームZとして戦っても、チームとして一次選考を通過することは、難しいことです。

しかし、特殊ルールとしてチームの最多得点王になってクリアすることに目をつけ、この方法を利用して勝ち抜こうと考えます。勝利を求めるあまり、味方を裏切ることに何も感じなくなっていた久遠。残りの試合時間をチームWとして参戦し、鰐間兄弟へパスを繰り出して得点につなげました。

久遠の裏切りはブルーロックでも衝撃的なシーンであり、久遠の勝利への並みならぬ執念やエゴが垣間見えたでしょう。一方、久遠はなぜ、チームZを裏切る行為に出たのでしょうか。その目的は、自分が確実にブルーロックを生き残るためでした。最初こそチームとしての勝ち抜きを目指していたものの、思うような結果が出ません。このままでは二次選考への進出が叶わなくなります。

そこで、目を付けたのが特別ルールの悪用でした。万が一、チームとして敗北しても、最多得点王に選ばれれば二次選考へ行くことができます。しかし、自力で得点を稼ぐことは久遠の実力では難しいかったでしょう。八百長試合は、久遠が確実に点数を稼ぐための手段だったと考えられます。チームWとの交渉を成立させ、試合も久遠の思惑通りに進みました。

しかし、最終的に久遠の思惑は失敗となり、チームZだけでなく相手チームからも批判を浴びることとなりました。一方、それでも久遠は勝利を諦めきれず、次はチームVへ八百長を持ちかけます。自分と組むことのメリットを必死にアピールするも、凪たちは申し出を断りました。その時の様子は潔たちにも、目撃されています。

一次選考が終盤に近づき、姑息な手段を使ってでも勝ち残りたい久遠。前の高校で経験した仲間からの裏切りや敗北への恐れから、自分だけが勝つことにこだわっていました。しかし、チームVに挑む仲間たちの奮闘を目の当たりにし、心境に変化が訪れます。反則行為と知りながら、凪誠士郎のシュートの阻止した久遠。すぐさま退場を余儀なくされるも、久遠は体が自然に動いたと説明します。

これまでは自分の事しか考えていなかった久遠渉。ブルーロックに人生をかけて必死に戦う仲間の姿から、大切なことを学んだでしょう。
 

作中では、裏切りのシーンばかり目が行く久遠ですが、彼も全国制覇やW杯優勝を本気で目指すサッカー選手です。久遠の試合のシーンはわずかでしたが、彼の能力や強さを生かしたプレースタイルで味方の勝利に貢献しています。果たして、久遠の能力や強さとは何でしょうか。以下では、「ブルーロック」の久遠の能力や強さをネタバレ考察しました。

久遠が自身の強みとして挙げているジャンプ力。その実力は試合で大いに発揮され、味方へのパスにつなげています。また、チームWとの試合では、八百長であったもののヘディングシュートで2点加点しています。もし、裏切りを行わず、二次選考で脱落してなければさらなる活躍を見せていたでしょう。

久遠渉の能力や強さといえば、やはりコミュニケショーン能力の高さは欠かせないでしょう。チームWとの交渉の結果、八百長試合を成立させた久遠。良く言えば人の懐に入るのが上手いと言えます。また、それら能力を良い方向で発揮すれば、チームのまとめ役として頼りにされたでしょう。しかし、作中では悪い方向に使用してしまい、結果的に自身の信用を失うことに繋がりました。

2022年10月に待望のアニメシリーズが開始され、声優キャストにも注目が集まった「ブルーロック」のアニメ。その中でも、久遠の裏切りシーンはアニメでも衝撃的な展開になったでしょう。以下では、「ブルーロック」の久遠のアニメ声優・中澤まさともさんのプロフィールなどを紹介します。

ブルーロックの久遠のアニメ声優・中澤まさともさんは、1983年生まれ、東京都出身の声優、俳優です。2000年代から声優・俳優活動を行っており、旧芸名は「中澤匡智」です。また、スーツアクターとしても活動しており、仮面ライダーシリーズへの出演歴もあります。

声優・中澤まさともさんの主な出演作品は、アニメ「ギウン」中山春樹役、「NOBLESSE -ノブレス-」タオ役、「巨人族の花嫁」バロ・バロウズ役等です。ゲーム作品は、「英国探偵ミステリア」ジャック・ミラーズ（切り裂きジャック）役、「アイ・チュウ」クリストファー役、「あんさんぶるスターズ」風早巽役等です。

サッカーへの並みならぬ情熱を持ちながら、それによって人生を狂わされてしまった久遠。もし、裏切り行為さえやらなければ、サッカーに熱い好青年となったでしょう。しかし、ブルーロックは完全な実力世界です。久遠の脱落は、彼自身の実力不足ともいえるでしょう。以下では、「ブルーロック」の久遠渉に関する感想や評価を紹介します。

チームとして一次選考を通過できた久遠でしたが、2次選考での動向は本編で言及されませんでした。一方、チーム作りに苦戦していたこと、元メンバーの今村たちとチームを組んだことが示唆されるも、最終的に脱落したことが確定しています。しかし、「ブルーロック」の本編では脱落者の名前は公表されておらず、いつの間にか脱落していたとの声が寄せられています。

一次選考での裏切り行為から、久遠のその後は上手くいかないと予想されました。その理由は彼自身の実力だけでなく、裏切りキャラという点もあげられるでしょう。また、國神錬介のように敗者復活を使って再登場する可能性も低いとも考えられます。SNSでは、久遠に対する批判の声が目立つ一方、好意的な意見も寄せられており、久遠の脱落が確定して泣いたとの感想も見られます。

二次選考から本格的な動きを見せ始めたブルーロック。元チームZのメンバーが脱落を余儀なくされる中、裏切りキャラの久遠も例外ではありませんでした。チームWとの試合で裏切りが発覚するも、その後もチームVへ八百長を持ち掛けるなど、懲りない姿を見せた久遠。人間味あふれる姿が久遠の魅力であり、コアなファンに愛されています。また、アニメ派のファンからは久遠が勝ち残れる展開が想像できないとの感想が見られます。

高校サッカーで挫折を経験し、ブルーロックで再起を目指した久遠。しかし、早くもチームとしての危機に直面し、自分だけが生き残る手段に出ました。ブルーロックでの脱落は、日本代表になるチャンスがなくなることを意味し、久遠にとっても必死だったでしょう。SNSでは、久遠に怒りを露わにした雷市の気持ちはもちろん、裏切りを働いた久遠の気持ちも分からなくないとの意見も寄せられています。

チームＺへの裏切り行為から、久遠に対する評価は大きく分かれています。一方で、戦術面に優れていたとの意見も見られ、サッカー選手としての強みはありました。原作漫画ではすでに脱落が決定し、再登場の可能性はないと考えられている久遠渉。SNSでは、久遠の復活を予想する意見も見られます。久遠のその後はどうなのか、ブルーロックに再登場する可能性はあるのか、久遠への注目も高まっています。

裏切りが発覚した際、潔をバカにしたようなセリフを投げかけていた久遠。仲間を裏切ったキャラらしい考えとも言え、読者の中には久遠の言動に怒りを覚えた方もいるでしょう。一方で、久遠の人間性が面白いなど、好意的な意見も見られます。作中では悪いイメージの強い久遠ですが、元来は誰よりもサッカーに熱く、真面目な人物でした。サッカーに対する思いの強さが、選手としての道を踏み外す結果となったでしょう。

「ブルーロック」の久遠の脱落やその後の復活・再登場の可能性、裏切りシーンなどをまとめました。久遠といえば裏切りのイメージが強いですが、本来はサッカーを愛する熱い選手でした。一度は高校サッカーで挫折を経験した久遠。ブルーロックも脱落を余儀なくされ、今後の復活する可能性も低いです。しかし、ここで得た経験は久遠にとってかけがえのないものであり、彼の心境に変化をもたらしました。