ブルージャイアントの映画は原作のどこまで？漫画との違いや未読でも楽しめるか解説

ブルージャイアントの映画は原作のどこまでが映像化されたのかや、漫画との違いなどについてネタバレする前に、「ブルージャイアント」の作品情報を紹介します。「BLUE GIANT（ブルージャイアント）」は、ビッグコミックで2013年〜2016年に連載されていた石塚真一の音楽青年漫画です。漫画「ブルージャイアント」は、ジャズをテーマにした作品で、マンガ大賞2016では、3位を獲得しています。

漫画「ブルージャイアント」は、2016年8月に全80話で完結しました。その後、同年9月には舞台をヨーロッパに移した第2部の「BLUE GIANT SUPREME（ブルージャイアントシュプリーム）」が連載スタートしています。

第2部の漫画は全88話で完結し、2020年5月にはアメリカが舞台である第3部の「BLUE GIANT EXPLORER（ブルージャイアントエクスプローラー）」が連載されました。第3部は2023年5月に全72話で完結し、2023年7月からは第4部の「BLUE GIANT MOMENTUM（ブルージャイアントモメンタム）」が連載されています。

漫画「ブルージャイアント」時系列一覧

• 漫画「BLUE GIANT」：2013年5月〜2016年8月（発表期間）
• 漫画「BLUE GIANT SUPREME」：2013年9月〜2020年4月（発表期間）
• 漫画「BLUE GIANT EXPLORER」：2020年5月〜2013年5月（発表期間）
• 漫画「BLUE GIANT MOMENTUM」：2013年7月〜（発表期間）

• 作品名：BLUE GIANT（ブルージャイアント）
• 原作：石塚真一
• 監督：立川譲（たちかわゆずる）
• 脚本：NUMBER8
• 公開日：2023年2月17日

漫画「ブルージャイアント」は、2023年4月にはシリーズ累計発行部数1100万部を突破。人気漫画「ブルージャイアント」は、2023年2月17日に劇場アニメとして公開されました。2023年10月にはDVD・ブルーレイが発売されており、2023年10月27日から11月2日までの期間限定で、アンコールリバイバル上映もされた人気映画です。

ブルージャイアントの作品情報を紹介したところで、映画について、原作のどこまでが映像化されたのかや、原作漫画との違いについて深掘りしていきましょう。まずは、「ブルージャイアントの映画は、原作のどこまで？」を深掘りします。

原作漫画のどこまでが映像化されたのかについて、ネタバレします。結論からいうと「原作漫画第1部・ブルージャイアントの4巻〜10巻まで」が映像化されています。映画「ブルージャイアント」では、主人公の宮本大が上京してからの物語が描かれています。上京してから、10巻の完結までのストーリーが、映画化されました。

原作漫画のどこまでが映像化されたかが判明したところで、原作漫画と映画の違いについてもネタバレしていきましょう。大きな違いの1つが、「映画では、宮本大の高校生時代は描かれていない」です。そのため、宮本大がジャズと出会い、サックスプレイヤーを目指して、日々河原で練習する姿や、アルバイトをしていたシーンなどは、映画で見ることができません。

もう1つの大きな違いが、映画のラストシーンです。漫画では、JASSのメンバーの雪祈が交通事故に遭い、念願のSO BLUEでのライブには出演することができず、大と玉田の2人でライブ演奏をしています。その後、入院している雪祈に、SO BLUEで演奏したことを報告していました。一方で映画では、雪祈は退院し、SO BLUEにやってきて、JASSの演奏に途中参加します。

雪祈は、右腕を複雑骨折しており、とてもピアノが弾ける状態ではありませんでしたが、骨折していない左腕だけでピアノを演奏するのでした。ラスト部分が、漫画と映画では大きな違いがあるため、「ラストの違いにびっくりした」といった声も多くあがっています。

漫画のどこまでが映画で映像化されたのかや、違いなどをネタバレしたところで、漫画を知らない原作未読の人でも楽しめるのかについても、考察していきましょう。まずは、「ブルージャイアントの映画は、原作未読で知らない人でも楽しめるのか？」についてです。結論からいうと、映画ブルージャイアントは、原作未読で、内容を知らない人でも十分に楽しめます。

SNSなどでは、「原作未読で内容を知らないまま映画を見たけれど、映画のブルージャイアントが面白かった」・「映画を見て、原作を見てみたくなった」といった声が多くあがっています。「原作未読で、あらすじなどは知らないけど、ジャズが好きなので十分に楽しめた」といった声も上がっています。また、「原作未読で、ジャズのことを知らない人でも、楽しめる映画」といった声も多いです。

漫画「ブルージャイアント」自体が、ジャズ未経験の主人公がサックスプレイヤーを目指す物語のため、専門用語やジャズのことを知らない人でも、楽しめる作品になっています。そのため映画も、原作未読で、ジャズや専門用語を知らない人でも、十分に楽しめます。

次に、「ブルージャイアントの映画は原作を予習していた方が楽しめるのか？」についても、深掘りしていきましょう。「映画ブルージャイアントは、原作未読だけど楽しめた」といった感想が多く上がっているため、「原作未読でも、十分に楽しめる映画」ということがわかります。

しかし、映画では漫画「ブルージャイアント」の1〜3巻で描かれた高校生時代は映像化されていません。そのため、原作漫画を予習した方が、原作未読よりも、映画を楽しめることは間違いなさそうです。また、漫画「ブルージャイアント」も、「面白い」・「音が聞こえてくる漫画」としても支持されています。

そのため、原作ファンの間では、「漫画で想像していた音楽が、映画ではどこまで再現されるのか」・「どのように演奏シーンが表現されているのか」と期待する声も多いです。こういった点から、「漫画を見てから映画を見たほうが、原作未読で内容を知らないよりも、一層楽しめるのでは」と考えられます。

原作漫画のどこまでが映像化されたのかや、原作未読の人でも楽しめるのかを紹介した上で、ブルージャイアントの映画を見る前に知っておいた方が良い予備知識」についても、深掘りしていきましょう。予備知識が無くても、映画として楽しめますが、映画「ブルージャイアント」をより楽しむための予備知識を、簡単に紹介します。

ブルージャイアントの映画を見る前に知っておいた方が良い予備知識一覧

• ジャズについて
• JASSメンバーが演奏している楽器
• 映画の音楽を担当した人
• 映画監督について

まずは、「ジャズ」について簡単に紹介しましょう。ジャズは、1900年頃にアメリカで流行した音楽のジャンルです。ジャズは、主にアフリカ系アメリカ人の間で流行した音楽。ジャズは、リズムやビートに重きを置いた、楽器中心の音楽です。そのため、ブルージャイアントで流れる楽曲は、楽器演奏がメインになっています。

JASSメンバーが演奏している楽器についても、紹介しましょう。玉田はドラムを担当し、雪祈はピアノを担当。主人公の宮本大は、サックスを担当しています。サックスは音域が異なり、ソプラノ・アルト・テナー・バリトンの4種類があります。宮本大は、2番目に大きく、中低音域のテナーサックスの演奏者です。

映画「ブルージャイアント」で音楽を担当した人が、上原ひろみです。上原ひろみは、1979年3月26日生まれのジャズ・ピアニストです。2020年に行われた東京オリンピックの開会式ではピアノ演奏をしており、世界的にも有名なピアニストです。

雪祈のピアノ演奏を、世界的に有名な上原ひろみが担当したことで、大きな話題を集めました。それに加え、宮本大のサックスは、サックス奏者の馬場智章、玉田のドラムは、ジャズミュージシャンでドラマーの石若駿が担当しています。

映画「ブルージャイアント」の監督を務めたのが、立川譲です。立川譲は、1981年12月2日生まれのアニメ監督兼アニメーション演出家、脚本家。アニメ「デス・パレード」や、アニメ「モブサイコ100」、映画「名探偵コナン ゼロの執行人」などの監督を務めている人気監督です。

原作との違いや、映画ではどこまで描かれたのかなどをネタバレした上で、映画「ブルージャイアント」の見どころを紹介していきましょう。映画「ブルージャイアント」の見どころは、「演奏シーン」です。

「ブルージャイアント」は、「漫画なのに、見ていると音が聞こえてくる」といった感想が多くあがっています。漫画でも人気を集めている演奏シーンが、映画ではどのように表現されているのか？が見どころの1つです。「映画の楽曲レベルが高すぎる」・「すぐにブルージャイアントのアルバムを購入してしまった」といった感想も多くあがっています。

映画「ブルージャイアント」のあらすじについても、ネタバレしていきましょう。主人公の宮本大は、ジャズに魅了され、日々テナーサックスを吹き続けていました。大は、高校卒業と同時に上京し、東京の大学に進学した同級生の玉田の家で居候をすることに。ある日、大はライブハウスでピアニストの雪祈と出会い、バンドを組むことにします。

そんな大の一生懸命な姿に、玉田も感化されていき、ドラムとしてバンドに参加することになりました。3人は、JASSというバンドを結成し、日本最高峰と言われるライブハウス「SO BLUE」に10代で出演することを目標に、日々練習に取り組んでいくのでした。

原作漫画のどこまでが映像化されたのかをネタバレしたところで、声優キャストも紹介しましょう。映画「ブルージャイアント」で宮本大を演じた声優キャストが、山田裕貴（やまだゆうき）です。山田裕貴は、1990年9月18日生まれ・愛知県出身の俳優で、ワタナベエンターテインメントに所属しています。山田裕貴は、高校卒業後にワタナベエンターテイメントカレッジに入学し、芝居を勉強しています。

ワタナベエンターテイメントカレッジ卒業後に、「D☆DATE新メンバーオーディション」を受けたことがきっかけで、現在の事務所に所属しました。2011年に「海賊戦隊ゴーカイジャー」で、ゴーカイブルーとして俳優デビュー。その後、高い演技力が評価されており、どんな役でも演じられるカメレオン俳優として多くの作品に出演しています。

山田裕貴の出演代表作

• ドラマ「GTO」：藤吉晃二役
• ドラマ「ハコヅメ〜たたかう！交番女子〜」：山田武志役
• ドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」：志村けん役
• ドラマ「どうする家康」：本多忠勝役
• ドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日君と」：萱島直哉役
• 映画「HIGH&LOW」シリーズ：村山良樹役
• 映画「闇金ドッグス」シリーズ：安藤忠臣役
• 映画「あの頃、君を追いかけた」：水島浩介役
• 映画「東京リベンジャーズ」シリーズ：龍宮寺堅（ドラケン）役

映画で山田裕貴が演じたキャラクターの宮本大（みやもとだい）は、仙台市出身・11月9日生まれの青年で、ジャズサックスプレイヤーを目指しています。宮本大は、とてもポジティブで、バカ正直な性格の持ち主です。中学の卒業記念で、ジャズ喫茶を訪れたことがきっかけで、ジャズに魅了されました。

その後、テナーサックスを独学で学び、ジャズプレイヤーを目指しています。高校卒業後に上京し、雪祈と玉田と一緒にジャズバンド「JASS」を結成しました。宮本大は、サックスの腕前は荒削りですが、情熱的な演奏で観客を魅了しています。

映画「ブルージャイアント」で沢辺雪祈を演じた声優キャストが、間宮祥太朗（まみやしょうたろう）です。間宮祥太朗は、1993年6月11日生まれ・神奈川県横浜市出身の俳優で、トライストーン・エンタテインメントに所属しています。間宮祥太朗は、中学生の頃にファッション雑誌「Hana-*chu→」で読者モデルとして芸能界デビューを果たしました。

間宮祥太朗は、2008年にドラマ「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」で、俳優デビューを果たしています。俳優デビュー後は、高い演技力が評価され、朝ドラや映画など多くの作品に出演している人気俳優です。

間宮祥太朗の出演代表作

• ドラマ「水球ヤンキース」：千秋亮役
• ドラマ「ニーチェ先生」：仁井智慧（ニーチェ先生）役
• ドラマ「お前はまだグンマを知らない」：神月紀役
• ドラマ「べしゃり暮らし」：上妻圭右役
• ドラマ「オー！マイ・ボス！恋は別冊で」：中沢涼太役
• ドラマ「ナンバMG5」：難破剛役
• 映画「全員死刑」：首塚タカノリ役
• 映画「殺さない彼と死なない彼女」：小坂れい役
• 映画「東京リベンジャーズ」シリーズ：稀咲鉄太（キサキ）役

映画で間宮祥太朗が演じたキャラクターの沢辺雪祈（さわべゆきのり）は、長野県松本市出身で、宮本大と同い年のジャズピアニストです。沢辺雪祈は、4歳の頃からピアノを習っており、小学生の時にジャズを始めました。才能溢れるピアニストですが、自身の才能をひけらかし横柄な態度をとってしまいます。

沢辺雪祈は、日本最高峰と言われるライブハウス「SO BLUE」に憧れを抱いていますが、横柄な態度を支配人の平に叱咤されることに。このことがきっかけで、自身を見つめ直していきました。楽曲構成技術に優れており、JASの譜面起こしやオリジナル曲の編曲を行うJASSには欠かせないメンバーです。

映画「ブルージャイアント」で玉田俊二を演じた声優キャストが、岡山天音（おかやまあまね）です。岡山天音は、1994年6月17日生まれ・東京都国立市出身の俳優で、ユマニテに所属しています。岡山天音は、2008年にテレビドラマに初出演。初出演したドラマがきっかけで、演技に魅了され、高校には進学せず、俳優の道に進みます。

2011年に現在の事務所に所属し、本格的に芸能活動をスタートさせました。2017年には映画「ポエトリーエンジェル」で、第32回高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞するなど、演技力が評価されている人気俳優です。絵を描くことが特技であり、菅田将暉の楽曲「美しい生き物」のジャケットイラストを担当するなど、多彩に活動しています。

岡山天音の出演代表作

• ドラマ「ひよっこ」：新田啓輔役
• ドラマ「平成物語SEASON1」：平成役
• ドラマ「同期のサクラ」：土井蓮太郎役
• ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの？」：内村克巳役
• ドラマ「サ道〜2022年冬〜」：センセイ役
• ドラマ「こっち向いてよ向井くん」：武田元気役
• 映画「キングダム」シリーズ：尾平役
• 映画「さかなのこ」：籾山役
• 映画「笑いのカイブツ」：ツチヤタカユキ役

映画で岡山天音が演じたキャラクターの玉田俊二（たまだしゅんじ）は、宮本大の高校の同級生で、サッカー部に所属していました。玉田俊二は、高校卒業後に上京し、大学に進学します。

花のキャンパスライフを夢見ていましたが、一人暮らしのアパートに宮本大を居候させることになりました。宮本大と生活していく中で、音楽に興味を持ち、自身もドラムを始めることに。音楽教室に通い始めるなど、音楽に没頭し、JASSのメンバーになりました。

「ブルージャイアント」は、原作漫画が高い人気を獲得しており、「原作のどこまでが映像化されるのか？」など、公開前から注目が集まっていた話題作品です。映画の公開を待っていた原作ファンも多く、「期待通りの映画だった」といった声が多く上がっています。また、「熱量がすごい映画」・「感動できる映画」といった声も多く、「音楽が好きな人は見てほしい」といった声が上がっている人気映画です。

映画「ブルージャイアント」は、原作漫画との違いを楽しむファンも多いです。「ブルージャイアントは、映画と原作漫画に違いがあるけど、どちらも楽しめる」といった声が多くあがっています。そのうえで、「原作を知らない状態で映画を見て、原作が気になり漫画を購入した」・「原作を知らない状態でも楽しめたけど、結局気になって漫画も購入した」といった声が多く上がっています。

映画「ブルージャイアント」は、「原作を全く知らない状態で見に行ったけど、すごく感動した」といった声があがっています。「原作漫画のどこまでが映画になっているのか？続きが気になる」といった声も多く、「ブルージャイアントの映画の続きの漫画も、購入してしまった」といった声も上がっています。

映画「ブルージャイアント」は、「原作未読でも、ジャズを知らない人でも楽しめる感動できる映画」として人気を集めています。映画「ブルージャイアント」が、原作のどこまでが映像化されているのかや、見どころ、あらすじなどを見て気になった方は、一度「ブルージャイアント」を見てみてはいかがでしょうか？