シャドーハウスを考察!作中の伏線・謎や登場キャラクターの正体をネタバレ予想

シャドーハウスの物語の謎や伏線について考察していきます。偉大なるおじい様が統率するシャドーハウスは、顔の無いシャドー一族と、その一族に仕える生き人形が暮らす館です。シャドーハウスは多くの謎や伏線が散りばめられており、その中でシャドーのケイトと生き人形のエミリコは館の謎に挑んでいきます。ここでは、シャドーハウスに潜む謎や伏線を紹介し、それらの考察を行います。また、マリーローズは生きてる?など、主なキャラクターの正体や過去、目的などもネタバレで考察していきます。

シャドーハウスを考察!作中の伏線・謎や登場キャラクターの正体をネタバレ予想のイメージ

目次

  1. シャドーハウスとは?
  2. シャドーハウスの作中の伏線・謎を考察
  3. シャドーハウスの登場人物・キャラクターの正体を考察
  4. シャドーハウスの面白い魅力
  5. シャドーハウスのあらすじネタバレ
  6. シャドーハウスのアニメと原作の違いは?どっちの方が面白い?
  7. シャドーハウスに関する感想や評価
  8. シャドーハウスの考察まとめ

シャドーハウスとは?

シャドーハウスの概要

シャドーハウスは作者ソウマトウにより、週刊ヤングジャンプにて連載されており、同時にヤンジャン!にてカラー版が配信されています。2018年から始まったシャドーハウスは、2023年10月にコミック最新刊15巻が発売され、コミック累計発行部数は270万部を超えとなりました。また、2021年にはテレビアニメ化され、同年4月から7月に第1期、2022年7月から9月まで第2期が放送されました。

シャドーハウスの作者

シャドーハウスの作者ソウマトウについて紹介します。ソウマトウとは、原作とデザインを担当するのり、作画を担当するひっしのユニット名です。ソウマトウは2009年に「第1回電撃大王新人発掘プロジェクト」に入選し、月刊コミック電撃大王に「ふくかみ⁉」が掲載されたのが漫画家としてのデビューとなりました。同作品は「電撃コミックグランプリ」で準グランプリを獲得しています。

ソウマトウの主な作品は「寄生彼女サナ~Parasistence SANA~」(月刊コンプエース)、「ギリギリアウト」(電撃コミックWEB)、「黒」(となりのヤングジャンプ)となっています。ファンタジー漫画として人気の「黒」は「次にくるマンガ大賞・WEBマンガ部門」の第10位を獲得しています。

TVアニメ「シャドーハウス」-2nd Season- 公式サイト

シャドーハウスの作中の伏線・謎を考察

顔の無い一族と、一族に仕える生き人形が暮らすシャドーハウスで、主人公のエミリコは生き人形としてシャドーのケイトに仕えています。シャドーハウスには様々な用語や謎、伏線が散りばめられています。ここからは、シャドーハウスに登場する、生き人形やシャドーなどの様々な用語を解説し、物語中の伏線や謎を考察していきます。

考察①生き人形とは?

生き人形とは、シャドーハウスに住む顔の無い一族、シャドー一族に仕えている者です。正体は人間で、彼らはシャドーハウスの近隣の村などから連れて来られた子どもたちです。シャドーハウスの主である偉大なるおじい様によって記憶を消され、生き人形としてシャドー一族に仕えるよう洗脳されています。一族の一人につき一体の生き人形が付くことになっており、仕事は顔の無い主人の顔の役割と、主人の感情を表現することです。

他にも生き人形の仕事は、主人の身の周りの世話やシャドーハウス全体の清掃も行い、また、研究班、救護班などに所属して各班長の下、活動します。生き人形の名前は、マリーローズの生き人形はローズマリー、ジョンの生き人形はショーンというように、主人の名前とよく似た名前やニックネームをつけます。しかし、ケイトの生き人形エミリコの場合は例外です。

考察②シャドーとは?

シャドーとは全身影のように黒く、顔の無い一族のことです。見た目は人の形をしており、シャドーハウスという館で生き人形を使用人にして貴族のような暮らしをしています。シャドーの正体は妖精のモーフが人間の形を模造したもので、人間のように生きてる存在です。モーフはペアとなる生き人形の姿形を模造するため、シャドーと生き人形のシルエットはそっくりになり、両者は記憶も共有することになります。

そして、生き人形が顔の無いシャドーに代わって、顔の役目と感情表現を担います。シャドー自身は悲しみや憎しみ、怒りなどの感情が生まれると「すす(煤)」が体から発せられます。すすが蓄積され濃度が高くなると「こびりつき」という毒性を持つ生物が発生し、それが集まることで亡霊が出現します。こびりつきや亡霊は生き人形を襲うこともあるため、すすを掃除するのが生き人形の日課となっています。

シャドーはより多くのすすを出したものが高く評価されるということです。シャドーによっては自身が出したすすを操ったり、すすで他者の心を操ったりすることができるようになります。このような能力を、煤(すす)能力に覚醒したと言います。

考察③顔の見えない人形の正体

シャドーハウスには顔の無いシャドーや生き人形の他に、頭からフードを被っている顔の見えない謎の人形が存在します。この謎の人形とは、処分されてしまった生き人形だということです。生き人形は「お披露目」という儀式で役に立たないと判断されると、処分されます。処分といっても殺されるのではなく、生きてるということです。彼らはまず監禁され、毎日特別な珈琲を与えられます。

これを飲むことで、処分された生き人形たちは自我を失い、操り人形のような状態で生きてることになります。生き人形はお披露目に失敗しても簡単に取り換えできるものではない貴重な存在で、館内の様々な仕事をさせるために生かしています。顔の見えない人形たちのシャドーハウス内での役割をみていくと、館内の下働きが主な仕事です。人形たちは洗濯、掃除、農場の仕事、見回りなど様々な場所で働いています。

考察④特別な珈琲とは?

珈琲のイメージ画像i

生き人形が飲まされる特別な珈琲は、偉大なるおじい様のすすの入ったコーヒーのことで、偉大なるおじい様しか作ることができません。このおじい様手作りの特別な珈琲は人間(生き人形)が飲んだ場合、洗脳されてしまいます。洗脳できるといっても一度飲むだけでは解けてしまうため、生き人形たちは「喜びの会」という定期的に開催される会で飲むことになっています。

考察⑤偉大なるおじい様とは?

偉大なるおじい様とは、シャドーハウスのすべてを支配する存在です。シャドーハウスの「おじい様と共にある棟」の3階におり、一般のシャドーたちはその姿を見ることはできません。偉大なるおじい様は、その正体がシャドー、人間もしくは別の生物の可能性もあり、謎の多い人物です。

生き人形は偉大なるおじい様という名称すら呼ぶことは禁止されており、「シャドー家を統率するシャドーハウスの王」「偉大なる創造主様」「私たち生き人形の生みの親」などと呼ぶことになっています。ただし、これらの名称も軽々しく口に出してはいけないことになっています。

考察⑥お呼ばれの意味

お呼ばれとは、シャドーがペアを組んでいる生き人形と一体化する儀式です。お呼ばれに成功したシャドーは大人として認められ、「おじい様と共にある棟」に入ることができます。お呼ばれに選ばれるシャドーは「お披露目」という儀式に合格しなければなりません。お披露目とはシャドーと生き人形が様々な試験をこなす中で、生き人形がシャドーの心情を完璧に表現できるか、シャドーハウスに貢献できる存在かを審査する儀式です。

お披露目に合格したシャドーと生き人形が、お呼ばれの儀式を受けることになります。お呼ばれの儀式は、シャドーと生き人形がともに「完成の箱」に1~2週間ほど籠ります。一体化が成功すれば、シャドーは生き人形の顔を得ることができます。一方、顔だけでなく姿まで奪われた生き人形は、それ以上生きてることはできず、絶命します。

考察⑦シャドーハウスの目的

シャドーハウスでは、統治者である偉大なるおじい様の下、顔の無いシャドーと生き人形が暮らしています。偉大なるおじい様がなぜシャドーハウスを作ったのか、なぜシャドーを集めているのかなど、不明な点が多く、彼の最終的な目的については未だ謎となっています。物語はシャドーのケイトと生き人形のエミリコが館の謎を解明しようと奮闘しており、いずれすべての謎が明らかになると期待されています。

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シャドーハウスの登場人物・キャラクターの正体を考察

ここまで、シャドーハウスに登場する用語や謎、伏線などを考察してきました。ここからは、シャドーハウスの主な登場人物の中から、エミリコやケイトの過去、マリーローズは生きてる?、アンソニーの正体と過去や目的は?について考察していきます。中でもシャドーのマリーローズはある事件を巻き起こし、その後、消息を絶っており、生きてるかどうかについて考察していきます。

考察①エミリコの正体や過去

生き人形のエミリコの正体はサーカス団で働く少女です。エミリコというのはシャドーハウスに来てからケイトに付けてもらった名前で、当時は名前はありませんでした。次にエミリコの過去についてみていきます。孤児で名前も分からないエミリコを拾い、育てたのがサーカス団の団長でした。団長はエミリコを学校に通わせず、読み書きさえも教えませんでした。

エミリコはサーカス団で曲芸の他に雑用をさせられ、時には殴られるなど、彼女に対する団長の態度はひどいものでした。ある時、曲芸で失敗したエミリコは追い出されてしまいます。行く当てのないエミリコは後に同じ生き人形となるショーンやルゥと出会い、一緒にシャドーハウスで働くための選別会に参加します。こうして、エミリコはシャドーハウスで生き人形となり、シャドーのケイトに仕えることになりました。

考察②ケイトの正体や過去

シャドーのケイトの正体はモーフではなく人間です。元は人間だったケイトが、なぜシャドーになってしまったのでしょうか?ケイトの過去からその理由をみていきます。ケイトはモーフに襲われてシャドーになってしまった母親から生まれた子どもです。生まれたときは人間の姿だったケイトは母の侍女エミリーに育ててもらいました。しかし、ケイトは12歳になったころ全身が黒くなり、シャドーに変化してしまいました。

ケイトは、母が自分を出産するときに世話をしたエミリーから、母のことや出産時の話を教えてもらいました。そして、ケイトの母が住んでいた家ミラーハウスは、今ではシャドー一族が住む館であるシャドーハウスになってしまったことを知ります。ケイトは家族のことや自分自身のことをもっと知るためにシャドーハウスに向かいます。

シャドーハウスへと向かう途中で出会ったエミリコと親しくなったケイトは、他のモーフに紛れてシャドーハウスに入ります。エミリコもまた選別会で選ばれ、シャドーハウスに入ったということです。こうして、ケイトとエミリコはシャドーと生き人形として暮らすことになり、シャドーハウスの様々な謎に挑んでいくことになりました。

考察③マリーローズの正体は?現在も生きてる?

シャドーのマリーローズの正体や現在も生きてる?について考察します。マリーローズはシャドーハウスの謎について知る特別なシャドーです。また、マリーローズはモーフだった時の記憶を持ち、煤能力も備えています。自分の生き人形であるローズマリーを一人の人間として大切にしており、シャドーと生き人形が共生できる世界を望んでいます。そのためにシャドーと生き人形が一体化する儀式であるお呼ばれをなくしたいと考えました。

マリーローズは、自分と同じ志を持つ者を見つけ出すためと、お呼ばれを延期させるために、亡霊を出現させるローブ様に扮装して「亡霊騒ぎ」を二度起こしました。しかし、ケイトやエミリコたちの活躍によってローブ様の正体がマリーローズだと暴かれます。マリーローズとローズマリーは騒動の犯人であることやシャドーハウスのルールに反する者として、ケイトやエミリコたちに捕らえられました。

マリーローズとローズマリーは「おじい様と共にある棟」の2階の住人エドワードに引き渡され、連行される途中、栄光の廊下で抵抗を試みます。マリーローズはこびりつきを操る煤能力を持っており、こびりつきで廊下の壁を破壊し、ローズマリーと抱き合って崖下へと身を投げました。それ以降、マリーローズとローズマリーの消息はわからず、生きてるかどうかは不明です。

考察④アンソニーの正体や目的

シャドーハウスのアンソニーが登場したのは、マリーローズとローズマリーが館から身を投げた後のことです。アンソニーはマリーローズが生きてるかどうかわからない中で、騒動の後、ケイトとエミリコの部屋に潜んでいました。シャドーハウスではシャドーたちは他のシャドーの部屋を訪れることはできません。アンソニーがどのようにしてケイトの部屋に入ったのかはわからず、しかもケイトに見つかるとすぐに姿を消してしまいました。

アンソニーは館の中に潜伏し、自由に動くことができるようです。このように、謎を秘めたアンソニーの正体についてみていくと、アンソニーは、元は星つきのクリストファーの生き人形でした。クリストファーは子どものシャドーの教育係をしており、大きな功績を残したということです。アンソニー自身も生き人形としてクリストファーを支えており、クリストファーも優秀なアンソニーを信頼していました。

当時のシャドーハウスでは「喜びの会」という制度はなく、特別な珈琲は生き人形たちに配られ、それを飲むことになっていました。そのため、飲まずにいることも可能で、飲まないことを勧めたのがマリーローズでした。アンソニーは特別な珈琲を飲まなくなり、洗脳が解けていきます。そのような中で、クリストファーとアンソニーにお呼ばれがやってきました。しかし、一体化の意味を知ったクリストファーは自殺してしまいます。

一人取り残されたアンソニーは秘かに生き続け、館内に身を潜めながら、マリーローズとはコミュニケーションをとっていました。マリーローズが姿を消した後は、彼女が生きてるかどうか不明のまま、アンソニーはケイトとの交流を図ろうとします。アンソニーが館に身を潜めながらも生きてる目的は、生き人形にされている子どもたちを館から救い出し、偉大なるおじい様を頂点とするシャドーハウスを滅亡させることだということです。

マリーローズとは同じ志を持っていたということですが、その途中でマリーローズは身投げという形で消息を絶ってしまいました。その後、マリーローズは生きてるかもしれませんが、アンソニーは彼女が戦うことを放棄したとみなしています。そこで、今度は一体化などのシャドーハウスのルールに抗おうとしているケイトに目を付けたと考えられています。しかし、ケイトはアンソニーを信頼しておらず、二人が仲間になるかは不明です。

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シャドーハウスの面白い魅力

ここまで、シャドーハウスに登場する主なキャラクターの正体や過去、目的などを考察してきました。特に、館から身を投げたシャドーのマリーローズと生き人形のローズマリーが消息を絶ち、生きてる可能性があるかどうかについて考察しました。また、新たに登場したアンソニーの正体や目的なども考察しました。ここからは、謎、伏線が散りばめられたシャドーハウスの面白い魅力を紹介していきます。

面白い魅力①不思議な世界観

シャドーハウスの面白い魅力といえば、不思議な世界観だと言われています。物語はシャドーハウスという閉ざされた館の中で進行します。顔の無いシャドー一族と、彼女らに仕える生き人形たちが暮らすシャドーハウスでは、元は妖精だったシャドーが人間のように生きていくための制度が作られています。

この制度を作った偉大なるおじい様は、物語の中で絶対的な存在として登場します。偉大なるおじい様の存在、顔の無いシャドー一族、生き人形の制度など、他に類を見ない設定が不思議で斬新だと言われています。

面白い魅力②回収されていく伏線と謎

シャドーハウスはシャドー、生き人形、お呼ばれ、偉大なるおじい様、特別な珈琲など、様々な用語や謎、伏線が登場します。シャドーハウスでは、用語の意味や謎が事あるごとに明らかにされ、伏線は回収されていきます。そしてまた次の謎や伏線が登場し、それらもテンポよく明らかにされ、伏線も回収されるため、飽きることがないと言われています。

面白い魅力③シャドーがかわいい

シャドーは生き人形を使用人として扱い、生き人形の顔と体を乗っ取ることが目的です。このような恐ろしいことを当たり前のように行うシャドーがいる一方で、ケイトのように生き人形のエミリコの人格を大切にするシャドーもいます。また、生き人形を通した感情だけではなく、シャドー自身の本当の感情が動くときがあります。この時、読者は人間と同じ感情を見せるシャドーに共感し、時にはかわいいとさえ思うということです。

面白い魅力④影と光のギャップ

シャドーハウスは人間ではない者が、人間の子どもを館に閉じ込めて洗脳するという恐ろしい設定の物語です。しかし、怖いだけの物語になっていないと言われています。その理由は、登場するキャラクターたちの性格や言動が明るい気分にさせてくれるということです。さらに、キャラクターたちのかわいらしい表情や明るい言動が物語の光となっています。

特に主人公のエミリコは辛い過去を背負っているにもかかわらず、常に前向きな言動で周囲を明るく照らしています。他にも天才キャラによるギャグシーンなどもあります。暗く悲しいシーンもある中で、各キャラクターたちが見せる平穏な日常が光となって、楽しく読み続けることができると言われています。

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シャドーハウスのあらすじネタバレ

ここまで、シャドーハウスの謎や伏線、面白い魅力やキャラクターの正体、目的、マリーローズは生きてる?アンソニーの目的は?などを考察しました。ここからは、シャドーハウスのコミック1巻から10巻までのあらすじをネタバレで紹介していきます。

1巻あらすじネタバレ

シャドーハウスには顔の無いシャドーと、彼らの顔の役目を果たし、世話をする生き人形が暮らしています。生き人形のエミリコは館に来たばかりで失敗も多く、そのたびにシャドーのケイトに教えられ、励まされながら日々、努力を続けています。館から出ることは許されておらず、そのような生活の中で、ケイトは明るい性格のエミリコによって癒されます。エミリコは同じ生き人形のミアや寡黙なルウと出会い、親しくなります。

2巻あらすじネタバレ

シャドーハウスの生き人形は館の清掃も仕事の一つです。エミリコは班長のローズマリーから館のことを学びます。ある時、シャドーが発したすすがこびりつきとなり、それが亡霊となって現れます。亡霊を退治した後、生き人形のラムが亡霊騒動の原因だと疑われます。エミリコとショーンがラムを庇ったため、エミリコたちは深夜、館内の巡回をさせられます。巡回中、エミリコたちはフード姿の何者かと出会います。

3巻あらすじネタバレ

シャドーと生き人形が良好な関係であるかを審査する「お披露目」が始まります。シャドーと生き人形5組が参加し、試験管は特別な生き人形エドワードです。一次試験ではシャドーと生き人形が適切に行動できるかを試され、二次試験では閉じ込められたシャドーを生き人形が救出できるかを試されます。試験ではシャドーのジョンがケイトを好きなことや大人しいラムが活躍するなど、様々な姿が見られます。

4巻あらすじネタバレ

お披露目の二次試験の1位はシャドーのルイーズと生き人形のルウで、エミリコとケイトもなんとか制限時間内に間に合い、合格することができました。不合格となったのはシャドーのシャーリーと生き人形のラムです。不合格になったシャーリーはモーフの姿に戻され、ラムは顔の無い人形にされてしまいました。お披露目の後、エミリコたち生き人形は特別な珈琲を飲まされます。調子が悪くなったエミリコを、ケイトは心配します。

5巻あらすじネタバレ

ケイトは生き人形が元は村の子どもたちだったことや、偉大なるおじい様が作る珈琲を飲むことで洗脳されることを知っており、それをジョンに教えます。館内に発生した大量のこびりつきから再び亡霊が出現し、煤能力を持つケイトが疑われます。ケイトは潔白を証明するために真犯人を見つける決意をします。5巻ではケイトとジョンの恋や、生き人形のエミリコとショーンにも恋の予感がするなど、恋愛についても描かれています。

6巻あらすじネタバレ

亡霊騒動の真犯人を探すために同期会を発足したケイトたちは、深夜の巡回を始めます。その際、ローブ様というシャドーと出会い、話したエミリコはローブ様が他のシャドーと違う考え方をすることに気づきます。ケイトたちが詳しく調査した結果、マリーローズがローブ様だと判明します。マリーローズはシャドーハウスのルールに反抗し、ローズマリーのためにもお呼ばれを延期させようとして騒ぎを起こしたのでした。

7巻あらすじネタバレ

マリーローズがお呼ばれの実態を知ったのは、シャドーのクリストファーが自殺した理由を彼の生き人形のアンソニーから聞いたからでした。マリーローズは騒ぎの真犯人としておじい様と共にある棟に連行されます。途中、ローズマリーと共に館から崖下へと身を投げ、生きてるかどうか不明となります。その夜、アンソニーがケイトの前に姿を現し、今後の目的を話します。そして、館内は何事もなかったかのように日常が戻りました。

8巻あらすじネタバレ

特別な珈琲が何者かに割られたため、エドワードが館内を視察します。ケイトは特別な珈琲を飲まなかった生き人形の様子から、珈琲に洗脳効果があることに気づきました。ケイトは珈琲の中身をすり替えることを思いつき、保管室に侵入します。すり替えることに成功したケイトが脱出するのを、顔の見えない人形となったラムが助けてくれました。生き人形のリッキーは珈琲の洗脳が解け、人間だったころの記憶が戻ってきました。

9巻あらすじネタバレ

ケイトは同期会で、シャドーは元はモーフという妖精であることや、生き人形が元は人間であることなどを語って聞かせます。大人のシャドーになることの本当の意味を知った同期たちは、さらに団結することを誓います。エミリコも、自身が元はサーカス団にいたこと、シャドーハウスに入る前にケイトに出会っていることを思い出します。ケイトはエミリコに、自分の家だったミラーハウスを取り返すことが目的だと語ります。

10巻あらすじネタバレ

10巻ではケイトの過去が描かれています。ケイトの母キャサリンが住んでいたミラーハウスがモーフに襲われ、妊娠中だったキャサリンは侍女が助けて脱出します。しかし、体がモーフと化してしまいました。その50年後に生まれたのがケイトです。生まれた時は人間だったケイトですが、12歳になると全身が黒くなり、今のシャドーの姿になりました。

ケイトはミラーハウスがシャドーハウスになっていることを知り、自分の出生のことやミラーハウスを奪い返すためにシャドーハウスに入ったということです。シャドーと生き人形たちによる同期会で絆を深めたケイトやエミリコたちの戦いは、今後も続いていきます。ケイトの目的は達成できるのでしょうか?ここまで、シャドーハウスのコミック10巻までのあらすじをネタバレで紹介しました。

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シャドーハウスのアニメと原作の違いは?どっちの方が面白い?

ここまで、シャドーハウスに登場する用語の解説と謎や伏線、面白い魅力、キャラクターの正体やマリーローズは生きてる?アンソニーの目的は?について考察しました。さらに、コミック10巻までのあらすじをネタバレで紹介しました。ここからは、シャドーハウスのアニメと原作漫画の違いや、どちらが面白い?についてみていきます。

シャドーハウスのアニメと原作の違い

シャドーハウスのアニメ第1期が放送された際、原作漫画との違いが話題になったということです。アニメと原作漫画の違いについてみていくと、アニメ第1期では、ローブ様が登場しませんでした。このことは作者自身から、アニメの尺の問題だったことや、第2期では物語のつじつまが合うよう作るというコメントがありました。

他にも、あるシーンで手紙を渡す人物が違うなど、原作とは違うシーンがいくつか見られました。アニメでは、原作漫画の読者としては少し驚く改変が行われたようですが、悪いことばかりではなく、原作の内容を理解しやすくするようなシーンが付け加えられたということです。

アニメ第2期では、11話までは原作と同じでしたが、ショーンやルウ、リッキーら生き人形たちの洗脳が解けるシーンで、アニメオリジナルの展開になっていました。また、アニメではシャドーハウスの謎、伏線が原作よりも早い展開で明らかになっていきます。原作でのシャドーと生き人形の日常がゆったりと描かれていく展開とは違っていたということです。

シャドーハウスのアニメと原作はどっちの方が面白い?

シャドーハウスのアニメと原作漫画の違いについてみてきましたが、どちらの方が面白いでしょうか?アニメでは原作シーンが変更されていたり、削除されていたりするので、原作漫画の方が面白いのでは?と言われています。ただし、アニメの方も物語の謎や伏線がよくまとめられています。また、オリジナルのシーンも楽しめると言われており、アニメも見ごたえのある内容だということです。

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シャドーハウスに関する感想や評価

シャドーハウスのアニメ版についての感想です。お呼ばれの話題や大人が登場すると、物語が一気にテンポアップしたということです。また、エミリコはシャドーハウスの恐ろしさを知ったはずなのに、これまで通りに元気に振舞っており、そこが立派だという感想です。

シャドーハウスの原作漫画を読んで、シャドーハウスの設定や登場人物が好きで、特にキャラの関係性が良いという感想です。シャドーのケイトは同期のジョン、パトリック、ルイーズ、シャーリーと、それぞれの生き人形たち5組で同期組を結成します。この同期組のシャドーと生き人形の関係が最高だということです。

シャドーハウスのシャドーは顔が見えないため、生き人形がシャドーに代わって感情を表現します。そのため、生き人形の目線で物語が展開すると思われますが、実はシャドー目線でも物語が展開していきます。シャドー自身の感情がよく理解できるということで、読者はシャドーと生き人形の両方を平等に見守り、応援できるところが好きだという感想です。

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シャドーハウスの考察まとめ

シャドーハウスの用語を解説し、謎や伏線、面白い魅力、主なキャラクターの正体や過去、目的を考察しました。シャドーハウスにはお呼ばれという儀式でシャドーと生き人形が一体化する過酷な制度があります。生き人形が命を失うその制度に異議を唱えたのが、シャドーのマリーローズや元生き人形のアンソニーでした。消息を絶ったマリーローズは生きてる?については、その後、生きてるかどうかは不明でした。

シャドーハウスは、エミリコなど各キャラの明るく平穏な日常と、生き人形にとって恐ろしい最期が待つ影の部分とのギャップが魅力だということでした。その中で、主人公のエミリコとケイトは仲間と共にシャドーハウスの謎や理不尽な制度に立ち向かいます。このように、シャドーハウスは光と影のギャップ、また、謎や伏線がテンポよく回収されていく様子が魅力と言われています。ここまで、シャドーハウスについてのまとめでした。

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