【キングダム】登場キャラの知力ランキング！公式ガイドブックの最強知将は誰？

キングダムは、2006年から週刊ヤングジャンプにて、原泰久先生が連載している、中国時代劇漫画です。古代中国の春秋戦国時代の末期を舞台にした物語で、中国の歴史上初めて、中華統一を果たした始皇帝こと嬴政と、その覇業を将軍として支えた李信を主人公にしています。2023年7月時点で、累計発行部数は9900万部を突破する人気作品で、人気と共に評価も高い作品になっています。

キングダムは、メディアミックス展開も積極的に行われている作品で、アニメ化、ゲーム化、舞台化、実写映画化などが行われています。特に、原作50巻到達記念で、製作が発表された実写映画化は、近年の邦画の中では特に高い人気を獲得し、続編が製作されることになりました。2024年には第5シリーズとなるアニメも公開予定など、今尚、様々なメディアでの展開が、予定される作品になっています。

春秋戦国時代末期、戦争孤児で下僕となっていた信は、同じ境遇の漂と共に、『天下の大将軍』を目指して日夜修行をしていました。ある日、漂が大臣の昌文君に見出されて、仕官することになります。それからしばらく、信の元に漂が瀕死の重傷を負いながら戻ってきます。漂から託された地図の元に向かうと、そこには、漂と瓜二つの秦の大王、嬴政がいるのでした。信は王弟反乱から嬴政を助けるべく、共に行動することになります。

キングダムのキャラクターにおいて、知力90となっているキャラクターは6名います。1番分かりやすいのが、信のライバルであり玉鳳隊を率いる王賁です。その他、秦からは桓騎軍の参謀である摩論も知力90とされています。その他、趙からは紀彗将軍と馮忌将軍、楚から玄右将軍と、汗明軍の軍師として登場した仁凹がランキングにランクインしています。

公式ガイドブックにおいて、知力91とされた登場人物は、全部で10名います。主要なキャラクターでは、飛信隊の軍師である河了貂がこの知力91に入っているのです。その他、秦のキャラクターでは、蒙驁将軍、蒙家の次男である蒙毅、王翦軍の第3将である田里弥、商人から相国にまで上り詰めた呂不韋、上級文官として登場した肆氏がランキングにランクインしています。

秦以外のキャラクターだと、趙から合従軍での趙軍や黒羊での戦いで趙軍の総大将も務めた慶舎、趙の軍師として登場し、馬陽の戦いでは趙軍総大将も務めた趙荘の2人、魏から凱孟軍の軍師であり、河了貂と人質交換された荀早、楚から媧燐軍の副官であるバミュウがランキングにランクインしています。バミュウはまだ活躍は少ないですが、媧燐からも信頼されており、今後の活躍に期待されるキャラクターです。

公式ガイドブックの知力ランキング29位～の知力92のキャラクターとしては、主要なキャラクターでは、蒙恬がランクインしています。蒙恬以外の秦の登場人物だと武官から大王派として文官になった昌文君、呂氏四柱の1人で外交官を務めた蔡沢、太后の宦官として活躍し、毐国反乱の絵を描いた趙高がランクインしました。秦以外の趙からは、趙王の側近である姚賈、劉冬将軍、燕から劇辛将軍がランクインしています。

ちなみに趙高は、史実においては、宦官として中華統一後もエピソードが残っているキャラクターになっています。キングダムにおいては、毐国反乱で連行され退場しているキャラクターですが、今後復活する可能性もあり、注目を集めるキャラクターの1人になっています。姚賈は、実は昌文君のスパイであり、趙を内側から壊すキャラクターとして注目されています。

公式ガイドブックで知力ランクイン25位～の知力93の登場人物としては、4名がランクインしています。秦の最高司令官である昌平君の筆頭家臣である介億、王騎軍の第二軍長である隆国、趙の将軍である趙峩龍と舜水樹が知力93のキャラクターです。隆国といえば、飛信隊と行動した際に、色々なことをネチネチと言っていたキャラクターですが、意外と知力が高いキャラクターになっています。

公式ガイドブックで知力ランキング22位～の知力94の登場人物としては、3名がランクインしています。いずれも秦のキャラクターで、秦王である嬴政、王騎の副官から六大将軍にまで上り詰めた謄、法律家として活躍する呂氏四柱の1人李斯がランクインしています。キングダムでも主要なキャラクターである嬴政ですが、しっかりと能力を持ち合わせていることが明らかになっている結果です。

3人の中では、活躍の薄い李斯ですが、彼も史実においては、中華統一にもエピソードが残っているキャラクターです。宰相にもなっているなど活躍しているので、今後注目されるキャラクターの1人になっています。

公式ガイドブックで知力95になっているキャラクターは、3人います。1人は、現在の斉王である王建王、後の2人は、旧六大将軍に名を連ねた王騎将軍と、摎将軍がランキングにランクインしています。王建王は、キングダムにおいては、嬴政と会談し、実質的に降伏宣言をしたキャラクターです。指揮力も高かったことから優れた先見の明がある王であったことが分かる数値になっています。

また強さ云々ではありませんが、王騎将軍と摎が同じ、知力だということに驚きと共に喜びも覚えたと言われる結果になっています。摎は六大将軍の1人で、王騎将軍の召使いから、王騎将軍と結婚したいという思いで六大将軍にまで上り詰めたキャラクターになっています。

公式ガイドブックで知力96になっている登場人物は、6人います。秦からは、六大将軍になった山王楊端和、魏からは元は趙の三大天である廉頗と、廉頗四天王である玄峰、楚から寿胡王将軍と、楚内部の権力争いで宰相になった李園がランキングにランクインしています。

公式ガイドブックで知力97になっているキャラクターは2人です。いずれも魏の将軍で、魏の大将軍である呉慶と魏火龍七師の霊凰がランクインしています。いずれも登場した戦いで死亡することになってしまいましたが、呉慶は麃公、霊鳳は謄と互角以上の戦いを繰り広げた実力者でした。

公式ガイドブックで知力98になっているキャラクターは、4人います。ただ秦のキャラクターが居らず、秦以外の国のキャラクターです。燕の大将軍楽毅、魏の大将軍呉鳳明、楚で宰相であった春申君と春申君の失脚後に宰相になった媧燐がランクインしています。魏の呉鳳明は秦の対魏戦においては必ずと言って良いほど登場しているほどの重要人物であり、媧燐も合従軍編での登場以来、存在感を放ち続けているキャラクターです。

公式ガイドブックの知力ランキングで知力99の登場人物は3人います。いずれも秦のキャラクターで、秦の右宰相にして軍の最高司令官である昌平君、六大将軍に選ばれた王翦、旧六大将軍の筆頭だった白起の3人です。昌平君は、作中において、『武力は蒙武と同等、知略は李牧と同等』などと評価されましたが、少なくとも知力においてはこのセリフがそのまま体現された結果になっています。

公式ガイドブックの知力ランキングで最高値となる知力100の登場人物は1人です。何度も秦の前に立ちはだかり、様々な功績を上げる趙の現三大天、李牧が唯一の知力100となっているのです。どうしてもキングダムでは負けるシーンもある李牧ですが、逆にいえばこの時期の秦相手に、侵攻を食い止めた数少ない将軍の1人であり、唯一の知力100も納得感のある結果になっています。

知力の高いキャラクターは、キングダムでも中心的に活躍することが多い登場人物にが名前を連ねています。それに対し、公式ガイドブックでは、当然知力が低い武将の情報も明らかになっているのです。公式ガイドブックで紹介されている登場人物の中で、1番知力が低いのは、桓騎軍のオギコで、その知力はなんと驚異的な5という数値になっています。

ちなみに、オギコの次に知力が低いのが、成蟜の部下として登場し、その後山の民に引き取られたランカイですが、ランカイでもその知力は33となっています。つまり、知力という面においては、キングダムの登場人物でもダントツで低いのがオギコになっているのです。

ちなみに、ランカイに次ぐ知力の低さを持っているのが、魏の武将として登場した乱美迫で知力は45、太后の心の闇を溶かした嫪毐が50となっています。50より低いのはこの3人だけで、次に低いキングダム初期に登場した刺客のムタが61となっているのです。

また公式ガイドブックで紹介されたキャラクターの中で唯一数字で知力が示されなかったキャラクターがいます。それが、武神龐煖です。その表記は数値ではなく『馬鹿ではない』となっているのです。

この記事でランキング作成の際に、参考にしたのは、キングダムの公式ガイドブックの3冊目となる『戦国七雄人物録』です。これまでの公式ガイドブックでも能力値は掲載されていましたが、『戦国七雄人物録』では、物語的には、羌礼登場までの登場人物が、五十音順に掲載される形になっているのです。

この記事では、知力にフォーカスしましたが、それぞれのキャラクターの能力値が、『知力』『指揮力』『武力』の3つのパラメータで表現されているのです。その他にも内容は盛りだくさんで、信と嬴政の歴史が年齢と年代付きで記録されていたり、原作者原泰久先生と著名人の対談、キングダム総選挙の結果も掲載されています。

この記事での知力ランキングは知力90以上のキャラクターを紹介しました。キングダムには多くのキャラクターがいますが、知力90以上だけでも50人以上のキャラクターがいるためです。主要なキャラクターの多くが名前を連ねることになったランキングですが、主人公である李信の名前はありませんでした。気になる李信の知力は76となっており、ランキングでは137位となっています。

キングダムでは、飛信隊が千人隊となった頃、それまで作戦を立案していた羌瘣が一時的に隊を離れて飛信隊が負け続けるというエピソードがありました。この時、作戦を立案していたのがこの知力76の信と副長の渕でした。渕の知力も80と信よりは高いものの、決して高いとは言えない数値になっています。

キングダムで名前が登場しているキャラクターだけでも100人以上も上にいることを考えれば、飛信隊が負け続けるのも納得の内容になっているのです。対して、このエピソードで加わった飛信隊の軍師河了貂は知力91とこの記事で紹介した知力ランキングでもしっかりランクインしています。数値から見ても、河了貂が飛信隊に加わったのは、飛信隊の躍進に大きく貢献したと言える結果になっているのです。

ちなみに、河了貂加入前、飛信隊の作戦立案を担っていた羌瘣は、この記事で紹介したトップ50には入れませんでした。しかし、実はあと一歩のところであり、知力は89とされています。これらの数値設定から部隊の規模などもありますが、知略を用いて戦うには、キングダムにおいては最低でも85程度の数値が必要だと考察されています。

この記事で紹介したように、キングダムでの知力1位は李牧であり、以降も、知力92までは各国の将軍や宰相、王様などの名前が連なっています。対して、軍師で、最高の知力を持っているのは河了貂、蒙毅、趙荘、荀早の4名が同率で知力91となっています。このことから、知力92位上のキャラクターは、軍師以上の知力を持ちながら、自身で軍を率いることもできるカリスマ性を持っているタイプが多くなっているといえるのです。

そもそも将軍の知力が高い場合や、将軍が積極的に前で戦うタイプではない場合、軍師という存在が必要ないというパターンも考えられます。自身に武力があれば、わざわざ軍師になる必要もないことを考えると、どうしても軍師キャラは少なくなり、結果的にキングダムにおいては、自ら軍を率いることができるタイプのキャラクターが多くなっているといえるのではないか、とも考察されています。

キャラクター的には軍師タイプのキャラクターながらも、廉頗将軍に仕えたために、軍師と言われることがなかった玄峰のような例もあります。どうしても、軍師が必要なタイプの将軍の下にいないと軍師として活躍するわけではないという形になっているのです。

ここからは、既にキングダムを読んでいる人の、知力に関しての感想をネタバレありで、まとめて紹介していきます。キングダムの公式ガイドブックは、知力を含め、登場人物の能力が数値化されており、読むのが面白いという声が多くなっています。単純に数値を比較するだけでも、それぞれのキャラクターの強さが見えるのが良いとする声が多くなっているのです。

特に、キングダムの場合、必ずしも全ての登場人物が、同じ条件で戦うこともなく、死亡してしまうキャラクターも少なくないことから、直接的な対決が描かれない例も多くあります。そのため、数値化されたことで、どっちの方が知力が高いのかが人目で分かるのが良いとする声が多くなっているのです。

この公式ガイドブックの中でも何人か注目を浴びたキャラクターがいますが、その1人が謄です。元々は王騎の副官をしていた謄ですが、数値の上では王騎と遜色ない数値になっているのが凄いと言われています。ちなみに知力においては、王騎将軍の95に対して、謄は94となっています。謄自身作中で王騎将軍の副官を務めた経験の大きさを説くシーンがありましたが、それを証明した形になっているのです。

むしろ、元々頭がいいからこそ、王騎将軍の元にいる経験を十二分に吸収できたとする声もあります。この謄の例のように、実際にキングダムで描かれたエピソードと紐付けると、公式ガイドブックで描かれた数値も納得感が高く、考察の材料になるとする声も見られる結果になっています。

またこの公式ガイドブックでは、白起や楽毅など、キングダム作中では語られるだけで、直接的な戦闘が描かれていないキャラクターも数値化されています。それがまた、妄想を捗らせるという声も多くなっています。時代背景的に強さが描かれにくいキャラクターもこうして数値化してくれたことで、その強さがより際立ったとする声が多くなっています。

また、今後の活躍が気になるとされたキャラクターもチラホラ見られています。長らく登場しながらも、活躍は地味な介億、楚の宰相を乗っ取った李園、李牧軍に属し、その実力の全てを見せていない感じがする舜水樹などの高い知力が知れてよかったとする声も多いです。この数値を見て、今後の活躍が気になるという声も増える結果になりました。

もちろん、この手の能力値が公式から示されたことで、意外な能力だったとする声も見られます。知力に関して言うと、王騎将軍や、桓騎将軍はもっと知力が高いと思ったと言われることが多いです。この記事で紹介したように王騎将軍は、知力95と高いものの、まだまだ上はいるという状態だったのに驚いたとされています。その一方で、李牧の作戦にハメられる形で敗れていることから、納得感があるとも言われているのです。

王騎将軍以上に驚きの声が多かった桓騎将軍に至っては、この記事で紹介した上位50人の中に入ってもいません。ちなみに桓騎将軍の数値は86で、ランキングでは78位でした。桓騎軍では、桓騎より数値が高い者も複数いるほどになっています。キングダム作中での活躍を見ても、桓騎将軍はもっと高くても良かったとする声と、普通は考えない奇想天外さも含めて桓騎であり、単純な知力はこれくらいというのも納得と意見が分かれるとされています。

キングダムの公式ガイドブックで公開された知力ランキングでは、1位は李牧、2位は同率で王翦、白起、白起の3人となっています。他のキャラクターも含めて強さが数値化されたことで、直接戦っていないキャラクター同士の強さを比較する基準の1つになったとされています。特に知力の高いキャラクターは、戦場や国家間の外交においても目立つキャラクターが多くなっているのが特徴になっています。

そのため、知力ランキングには将軍や軍師以外にも王や宰相なども入っているのが大きな要素となっているのです。この記事で紹介した上位50人以外にもしっかり数値化されており、キングダムをより楽しめるランキングになっているので、公式ガイドブックも手にしつつ、キングダムを楽しみましょう。