コクリコ坂からは気持ち悪いし意味不明？つまらないと言われる理由や評価を調査

スタジオジブリ制作のアニメ映画として知られる『コクリコ坂から』。そんな『コクリコ坂から』とは一体どのような作品なのでしょうか？まずは、『コクリコ坂から』の概要やあらすじについてチェックしてみましょう。

『コクリコ坂から』は、佐山哲郎の原作、高橋千鶴の作画による日本の漫画、およびそれを原作としたスタジオジブリ制作のアニメ映画です。アニメ映画は2011年7月16日に公開され、原作漫画は『なかよし』（講談社）にて1980年1月号から同年8月号まで、全8話が連載されました。

10年前に乗った船が遭難して行方不明となった船乗りの父と、仕事のためにアメリカに渡ったカメラマンの母を持つ小松崎海は、留守中、小松崎家を懸命に切り盛りしていました。そのころ、小松崎海たちが通う港南学園では、新聞部部長の風間俊と生徒会長の水沼史郎が起こす騒動によって、生徒と教師が翻弄されていました。

一連の騒動を小松崎海は冷ややかに見つめていましたが、制服廃止運動の敗北の責任を風間俊が一身に負わされるのを見て、いつしか小松崎海は風間俊を擁護する声を上げるようになり、いつしか2人は交際をスタートさせました。

ジブリ作品の『コクリコ坂から』は、ほかのジブリ作品と比べても「面白くない」「意味不明」「わからない」と言われることが多く、視聴者のモヤモヤが多いようです。では一体どのような点が『コクリコ坂から』は「面白くない」「意味不明」「わからない」と言われているのか調査してみました。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由1つめは、『コクリコ坂の名前の由来』です。「コクリコ坂」の名前の由来は、与謝野晶子の詩から取られたようです。なぜ与謝野晶子の詩かというと、単純に好きだったという拍子抜けするほどシンプルな理由でした。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由2つめは、『時代背景』です。『コクリコ坂から』の時代設定は太平洋戦争終結の1945年から18年後の1963年です。戦争がまだ遠い昔ではない時代ですから、作中にも風間俊の親戚が『ピカドン（原爆）』で亡くなったことなどが出てきます。

しかし、視聴者がこの時代を理解していないとそもそも「ピカドンってなに？」「何のこと話してるのかわからないから面白くない」などと感じてしまうのは当然です。戦争を風化してはいけないと語り継がれていながらも、どうしても時代が流れ、その過酷さを教えてくれる人がどんどんいなくなり、知識がなくて理解できないという視聴者も少なくない現代、『コクリコ坂から』の時代背景に意味不明と思う方もいるのが現実でした。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由3つめは、『海がメルというあだ名で呼ばれる理由』です。主人公の小松崎海は、一部の人物たちに「メル」というあだ名で呼ばれています。

小松崎家に下宿する獣医の卵である北見北斗に「海をフランス語に訳すと、ラ・メールになる」と教えられ、北見北斗や友人からは「メル」と呼ばれるようになりましたが由来が映画では明かされていないため、なんで「メル」と呼ばれているのか意味不明と感じた方も少なくありません。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由4つめは、『メルが家事を一人でこなす理由』です。メルの父はすでに亡くなっており、母親は留学しているため、メルは下宿屋『コクリコ荘』を一人で切り盛りしています。その際一人で家事をこなしており、なぜこのような設定になっているのか説明もなかったため、「何で一人で家事してるの？」と疑問を隠せなかった方も多かったようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由5つめは、『風間俊が屋根から池に飛び込んだ理由』です。『コクリコ坂』の序盤シーンにて、風間俊は屋根から池に飛び込むシーンがあります。

『コクリコ坂』内で描かれた学生新聞によると、風間俊が屋根から池に飛び込んだ理由は、カルチェラタン取壊し決定に抗議するため、抗議の意思を示す伝統のパフォーマンスだったようですが、序盤でいきなり池に飛び込むシーンには「なにこの人？」「何のために飛び込んだのか意味不明」と感じてしまった視聴者も多かったようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由6つめは、『突然歌い出す理由』です。作中ではキャラクターたちが突然歌い出すシーンが何度か登場しますが、1960年代の当時は『歌声喫茶』が流行っていたことから、人が集まると歌を歌うということが多かったそうですが、突然歌い出すシーンに視聴者たちは意味不明だと感じてしまったようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由7つめは、『カルチュラタンの名前の由来』です。カルチュラタンの名前の由来は、「カルチェ・ラタン」というフランスのパリにある地域名であり、学生の街です。ちなみに学園の文化部棟カルチェラタンは、残念ながら実在しない建物です。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由8つめは、『メルが掲げる旗の意味』です。メルが掲げていた側は「国際信号旗」というもので世界共通で使われているものです。メルは幼い頃から父が海で迷子にならないように『U・W（船行の安全を祈る）』という旗を掲げていたので父が亡くなった後もその旗を掲げていました。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由9つめは、『風間俊とメルに血縁関係はある？』です。風間俊とメルは異母兄妹だったのかよくわからないという方が多く、結論からお話しすると、風間俊とメルに血縁関係はありません。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由10個目は、『風間俊とメルの父親が似ている理由』です。風間俊とメルの父親が似ている理由は、風間俊日本刀の父親が澤村雄一郎と伝えた後での発言であり、似ているという理由は、性格が似ていたということではないかと考えられています。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由11個目は、『風間俊とメルのその後』です。『コクリコ坂から』のラストシーンでは風間俊とメルがその後どうなったのか明らかにされていません。

そのため、風間俊とメルはその後どうなったのかわからないことから不満を感じている方も少なくなかったようです。きっと風間俊とメルはその後結ばれたのでしょうが、その後どうなったのか明らかにされていないということは、どんな結末にするのかは視聴者がそれぞれ見つけて、考えれば良いという作り手からのメッセージなのかもしれません。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由12個目は、『水沼くんと空のその後』です。水沼くんと空は作中でも良い雰囲気でしたが、その後も付き合う事はなかったようです。恋愛関係というよりは良い先輩後輩という関係であるようです。

先ほどは『コクリコ坂から』が意味不明・わからないと言われる理由についてご紹介しましたが、『コクリコ坂』への感想・評価はまだまだ厳しいものが多数あり、「気持ち悪い」「つまらない」という感想・評価も挙げられています。

『コクリコ坂から』が「気持ち悪い」「つまらない」と感想・評価されている理由は一体なぜなのでしょうか？お次は、『コクリコ坂から』が「気持ち悪い」「つまらない」と言われている理由を調査してみましょう。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由1つめは、『兄妹で告白し合う』です。最終的には風間俊とメルに血縁関係がなかったことが明らかになりますが、それまで2人は兄妹かもしれないという現実を背負っていました。

そんな中、風間俊とメルが「兄妹でも好き」と告白し合うシーンがあり、近親相姦を扱っていたことで『コクリコ坂から』という作品自体が気持ち悪いと言われるようになりました。厳しい意見が多い『コクリコ坂から』ですが、「気持ち悪い」と言われる一番の理由はやはり兄妹で告白し合う近親相姦要素が強かったようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由2つめは、『家族で安心して見れない』です。前述したように、最終的には風間俊とメルに血縁関係がなかったことが明らかになりますが、それまで風間俊とメルは「兄妹でも好き」と告白し合うシーンもあり、いわゆる近親相姦が描かれていました。このようなシーンがあるため、家族で安心して見れないこともつまらないという評価に繋がったようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由3つめは、『ストーリーが面白くない』です。『コクリコ坂から』は、当時の学生の日常と恋愛を描いたストーリーなのですが、このストーリー自体が面白くないという声も多くあります。中には「意味がわからないから面白くない」という感想もあるほど、ストーリーの面白さの評価は低いようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由4つめは、『伝えたいことがわからない』です。作り手の伝えたいメッセージを自分なりに探すことが、作品視聴の楽しみになっている方もいます。しかし、『コクリコ坂から』は内容が難しすぎるというか、作り手が伝えたかったことがわからないという感想が多く、結果としてつまらないと感じてしまう方が多いようでした。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由5つめは、『ジブリ作品だと期待しすぎると面白くない』です。『コクリコ坂から』は、スタジオジブリ制作のアニメ映画として2011年7月16日に公開されました。スタジオジブリ制作のアニメ映画ということで期待して『コクリコ坂から』の視聴に臨む方も多かったようですが、期待外れだったようです。

スタジオジブリ制作のアニメ映画といえば、ワクワクさせるようなファンタジーな世界観やど迫力なアクションシーンです。しかし『コクリコ坂から』ではワクワクさせるようなファンタジーな世界観やど迫力なアクションシーンもなく、当時の学生の日常と恋愛を描いた、少し地味な内容です。そのため、スタジオジブリ特有のファンタジーやアクションを求めていた方にとっては「つまらない」「面白くない」と感じてしまったようです。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由6つめは、『悪人がいない』です。『コクリコ坂から』には悪人が登場しません。そして、高校生という思春期でありながらも優等生な生徒が多く登場します。そんな優等生キャラばかりで悪人がいないことで、ストーリーの波もなく、つまらないと感じる方も少なくないようでした。

視聴者感想・評価で『コクリコ坂から』が気持ち悪い・つまらないと言われる理由7つめは、『男の子がかっこよくない』です。ジブリに登場する男の子のキャラクターは1作品に1人はかっこいいキャラクターが登場するのが定番ですが、『コクリコ坂から』に登場する男の子はカッコ良くないと評判が悪いようです。好みの問題もあるかもしれませんが、男の子がカッコ良くないと恋愛ものは特に面白さが欠けてしまいます。

これまで『コクリコ坂から』は「意味不明」「気持ち悪い」「つまらない」と言われている厳しめな意見を紹介してきましたが、『コクリコ坂から』を面白いと感じている視聴者もたくさんいます。お次は、そんな視聴者たちが考える『コクリコ坂から』の面白い魅力についてチェックしてみましょう。

『コクリコ坂から』の面白い魅力・評価・感想1つめは、『映像がきれい』です。スタジオジブリ制作のアニメ映画といえば映像の綺麗さが魅力とも言えるポイントです。『コクリコ坂から』も例外ではなく、映像が綺麗なので見ているだけで癒されるという声もありました。

『コクリコ坂から』の面白い魅力・評価・感想2つめは、『昭和の青春時代が懐かしくなる』です。『コクリコ坂から』の時代設定は太平洋戦争終結の1945年から18年後の1963年です。そんな昭和の街並みがストーリー中にも描かれており、どこか昭和の青春時代が懐かしく感じるところが『コクリコ坂から』の面白い魅力と評価する声もありました。

『コクリコ坂から』の面白い魅力・評価・感想3つめは、『音楽が良い』です。映画を盛り上げるために重要な要素は映像だけではなく、音楽も大きな要素です。『コクリコ坂から』は、音楽がレトロかつストーリーシーンにぴったりで、見ていて懐かしさを感じる方も多かったようです。

『コクリコ坂から』の面白い魅力・評価・感想4つめは、『安っぽいメロドラマが良い』です。スタジオジブリ制作のアニメ映画といえば、ワクワクさせるようなファンタジーな世界観やど迫力なアクションシーンが魅力ですが、『コクリコ坂から』にはこのようなファンタジーな世界観やど迫力なアクションシーンはありません。

ストーリーとしても、当時の学生の日常と恋愛を描いたものとなっており、地味めというか静かなストーリーとなっています。しかし、そんな安っぽいメロドラマが「あえて」良いと言われており、良い意味でスタジオジブリらしくないところも魅力とされています。

『コクリコ坂から』の面白い魅力・評価・感想5つめは、『ジブリの独特な空気感』です。スタジオジブリ制作のアニメ映画最大の魅力とも言えるファンタジーな世界観やど迫力なアクションシーンはないものの、『コクリコ坂から』にはジブリの独特な空気感があります。そんなジブリ独特な空気感を感じられるシーンでは、ほっこりさせられる方も多いようです。

賛否両論となっているスタジオジブリ制作のアニメ映画『コクリコ坂から』。そんな『コクリコ坂から』ですが、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『コクリコ坂から』に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『コクリコ坂から』は設定が少し複雑であったり、説明が少ないことによって内容や時代背景が理解できずに作品そのものにつまらなさを感じる方も多いようでしたが、時が経ってもう一度視聴してみると内容を理解できたという方もいるようでした。

『コクリコ坂から』は、ジブリ特有の美しい映像や、レトロでシーンにぴったりの音楽などがとても評価されています。しかし、どこか狂っている感じがすると感じてしまった方もいるようで、どこが狂っているのか分からないことに不快感を抱いてしまっている方もいるようでした。

『コクリコ坂から』は、ほかのジブリアニメ映画と同じく、映像がとても綺麗な作品です。そんな映像が綺麗だという魅力がありながらも、話の内容があまり好きではないと感じてしまった方も多いようで、『コクリコ坂から』の評価は全体的にほかのジブリアニメ映画と比べても低いようでした。

『コクリコ坂から』が気持ち悪いし意味不明と言われる理由まとめを今回はご紹介しました。『コクリコ坂から』が気持ち悪いと言われる大きな理由は兄妹でも好きだと告白するシーンや、説明不足などから意味不明と感じるシーンが多いためでした。しかし、映像が綺麗だったり音楽が素晴らしかったり、高評価している方もたくさんいらっしゃるので、気になる方は是非じっくりと『コクリコ坂から』を視聴してみてください。