【スラムダンク】牧紳一がかっこいい！バスケの実力・プレイスタイルや名言も紹介

『スラムダンク』の牧紳一は、かっこいいと評判のキャラです。イケメンであることはもちろん、牧紳一には顔以外にもかっこいい魅力が多く詰まっています。本記事では、牧紳一の作中での名言や活躍などから、牧紳一のかっこいい魅力について迫ります。まずは、スラムダンクの作品情報と、牧紳一の基本的なプロフィールをチェックしておきましょう。

スラムダンクは、井上雅彦さん原作のバスケットボール漫画です。週刊少年ジャンプに、1990年から1996年まで連載されました。連載が終了してからすでに20年以上の月日が経っていますが、現在でもファンが大勢いる人気漫画です。神奈川県の湘南地区が主な舞台となっており、アニメのOPには実在する江ノ電の踏切も登場します。

スラムダンクのアニメは1993年10月からテレビ朝日系列で放送され、1996年3月に最終回を迎えました。劇場版アニメはこれまでに4作が上映されており、5作目となる最新作が2022年に上映されました。最新作の『THE FIRST SLAM DUNK』は、テレビアニメで描かれなかった山王戦をメインとしたストーリー展開となっています。

湘北高校に入学した桜木花道は、同じ1年生の赤木晴子に一目惚れします。晴子からバスケ部に誘われた桜木は、まったく興味のないバスケ部に入部することになりました。しかし、持ち前の身体能力で急成長を遂げ、いつしか湘北に欠かせない選手となっていきます。心からバスケットマンとなった桜木は、全国制覇を目指して強豪校に立ち向かっていくのでした。

スラムダンクの牧紳一は、海南大附属高校の3年生です。バスケ部ではポイントガードで、キャプテンを務めています。身長は184cm、体重は79kgです。サーフィンが趣味で、よく海に出かけるため肌が常に日に焼けています。最初は髪の毛をオールバックにしていましたが、湘北との試合で髪型が崩れて前髪が落ちてきました。

それ以降、普段の生活でも、少し前髪を下ろすスタイルに変わっています。牧紳一は非常にストイックな人物で、高い実力がありながら常に自分を鍛え続けてきました。また、勝利に貪欲で、フィジカルだけでなくメンタルも相当な強さを持っています。自他共認める神奈川NO.1プレイヤーで、その座を奪おうと多くの選手が牧紳一に挑んでいます。

しかし、仙道彰でもまだ牧紳一は超えられず、牧紳一は神奈川NO.1の座を守り続けています。顔が老けていることを気にしていて、桜木花道から指摘されたときは反論していました。その桜木からは、「じい」というあだ名で呼ばれています。

スラムダンクには、バスケの才能に溢れたかっこいいキャラが多く登場します。牧紳一はその中でも群を抜いていて、牧紳一の実力は誰もが認めています。ここでは、スラムダンクの牧紳一のバスケの実力がどの程度のものか、プレイスタイルと併せて見ていきます。また、牧紳一のモデルとなった選手についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

スラムダンクの牧紳一といえば、神奈川で最強ともいわれている選手です。その実力は全国レベルで、県外でも牧紳一の名前は有名です。牧紳一はペネトレイトを得意としており、自ら相手のディフェンスに飛び込んで点を取りに行きます。スピード勝負では宮城リョータを抜き去り、パワー勝負では赤木剛憲にも当たり負けしません。牧紳一は相手とぶつかって体勢を崩しても、見事なボディコントロールでシュートを決めます。

スラムダンクの作中で、牧紳一は何度もバスケットカウントをもぎ取っていました。牧紳一は攻撃だけでなく、ディフェンスでも大いに活躍しています。牧紳一は桜木花道にも負けないジャンプ力の持ち主で、仙道彰や流川楓らエースたちのダンクも止めていました。湘北VS海南の試合では、安西先生は牧紳一に4人のデフェンダーをつけています。安西先生から「それだけの価値がある」と言われるなど、牧紳一の実力は誰の目にも明らかなようです。

スラムダンクの作中では牧紳一は3Pシュートは打っていませんが、これはチームに神宗一郎というシューターがいたからだと推察されます。神奈川NO.1プレイヤーといわれるほどの実力がある牧紳一であれば、3Pシュートも決められるはずです。ただ、現在の海南では神という天才的なシューターがいたため、牧紳一はインサイドに攻め込むプレースタイルを取っていたのでしょう。

スラムダンクでも屈指の実力者として描かれている牧紳一は、誰をモデルにしたキャラでしょうか？牧紳一ほどの選手であれば、モデルも相当有名な選手であると推測できます。スラムダンクの牧紳一のモデルは、もとプロバスケットプレイヤーのマジック・ジョンソンだといわれています。

バスケに詳しくない人でも、名前くらいは聞いたことがあるでしょう。牧紳一のモデルのマジック・ジョンソンは、NBAのレイカーズに所属していました。牧紳一と同じポイントガードで、史上最高のポイントガードと称されていた選手です。藤真真司のモデルであるラリー・バードや、流川楓のモデルであるマイケル・ジョーダンらと同時期に活躍していました。

マジック・ジョンソンは206cmという高身長でポイントガードを担当しているように、身長によるポジションの概念を覆した選手でもあります。スラムダンクの牧紳一も高身長のポイントガードであり、このあたりもモデルであるマジック・ジョンソンを参考にしていると推察されます。

スラムダンクの牧紳一は顔がイケメンであるだけでなく、名言もかっこいいものばかりです。ここでは、牧紳一のイケメンでかっこいい名言を、3つピックアップして紹介します。牧紳一の名言をチェックして、牧紳一のかっこよさを再確認しましょう。

湘北と海南の試合中、湘北キャプテンの赤木は途中で足を怪我していまします。赤木が途中退場した穴を突くべく、牧紳一はインサイド主体で攻めることをメンバーに指示します。相手の弱点を突くような作戦に、1年の清田信長は驚いて反論しました。清田は海南が湘北に負けるはずはないと思っており、相手の弱点を利用する必要はないと考えていたのです。

その清田に向かって牧紳一が言ったセリフが、こちらのセリフです。海南がこれまで「常勝」といわれてきたのは、相手に油断をせず全力で戦ってきたからです。相手に弱点がうまれれば、そこを突くのは当然だといえるでしょう。牧紳一の勝利への執念がよくわかる、キャプテンらしいかっこいい名言でした。

スラムダンクの海南戦では、途中から宮益義範という選手が登場します。宮益は身長160cm、体重42kgという小柄な体型で、誰の目にも弱そうに見えました。足も遅い宮益を見て、湘北の選手たちは宮益へのマークを疎かにしてしまいます。試合中、三井寿は宮益にボールが渡ったとき、宮益を放置して牧紳一をマークするように周囲に指示を出しました。

フリーになった宮益はそのチャンスを逃さず、見事に3Pシュートを決めてみせたのです。牧紳一は宮益の肩をしっかりと抱きながら、驚く三井に向かってこの名言を口にしました。チームメイトへの信頼の気持ちが伝わってくる、かっこいい名言です。

湘北VS陵南の試合で、桜木花道は福田吉兆とマッチアップすることになりました。しかし、オフェンス力に長けた福田を、桜木はまったく止めることができません。この試合を観戦していた清田信長は、福田にやられっぱなしの桜木をバカにします。一緒に観戦していた牧紳一が清田にどうディフェンスするか尋ねると、清田は「動物的カン」と答えました。

牧紳一はこの清田の言葉を否定し、「ディフェンスは経験だ」とバスケ論を語りました。桜木が福田を止められない理由は、圧倒的にバスケの経験が足りないからだということを清田や読者に教えてくれました。

スラムダンクの牧紳一の活躍は、湘北VS海南の試合で見ることができます。試合開始早々、湘北のランアンドガンが決まりそうになりますが、三井寿のシュートを牧紳一がブロックします。試合の前半では桜木の活躍が目立ち、それに触発された牧紳一は桜木をマークすると言い出しました。牧紳一がついてからは、桜木は思うようにプレーできなくなります。

また、海南の高頭監督が宮益義範を投入したことで、桜木の弱点が露見して桜木はベンチへ下げられてしまいました。しかし、その後負傷した赤木剛憲の代わりに桜木はコートへ戻り、これまで以上の活躍をしてみせます。湘北は赤木の負傷でピンチかと思われましたが、流川の快進撃により海南に2点差にまで迫ります。流川の活躍で終わるかと思った前半戦でしたが、牧紳一がカットインでシュートを決めました。

しかし、前半戦最後のシュートはブロックに失敗し、流川に点を取られます。そこで前半戦が終了し、試合は後半戦へと突入しました。牧紳一は宮城リョータの必死のマークにより、前半戦は目立った活躍をしてきませんでした。しかし、スロースターターである牧紳一は、後半からようやくエンジンがかかります。牧紳一は後半に入ると宮城を軽々抜き去り、赤木からバスケットカウントを取ります。

その後も赤木、桜木の2枚ブロックに負けず、再びバスケットカウントをもぎ取りました。エンジン全開となった牧紳一はその後も得点を重ね、湘北は徐々に離されていきます。湘北は牧紳一を止めようとディフェンスを厚くしましたが、今度は守りが薄くなった外から神にシュートを打たれてしまいます。10点差をつけられた湘北は、タイムアウトを取ります。

そこで安西先生は、牧紳一のペネトレイトを止めるため4人がかりのディフェンスを指示しました。4人がかりのディフェンスには、さすがの牧紳一も苦しめられます。しかし、その後も牧紳一はシュートを決め、じわじわと点差を広げていきます。体力のある牧紳一は試合終盤でも消耗せず、大事なところできっちりとシュートを決めてみせました。牧紳一は最後までリーダーシップを発揮し、メンバー全員に気を緩めないよう指示を飛ばします。

牧紳一の指示のもと油断せずに戦いきった海南は、2点差で湘北に勝利しました。湘南との試合はここで終わりますが、牧紳一の活躍は陵南との試合でも見ることができます。陵南戦で仙道彰とタッチアップした牧紳一は、最初は仙道のゲームメイクにやられます。しかし、ここでも徐々にエンジンをあたためていった牧紳一は、後半から本領を発揮します。牧紳一は仙道からボールを奪うと、得意のバスケットカウントで3点を取りました。

波に乗った海南は、牧紳一を中心に攻め続けます。牧紳一はさらに魚住相手にバスケットカウントを取り、前半のリード分を取り戻しました。また、牧紳一は魚住のファールが3つになったことを見て、高砂一馬に魚住のファールを誘うよう指示します。その作戦は功を制し、魚住は4つ目のファールを取られました。さらに審判に逆らったことでテクニカルファールを取られ、退場となってしまいます。

プレーだけでなく、牧紳一の試合の采配が光った瞬間でした。その後も牧紳一の活躍は続き、海南が逆転を果たします。牧紳一は仙道のダンクを止め、2人は最高潮に熱く燃え上がりました。2人のライバル対決は試合終了まで続き、試合は延長線へともつれ込みます。延長線は、チーム力で勝っている海南の勝利で終わりました。

イケメンでかっこいい牧紳一は、スラムダンク完結後はどうなったのでしょうか？牧紳一のその後は、『スラムダンク あれから10日後』の中で描かれています。インターハイが終わった後、「週刊バスケットボール」の編集者である相田弥生は、同僚の中村とともに海南の強さの秘密を探ろうとしていました。2人が海南高校へ続く浜辺を歩いていると、海にはサーフィンを楽しむ男性の姿がありました。

よくよく見ると、その男性は海南の牧紳一でした。インターハイが終わった後の牧紳一は、しばしの間バスケから開放され、趣味のサーフィンを堪能していました。サーフィンをする牧紳一を見て、弥生は牧紳一の肌の黒さの秘密をつかんだようです。

スラムダンクの牧紳一のかっこいい魅力ひとつ目は、高校生らしくない老け顔です。老け顔というと悪い意味で捉えられがちですが、牧紳一の老け顔は「年上に見える」というだけで、イケメンであることに変わりありません。スラムダンクの代表的なイケメンといえば流川楓ですが、牧紳一は流川とは違ったタイプのイケメンです。男らしい精悍な顔立ちのイケメンで、野性味溢れる魅力があります。

ただ、周りの高校生に比べて大人っぽい顔つきをしているため、作中では桜木花道にOBだと間違えられました。桜木に散々フケてると言われた牧紳一は、冷静に「赤木のほうがフケてる」と言い返します。このシーンにより、実は牧紳一が老け顔を気にしていたことがわかります。普段はクールでかっこいい牧紳一が赤木の老け顔を指摘する姿は、普段とのギャップが面白く魅力的です。

スラムダンクの牧紳一のかっこいい魅力ふたつ目は、面倒見が良いところです。牧紳一はイケメンなだけでなく、後輩の面倒をよく見るという魅力があります。インターハイの神奈川予選が終わった後、牧紳一は清田信長を連れて全国レベルの選手を見に名古屋まで行こうとしていました。その途中で桜木花道と会い、桜木のことも誘います。

清田と桜木の2人は世話のやける問題児コンビですが、牧紳一は落ち着いた態度で最後まで2人の面倒を見ていました。普段の牧紳一に対する清田の態度を見ていても、牧紳一は後輩から慕われていることがわかります。面倒見が良い牧紳一は部員からの信頼も厚く、まさに理想のキャプテンだといえるでしょう。

スラムダンクのアニメで牧紳一の声を演じたのは、声優の江川央生さんです。江川央生さんは牧紳一の声だけでなく、三浦台バスケ部の監督の声も兼任しています。アニメでの牧紳一は、低くて男らしい声をしていました。ここでは、牧紳一役の江川央生さんのプロフィールや過去の出演作品から、江川央生さんとはどのような声優かを解説します。

牧紳一役の江川央生さんは、1962年9月13日生まれの声優です。血液型はO型、出身地は東京都です。青二塾東京を卒業し、そのまま青二プロダクションの所属となりました。特技は少林寺拳法で、段位を取得しています。趣味はウィンドサーフィンとバスケットボールです。

江川央生さんはこれまでに、『剣勇伝説YAIBA』のカゲトラ、『真拳伝説タイトロード』のジェラール・ジェライン、『勇者指令ダグオン』の黒岩激（ドリルゲキ、ダグドリル）などを担当してきました。その他、『カイバ』のバニラ、『NARUTO-ナルト-疾風伝』のキラービー、『ONE PIECE』のクロオビなども演じています。海外作品では、『プリズン・ブレイク』のリンカーン・バローズなど、ドミニク・パーセルの吹き替えを多く担当しています。

スラムダンクの牧紳一は老け顔ではありますが、男らしい整った顔立ちです。そのため、牧紳一を「イケメンだ」と感じるファンが大勢いました。漫画では牧紳一の顔が初期から徐々に変化していることもあり、「どんどんイケメンになっていく」という感想もありました。また、牧紳一は顔だけでなく、中身もイケメンだというコメントも多く上がっています。

スラムダンクの牧紳一は、作中でお茶目な姿も見せています。試合中の完璧な強さだけでなく、天然っぽいお茶目な姿に魅力を感じる人も多いようです。お茶目な牧紳一には、「かっこいい」というコメントだけでなく、「可愛い」というコメントも上がっていました。

スラムダンクの牧紳一に関しては、面倒見が良いところに魅力を感じる人も大勢いました。また、コートの外では穏やかで優しい性格になるところも、人気がありました。一流のプレイヤーでありながら面倒見も良い牧紳一には、「非の打ち所がない」「完璧」というコメントが多数上がっていました。

スラムダンクの牧紳一のモデルやイケメンでかっこいい名言、これまでの活躍などをまとめました。スラムダンクの牧紳一はイケメンでかっこいいだけでなく、全国レベルの強さを持った完璧なキャラです。しかし、実は老け顔を気にしているなど可愛いところもあり、そのギャップがさらに魅力を倍増させています。牧紳一の活躍をもう一度見たい人は、ぜひスラムダンクの海南の試合を振り返ってみてください。