【ブルージャイアント】宮本大のサックスの実力は?モデルとなったプレイヤーは?

宮本大とは、ジャズの臨場感が伝わってくると話題のアニメ映画『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』の主人公の青年です。中学・高校とバスケ部に所属し、音楽とは縁のなかった彼が、どのような経緯でジャズミュージシャンをめざすことになったのでしょうか?この記事では、宮本大にスポットを当て、ジャズにのめる込んでいった背景や、彼のサックスの実力、そしてモデルとなったプレイヤーについて考察していきます。

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目次

  1. 宮本大とは?
  2. 宮本大のサックスの実力やモデルとなったプレイヤー
  3. 宮本大の活躍をネタバレ
  4. 宮本大の映画での声優
  5. 宮本大に関する感想や評価
  6. 宮本大まとめ

宮本大とは?

ブルージャイアント(BLUE GIANT)の作品情報

この記事では、ジャズの臨場感が伝わってくると話題の漫画『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』の主人公、宮本大を特集します。これから、宮本大のサックスの実力やモデルとなったプレイヤーなどについて解説していきますが、まずはその前に『ブルージャイアント』の作品情報をお届けしましょう。最初に『ブルージャイアント』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

ブルージャイアント(BLUE GIANT)の概要

概要のイメージ

『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』は、石塚真一による日本の漫画作品で、小学館のビッグコミックにて2013年から2016年まで連載されました。書籍のシリーズ累計部数は、2023年4月時点で実に1100万部を突破しています。

「マンガ大賞2016」で3位に輝いたほか、第62回小学館漫画賞の一般向け部門、第20回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門大賞を受賞しています。また、2023年2月には劇場版アニメ作品が公開されました。

ブルージャイアント(BLUE GIANT)のあらすじ

あらすじのイメージ

高校生の宮本大は、友人の勧めでジャズのライブを聴きに行きます。そこでジャズの魅力に取りつかれ、サックスプレーヤーになることを夢見るようになりました。バイトでサックスを購入し、高校卒業と同時に上京します。ライブハウスで出会ったピアニスト沢辺と同窓生の玉田と共にジャズトリオを結成し、ジャズクラブ「SoBlue」での演奏を目指して練習に打ち込むのでした。

宮本大のプロフィール

宮本大は、宮城県仙台市の高校生です。両親と二人の兄弟とともに暮らしていました。中学時代に友人に連れられて訪れたジャズ喫茶で、初めてジャズの生演奏を聴き、強い衝撃を受けます。これまで楽器を演奏したことはありませんでしたが、バイトで稼いだお金でテナーサックスを購入し、独学で練習を始めました。そして、世界一のジャズプレイヤーになる日を夢見て、ジャズとサックスの奏でる世界にのめり込んでいきました。

小学館│ビッグコミック連載『BLUE GIANT SUPREME』

宮本大のサックスの実力やモデルとなったプレイヤー

宮本大のサックスの実力や音の特徴

『ブルージャイアント』3巻では、高校の文化祭で宮本大がテナーサックスを演奏するシーンが描かれています。軽音楽部の生徒はその運指の速さに驚き、「超速くね?」と口にします。譜面は16分音符で埋め尽くされ、音の密度が高く、生徒たちは圧倒されます。漫画6巻では大が複雑なリズムを演奏するシーンが登場し、通常のジャズよりも速いテンポで演奏されています。大の演奏の特徴は、まずその速さです。

また、山梨山高校のビッグバンドでソロを担当する女子高校生は、大のサックスの音を聴いて「壊れたサックスの音」と評しました。大がグロウルという技法を用いてパワフルに吹くためで、音圧がとても高いのです。大のサックスの音の特徴として、音が大きいことが挙げられます。

大のサックスが出す音は、音圧の高さに加えてシリアスです。また、出だしからマックスで演奏される傾向があります。普通、ジャズの演奏は序盤は音数をセーブして、徐々に盛り上げていくことが多いのですが、大の場合には最初からマックスで、後半にはマックスを超えるのです。

宮本大のモデルとなったプレイヤー

次に宮本大のモデルとなったプレイヤーについて解説します。『ブルージャイアント』の続編『ブルージャイアント シュプリーム』で、大の演奏を聴いた音楽雑誌の編集者がある人物の名前を挙げました。それは、ジョン・コルトレーンの後継者と言われたサックス奏者ファラオ・サンダースです。

大の速いサックスソロにサンダースの影響を感じさせるというのです。ブルーノートなどで往年の名手の演奏を聴きこんだ大ですから、大いにあり得ることでしょう。

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宮本大の活躍をネタバレ

宮本大の活躍①ジャズの世界に出会う

宮本大がジャズの魅力に取りつかれたのは、友人に誘われて行ったジャズライブを観た瞬間でした。それ以降、毎日サックスの練習に明け暮れるようになりました。ここから物語が始まり、大がサックスを演奏し始めたきっかけとなります。

宮本大の活躍②初めてのライブ

ライブ会場のイメージ

宮本大の初めてのライブは、地元の楽器店の提案で、知り合いのジャズバーで開催されることになりました。しかしこのライブで、大の大音量のサックスが場をかき乱し、静かでメロディ主体のジャズを楽しむために訪れたおじさんたちから辛辣な批評を浴びました。しかし、大の演奏は他の奏者たちに強烈な印象を与えました。ほろ苦いデビューでしたが、それにも負けず前進することを決意するのでした。

宮本大の活躍③由井との出会い

ジャズバーの店長から紹介された異色の人物、「由井」との出会いは、宮本大の人生に深い影響を及ぼすこととなります。由井は、大の演奏を聞いた瞬間、直感的にその才能を理解し、大を指導しようと決めます。大は由井のもとで技術と理論を学び、サックス奏者としての成長を遂げていきました。

宮本大の活躍④ジャズフェスティバル

ジャズ演奏のイメージ

三輪舞と共に参加した定禅寺ジャズフェスティバルで、大は突如路上でゲリラライブを始めました。その演奏は、周囲の聴衆を圧倒します。一般聴衆だけでなく、多くの音楽関係者にも大きな衝撃を与えました。短時間でしたが、確かな成果を挙げました。

宮本大の活躍⑤学校の文化祭

学校のイメージ

由井の指導により、大は着実に成長していきました。学校の文化祭では、聴衆が大の演奏に吞み込まれ総立ちになりました。この盛り上がりは、本来トリを務めるはずだったバンドを中止に追い込むほどで、聴衆を圧倒するライブとなりました。

宮本大の活躍⑥上京する

東京駅のイメージ

高校卒業後、大は一人で上京を決意します。ジャズプレイヤーとしての道を歩む決心を固めたのです。上京後は同級生の玉田のアパートをルームシェアし、生活費はアルバイトで稼ぎました。体力的には厳しい生活でしたが、「世界一になるためには、こういう試練が必要だ」と自身に言い聞かせました。

宮本大の活躍⑦沢辺雪祈との出会い

上京した大は、その後ピアニストの沢辺雪祈と出会います。彼は才能に恵まれていましたが、自己主張が強く才能を全てと考える横柄さを感じさせる人物でした。しかし、大はそこに情熱を感じ彼との共演を望みました。沢辺も大の演奏に感銘を受け、同じ思いに至りました。

宮本大の活躍⑧JASSの解散

ルームメイトの玉田が、大に触発されてドラムを始めるようになります。大は、玉田を仲間に引き入れ、三人でジャズトリオ「JASS」を結成しました。三人は、一流のジャズバー「So Blue」でのライブを目標に掲げ活動を開始します。

ところが、沢辺が交通事故で重傷を負い、「JASS」に参加できなくなります。大と玉田は二人だけでライブに臨み、成功を収めました。後日見舞いに訪れた二人に沢辺はJASSの解散を提案します。大にはJASSにこだわらず、前進してほしいという願いからでした。大と玉田は彼の意思を受けて『JASS』を解散します。玉田の応援を背中に感じ、大は新たな目標に向かい進み始めました。

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宮本大の映画での声優

山田裕貴のプロフィール

アニメ映画『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』で主人公の宮本大を演じた俳優・山田裕貴を紹介します。1990年9月18日生まれ、愛知県出身の山田は、ワタナベエンターテインメントに所属し、若手俳優集団・D-BOYSのメンバーとしても活動しています。2011年に特撮ドラマ 『海賊戦隊ゴーカイジャー』で俳優デビューを飾り、その後『HiGH&LOW』シリーズで村山良樹を演じて注目を集めました。

山田裕貴の主な出演作品や演じたキャラ

次に、アニメ映画『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』で宮本大を演じた俳優・山田裕貴の映画・ドラマでの主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

映画
  • 闇金ドッグスシリーズ(主演・安藤忠臣)
  • あの頃、君を追いかけた(主演 水島浩介)
  • ハザードランプ(主演・刈谷臨)
  • 夜、鳥たちが啼く(主演・慎一)
ドラマ
  • ホームルーム(主演・愛田凛太郎)
  • SEDAI WARS(主演・柏木悟)
  • D×TOWN 第3弾「ボクらが恋愛できない理由」(主演・宮本研志)
  • HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜(村山良樹)

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宮本大に関する感想や評価

ここまで『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』の宮本大特集をお届けしてきましたが、最後に宮本大に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、岩盤浴をしながら漫画BLUE GIANTを読んだ方の感想です。リラックスした環境で読むと一際感動がこみ上げてくるのでしょうか?汗と共に涙があふれてきたそうです。

映画館でアニメ『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』を観て、宮本大のナチュラルな可愛さに癒されたそうです。友人と一緒に観て語り合いたかったとも述べていました。

最後に紹介するのは、劇場で映画を観た方の感想と提言です。映画館で大音響に包まれて作品の素晴らしさを体感してほしいと訴えていました。

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宮本大まとめ

まとめのイメージ

この記事では、『ブルージャイアント(BLUE GIANT)』の主人公・宮本大を取り上げ、彼のサックスの実力やモデルとなったプレイヤーなどについて考察してきました。

宮本大は、学校でバスケ部に所属し、楽器の演奏経験がなかったのですが、ジャズへの情熱と由井の指導、仲間との切磋琢磨から実力をつけていきました。ジョン・コルトレーンの後継者と言われたファラオ・サンダースばりの速いサックスソロを披露します。ブルーノートの名手の演奏を聴きこんだ大ですから、ファラオ・サンダースがモデルというのは大いに考えられることでしょう。

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