【シャドーハウス】お呼ばれとは何?儀式の内容や一体化の後どうなるのか解説

「シャドーハウス」は顔の無い一族、シャドーが住む館です。シャドー家にはシャドーと生き人形が避けては通れない儀式がいくつか存在します。シャドーと生き人形はお披露目に合格すると、大人になるために「お呼ばれ」という儀式を受けることになります。ここでは、シャドーハウスに住むシャドーと生き人形が経験するお呼ばれとは?について紹介し、更に、一体化の後は?について解説していきます。

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目次

  1. シャドーハウスとは?
  2. シャドーハウスのお呼ばれとは?儀式の内容を解説
  3. シャドーハウスのお呼ばれの後のお遣いを解説
  4. シャドーハウスの仕組みや正体を考察
  5. シャドーハウスのお呼ばれに関する感想や評価
  6. シャドーハウスのお呼ばれまとめ

シャドーハウスとは?

シャドーハウスの概要

「シャドーハウス」は、2018年より週刊ヤングジャンプにて連載しているゴシックミステリー漫画です。作者はソウマトウ、2022年10月にコミック最新12巻が発売され、コミックの累計発行部数は全世界で200万部を超えました。シャドーハウスは、集英社のジャンプ系青年マンガアプリであるヤンジャン!でもカラー版で配信中です。

シャドーハウスは2021年にCloverWorks制作により、テレビアニメ化されています。アニメ第1期として、同年4月から7月までTOKYO MX他で全13話が放送されました。さらに、アニメ第2期は2022年7月から9月まで全12話が放送されています。

シャドーハウスのあらすじ

誰も訪れることのない洋館「シャドーハウス」には、貴族のように暮らす顔の無いシャドー一族と、彼らに仕える生き人形が住んでいます。顔の無いシャドーに代わって顔役を務めるのが生き人形で、彼らは外の世界との接触を断って暮らしています。生き人形としてシャドーのケイトに仕えているエミリコは、社交的で活発な少女で、シャドーハウスに潜む様々な問題に、仲間と共に立ち向かっていきます。

TVアニメ「シャドーハウス」-2nd Season- 公式サイト

シャドーハウスのお呼ばれとは?儀式の内容を解説

顔の無いシャドー一族と、彼らに仕える生き人形が暮らすシャドーハウスには「お呼ばれ」や「お遣い」など、いくつかの儀式があります。ここでは、その中で「お呼ばれ」という儀式について解説していきます。

考察①お呼ばれとは一体化して大人になること

顔の無いシャドーは生き人形と一体化することで、その生き人形の顔を得ることができます。お呼ばれとは、シャドーと生き人形が一体化する儀式のことで、一体化したシャドーは大人になります。お呼ばれの儀式の方法は、シャドーと生き人形が一緒に「完成の箱」という名の木箱に籠ります。籠る期間は1~2週間ほどで、シャドーが顔を得ることができれば一体化は成功です。しかし、その影で、生き人形の命は失われます。

お呼ばれの儀式を行うことができるのは、お披露目という試験に合格したシャドーと生き人形だけです。お披露目の試験とは、シャドーと生き人形の関係が適正かどうかを観察するためと、シャドーも生き人形もシャドー家にとって有益な素材かどうかを見極めることです。

考察②一体化は失敗する場合もある

お呼ばれの儀式で生き人形と共に「完成の箱」に籠り、一体化することで大人として認められるシャドーですが、中には一体化に失敗する場合もあります。その場合、シャドーと生き人形は、共に死を迎えることになります。

考察③その後は管理者が一体化したシャドーを「お迎え」する

シャドーと生き人形が入った「完成の箱」は鎖と鍵で厳重に閉じられます。儀式の後、箱を開けて一体化に成功したかどうかを確かめるのは「こどもたちの棟」の管理者です。エドワード、アイリーン、ジェラルドという3名が担当しており、一体化に成功していれば管理者としての評価が上がり、失敗していれば評価は下がります。

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シャドーハウスのお呼ばれの後のお遣いを解説

ここまで、シャドーハウスの儀式の中で「お呼ばれ」と「お迎え」と言われている儀式について紹介してきました。お呼ばれの儀式で一体化に成功して大人になったシャドーの中には、「お遣い」と言われている儀式をするシャドーがいます。ここでは、お遣いについて解説していきます。

お遣いとは館の外へ出られること

お遣いとは、館の外へ出ることを許されたシャドーだけが行うことができる儀式です。お遣いの目的は館の外の視察など様々な任務があります。外に出て島民と話す際、館に住む貴族がシャドーであることは絶対に知られてはいけません。そのため、お遣いを任せられるシャドーは、大人のシャドーの中でも特に有能であることが求められます。

お遣いを任せられているシャドーは、お呼ばれの儀式で完成の箱を開けることができる「こどもたちの棟」の管理者、エドワード、アイリーン、ジェラルドの3名です。

お遣いは3階へ行くための重要な儀式

お迎えの儀式に成功して大人になったシャドーは、これまでの自室から「おじい様と共にある棟」に住むことになります。この「おじい様と共にある棟」は3階まであり、大人になったシャドーが最初に住むのは1階です。上の階に行くほど地位が上がる仕組みで、大人になったシャドーは上階を目指すことになります。

お遣いを任されているエドワードは2階に住んでおり、3階に住むためにひたすらお遣いに精を出しています。このようにお遣いの儀式とは、お披露目、お呼ばれ、お迎えという一連の儀式を無事に乗り切ったシャドーが、3階に住むための重要な儀式だということです。

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シャドーハウスの仕組みや正体を考察

ここまで、シャドーハウスの中で行われる儀式の数々を紹介してきました。ここからは、シャドー家のルールや教え、シャドーハウス内の仕組みについて紹介し、偉大なるおじい様の正体に迫ります。さらに、シャドーハウス内にいるとされている反乱分子について考察します。

考察①シャドー家のルール

シャドーと生き人形がシャドーハウスで暮らしていくためのルールを紹介します。まず第一に、シャドー家の者が館の外に出て行くことは許されていません。次に、こどものシャドーは、生き人形とペアで「こどもたちの棟」の自室で過ごす決まりになっています。これはお披露目に合格するまで続き、部屋から出ることも、他のシャドーと話すことも禁止されています。

他にも、お呼ばれの儀式で大人になり、「おじい様と共にある棟」に移ったシャドーのことを話題にしてはいけません。大人になったシャドーも「こどもたちの棟」に行くことは禁止されています。星つきとなったシャドーは「すす能力」について誰にも言ってはいけません。このように、シャドー家には様々なルールがあり、シャドーと生き人形はこれらのルールに則って暮らしています。

考察②シャドーの教え

「こどもたちの棟」で暮らすシャドーはお披露目に合格するまで、シャドーの教えが書かれた教本で勉強することになっています。教本の内容は、偉大なるおじい様についての記述や、生き人形との親交を深める大切さなどが書かれています。一方、生き人形のための教本も存在しており、彼らは「生き人形への説明書」を読み、生き人形としての心構えや忠誠心を学びます。

考察③偉大なるおじい様の正体

シャドー家には「偉大なるおじい様」が存在します。偉大なるおじい様と呼ぶことが許されているのはシャドーだけで、生き人形たちはこのように呼ぶことを禁止されています。偉大なるおじい様とは、シャドーハウスに君臨する王で、生き人形を生み出した親であるということです。まさに偉大な存在であるおじい様を、生き人形が軽々しく口にすることさえ禁じられています。

生き人形が偉大なるおじい様のことを呼ぶときは、次のように呼ぶことになっています。それは、「シャドーハウスの王」、「生き人形の生みの親」、または「偉大なる創造主様」です。

考察④成人するまでのシャドーは部屋から自由に出られない?

シャドー家のルールでも紹介した通り、お披露目に合格していないシャドーは部屋から出てはいけません。何故、こどものシャドーは部屋から出てはいけないのでしょうか?それは、こどものシャドーは生き人形との親交を深めることが大切だからです。生き人形は自分の感情を出してはならず、シャドーの心情を察してその通りの言動をすることが求められます。シャドーも生き人形を大切にし、正しい主従関係を築かなければなりません。

シャドーと生き人形が確かな関係を築いていることを試すのが、お披露目の儀式です。お披露目の試験の内容は、生き人形がシャドーの心情を理解し、その通りに動けるかどうかを試します。また、シャドーもシャドー家にとって有益な素材であるかどうかを審査されます。このように、シャドーと生き人形は二人だけの日々を過ごすことで良い主従関係を築き、お披露目の試験の合格を目指します。

考察⑤こどもたちの棟とは?

こどもたちの棟では、星つきのシャドーがリーダーとなって棟を管理し、他のシャドーは救護班と研究班に分かれて所属しています。リーダーは4名おり、バーバラ、オリバー、ベンジャミン、スザンナで、トップはバーバラ(生き人形はバービー)です。リーダーの役割は、棟に住むこどものシャドーたちの管理やパーティなどの仕切り、お披露目に合格した者たちへの教育、今後の説明などです。

考察⑥おじい様と共にある棟とは?

お呼ばれの儀式に成功し、一体化して大人になったシャドーは「おじい様と共にある棟」に住むことになります。この棟は3階まであり、大人のシャドーが初めて住むのは1階です。ここからシャドーたちは2階、3階へと上階を目指していくことになります。2階に住むことが許されたシャドーが3階に行くためには、お遣いを成功させることが重要になってきます。お遣いとは館の外へ出て、視察などの仕事を任されることです。

このお遣いを任されるのは、大人のシャドーの中でも2階に住んでいる実力者だけだということです。現在、お遣いを任されているのはエドワード、アイリーン、ジェラルドとなっており、特にエドワードは誰よりも強い思いでお遣いに励んでいます。

考察⑦多くのシャドーはモーフだった時の記憶はない?

モーフとは黒色のローブのようなものを纏った妖精で、他の生き物の姿を模倣する特性があります。モーフはこの特性を生かして、生き人形の姿を模倣し、シャドーの姿になるということです。モーフはシャドーになって初めて人格を得ることができます。こうしてシャドーになったモーフは、自身がモーフだった時の記憶を失うということです。

考察⑧シャドーと生き人形の関係や名前

生き人形は顔の無いシャドーの代わりに顔役を務めることが仕事で、シャドーの気持ちに沿った表情と言動をすることが求められます。そのため、こどもの頃のシャドーと生き人形は気持ちを通い合わせるために二人だけで過ごし、親交を深めることに励みます。シャドーが主人で、生き人形が従者という関係となっており、生き人形はメイドのようにシャドーの世話をします。

シャドーと生き人形の名前について見ていくと、シャドーが自分の生き人形に、自分の名前とよく似た名前を付けてあげています。例えば、シャドーのマリーローズは生き人形をローズマリーと呼び、パトリックは生き人形をリッキーというニックネームで呼んでいます。他にも、シャドーのルイーズは生き人形をルウと呼び、シャドーのバーバラは生き人形をバービーと呼んでいます。

シャドー家の教えでは、生き人形の呼び名は重要ではなく、名前に意味はありません。ただし、主人公のケイト(シャドー)とエミリコ(生き人形)の場合、エミリコという名前はケイトにとって忘れられない、ある想いが詰まった名前だということです。

考察⑨反乱分子とは?

シャドー家には様々なルールや教えがあり、シャドーも生き人形もそれらに則って正しく暮らしているのですが、中には反乱分子と呼ばれる者も存在します。反乱分子とは、偉大なるおじい様に反抗する者たちのことです。偉大なるおじい様はシャドーが生き人形と一体化して大人になるまでの仕組みを築き上げた人物です。しかし、これらの事実は、こどもたちには知らされていません。

そのような中でシャドーのケイトだけは何となく気づいていたようで、お披露目に合格した後、ケイトはシャドー家に対する反乱を起こそうと決心をします。ケイトの反抗心に「おじい様と共にある棟」の2階の住人エドワードが気づきます。シャドーハウス内は、反乱分子とみなされたケイトたちと、大人のシャドーたちによる戦いが激しくなっていくということです。

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シャドーハウスのお呼ばれに関する感想や評価

こちらの方は、シャドーハウスのアニメ2期の9話で描かれた、お呼ばれの恐ろしさについての感想です。お呼ばれの儀式で一体化に成功すると、生き人形は死を迎えるところが恐ろしいという感想です。シャドー家の仕組みやルールに対して反抗しているのはシャドーのマリーローズで、彼女の戦いがどうなるのか?など、胸が痛いということです。

こちらの方は、お呼ばれに反発し、回避しようと戦うシャドー、マリーローズに関する感想です。シャドーがお呼ばれの儀式で一体化に成功すれば、もっと良い待遇を受けるかもしれません。それなのに、マリーローズはすべてを投げ出してまで生き人形のローズマリーを守ろうとします。そのような二人の尊重し合っている様子がとても良いという感想です。

こちらの方は、お呼ばれという残酷な儀式からこどもたちを救い、シャドーも人間(生き人形)も共に幸せになる世界を望むという感想です。そして、この残酷な儀式に立ち向かい、戦ったマリーローズとローズマリーが生きていて欲しいということです。

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シャドーハウスのお呼ばれまとめ

「シャドーハウス」のお呼ばれの儀式について紹介してきました。シャドーハウスに住むシャドーと生き人形には、避けることができない儀式がいくつかありました。中でもお呼ばれはシャドーと生き人形が一体化する儀式でした。一体化したシャドーは大人と認められ、偉大なるおじい様がいるという「おじい様と共にある棟」に住むことが許されます。

一体化は生き人形にとって死を迎えることになり、残酷な儀式だという感想も寄せられていました。シャドーハウスでは、お呼ばれなどの残酷な運命から逃れるための戦いが始まっているということで、シャドーと生き人形の活躍に注目していきましょう。

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