【ポケモン】サトシがついに引退！降板理由やピカチュウ・ロケット団のその後は？

『ポケモン』は任天堂から発売されているゲームで、大人から子どもまで大勢のファンがいる人気作品です。このポケモンのゲームを原作としたアニメが、テレビアニメの『ポケットモンスター』シリーズです。アニメのポケモンには、サトシという主人公が登場します。サトシは長年ポケモンの主人公として活躍してきましたが、ついに引退することが決まりました。本記事では、サトシの降板理由やこれまでの活躍をまとめていきます。

ポケモン（ポケットモンスター）は、もともと任天堂が発売したゲームソフトです。このゲームを原作として、1997年からテレビアニメの放送が開始しました。その後、ポケモンのアニメは第7シリーズまで放送され、そこで主人公のサトシが引退となりました。2023年からは、新たな主人公を迎えた第8シリーズの放送が始まっています。

ポケモンの世界では、10歳になるとポケモントレーナーとして旅立つことが許されています。マサラタウンのサトシも、10歳になったことでポケモントレーナーとして旅に出ることになりました。サトシはオーキド博士からピカチュウをもらい、それから数多くのポケモンをゲットしていきます。サトシはロケット団やライバルたちと戦いながら、ポケモンとともに成長していくのでした。

ポケモンシリーズの主人公であるサトシは、カントー地方・マサラタウン出身の10歳の少年です。常に帽子を被っていますが、帽子のマークはシリーズごとに変わります。オーキド博士からもらったピカチュウを相棒とし、ポケモンマスターを目指して世界中を旅して回っています。前向きな明るい性格ですが、負けず嫌いですぐムキになるという短所もあります。

ポケモンに対する愛情は人並み外れていて、性格に難があるポケモンとも時間をかけて必ず心を通じ合わせます。また、困っている人がいれば進んで手助けをするような、正義感に溢れた少年です。そのため、悪巧みをするロケット団と衝突することが多く、ロケット団は毎度のようにサトシのピカチュウにやられています。ただ、シリーズが新しくなるにつれて、ロケット団が絡む話は減少していきました。

ポケモンのサトシはこれまで、相棒のピカチュウとともにさまざまな冒険をしてきました。ポケモンのアニメはこれまでに何度も代替わりしており、サトシ以外のキャラも作品によって変更することがありました。しかし、サトシの目標は、一貫して「ポケモンマスターになる」ということでした。ところが、サトシは結局ポケモンマスターにならないまま、ポケモンを引退しています。

サトシとゴウの物語であったポケモンの第7シリーズでも、サトシはポケモンマスターになっていません。ただ、ポケモンの第7シリーズでは、サトシは絶対王者であったダンテを倒して世界王者になっています。サトシがポケモンの世界王者になったことで、ひとつの区切りがつけられたと推察されます。また、サトシがポケモン界の頂点に立ってしまったことで、この先の物語が作りづらくなったという理由もあるでしょう。

サトシはポケモンの主人公から降板となりましたが、サトシの冒険は終わったわけではありません。大好きなサトシがどこかで頑張っているというメッセージは、子どもたちにとって大きな勇気となるでしょう。子どもたちに夢と勇気を与え続けるため、敢えてサトシの物語を完結せずに降板させたとも考えられます。

ポケモンのアニメが開始してから25年という月日が経ったことも、サトシが引退した理由のひとつとして上げられるでしょう。ポケモンは初代シリーズである旧無印編が1997年に始まり、サトシの最後の冒険である第7シリーズが2022年に終わりました。サトシを主人公としたポケモンは25年もの間続き、長寿番組の仲間入りを果たしています。この25年目という節目の年に、サトシを引退させようと考えられていた可能性もあります。

ポケモンのサトシの声優は、初回からずっと松本梨香さんが担当しています。松本梨香さんは29歳からサトシの声優を始め、サトシが引退したときには54歳となっていました。そのため、サトシの声優である松本梨香さんの年齢を考慮して、サトシ降板の流れになったと推察することもできます。

ただ、松本梨香さんはまだまだ声に張りがあり、若手声優にも負けない声量を持っています。続けようと思えば、この先数年でも続けることはできたでしょう。そのため、松本梨香さんの年齢がサトシ降板の理由のひとつだったとしても、直接的な原因になったとは考えづらいです。

ポケモンシリーズは25年も続いていただけあって、古参のファンも多い作品です。ただ、ずっとサトシが主人公を続けていた場合、マンネリ化して途中で飽きられる可能性もあるでしょう。そうなると、ポケモンの作品自体が終了してしまう危険性もあります。

ポケモンという作品を残すためには、古参のファンだけでなく新規ファンを獲得することも大事です。そのため、主人公やキャラを一新して、新たなファンの獲得に乗り出したという可能性もあります。

ポケモンと聞いて誰しもが思い浮かべるのが、サトシの相棒であるピカチュウです。ピカチュウは初代ポケモンでサトシと出会ってから、常にサトシの隣にいました。ポケモンはサトシの成長物語であると同時に、サトシのピカチュウの成長物語でもありました。サトシの降板後、ピカチュウがどうなるか気になったファンも多いでしょう。結果的に、ピカチュウもサトシと一緒にポケモンのアニメから引退することになりました。

ピカチュウはこれからもサトシと一緒に、サトシの冒険に付き合うことになります。新たな主人公を迎えて始まったポケモンの第8シリーズでは、サトシのピカチュウとは別の「キャプテンピカチュウ」というポケモンが登場します。このピカチュウはサトシのピカチュウとは別個体ですが、声は引き続き大谷育江さんが担当しています。

ポケモンのアニメでは、サトシ以外にも初代からずっと登場し続けているキャラがいます。それが、ロケット団のムサシ・コジロウ・ニャースです。ロケット団の3人は、サトシのピカチュウを狙ってサトシを追いかけ続けている敵役です。ロケット団は敵役にも関わらずどこか憎めないキャラで、サトシに負けないくらい人気があります。

サトシがポケモンを降板することで、ピカチュウだけでなくロケット団のその後も話題となりました。新たなポケモンでは「エクスプローラーズ」という謎の組織が登場し、ロケット団の代わりの敵役として活躍しています。ロケット団の目的はあくまでサトシのピカチュウであるため、新しいポケモンには登場していません。

サトシとピカチュウの最後の物語である『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』では、新たな旅に出るサトシとピカチュウを付け狙うロケット団の姿が描かれていました。ロケット団はこれからもサトシのピカチュウを狙い、サトシを追いかけ続けるでしょう。

ゴウは、サトシとW主人公として第7シリーズのポケモンに登場したキャラです。サトシはサクラギ博士の研究を手伝うため、サクラギ博士のもとでゴウと一緒に暮らしていました。そして、さまざまなポケモンとの出会いを通じ、ゴウとも友情を育んできました。しかし、サトシは世界王者になったことをきっかけに、ゴウのもとを離れて新たな旅に出ることを決めます。

ゴウはサトシがいなくなる寂しさや不安から、思わずサトシに怒りをぶつけてしまいました。そのせいでギクシャクしてしまったサトシとゴウでしたが、2人は無事に仲直りします。そして、ゴウもサトシと同じく、新たな旅に出ることにしたのでした。ゴウもサトシと同じく次のポケモンのアニメに登場することはなく、ここで引退となりました。

ポケモンのアニメでサトシとピカチュウが出会ったのは、初代ポケモンの1話目でのことです。10歳となったサトシは、オーキド博士にポケモンをもらう予定となっていました。しかし、寝坊をしてしまったサトシは、欲しかったポケモンをすべて他の人に取られてしまいます。そこで、オーキド博士が取り出したのが、その後サトシの最高の相棒となるピカチュウでした。

しかし、ピカチュウはもともと人に懐きにくいポケモンで、サトシに電撃を浴びせてばかりでした。しかも、このピカチュウはモンスターボールに入りたがらないという特殊なポケモンで、サトシはピカチュウに縄をつけて引きずるようにしてマサラタウンを旅立ちます。ピカチュウと仲良くしたいサトシでしたが、ピカチュウはまったくサトシの言うことをききません。

サトシはピカチュウに頼らず野生のポケモンを捕まえようとし、オニスズメの大群に襲われてしまいます。サトシは傷ついたピカチュウを助けるため、ボロボロになりながらもオニスズメの大群の前に立ちはだかりました。その姿を見たピカチュウはサトシの肩に駆け上がり、電撃攻撃でオニスズメを一掃します。この件でサトシとピカチュウは仲良くなり、ピカチュウはサトシの最高の相棒となっていくのでした。

リザードンは、サトシがヒトカゲから育てたアニメ初期に活躍するポケモンです。ヒトカゲはもともと優しい性格のポケモンでしたが、リザードンに進化するとサトシの言うことをきかなくなってしまいます。しかし、さまざまな冒険を通じて、リザードンとサトシの絆も強まっていきました。ある日、サトシたちは、リザードンたちの生息地であるリザードンの谷へと足を踏み入れました。

サトシのリザードンはそこで野生のリザードンとバトルをして、あっさりと負けてしまいます。サトシのリザードンは負けたことが悔しくて、何度も戦いを挑みます。それでも軽くあしらわれて、最後には水の中へ投げ込まれてしまいました。サトシはリザードンの「強くなりたい」という気持ちを汲み、リザードンをわざと冷たく突き放しました。

リザードンはサトシが自分のために冷たく振る舞ったことを理解し、リザードンの谷に残る選択をします。サトシは涙を流しながらも、リザードンのために振り返ることなく走り去ったのでした。サトシとリザードンの別れは人気が高いエピソードで、今でも心に残っているというファンが大勢います。

サトシとゴウのW主人公が活躍した第7シリーズでは、「ポケモンワールドチャンピオンシップス」という大会が行われていました。この大会には現在の世界王者であるダンテを始め、シロナやダイゴなどの名だたるトレーナーが勢ぞろいしていました。サトシは1000位以下のノーマルクラスから始め、バトルを繰り返して順位を上げていきます。そして、最終的に決勝に進むことができました。

サトシは第1試合のダイゴ、第2試合のシロナに勝利し、遂に世界最強のダンテとバトルすることになりました。サトシはまずピカチュウを出しますが、不利を悟って一度ピカチュウを戻します。次に出したポケモンは、ゲンガーでした。ゲンガーはダンテのインテレオンを倒し、サトシはまず一勝をつかみました。次にダンテはバリコールを出し、サトシはそのままゲンガーでバトルを続けます。

しかし、バリコールによってゲンガーは戦闘不能となり、サトシとダンテは一勝一敗で並びます。サトシはネギガナイトで舞台を整え、ルカリオでバリコールにとどめを刺しました。続いてダンテの出したドラパルトは、サトシのウオノラゴン、カイリュー、ルカリオと立て続けに戦います。そして、ついにルカリオがやられてしまいました。サトシは改めてカイリューを出し、ドラパルトに勝利します。

その後、ダンテとサトシは残りの手持ちポケモン同士をぶつけ、ついにダンテは最強のリザードンを出してきました。そして、サトシも自分の最高の相棒であるピカチュウを出します。サトシとピカチュウは今までのバトルで培ってきた力をすべて出し切り、ついにダンテとリザードンに勝利しました。そして、サトシは正真正銘の世界王者になったのです。

サトシの降板が決まったことを受け、ゴウとサトシの物語が終わった後、特別編としてポケットモンスター めざせポケモンマスターが放送されました。この話はサトシとピカチュウの冒険がコンセプトで、初代レギュラーメンバーであるカスミとタケシも登場しました。ロケット団や初期の懐かしいポケモンたちも登場し、サトシの最後の旅を締めくくりました。

サトシが引退してもポケモンのアニメは終わらず、新シリーズが放送されることが発表されました。ポケモンの新シリーズは、2023年4月14日から放送されています。ポケモンのアニメはこれまで、「ダイヤモンド・パール」や「XY＆Z」というようにサブタイトルがついていました。サブタイトルが何もない初代は、「無印編」と呼ばれています。サトシとゴウのW主人公が活躍した第7シリーズは、初代と同じくサブタイトルがありません。

そのため、こちらは初代の無印編と区別して、「新無印編」と呼ばれています。新シリーズのポケモンもサブタイトルがついていないため、これまでの無印編との区別がつきにくくなっています。新シリーズのポケモンは今のところ、そのまま「新シリーズ」や「新作」と呼ばれることが多いようです。また、「リコとロイ編」や「2023年版」といわれることもあります。

第7シリーズがサトシとゴウのW主人公だったように、新シリーズのポケモンのアニメも主人公が2人います。新たな主人公は、リコという心優しい女の子と、ロイという元気いっぱいの男の子です。まずはリコが新たな主人公として登場し、その後カントー地方でリコとロイは出会うことになります。ロイはリコの仲間となり、一緒に冒険へと旅立ちます。

ポケモンの新シリーズの主人公であるリコは、サトシの娘ではないかと噂されることがあります。リコがサトシの娘だといわれるようになった理由のひとつが、リコがいつもつけているヘアピンです。リコはいつも前髪をヘアピンで留めており、そのヘアピンはサトシが初期に着用していた帽子のマークと色も形も一緒です。このことから、リコはサトシと何かしら関係があるといわれるようになり、サトシの娘だと推察する人も出てきたようです。

リコの目の色が、以前ポケモンのヒロインだったセレナと同じことも、リコがサトシの娘であると噂される理由のひとつです。ポケモンのアニメにはあまり恋愛要素は登場しませんが、セレナは珍しくサトシに恋心を抱くヒロインとして描かれていました。そのため、セレナとサトシが結婚して、リコが生まれたのではないかと推察するファンが出てきたのです。

その後、ポケモン新シリーズではリコの母親が登場し、セレナではないことが判明しています。リコがサトシの娘であるという説はほぼ否定されましたが、まだヘアピンの形については作中で言及されていません。リコがサトシの娘ではないとしても、何かしらの関係がある可能性は残っています。

ポケモンのアニメに登場するキャラたちには、それぞれ相棒となるポケモンがいます。新シリーズの主人公であるリコとロイにも、相棒のポケモンができました。リコの相棒は、ニャオハというかわいいくさねこポケモンです。ニャオハはリコが捕まえたわけではなく、学校から提供されたポケモンでした。リコは自由奔放なニャオハに振り回されつつ、絆を深めていきます。

もう1人の主人公であるロイの相棒は、ほのおワニポケモンのホゲータです。ロイはリコたちとはぐれたホゲータと偶然出会い、ホゲータのことを助けます。どうしてもホゲータと離れたくなかったロイは、こっそりライジングボルテッカーズの船に忍び込みました。そして、ロイはホゲータの相棒として認められ、リコたちと旅に出ることになったのです。

ポケモンのアニメを長く観ていた人ほどサトシへの思い入れは強く、「サトシの引退を受け入れられない」というコメントが多く上がっています。サトシの引退が悲しすぎて、まだ最終回を観ていないという人もいました。サトシの引退を寂しがる声は多く、ポケモンアニメの視聴をやめてしまったファンもいるようです。

サトシの引退はファンの間で大きな話題となり、サトシの降板理由についての考察も多く見られました。降板理由に関する考察はさまざまで、どれが本当の降板理由かわからなくなった人もいるようです。

サトシの引退に関しては、寂しさを覚えつつも「仕方がない」と割り切っている人もいました。第7シリーズで主人公がサトシだけでなくなったことから、そろそろサトシが引退すると覚悟していたファンは多いようです。ただ、サトシが引退することは仕方ないとしつつ、「引退する理由を知りたい」という声も上がっていました。

ポケモンのサトシの降板理由や、ロケット団やピカチュウのその後などをまとめました。サトシがポケモンのアニメを引退する理由は公表されていないため、なぜ主人公が変更になったかは不明のままです。ただ、サトシが世界王者になったことや、声優の年齢などが理由のひとつではないかと推察されます。サトシは主人公降板となってしまいましたが、これからもピカチュウとともにポケモンマスターを目指して旅を続けることでしょう。