【天国大魔境】上仲園長の目的と正体は?ミクラ・ナタとの関係や衝撃の過去とは?

天国大魔境の上仲園長がどのような人物なのかまとめました。こちらの記事では、天国大魔境の過去の時間軸(魔境編)に登場する上仲園長の目的・正体やプロフィール、アニメで声を演じた声優を紹介しています。上仲園長が物語にどのように関わっているのか知りたい人は、こちらの記事に目を通してみてください。また、マルの養母であるミクラや、高原学園の生徒・ナタとの関係についても解説しています。

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目次

  1. 天国大魔境の園長とは?
  2. 天国大魔境の園長の正体はミクラ?
  3. 天国大魔境の園長の目的は?
  4. 天国大魔境の園長の過去やナタとの関係
  5. 天国大魔境の園長の声優
  6. 天国大魔境の園長に関する感想や評価
  7. 天国大魔境の園長まとめ

天国大魔境の園長とは?

こちらの記事では、『天国大魔境』に登場する、上仲園長がどのような人物なのか紹介していきます。上仲園長のプロフィールをはじめとして、正体がミクラだと言われている理由、目的などについてまとめています。上仲園長の正体については『天国大魔境の園長の正体はミクラ?』、目的については『天国大魔境の園長の目的は?』の項目の中で詳しく紹介しているので、上仲園長について気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、天国大魔境の作中で明かされた上仲園長、ミクラ、ナタの関係や過去、天国大魔境のアニメで上仲園長の声を務めたアニメ声優についても紹介しています。まずは、下記の項目で天国大魔境の作品概要と物語のあらすじを紹介しています。天国大魔境の作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

天国大魔境の作品情報

天国大魔境の概要

天国大魔境は『このマンガがすごい!2019』のオトコ編第1位を獲得し、漫画好きの人から注目されている人気漫画です。作者は漫画家の石黒正数先生で、2018年1月25日から漫画雑誌・月刊アフタヌーンにて連載中となっています。2023年8月時点では9巻まで単行本が観光されており、2023年4月1日からはアニメも放送されました。

天国大魔境のアニメは、同年の6月24日で最終回を迎え全13話で終了となりました。天国大魔境のアニメ1期は、原作漫画の6巻までの内容となっており、アニメの続編を待つ視聴者の声も多い作品です。さまざまな時系列が入り交じっているストーリーや伏線が、考察好きの漫画読者・アニメ視聴者から評価されている一方、ギャグシーンも「面白い」と話題となっている作品です。

天国大魔境のあらすじ

突然の大災害により、文明は崩壊しました。少年マルは、キルコという女性に警護をされながら「天国」を目指して旅をしています。一方、マルとよく似た少女トキオは、ある施設で健やかに暮らしていました。トキオはある日のテストで「外の世界に行きたいですか?」というメッセージを目にしたことで、外の世界について興味を抱くようになっていきます。

園長のプロフィール

こちらの記事では、天外魔境の過去編(魔境編)に登場するキャラクター、上仲園長の正体や目的、過去について紹介していきます。その前にまずは、上仲園長のプロフィールを見ていきましょう。上仲園長は、天国大魔境の過去編のメインの舞台となる高原学園の最高責任者を務める老女です。高原学園で生活する子供たちは健やかに暮らしており、上仲園長も優しい人柄で子供たちに好かれています。

しかし、上仲園長の正体は、子供たちに何らかの遺伝子操作をしている人物です。子供たちには、平和や平等を大切にするといった情操教育を施していますが、その教育においても極端な思想が見え隠れしています。なぜそのような教育を実施しているのか、天国大魔境の9巻まででは、その目的は不明となっています。大まかな目的として「天国を作るため」ということは判明していますが、天国とは何なのかといった詳細は不明です。

2023年8月時点で上仲園長について分かっていることは、本名が上仲詩乃で、1945年4月20日生まれの79歳、埼玉県草加市出身などです。また、高原学園の管理を行っている高性能AI「ミーナ」を創った過去から、人並み外れた頭脳の持ち主であることが見てとれます。天国大魔境の作中では、車椅子に乗って生活しています。

TVアニメ「天国大魔境」公式サイト

天国大魔境の園長の正体はミクラ?

天国大魔境の現代編(天国編)には、ミクラという若い女性が登場します。このミクラという女性は、上仲園長と高原学園の生徒・ナタと深い関わりを持つ人物です。こちらの項目では、ミクラと上仲園長の関係を紹介します。なぜミクラの正体が上仲園長だと言われているのか、その理由が気になった人は、こちらの項目に目を通してみてください。

考察①園長の正体はミクラ?

ミクラは、天国大魔境の現代編に登場したキャラクターで、主人公の1人であるマルの里親です。見た目は上仲園長よりもだいぶ若く、容姿も全くの別人です。では、なぜミクラの正体が、過去編に登場した上仲園長だと言われているのでしょうか?その理由は、過去編の物語を見ると分かります。高原学園の子供たちが活躍する過去編の物語では、人の脳を別人に移植する技術が登場します。

そのため、見た目が以前と同じでも、正体(脳)が別人ということが可能となります。上仲園長も、その技術によって、別の人間の体に自分の脳を移植したのでした。上仲園長が脳を移植した人物の正体は、高原学園の生徒の1人であるナタという少女です。

そして、ナタの体を手に入れた上仲園長は、自分の正体を隠し「ミクラ」と名乗ります。ナタの体を手に入れ、ミクラとなった上仲園長は「天国を作る」という目的をはたすため、正体を隠しながら行動するようになったのでした。

考察②ミクラとマルの関係

ナタという少女の体に脳を移植した上仲園長は、ミクラと名乗って生活するようになりました。そして月日が経ち大人になったミクラは、ある日、マルという少年と出会います。親がいなかったマルは、孤児院で育ち、その後自警団の一員として活動していました。その時、ミクラこと上仲園長に目撃されます。

上仲園長は、過去編に登場する高原学園の生徒の1人・トキオとそっくりの顔をしたマルを見て、マルがトキオの子どもだと一目で分かったのでしょう。そして、上仲園長は「天国を作る」という目的のために、里親としてマルを引き取ることにしたのでした。上仲園長は、マルの里親となりましたが、それは自分の目的を達成するためです。

そのため、上仲園長はマルに親としての愛情を注ぐことはありませんでした。天国大魔境の作中では、マルがミクラこと上仲園長との生活について話すシーンが登場しますが、マルは上仲園長を「とても冷たい目をしていた」「人間のように扱われなかった」と話しています。

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天国大魔境の園長の目的は?

上仲園長は、天国大魔境の過去編で、ナタという少女の体に脳を移植してまで生き残りました。なぜそこまでして生きようとしたのかというと、それは「天国を作る」という目的をはたすためです。天国大魔境の作中では、上仲園長が作ろうとしていた「天国」がどのようなものなのかは判明していません。そこで、こちらの項目では、上仲園長の目的である「天国を作る」ということについて、考察を交えながら紹介していきます。

考察①園長の目的は天国を作ること

上仲園長の「天国を作る」という目的は、ナタの体に脳を移植する前からの野望でした。ナタをはじめとする高原学園の生徒たちは、その目的のために遺伝子操作を施されています。ナタなどの生徒たちだけではなく、高原学園で栽培されていたクローン技術を使用した野菜や肉も、その目的の一環として作られたものでしょう。また、天国大魔境の過去編に登場する生徒の名前には、園長の「天国を作る」という目的が反映されています。

天国大魔境の過去編に登場する生徒は、「トキオ」「コナ」「ミミヒメ」など、一風変わった名前の人物が多い傾向にあります。この過去編の生徒の名前を調べてみると、日本神話に登場する神の名前に由来していることが分かります。前述した過去編の生徒でいうと、トキオは時置師神、コナは少名毘古那、ミミヒメは天忍穗耳尊に該当します。

そのような生徒たちの名前の由来からも、上仲園長が「神のいる場所」すなわち「天国」を作ろうとしていることが分かります。ナタの体に自分の脳を移植してまで生き残ろうとする行動を見ると、その目的を達成させようとする気持ちは、生半可なものではないことが分かります。

考察②園長が目指している天国とは?

過去編での上仲園長の行いや、ミクラとなった上仲園長が最後にマルに天国を目指すように遺言を残したことからも、その執着は並々ならぬものであることが分かります。しかし、天国大魔境の作中では、上仲園長が目指す「天国」がどのようなものなのかは明言されていません。天国大魔境の漫画読者やアニメ視聴者の考察では、「遺伝子操作によって作られた"理想的な人々"が住む世界」「全てが平等な場所」だと予想されています。

高原学園では、遺伝子操作を施された子供たちや、クローン技術を使った食物が作られています。なぜそのようなことをしているのかを考えると、その理由は「理想的なものだけを作るため」なのではないでしょうか?人の手を加えず、自然に任せて生まれてきたものには、さまざまな個性・特徴が生じます。しかし、人の手で管理し作れば、その変化は小さいものとなります。

高原学園で育ったものに目を向ける、そのような意図を汲み取ることができます。高原学園の理念は「心が自然であること」「格差や差別のない自然な世界」というものです。しかし、子供たちを外界から断絶している様は、その理念からかけ離れてるといえるでしょう。そのような矛盾からも、上仲園長が目指している天国とは、極端な善を押しつけた優生思想のようなものなのではないかと予想されます。

考察③天国で注射を打つ理由

ミクラこと上仲園長は、最後の時にマルに注射器を渡しています。そして、その注射器をマルに似た人物に打つようにと言い残しました。天国大魔境の9巻での内容では、上仲園長なぜマルにその人物に「注射を打つように」と言ったのかは不明となっています。天国大魔境の漫画読者・アニメ視聴者の考察では「マルのクローン、もしくはオリジナルを殺すことが目的なのでは?」という声があがっています。

天国大魔境では、マルが生まれた時にもう1人、マルと全く同じ見た目の赤ん坊がいたことが判明しています。その人物は、マルのクローン、もしくはオリジナルとなった人間です。作中のシーンでは、片方の赤ん坊の足に丸印が描かれており、その赤ん坊がマルだと予想されています。しかし、どちらがオリジナルで、どちらがクローンなのかは明かされていません。

上仲園長は、天国を作るという野望を持っているため、どちらかを消すのであれば、人の手が加わっていないオリジナルを消そうと考えることでしょう。そのため、注射器の中身は、遺伝子操作されていない人間を殺すことのできる薬剤という可能性があります。そのように考えると、上仲園長はクローンであるマルに注射器を持たせ、マルのオリジナルを殺そうとしていると考えられます。

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天国大魔境の園長の過去やナタとの関係

こちらの記事では、ミクラの正体が上仲園長であると紹介してきました。こちらの項目では、なぜ上仲園長がミクラになったのかを解説していきます。上仲園長の脳を移植されたナタという少女が、なぜミクラと名乗るようになったのかを知りたい人や「ミクラの正体がいまいち分かりにくい」という人は、こちらの項目に目を通してみてください。

考察①ミクラとナタは同一人物

ミクラの正体が上仲園長だと聞いて、混乱している人もいるのではないでしょうか?天国大魔境の作中では、上仲園長の脳はナタという高原学園の生徒に移植されました。しかし、ミクラという女性の正体も上仲園長だとされています。なぜ上仲園長の正体として2人の名前があがっているのかというと、その理由は、上仲園長の脳がナタに移植された後、ミクラと名乗るようになったからです。

もっと簡単にいうと、ミクラはナタという少女が成長した姿です。天国大魔境は、大災害が起こる過去の出来事が描かれている高原学園での物語「魔境編」と、大災害が起こった後の物語「天国編」の時系列が入り交じって描かれています。上仲園長がナタに脳を移植されたのは過去の物語の「魔境編」、「天国編」はナタに脳移植され、ミクラと名乗るようになった姿となっています。

高原学園は作中で襲撃を受け、上仲園長はその際に腕を切り落とすことになります。その時、頭を打って意識不明となったナタが近くにいました。上仲園長は当時、高齢だったため、腕が切断された状態では長く生きられなかったことでしょう。そのような時に、意識が回復するか分からない若い肉体が目の前に転がっているという好機に恵まれました。上仲園長はそのチャンスを逃さず、新しい肉体に自分の脳を入れ替えることにしたのです。

考察②閉じ込められたナタの脳

上仲園長は、ナタの体に自分の脳を移植して生きのびることができました。では、自分の身体から切り離されたナタの脳はどうなったのでしょうか?天国大魔境では、ナタの脳のその後がどうなったのか分かるシーンが一瞬登場しています。そのシーンでは、ナタの脳は洞穴のようなような場所に安置されていました。

脳だけになったナタは、友人の名前を呼んだり「助けて」という声をあげています。その後、ナタの脳がどうなったのかは描かれていませんが、体から切り離されても意識があったことを考えると、現在も生きたままどこかに安置されている可能性があります。ナタだけではなく、体を誰かに奪われたキャラクターたちが、今後の物語に登場する展開もあるのではないかと予想されます。

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天国大魔境の園長の声優

磯辺万沙子のプロフィール

天国大魔境のアニメで、高原学園の上仲園長の声を演じた声優は磯辺万沙子さんです。磯辺万沙子さんは、これまでに『いなり、こんこん、恋いろは。』の天照大御神、『ブレンパワード』のアノーア・マコーミックなどの声優としても活躍されています。公表されているプロフィールでは、1957年5月14日生まれの福岡県出身であることが明かされています。現在は劇団昴に所属しており、声優のほかに女優としても活動されています。

劇団昴に入る前には、日本大学の芸術学部演劇学科演技コースや昴演劇学校に通われており、演技の勉強をされていました。主に映画の吹き替え声優として活動されており、CCH・パウンダーさん、デブラ・ムーニーさん、マーゴ・マーティンデイルさんの担当声優として幾つもの映画の吹き替えをされています。磯辺万沙子さんの出演作品を知りたい人は、次の項目にも目を通してみてください。

磯辺万沙子の主な出演作品や演じたキャラ

磯辺万沙子さんは、上記の項目で紹介したように、『いなり、こんこん、恋いろは。』の天照大御神や、『ブレンパワード』のアノーア・マコーミックなどのアニメキャラクターの声を演じています。他のアニメ作品では、次のようなキャラクターも担当しています。

  • 女王アリ(バグズ・ライフ)
  • ダービー・スティール(バズ・ライトイヤー)
  • エレナ・アブエリータ・リヴェラ(リメンバー・ミー)
  • ルーシーおばさん(くまのパディントン)
  • ロズ(モンスターズ・インク)
  • アサージ・ヴェントレス(スター・ウォーズ)
  • マリー(聖女の魔力は万能です)
  • ばあやさん(櫻子さんの足下には死体が埋まっている)
  • バア(キングダム)
  • フィンスター先生(リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ)

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天国大魔境の園長に関する感想や評価

天国大魔境に登場する上仲園長は、はじめ車椅子に乗って移動していました。そのような姿から、足が使えないと思った漫画読者・アニメ視聴者も多かったのではないでしょうか?しかし、作中で上仲園長が走るシーンがあったことから「走れるの?」「見た目に騙された」と驚く人も少なくなかったようです。

こちらの方は、天国大魔境のアニメを見た感想を投稿されています。アニメ版では、上仲園長の利己的な部分が強調されており「人間味がある」と感じることもあったようです。また、アニメだけではなく、天国大魔境の原作漫画を読んだ人からは「漫画ではコミカルな部分もあって、可愛く感じるキャラクター」という声も見られています。

天国大魔境では、脳を別人の体に移植しているキャラクターが何人も登場します。上仲園長もそのうちの1人で、脳移植という手段を考えついた張本人でもあります。そのような非人道的な行いを計画し、実際に自分の身体で実行する上仲園長を見て「イカれてる」「サイコパス」と感じた人も少なくなかったようです。

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天国大魔境の園長まとめ

以上、天国大魔境に登場する上仲園長について紹介してきました。上仲園長は、大災害が起こる前の物語である「魔境編」に登場するキャラクターで、子供たちが生活する高原学園を取り仕切る最高責任者です。普段は優しい老女ですが、裏では脳移植や遺伝子操作を企てている人物です。高原学園のを運営している目的は「天国を作るため」で、その目的を達成するために、自分の脳を学園の生徒・ナタに移植し生き延びています。

ナタの体に自分の脳を移植した後は「ミクラ」という名前に改名しています。そのため、大災害が起こった後の物語「天国編」に登場するミクラの正体は上仲園長です。ミクラとして生活するようになってからも「天国」を諦める事は無く、死亡する間際に、養子であるマルに「天国に行ってマルとそっくりな人物に薬を打て」と言って注射器を渡しています。

上仲園長が、なぜそこまでして「天国」という場所にこだわっているのか、また天国とは何なのかは、漫画9巻まででは判明していません。上仲園長が言う天国がどのようなものなのか気になった人は、今後の原作漫画をチェックしてみてはいかがでしょうか?また、天国大魔境はアニメ1期も放送されました。今後、第2期が放送される可能性の高い作品として注目されているので、アニメ続編情報にも目を通してみてはいかがでしょうか?

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