【魔入りました！入間くん】ナベリウス・ナルニアはカルエゴの兄！フェンリルの正体？

この記事では、『魔入りました！入間くん』に登場するキャラクターの1人、ナベリウス・ナルニアを特集します。これから、魔関署局次長フェンリルとの噂もあるナベリウス・ナルニアの正体や、兄カルエゴとの関係などについて考察していきますが、まずはその前に『魔入りました！入間くん』の作品情報をお届けしましょう。最初に『魔入りました！入間くん』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

『魔入りました！入間くん』は、西修による日本の学園ファンタジー・コメディ漫画です。この作品は、2017年3月2日に秋田書店の「週刊少年チャンピオン」14号から連載が始まりました。現在も連載は続いており、2023年7月現在、コミックスの累計販売部数は1300万部を突破しています。

また、同じ出版社の「別冊少年チャンピオン」では、2023年10月号から『魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア』が連載中です。さらに、2019年にはテレビアニメも制作され、現在までに3シーズンが放送されています。

14歳の鈴木入間は、金に目のくらんだ両親によって大悪魔サリバンに売り飛ばされてしまいます。しかし、サリバンは入間に危害を加えることはなく、自分の孫になるよう懇願してきました。渋々承諾した入間は、サリバンが理事長を務める悪魔学校バビルスに入学することになります。入間は、正体がバレないよう人間であることを隠して学生生活を送ることになりました。

ここからは、この記事のメインテーマである『魔入りました！入間くん』のナベリウス・ナルニアの話題に移ります。ナルニアは、番犬一族であるナベリウス家の長男として誕生しました。詳しくは後述しますが、ナルニアはカルエゴの兄であり、弟カルエゴ同様に厳格な性格を持つ悪魔です。

現在ナルニアは、特別警備長として魔関署に勤務し、同署の最奥を厳重に守っています。一方で、犯罪組織「六指衆」のメンバーであるシーダとアトリをバビルス悪魔学校の教師とするための推薦状を書いた推薦者でもあります。

ナベリウス・カルエゴは、2月14日生まれのケト（8）ランクの悪魔です。彼はバビルス悪魔学校の筆頭教師であり、問題児（アブノーマル）クラスの担任をしています。カルエゴは極めて厳格な性格で、「粛に」という言葉が口癖です。学校の理事長であるサリバンの自由奔放な性格を苦手にしており、鈴木入間も天敵のように思っています。しかし、授業中のある出来事がきっかけで、入間の使い魔となってしまいました。

使い魔になった時のカルエゴは、蝙蝠の翼を持つ一方、ウェーブのかかった黒髪が一本生えた白いヒヨコという不思議な見た目をしています。そのふわふわとした体毛から、時折「モフエゴ先生」と呼ばれることもありますが、このヘンテコな外見でも魔術の使用には何ら支障がありません。

次に、ナベリウス・ナルニアとカルエゴの兄弟関係について考えてみましょう。普段、彼らの兄弟仲に大きな亀裂は見られません。特に仲が良いわけではありませんが、普通の兄弟と同様、日常的な会話は行われているようです。お互いの役割に沿って、業務上の連絡などでコミュニケーションを取っていると考えられます。

しかし、一方で2人は、必要があれば相手を敵と見なすことができる家系の出のようです。将来、入間にとっては、2人の兄弟関係がどのように影響を及ぼすかが非常に気になることでしょう。2人の相互作用が物語の展開にどのように関与していくかに注目が集まっているようです。

ナルニアは、現時点で入間の敵とみなされています。『魔入りました！入間くん』第33巻では、ナルニアと思しき悪魔が登場します。ところが、この悪魔は、名前をフェンリルと名乗りました。この第33巻294話の描写から、おそらくこのフェンリルこそがナルニア本人であると推測されます。

それでは、フェンリル（ナルニア）の正体について詳しく見ていきましょう。フェンリルは、デビキュラムにおいて、たった1日だけSD（セキュリティデビル）としてアメリを護衛することになります。

アメリが「フェンリルは父の推薦」と述べていたことも、フェンリルの正体がナルニアであることの伏線であると考えられます。また、ナルニアが入間に疑念を抱かれないよう工夫した可能性もあります。ナルニアは「厳格」な性格と評されており、どんな状況においてもミスを許さないのが彼の流儀です。

フェンリルは、デビキュラムの仮面舞踏会のエピソードに登場し、入間と初対面を果たします。フェンリルは仮面をつけていましたが、自己紹介の際に一瞬だけ素顔を見せました。当然、その素顔はナベリウス・ナルニアとは全く別の人相をしており、話し方も「～す」という語尾をつける軽いものでした。

フェンリルは自身を「魔関署局次長」と名乗り、実質的に魔関署のNo.3であると語りました。このことから、確かに実力はあるように感じられますが、飄々とした態度や軽快な話し方は、厳格なナルニアの正体を隠すための演技だったのかもしれません。

デビキュラムの仮面舞踏会は、表向きには、新しい13冠と「トリックスター」計画の発表を目的に開催されました。若い悪魔たちは入間を含めてわずか5人で、上位ランクの悪魔たちが多数出席していました。そして、本来ならば「新13冠候補」ナベリウス・ナルニアは、今回はフェンリルとしてデビキュラムに参加しています。他にも3人の候補者がいましたが、最終的にフェンリル（ナルニア）が新13冠に選ばれたのです。

また、入間は、デビキュラムへの参加時に13冠のアスモデウス・アムリリスを味方に引き込んでいたことが判明します。しかしながら、新13冠が入間の敵になり得る状況というのは、入間にとっては最悪の結果だったといえるでしょう。

ナベリウス・ナルニアは、ナベリウス一族の中でも特に「厳格」と評されています。どのような邪悪な悪魔であろうと、彼は完璧に調教してしまうと言われています。この点で、ナルニアは一種の歪んだ正義を持っているとも言えるでしょう。正義であっても行き過ぎれば悪に転じると言われますが、ナルニアの正義感はその「行き過ぎ」に当たるのかもしれません。

ナベリウス・ナルニアは、アブノーマルクラスのランク昇級試験「心臓破り」において、シーダとアトリをバビルスに引き込みます。作中では、ナルニアは「鼻が利く」とも言われています。バールと裏で結託していなければ、シーダとアトリに対する警戒感からバビルス校に推薦状を提出したりしなかったでしょう。

さらに、ナルニアの弟であり、バビルスの番犬ことカルエゴ先生は、この事態を「敵意に満ちた行動」と見なし、身内であろうとも容赦しないと述べています。このことから、魔界の番犬ナルニアとバビルス校の番犬カルエゴの間で兄弟対決が展開される可能性もあります。また、ナルニアは入間にとっても「敵」である可能性が高いため、入間の使い魔という視点からも、カルエゴ先生との敵対が現実味を帯びてきました。

ここからは、ナベリウス・ナルニアが「敵」になると言われる理由について考察していきます。ナベリウスは「番犬」として知られる一族で、長男は魔界の「魔関署」、他の兄弟たちは「悪魔学校バビルス」など、特定の場所に割り当てられています。

長男のナルニアは、魔関署で特別警備役を務め、魔界の仇敵を絶対に許さない「魔界の番犬」として活躍しています。ナルニアはナベリウス家の歴代の人物の中でも特別に「厳密」であり、たとえどんな悪魔であれ徹底的に調教することでしょう。

このような背景から、ナルニアは、魔界に悪影響をもたらすと判断すれば、その者を容赦なく敵と見なします。そして、もし入間が人間であると知り、しかも人間が悪魔と魔界を脅かす存在と判断すれば、ナルニアは入間にとって恐ろしい「敵」となることは間違いありません。

現在、雷皇バールは入間にとっての脅威の敵となっています。バールは、入間が人間であると確信を抱いているようです。彼は、2人の悪魔をバビルスに送り込み、入間を生きたまま連れて来るよう命じました。その2人の悪魔とは、心臓破り篇に登場したアトリとシーダでした。彼らは、表向きは推薦状によって採用された教師としてバビルスに潜入しています。

その推薦状を出したのが誰あろうナベリウス・ナルニアでした。彼は裏でバールとも結びついており、入間が人間だと知っているようです。そうなると、ナルニアは敵である可能性が高まります。さらに、入間やサリバンに仕えているオペラも、この事実を知りカルエゴ先生に説明を迫る場面がありました。

アトリとシーダがバビルスに入り込んだのが、ナルニアの計画によるものなのか、あるいは偶然の結果なのかは不明です。しかし、2人が入間にとって危険な存在であることは間違いありません。

前述のように、ナルニアとバールが裏でつながっている可能性が浮上しています。バールは元祖返りした悪魔で、魔界に「カオス」をもたらす改変を目指して行動しています。一見すると、このようなバールはナルニアにとって排除すべき対象に見えます。ただし、入間が人間であるという事実から、ナルニアは入間の方が魔界にとってより有害な存在と認識しているのかもしれません。

もしバールがナルニアに「入間が人間」と密告した場合、ナルニアとバールは一時的に手を組んで入間を捕らえる計画を立てるかもしれません。もちろん、ナルニアがバールの計画を知りながら手を貸している可能性も排除できませんが、もしナルニアが本当に「厳格」であれば、バールの存在を黙認しないでしょう。いずれにせよ、ナルニアがバールと結びついているのであれば、ナルニアは入間にとって「敵」といえるでしょう。

ここまで『魔入りました！入間くん』のナベリウス・ナルニア特集をお届けしてきましたが、最後にナベリウス・ナルニアに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

ナベリウス・ナルニアに関する感想・評価で多かったのは、かっこいい、エロいなど見た目についてでした。中には、このツイートのように心を乱されている方もいるようです。

続いて紹介するツイートでは、ナベリウス・ナルニアに限らず弟のカルエゴやナベリウス家全員が美しいと賞賛しています。また、推しキャラが増えてしまったようでした。

こちらの方は、ナベリウス・ナルニアの好きな食べ物や苦手な食べ物、そして趣味が気になると呟いています。これは恋の始まりではないでしょうか？このほかにも、ナベリウス・ナルニアのことなら「何でもいいから知りたい」という感想もありました。

この記事では、「『魔入りました！入間くん』のナベリウス・ナルニアはカルエゴの兄！」と題して、ナルニアとカルエゴ兄弟の関係やデビキュラムの仮面舞踏会に登場したフェンリルの正体などについて考察してきました。

番犬一族ナベリウス家の長男として生まれたナルニアは、魔関署で特別警備長の職に就いており、弟のカルエゴ同様に厳格な性格を持つ悪魔です。魔界の番犬ナルニアに対し、弟カルエゴはバビルス悪魔学校の番犬であり、2人はともに厳格な性格をしています。そんな2人の関係ですが、業務上の連絡で頻繁にコミュニケーションを取っているものの、付かず離れずの関係のようです。

しかし、ナルニアが「心臓破り」で、シーダとアトリをバビルスに引き込むと、カルエゴは「敵意に満ちた行動」と言って強く非難しました。必要があれば相手を「敵」と見なせる2人ですから、敵対関係の末に兄弟対決となる展開も大いにあり得ることでしょう。

また、デビキュラムの仮面舞踏会に登場したフェンリルは、見た目こそ違いますが、その正体はナベリウス・ナルニアであると推測されます。彼がSDとして護衛することになったアメリは、「フェンリルは父の推薦」と述べていましたが、これがフェンリル＝ナルニアの伏線と考えられるからです。飄々とした態度や軽い話し方は、厳格なナルニアの正体を隠すための演技だったのではないでしょうか？