【SAO アリシゼーション】イスカーンの強さは？シェータとの出会いや結婚・子供は？

SAO（ソードアート・オンライン）のアニメ版では、新たにダークテリトリーのキャラが多数登場します。この記事では、そんなキャラの中から、「十侯会議」の一員、かっこいいと話題のイスカーンを特集します。

SAOのイスカーンの強さや能力、また同じく十侯のメンバー、シェータとの出会いや結婚についても解説していきますが、まずは『ソードアート・オンライン（SAO）アリシゼーション』の作品情報をお届けします。最初に『ソードアート・オンライン（SAO） アリシゼーション』の作品概要、そして簡単なあらすじ解説へと続きます。

『ソードアート・オンライン（SAO） アリシゼーション』は、川原礫によるライトノベルを原作とした人気アニメシリーズ『ソードアート・オンライン（SAO）』の第3期アニメ作品です。

前半2クールは原作の「人界編」を基に映像化されており、2018年10月から2019年3月まで TOKYO MXほかにて放送されました。続く後半2クール『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』は、原作の「大戦編」に基づき制作され、2019年10月から12月および2020年7月から9月まで前半2クール同様にTOKYO MXを含む複数の放送局にて放送されています。

SAOの主人公キリトは、現実世界で彼が関与した「デス・ガン事件」の実行犯の一人ジョニー・ブラックに襲われ、意識を失います。やがてキリトが目を覚ますと、そこは、現実世界では？と錯覚するほどリアルで、しかもログアウトすることができない仮想世界「アンダーワールド」でした。キリトは、現実世界に戻るために、同年代の少年ユージオと共に中央都市セントリアを目指すことにします。

ここからは、この記事のメインテーマである『ソードアート・オンライン（SAO） アリシゼーション』に登場するかっこいいイスカーンの話題に移ります。イスカーンは、人族に属する少年であり、ダークテリトリーの暗黒界軍を統べる「十侯会議」の一員でもあります。また、拳闘士ギルドでは第十代チャンピオンになっています。

イスカーンの性格は豪放磊落で、拳による攻撃以外を受け付けないという特異な力を保持しています。異界戦争においては、拳闘士部隊を率いて整合騎士のシェータと対決します。戦いの過程で彼女に共感を覚えると同時に、互いの実力を認め合うようになりました。

その後、イスカーンは、皇帝ベクタが軍の兵士に対して取った無慈悲な采配に反発し、自身の眼球を取り除いて右目に刻まれた封印を解きます。そして、アスナと連携しベクタを追い詰める一方で、シェータや仲間たちとともにアメリカ人プレイヤーに最後尾で抵抗し続けます。重傷を負いながらも執念で戦い続けますが、最後はリーファ率いる暗黒騎士らの救援を受けました。

異界戦争の終結後、新たな暗黒界の代表として登場したイスカーンは、暗黒界の五つの種族による平和協定を取り纏め、その後暗黒界軍の最高司令官に任命されました。人界との間でも和平を築き、詳しくは後述しますがシェータと結婚し二人で幸せな家庭を築きました。また、シェータとの間に生まれた一人娘のリーゼッタに対しては子煩悩ぶりを発揮しています。

次に、SAOのかっこいいイスカーンの強さなどについて考察していきます。SAOに登場する拳闘士たちは、何百年にもわたり鍛えられてきたことにより驚異的な力を持っています。幼少期から騎士の剣を砕くための特殊な訓練を受けており、剣に対する恐怖心を克服し剣は砕くことができると意識下に刷り込まれています。剣に斬られてできた傷を砕くという訓練を積むことで、剣の攻撃を受けても傷つかない体へと成長してきました。

これは、いわゆるプラシーボ効果の強化版と言えるかもしれません。現実に、ビタミンサプリを胃薬だと信じて飲めば、軽度な胃痛なら治ってしまうように、SAOの世界では信念の力が剣の傷に対しても影響を及ぼすのです。拳闘士一族は、こうした効果特性を発展させてきました。

拳闘士たちは、通常ならば不可能な能力、例えば素足で馬よりも速く走ることなどが可能です。中でもイスカーンはトップクラスの拳闘士であり、誰にも真似できない強さを持っています。アンダーワールド世界においても、イスカーンは上位クラスの強さを持っていると言えるでしょう。

やがて戦況が変わり、アンダーワールドにMMORPGのテストプレイだと誤解した海外のプレイヤーたちが続々とログインしてきます。海外から来たプレイヤーたちは、ダークテリトリーの住人をモンスターだと考え、拳闘士たちに対しても攻撃を仕掛けてきました。

皇帝の召集に応じて集まった暗黒騎士が攻撃してくると考えたイスカーンは、自身が単なる道具として使い捨てられているのではないかとの疑念から、皇帝に怒りを持ちます。イスカーンはシェータたちと共に、暗黒騎士たちとの戦いに身を投じる決断をしました。

この決断は皇帝の命令に背くことになるため、右目に刻まれた「コード871」の発動により行動が抑止されます。しかし、イスカーンは強固な意志でそのコードを部分的に破ることに成功するのです。かっこいいイスカーンは人界軍の一員として新たな道を歩み始めることになりました。

ここからは、SAOのかっこいいイスカーンとシェータとの出会いや結婚、そして彼らの子供について解説していきます。ダークテリトリー軍の進撃により、先遣部隊はほぼ壊滅状態となり、後方部隊の攻勢が展開される事態となりました。その中で、ダークテリトリー十傑拳闘士ギルドの第十代チャンピオンであるイスカーンが先鋒として戦場に踏み出しました。

イスカーンは、たった一人で彼の背後の仲間たちを斬り捨てるシェータに激しい怒りを爆発させます。「調子に…乗んなぁ、ゴラァァアァ！！！」とイスカーンの炎の鉄拳がシェータの鎧を砕き、荒れ狂うシェータの攻撃を制しました。一方、シェータはイスカーンの頑強な防御力になぜか満足そうな表情を見せます。しかし、最終的にシェータは人を斬りつけたい衝動に勝てなかったのです。

そんな衝動を満足させる手段としてアドミニストレーターから授かったのが、ダークテリトリーの花で作られた極細の剣、「黒百合の剣」でした。これまでシェータは、全てを切り捨てたいという欲望を封じ込めるため、人を殺さなくて済むよう他人と距離を置いて生きてきました。イスカーンの防御力の強さは、シェータにとっては内心嬉しかったようです。

シェータの攻撃によって仲間が切り裂かれた光景を目にしたイスカーンは、シェータの攻撃の中に手加減している兆しを感じ取ります。自尊心を傷つけられたイスカーンは、激しく怒ります。やがてそれがイスカーンとシェータの一騎討ちへと繋がっていくのです。

イスカーンとシェータの一騎討ちは、お互い全力を注いだ一撃で幕を閉じます。シェータはなぜ最も頑丈なイスカーンの拳を狙ったのか、ふと疑問に思います。攻撃の瞬間に切れるかどうか考えながら闘うことで、楽しいという感情が湧きあがり、彼女は微笑を浮かべたのです。

その嬉しそうな表情を見たイスカーンもまた、シェータが自分たちと同じ戦いに身を投じる戦士だと知り、喜びを感じました。試合は時間切れで勝負はつきませんでしたが、別れ際にシェータは自身の名前をイスカーンに告げました。

当初、華奢な女性騎士シェータを侮っていたイスカーンでしたが、一騎打ちを通じて彼女の力強さや戦いを楽しむ姿に注目し、敵ながらあっぱれと心を寄せるようになりました。さらに、アリスが連れ去られた際、整合騎士にもかかわらず、アスナではなく自分と共に戦うことを選んだシェータの姿に強く惹かれたと考えられます。

一方のシェータは、イスカーンのどこに惹かれたのでしょうか？初めての対戦ではいちいち挑発してくるウザい男という印象でしたが、一騎打ちではこれまでの相手とは異なり簡単には斬ることのできないかっこいいイスカーンの強さに興奮と満足感を覚えます。そして、徐々に彼を正当に評価するようになりました。

赤の兵士の戦いにおいて、シェータは自分が求めていたのが「斬り捨てたくはない大切な存在」であることに気付きます。その大切な存在こそがかっこいいイスカーンだったのです。すると、すべてを切り捨てたいという欲求が生み出した黒百合の剣がいつの間にか消え去っていました。

戦争終結後、イスカーンはダークテリトリーの代表として、暗黒界の五族平和条約を取りまとめ、暗黒界軍の最高司令官に就任します。そして、人界との和解のために精力的に働きました。一方、シェータは黒百合の剣を失ってからは特定の武器は持たず、「無手のシェータ」と称され、騎士団の精神を貫きました。

やがて二人は結婚し、シェータはダークテリトリーのオブシディア城で新たな生活を始めました。この結婚はアンダーワールドにおいて、人界とダークテリトリーが初めて結びついた歴史的瞬間となりました。また、シェータは、人界統一会議の全権大使として、飛竜「宵呼（ヨイヨビ）」とともにオブシディア城に常駐しています。

SAOのイスカーンとシェータの間には、愛の証として子供が誕生しました。その子供の名前はリーゼッタといいます。子供の名前は、二人が赤の兵士との戦いで死を覚悟した際に助けてくれた地神テラリアのリーファから受けた音に由来しています。自分たちを結婚に導いた神にちなんで子供の名前を付けるというのは、二人が見かけによらずロマンチストであることを表していると言えるでしょう。

ここで、アニメ『ソードアート・オンライン（SAO）アリシゼーション』で、かっこいいイスカーン役を演じた声優の八代拓（やしろ・たく）を紹介します。八代拓は、1993年1月6日生まれ・岩手県盛岡市出身の男性声優で、現在ヴィムスに所属し活動しています。

八代が声優という職業に興味を持つきっかけとなったのは、高校2年生の頃のことでした。友人が貸してくれたDVD『新世紀エヴァンゲリオン』を通じてアニメの世界に惹かれ、声優を意識することになったと後に語っています。その後、大学進学を果たし、同時に日本ナレーション演技研究所に通うために上京しました。週に5日間は大学で勉強し、金曜の夜には日本ナレーション演技研究所に通うという忙しい日々が始まりました。

日本ナレーション演技研究所の本科を修了後、八代はオーディションに合格しヴィムスに所属することになりました。声優としては、2016年に放送された『タイガーマスクW』で、タイガーマスク / 東ナオト役として初主演を果たしました。その後、2018年には第12回声優アワードにおいて、新人男優賞を受賞する栄誉に輝きました。

次に、アニメ『ソードアート・オンライン（SAO）アリシゼーション』のかっこいいイスカーン役声優・八代拓の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• タイガーマスクW（東ナオト / タイガーマスク）
• KING OF PRISM（十王院カケル）
• アオアシ（冨樫慶司）
• 炎炎ノ消防隊（ヴァルカン・ジョゼフ）
• 遊☆戯☆王ＳＥＶＥＮＳ（上城龍久/ルーク）
• ガンダムビルドダイバーズ（シバ・ツカサ）
• るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- (2023)（相楽左之助）
• 千銃士R（ジョージ/ブラウン・ベス）
• ポケットモンスター（フリード）
• チェンソーマン（荒井ヒロカズ）

ここまでSAOのイスカーン特集をお届けしてきましたが、最後にイスカーンに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、アニメ『ソードアート・オンライン（SAO） アリシゼーション』でイスカーンを観た方の感想ツイートです。漫画版の印象からもっと高い声を想像していたようですが、八代拓の声が大人びていてかっこよかったそうです。

続いて紹介するのは、イスカーンとシェータの対戦に関する感想です。二人の戦いを見て、『Fate/Zero』に登場するランサー（ディルムッド・オディナ）とセイバー（アルトリア・ペンドラゴン）を思い出したと言います。ともに白熱した戦闘シーンで胸が熱くなったそうです。

最後に紹介するのは、イスカーンの戦闘シーンの描写に関する感想・評価です。とにかく描写が凄まじく、イスカーンの強さやかっこよさを感じられて最高だったそうです。ツイートの最後で、イスカーンの次の登場シーンに思いを馳せて涙ぐんでいるようでした。

この記事では、『ソードアート・オンライン（SAO） アリシゼーション』に登場するかっこいいイスカーンに焦点を当て、彼の強さやシェータとの出会い、そして結婚や子供のことについて解説してきました。

拳闘士であるイスカーンは、幼い頃から特殊な訓練を受けており、剣の攻撃を受けても傷つかない体や馬よりも速く走る脚力など、アンダーワールド界でも上位クラスの強さを持っています。そして、アンダーワールド全土を巻き込む戦争で、整合騎士のシェータと出会います。一人で仲間を斬り捨てるシェータにイスカーンは激しい怒りを爆発させ、一騎打ちの戦闘へと発展します。

決着はつきませんでしたが、イスカーンは楽しみながら戦うシェータに心惹かれ、シェータもまた簡単には斬れないイスカーンの防御力の強さに興奮を覚えます。二人はやがて結婚し、オブシディア城で新たな生活を始めました。やがて二人の間には女の子供が授かります。子供には、赤の兵士との戦いで助けてくれた地神テラリアにちなんでリーゼッタという名前が付けられました。