【彼岸島】師匠の最後はどうなった？圧倒的な強さやお面で素顔を隠す理由は？

『彼岸島』には見た目が特徴的なキャラクターが多いですが、そんな中、恐ろしげなお面を被って素顔を隠しているキャラクターとして登場するのが、師匠です。『彼岸島』に登場する師匠とは一体どのようなキャラクターなのでしょうか？まずは、『彼岸島』の作品情報と、恐ろしげなお面を被って素顔を隠しているキャラクター・師匠のプロフィールについてチェックしてみましょう。

『彼岸島』は、週刊ヤングマガジンにて2002年49号〜2010年32号にかけて連載された松本光司による漫画です。『彼岸島』の単行本は、全33巻となっています。そんな『彼岸島』のキャッチコピーは「吸血鬼サバイバルホラー」です。シリーズ原点となる『彼岸島』完結後は、『彼岸島・最後の47日間』・『彼岸島・48日後…』が連載されています。2021年3月時点で累計発行部数は1000万部を突破しています。

『彼岸島・最後の47日間』は週刊ヤングマガジン2010年35・36合併号〜2014年35号にかけて連載された『彼岸島』第2シリーズです。最終章開始に伴い、改題した上で話数カウントもリセットされ、続編の新規連載となっています。そんな『彼岸島・最後の47日間』の単行本は全16巻となっています。

『彼岸島・48日後…』は週刊ヤングマガジン2014年38号より現在も連載中の漫画・『彼岸島』第3シリーズです。新章開始に伴い、題名および話数カウントも再度リセットされ、続編の新規連載となっています。また、アニメは『彼岸島X』がyoutubeやニコニコ動画にて2016年10月〜2017年3月にかけて配信されました。

2010年1月には実写映画版が日韓同時公開され、2013年10月からはテレビドラマ化が放送されました。2016年10月には2013年に放送されたドラマに続き、白石隼也と鈴木亮平がダブル主演を務めた映画『彼岸島デラックス』が公開されました。

宮本青果店の店長の息子である宮本明は、数年前に行方不明になった兄・宮本篤を捜す為、友人達と共に彼岸島に渡りました。しかし、そこは吸血鬼が跋扈する地でした。行方不明となってしまった兄を捜し出し、本土に連れ帰る為、宮本明が奮闘する物語です。

『彼岸島』に登場する師匠は、『抵抗組織（レジスタンス）』のリーダーを務める人物であり、明と篤の師匠です。そんな篤や明達とは、数多くの戦いで共闘してきた関係です。明達からは「師匠」、抵抗組織のメンバーからは「お頭（かしら）」、雅からは、「怪力坊主（雑誌掲載時は、「クソ坊主」）」と呼ばれています。本名は青山龍ノ介（あおやまりゅうのすけ）と言います。

そんな師匠は元々彼岸島に暮らす温厚な吸血鬼の一族出身です。しかし師匠は、吸血鬼ではあるものの、人間の血を吸うことを頑なに拒否しています。元々は心優しい住職であったため、島の子供達の人気者でした。しかし、太平洋戦争開戦時に島へと進駐した大日本帝国陸軍中佐の五十嵐一郎軍医の人体実験の被験者となった後遺症で、時々発作が起き、大声を上げて暴れ出してしまいます。

『彼岸島』・明と篤の師匠であり、『抵抗組織（レジスタンス）』のリーダーを務めている師匠は、多くの登場キャラクターの中でもずば抜けたパワー・強さを持つキャラクターとして注目されています。しかし、そんな最強キャラクターの師匠も、最後には邪鬼化して死亡してしまうようです。

一体なぜ、師匠は最後に邪鬼化して死亡してしまったのでしょうか？また、『彼岸島』に登場するキャラクターの中でもずば抜けた強さを誇るキャラクターだと言われてきた師匠の強さとは一体どれほどなのでしょうか？お次は、『彼岸島』に登場する師匠の強さや、最後に邪鬼化して死亡してしまう経緯についてチェックしてみましょう。

師匠は、かつて人体実験の被験者となった後遺症で、時々発作が起き、これまでも悩まされていました。発作の頻度はどんどん高くなっていっていましたが、師匠は発作が起きても、人間の血を吸うことを頑なに拒否していました。その結果、ある時、師匠は邪鬼化してしまいました。邪鬼化してしまった師匠は正気を失ってしまい、人間を襲い始め、どんどん仲間たちを食い殺していってしまいました。

邪鬼化してしまった師匠は弟子である明にも襲いかかってしまい、明たちはピンチの事態になってしまいました。明たちは必死に師匠に助けを求め、叫び続けていました。すると、明たちの声が邪鬼化した師匠にも届き、師匠は自身をコントロールしながら周囲の吸血鬼や邪鬼を次々と倒していたのですが、突然現れた雅に斬首され、死亡してしまいました。

最後には雅に斬首され、死亡してしまった『彼岸島』・師匠の強さについてですが、人間側の最強であり、最大の戦力と言われているだけあって、常人をはるかに上回る怪力の持ち主です。その強さはどれほどかというと、丸太を振り回したり、巨大な岩を持ち上げて数十メートルもの距離まで投げ飛ばしたり、邪鬼の首を素手で引きちぎるなどといったもので、戦闘力は非常に高いことがわかります。

『彼岸島』に登場する師匠といえば、お面で素顔を隠していることが特徴的なキャラクターです。しかし、師匠がお面で素顔を隠しているのにはある理由が隠されているようでした。一体なぜ、師匠や素顔をお面で隠しているのでしょうか？また、師匠には娘がいるようですが、一体どんな人物なのでしょうか？お次は、『彼岸島』・師匠の娘についてや、師匠がお面で素顔を隠している理由についてチェックしてみましょう。

元々彼岸島に暮らす温厚な吸血鬼の一族出身である師匠ですが、娘が3人いるようです。師匠の娘についてご紹介する前に、師匠のルーツについてチェックしておきましょう。師匠は、太平洋戦争開戦時に島へと進駐した大日本帝国陸軍中佐の五十嵐一郎軍医の人体実験の被験者とされてしまいました。

雅以外の唯一の生き残りとして、冷凍室に封印された雅の見張りとして長い間、孤独な人生を送っていました。そんな長年の孤独と人体実験の後遺症によって師匠は衰弱しきっていましたが、水を飲んでいた時に、後に師匠の妻となる少女・井上典子と出会いました。

そして井上典子との出会いによって、自身が人体実験の後遺症によって、目が人間同様になり牙も埋没し見た目が人間と同じになったことを知りました。井上典子の紹介により住職として生活し、師匠はやがて村長になりました。そして数年後には、井上典子と結婚し、井上典子の連れ子であった冷（れい）や楓（かえで）、紅葉（もみじ）の継父となりました。

3人の娘を迎えた師匠は、愛する妻や娘たちに囲まれ、しばらく平和に暮らしていました。​​​​​​​また、冷や楓・紅葉は自分とは血が繋がらない娘ですが、本当の娘のように可愛がっていたようです。そんな師匠のことを、娘たちも実の父親のように慕っており、親子関係はとても良好でした。

『彼岸島』・師匠といえば、恐ろしげなお面をつけて素顔を隠しているのが特徴です。師匠がつけているお面は、「死者の面」と呼ばれており、寺に代々伝わるお面です。師匠がこのお面をつけて素顔を隠すようになったのは、雅に村が襲撃された後からです。その後、吸血鬼に対抗するための組織・『抵抗組織（レジスタンス）』を結成しました。

さて、一体なぜ、師匠はお面をつけて素顔を隠すようになったのかというと、再び吸血鬼化してしまった自分の素顔を隠すためでした。もともと彼岸島に暮らす温厚な吸血鬼の一族出身であった師匠ですが、人体実験の後遺症によって、目が人間同様になり牙も埋没し見た目が人間と同じになりました。

その頃は素顔を隠すこともなく、生活していたのですが、雅が村に襲撃してきた際に起きた出来事がきっかけで、再び吸血鬼化してしまいました。襲撃してきた雅に挑んだ師匠でしたが、内臓を引き裂かれて致命的なダメージを負ってしまいました。

しかし、もともと吸血鬼の一族出身である師匠は、潜在的な吸血鬼の能力がまだ残っていたためか生き延びました。自身は生き延びたものの、ほとんどの村人を守れなかったことに懊悩しており、これ以上犠牲者を出さないようにするため、雅に対抗できるだけの力を得るため、吸血鬼の血液を体内に注射し、混血種（アマルガム）となりました。

吸血鬼の血液を体内に注射し、混血種（アマルガム）となってしまった師匠は身体が巨大化しただけでなく、さらに、元の吸血鬼そのものに姿になってしまいました。その姿とは、目は黒くなり、牙は鋭く伸び、吸血鬼そのものの姿となってしまいました。

師匠は、これまで『人間』として自身に接してくれていた村人たちに、再び吸血鬼となってしまった自分の姿を晒すことができませんでした。これは再び吸血鬼化してしまったことへのショックという師匠の気持ちだけではなく、村人たちを怯えさせてしまうのではないかという配慮もあり、師匠はこの頃からお面をつけて素顔を隠すようになったようです。

大人気漫画を原作とし、これまでにアニメ化や実写映画化・テレビドラマ化など、様々なメディア展開を繰り広げてきた『彼岸島』ですが、そんなシリーズ作の中でも好評となったのが、2010年1月に日韓同時公開された実写映画版です。

『彼岸島』の実写映画版にて、師匠の実写キャストを務めたのは、一体どのような方だったのでしょうか？お次は、実写映画版・『彼岸島』で、師匠の実写キャストを務めた方のプロフィールや主な出演作品・演じたキャラクターについてチェックしてみましょう。

• 本名：阿見靖士（あみやすし）
• 生年月日：1979年7月22日（44歳）
• 出身地：埼玉県久喜市
• 血液型：AB型
• 身長：201cm
• 体重：120kg
• 足のサイズ：31cm
• 方言：埼玉弁、茨城弁、栃木弁
• コンビ名：デコボコ団（2004年〜2014年）
• 相方：上原圭太（コンビ時代）
• 事務所：浅井企画
• 活動時期：2004年〜

実写映画版・『彼岸島』で、師匠の実写キャストを務めた阿見201は、2004年から2014年までお笑いコンビ『デコボコ団』として活動していましたが、解散後は肩書きが俳優になりました。「阿見201」という芸名は、身長が201cmであることに由来しているようです。お笑い界屈指の長身であり、自他共に認める「日本一デカい芸人」でした。

実写映画版・『彼岸島』で、師匠の実写キャストを務めた阿見201の主な出演作品・演じたキャラクターは、映画『キングダム』のランカイや『鋼の錬金術師 完結編・最後の錬成』のシグ・カーティス、『世界の終わりから』のシロ、テレビドラマ『青春探偵ハルヤ〜大人の悪を許さない！〜』の篠原俊喜などが挙げられます。

明と篤の師匠であり、『彼岸島』に登場する多くのキャラクターの中でも、常人をはるかに上回る怪力の持ち主として注目されているのが師匠です。そんな師匠に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『彼岸島』の師匠に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『彼岸島』に登場する師匠は、個性豊かなキャラクター揃いの『彼岸島』の中でも好きだというファンが多くいるようです。優しくて強さも持ち合わせていた師匠ですから、最後には邪鬼化して死亡してしまったことに思わずショックを受けてしまった方も少なくないようでした。

『彼岸島』の師匠は最後、邪鬼化してしまうのですが、邪鬼化してしまっても仲間たちを助けにきて、守るというかっこいいシーンを見せてくれました。そんな師匠の最後のシーンは、読者からもかっこよすぎると評判の『彼岸島』の中でも特に見所の名シーンとなっているようでした。

『彼岸島』に登場する師匠は、吸血鬼の一族出身ですが一時は人間の見た目になっていました。しかし、雅が襲撃した際に村人を守るために吸血鬼の血液を体内に注射し、元の吸血鬼そのものに姿になり、お面をつけて素顔を隠すようになったようで、明たちと出会った頃にはすでにお面をつけていました。そのこともあってか、意外と師匠がお面で素顔を隠していることを知らなかった読者も多いようでした。

『彼岸島』に登場する師匠についてのまとめを今回はご紹介しました。師匠は、『抵抗組織（レジスタンス）』のリーダーを務める人物であり、明と篤の師匠として活躍していましたが、最後には雅に斬首され、死亡してしまいました。そんな師匠は、邪鬼化しても明たちを守るシーンがかっこよすぎると評判で、このシーンは『彼岸島』でも特別な名シーンとなっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。