【スプリガン】御神苗優の強さと能力は？過去や銃・ナイフ・バイクなどの装備も考察　

この記事では、古代遺跡を守るスプリガンとして活躍する主人公の高校生、御神苗優を特集します。これから、御神苗優の強さ・能力や赤い目の秘密、そして銃やナイフ、バイクといった装備について考察していきますが、まずはその前に『スプリガン』の作品情報をお届けしましょう。最初に『スプリガン』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと進みます。

『スプリガン』は、原作：たかしげ宙、作画：皆川亮二による日本のSF漫画です。この作品は、超古代文明の財宝や技術が国家などに悪用されないよう、それらを回収・封印する使命を帯びた民間組織「アーカム」のエージェントたち、通称「スプリガン」の戦いを描いています。

『スプリガン』は、小学館の『週刊少年サンデー』で1989年から1996年にかけて連載されました。2021年3月時点でのコミックスの累計発行部数は1000万部を超え、連載終了から30年近くが経過した現在でもその人気は健在のようです。また、漫画を原作とした劇場版アニメやWebアニメも制作・公開され、多くのファンの支持を得ています。

ある出来事がきっかけとなり、超古代人の遺産が世界各地で埋もれていることが判明します。 早速その遺産をめぐり大国の軍部が暗躍する中、巨大組織「アーカム」は、超古代文明の遺産を守るため、工作員スプリガンを使って遺産の封印に動き出しました。スプリガンの1人、高校生の御神苗優は、軍事企業連合トライデントなどの特殊部隊を相手に、遺跡オーパーツを守るべく果敢に立ち向かっていきます。

ここからは、この記事のメインテーマである『スプリガン』の御神苗優の話題に移ります。御神苗優は、『スプリガン』の主人公の高校生です。しかし、ただの高校生ではありません。学業とは別に、世界中を飛び回る特別な任務を担っています。各国の軍隊や諜報組織、CIA、KGBなどからの圧力に負けず、遺跡や超古代文明の遺産を守っているのです。

外見的には、優はごく普通の高校生です。しかし、スポーツでは並外れた才能を示し、語学の成績も抜群です。同級生たちと過ごす姿からは、彼が楽しく学園生活を送っていることが伺えます。しかし、スプリガンの仕事は多忙を極め、授業中に仕事の依頼が入ることも少なくありません。依頼が入り任務が決まると、すぐにバイクで学校を後にします。そのため、学校の出席日数はいつも落第ギリギリの状態となっています。

御神苗優は、A.M.スーツとオリハルコン製のナイフを身につけると、スプリガン・S級エージェントとしての真の実力を発揮します。アーカム組織内にはA級エージェントも存在しますが、彼らが束になってかかっていっても、S級エージェントたった1人にかないません。

ちなみに、他のスプリガンメンバーもまた、それぞれ特異なスキルを持っています。たとえば、格闘技の達人であり仙人を目指す朧（おぼろ）や、ライカンスロープとして獣人に変身するジャン・ジャックモンド、そして魔術を駆使するティア・フラットたちが御神苗優の仲間として活躍しています。

ここからは、御神苗優の強さや能力・装備、そして赤い目の謎について考察します。まず、優の強さですが、師匠の朧をも凌駕する能力を秘めています。優の真の強さが発揮されるのは格闘戦でしょう。AMスーツやナイフ、拳銃などの装備を見れば、彼が接近戦を得意としているのは一目瞭然です。ちなみに優の師匠の朧は、中国武術の護身用格闘技・功夫（クンフー）と気功の達人です。

朧は、スプリガンNo.1として、30人の軍隊を簡単に打ち負かす強さを誇り、優との対戦成績は37勝1敗と圧倒的な力の差を見せつけています。ちなみに優の1勝は不戦勝です。しかし、朧は優の潜在能力を高く評価し、普段は抑えられている能力を解放してやれば、自分をも超える強者になるであろうと語っていました。

御神苗優はかつて、アーカムへの制裁の一環として米軍に拉致され、米軍のCOSMOSで実験兵士No.43として数年間訓練を受けたことがあります。COSMOSとは「Children Of Soldier Machine Organic System（機械少年兵による有機的システム）」の略称で、この部隊の少年兵たちは、脳内に埋め込まれたオリハルコンという装置で洗脳され、非情な殺戮マシーンと化しています。

少年兵たちはオリハルコンによりテレパシーで通信し、同時多角的な連携攻撃を仕掛け、敵を完璧に排除します。しかし、優はある任務の遂行中に、両親が殺されたトラウマが蘇ってパニックに陥ります。そして、COSMOSの上官や仲間たちを殺して脱走しました。その後、御神苗隆と秋葉のもとに身を寄せ、少しずつ人間らしい感情を取り戻し、スプリガンとして活躍するようになりました。

アニメ『スプリガン』では、優が赤い目に変わるシーンが登場します。赤い目のシーンを見た視聴者の中には「一体何が起こったの？」と思った方もいたことでしょう。赤い目について調査した結果、目が赤い目に変化するのは、優が殺戮マシーン化した瞬間であることがわかりました。COSMOSの中でも卓越した殺人技術を身につけた優は、そうした自分に嫌悪感を抱いており、通常は赤い目にならないように心掛けています。

しかしながら、自身の生命が脅かされると制御が効かなくなり、自動的に赤い目となって殺戮行動をとってしまうのです。優のこの状態を視覚的に表現する手段として「赤い目」が用いられたのでしょう。

ここからは、スプリガンのS級エージェント、御神苗優のそうびについて解説していきます。一体どのような装備が飛び出すのでしょうか？

御神苗優が装備する銃器は、原作漫画とアニメ版で異なるものが使用されています。原作漫画では「SIG Sauer P226」が愛用銃でしたが、アニメでは「SIG Sauer P226 TACOPS」に変更されています。

原作において、優は当時の最新鋭の銃を使っていましたが、この作品は30年前に創作されました。その後、銃も近代化され、同じメーカーの最新かつ最高級モデルへとアップデートされているのです。ちなみに、アニメでは射撃スタイルも変化しており、拳銃を斜めに傾ける現代風のスタイルが採用されています。

御神苗優は、手を保護するナックルガード付きのオリハルコン製ナイフを装備しています。このナイフは個人専用のものです。オリハルコンとは、アーカムが古代文明の遺跡から得た研究成果の1つで、精神感応金属である「賢者の石」を触媒として利用しています。

オリハルコンは、他の金属と結合し、加えられた圧力に応じて硬度が上昇する特性を備えています。優のナイフはチタンとの合金で作られており、他の攻撃用ナイフよりもさらに優れた切れ味を発揮します。

続いて、御神苗優のバイクについて見ていきましょう。御神苗優が乗るバイクは、原作漫画では主にVmaxを使用していましたが、一部の場面ではKawasakiのZephir（ゼファー）のバイクに乗る描写もありました。一方、アニメ版でのバイクは、新型のVmaxというバイクにアップデートされているようです。バイクの詳細は不明ですが、どちらのバイクも大型で高いパワーを持っているバイクであることは明らかです。

A.Mスーツは、繊維状に処理されたオリハルコン素材から作られた戦闘用の装備であり、通常の30倍以上の強さの人工筋肉を備えています。銃弾を跳ね返す能力を持ち、衝撃を吸収する特性も装備しています。なぜ優が激しい攻撃を受けても何事もなかったかのように立ち上がることができるのかと不思議に思った方もいることでしょう。その理由は、彼がダメージを軽減するスーツを着用していたからにほかなりません。

このA.Mスーツはまた、怨霊を退治する手段としても使用できます。精神エネルギーを増幅しその力を拳から発射する「サイコブロー」という能力を活用するのです。ただし、このスーツにも弱点があります。高出力のレーザーによって溶解されたり、オリハルコンや他の精神感応金属製のナイフを使えば切れてしまうのです。

御神苗優は、幼少期にアーカムの施設で働いていた両親を亡くし、現在は叔父の御神苗隆の養子として生活しています。隆は一流の冒険家であり、過去5年間、日本に戻ることなく世界中を探検しています。隆は優の気持ちを尊重してスプリガンの仕事を許可していますが、その一方で、仕事の負荷が高すぎるのではないかと常に心配しています。

『スプリガン』の物語において、優の恋人や彼女ついての描写は出てきません。女性との交流は一部見られますが、スプリガンといった特殊な職業に就いているので、女性受けが悪くても仕方のないと思っている節があります。山菱理恵の護衛任務では、自身が幼馴染であることをあえて口にすることはありませんでした。

アニメ『スプリガン』で、御神苗優役を演じた声優の小林千晃（こばやし・ ちあき）を紹介します。小林千晃は、1994年6月4日生まれ・神奈川県出身の男性声優で、現在大沢事務所に所属し活動しています。

中高生の頃から映画鑑賞が好きだった小林は、やがて俳優を目指し映画学校に入学しました。しかし、そこで自身の限界を感じ、「自分は菅田将暉にはなれない」と悟り、俳優の道を断念しました。その後、アニメ映画に対する思いから声優の道を志します。

大学進学後、20歳を過ぎた頃から、声優としての活動を本格化させます。2019年のアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』では、初の主演に抜擢されました。2021年には「第15回声優アワード」で新人男優賞を受賞しています。さらに、2022年には、『第7回アニラジアワード』でBEST CREATIVE RADIO企画ラジオ賞を獲得し、声優としての実績が高く評価されました。

次に、アニメ『スプリガン』で御神苗優を演じた声優・小林千晃の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• ガンダムビルドダイバーズRe:RISE（ヒロト）
• GREAT PRETENDER（枝村真人〈エダマメ〉）
• SK∞ エスケーエイト（ランガ）
• 憂国のモリアーティ（ルイス・ジェームズ・モリアーティ）
• トモダチゲーム（片切友一）
• 氷属性男子とクールな同僚女子（氷室くん）
• 地獄楽（画眉丸）
• マッシュル-MASHLE-（マッシュ・バーンデッド）
• 葬送のフリーレン（シュタルク）
• クールドジ男子（一倉颯）

ここまで『スプリガン』の御神苗優特集をお届けしてきましたが、最後に御神苗優に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、おそらくアニメで御神苗優を再確認した方のツイートからです。漫画で見た時の印象とは違ったようで、この記事でも解説したように普通の16歳のかわいい高校生だったようです。

続いて紹介するのは、1998年公開の劇場アニメを観た方の感想・評価です。まだCGがない時代の手描きのアニメーションなのですが、そのクオリティーに驚いているようでした。

最後に紹介するのは、『スプリガン』のオタクと思しき方のツイートからです。御神苗優のナイフがゲーム「PSO2NGS」のツインダガーに対応していないと不満を口にする普通のファンに対し、うんちくを披露していました。

この記事では、『スプリガン』の主人公・御神苗優を特集し、彼の強さ・能力や赤い目の秘密、そして銃・ナイフ・バイクなどの装備について考察してきました。

優の強さは、特に格闘戦において真価が発揮されます。AMスーツやナイフ、拳銃などの装備を駆使して、師匠である朧ゆずりの接近戦で闘います。その能力には朧をも超える潜在力があると、師匠自ら語っていました。また、赤い目の謎については、彼の「殺戮マシーン化」と関連していることが判明しました。

殺戮マシーンとなって闘う際に、瞳の色が赤くなっていたのです。優はそうした自分に嫌悪感を抱いており、赤い目にならないよう制御していましたが、命の危機に陥ると自動的に赤い目に変わり殺戮行動に駆り立てられてしまうのでした。