2021年08月13日公開
2021年08月13日更新
【スラムダンク】宮城リョータのモデルはケビン・ジョンソン?共通点を考察
バスケット漫画の名作「スラムダンク」に登場する宮城リョータのモデルは誰なのでしょうか?もっとも有名なバスケット漫画とされる「スラムダンク」に登場するキャラクターには、連載時に活躍していたNBA選手がモデルになっているケースがあります。今回は「スラムダンク」の人気キャラである宮城リョータのモデル選手とされるケビン・ジョンソンについてと、宮城リョータのバッシュや魅力について紹介するのでチェックしてみてください。
目次
宮城リョータとは?
1990年代の名作バスケット漫画「スラムダンク」には、主人公の桜木花道をはじめ魅力的なキャラクターが数多く登場します。宮城リョータは桜木花道と同じく湘北に所属するバスケット部員で、小柄ながら高い身体能力とパスセンスでチームの主力として活躍します。今回は、宮城リョータのモデル選手が誰なのかという点や、宮城リョータのバッシュといったことについて紹介します。
SLAM DUNK(スラムダンク)の作品情報
SLAM DUNK(スラムダンク)の概要
「SLAM DUNK(スラムダンク)」は「週刊少年ジャンプ」で1990年から1996年にかけて連載された漫画作品で、バスケットボールを題材とした漫画としてトップクラスの人気を誇ります。また、1993年からアニメ化され複数回劇場版が上映されました。当時の「SLAM DUNK(スラムダンク)」の人気がかなりあったことの証拠として、部活でバスケットボール部を選択する学生が増えたといわれています。
そんな「SLAM DUNK(スラムダンク)」の作者は井上雄彦さんで、「HANG TIME」「BUZZER BEATER」といったバスケットボールを題材とした漫画や、車いすバスケットを題材とした「リアル」のような作品を手掛けています。このほか吉川英治作「宮本武蔵」を原作とした「バガボンド」が人気となっています。
SLAM DUNK(スラムダンク)のあらすじ
神奈川県立湘北高校に入学した桜木花道、最後に振られた女性がバスケ部の小田君に好意をもっていたことからバスケットボールのことを嫌っていました。そんな桜木花道の前に赤木晴子が現れ、その恵まれた身体能力を活かしてバスケットボール部に入部することを勧められます。赤木晴子に一目ぼれした桜木花道はバスケ初心者にも関わらず入部し、才能を開花させていきます。
宮城リョータの身長やプロフィール
- 身長 168cn
- 体重 59㎏
- 学年 湘北高2年
- 誕生日 7月31日
- ポジション ポイントガード
宮城リョータは主人公である桜木花道の1年先輩で、物語の初期は桜木花道と衝突することが多いキャラクターでした。しかし、宮城リョータがバスケ部に入部した経緯を話したあとは和解をし、バスケ部内でももっとも仲のいい関係を築きます。バスケットボール選手として小柄な168cmですが、身体能力が高く自分より背が高い選手のシュートをブロックすることが少なくありません。
宮城リョータの実在モデルの選手は誰?共通点を考察
宮城リョータのモデルはケビン・ジョンソン?
「スラムダンク」に登場するキャラクターには実在するNBA選手がモデルになっているケースがあります。桜木花道は誰がモデルかというとデニス・ロッドマン、そして流川楓のモデルが誰かというとバスケの神様と言われるマイケル・ジョーダンとされています。それでは、宮城リョータのモデルとなった選手は誰なのでしょうか?それは、ケビン・ジョンソンと言われています。
「マイケル・ジョーダンなら知っているけど、ケビン・ジョンソンって誰」と言う方がいるのではないでしょうか?ケビン・ジョンソンは1987年にクリーブランド・キャバリアーズに全体7位でドラフト指名され、1998年からフェニックス・サンズに移籍し活躍した名選手です。また、高校在学中にはメジャーリーグのオークランド・アスレチックスに投手としてドラフトされたが断ったという経歴があります。
ケビン・ジョンソンは185cmと、NBA選手としては小柄でしたが高い身体能力をもっています。この点は宮城リョータと同様です。またドリブルやアシストの能力が高く、攻撃力が高いポイントガードとしてNBAオールスターゲームに3回出場しています。そんなケビン・ジョンソンがつけていた背番号「7」はフェニックスサンズの永久欠番となっています。
ちなみに、宮城リョータがつけている背番号もケビン・ジョンソンと同じく「7」番です。そして人望が厚いケビン・ジョンソンはバスケットボール選手を引退したあとに、サクラメント市長に選出されました。
宮城リョータのモデルはマグシー・ボークス?
宮城リョータのモデル選手が誰かというと、ケビン・ジョンソンで間違いないとされています。しかし、ケビン・ジョンソン以外にモデルがいたのではないかと言われることがあります。それが誰かというとマグシー・ボークスという選手です。マグシー・ボークスはワシントン・ブレッツやシャーロット・ホーネッツといったチームで活躍しました。ちなみに、ワシントン・ブレッツは現在のワシントン・ウィザーズです。
マグシー・ボークスは先ほど紹介したケビン・ジョンソンよりも小柄な160cmしかありません。これは、宮城リョータの身長よりも低いです。ちなみに、ワシントン・ブレッツに入団したときは当時NBA史上最長身であった231cmのマヌート・ボルが在籍していて、史上最長身と史上最低身長の2人が同時にプレイするということで話題になったようです。
そんなマグシー・ボークスですが、NBAのスタープレイヤーだった身長213㎝のパトリック・ユーイングのシュートをブロックした経験があります。ちなみに、パトリック・ユーイングは「スラムダンク」のキャラクターのモデルとなっています。それは誰かというと、赤木のライバルである魚住純といわれています。また、プレイスタイルは低身長ながら高い身体能力を活かしたものでした。
そんなマグシー・ボークスは1986年バスケットボール世界選手権のアメリカ代表に選出されて金メダルを獲得した名選手です。
宮城リョータのバッシュや成績
宮城リョータのバッシュ
「スラムダンク」やNBAのマイケル・ジョーダンの活躍といったことを理由に、1990年代にバッシュブームが起きました。そして、「スラムダンク」のキャラクターたちはリアルにあるバッシュを着用しているケースが多いです。宮城リョータが着用しているバッシュのモデルは「コンバース アクセラレーター」です。ナイキやアシックスといったメーカーがメジャーなため、マイナーなバッシュと言えます。
しかし、「コンバース アクセラレーター」シリーズのバッシュを着用していた名選手がいます。それは誰かというと、NBAのレジェンドのひとりであるマジック・ジョンソンです。また、綾南高校の仙道彰は「コンバース スター コンクエスト」というバッシュを着用しています。
宮城リョータの成績や能力
宮城リョータの選手としての能力は高く、バスケットボール選手としては低身長ながら高いパスセンスやシュートセンスがあり、チームの司令塔として活躍します。そんな宮城リョータは湘北高校での高い成績を残しているだけではなく、中学生時代から注目を集めるほどの高い能力をもっていました。それは、綾南の監督に「神奈川県内でも五指に入るポイントガード」と評価されるほどです。
中学時代から高い能力を持つ選手だったもう一つの証拠は、強豪校からスカウトされていたことが挙げられます。そんな宮城リョータが湘北高校に入学した理由は、監督の安西先生にあこがれていたからです。また、赤木が引退したあとはキャプテンとしてチームを引っ張っていきます。
宮城リョータと彩子の関係
彩子のプロフィール
「スラムダンク」で宮城リョータと関係が深いキャラクターとして彩子が挙げられます。彩子は湘北高校バスケットボール部のマネージャーで、宮城リョータと同じ2年生です。「スラムダンク」の作中でフルネームが明かされることはありませんでした。また、宮城リョータは同級生の彩子を「アヤちゃん」と呼んでいることから親しい関係ではないかとされています。
そんな2人が過去に出会っているシーンが、特別読み切りで描かれました。それは2人が小学6年生時代の物語で、この作品で宮城リョータはピアスをつけています。そのピアスはもともとは彩子が持っていたもののようです。2人は古くからの知り合いであることは間違いありませんが、特別読み切りで彩子は宮城リョータの名前を勘違いしています。そのため、彩子はこのときの相手が宮城リョータだと気づいていない可能性があります。
宮城リョータと彩子は付き合っている?
宮城リョータは彩子を「アヤちゃん」と愛称で呼んでいるだけではなく、作中で彩子に対して好意を抱いていることを示すシーンがたくさん描かれています。しかし、彩子はそんなリョータに対して恋愛感情を抱いている様子を見せたことがありません。そのため「お似合いの2人」とファンに言われることがある2人ですが、付き合っていないのではないかとされています。
しかし、彩子が宮城リョータの手のひらに「NO1ガード」と書いたことがあったり、気を配っていることがあるので関係が深くなっていく可能性があるのではないかといわれています。
宮城リョータのアニメ声優
塩屋翼のプロフィール
出典: https://thetv.jp
「スラムダンク」で宮城リョータ役を演じる声優は塩屋翼さんです。塩屋翼さんの兄は同じく声優の塩屋浩三さんで、2人は劇団ひまわりに入団し子役として活躍していました。そんな塩屋翼さんが声優としてデビューしたのは子役時代で、「海のトリトン」のトリトン役を演じました。そんな塩屋翼さんは声優としてだけではなく、俳優・音響監督として活動しています。
また、2000年代からはプロ・フィット声優養成所の講師としても活動する一方、過去に出演した作品のキャラクター以外の活動は減少しました。しかし、2010年代から「ジョジョの奇妙な冒険」のウィル・A・ツェペリ役など、新規のキャラクターを演じるケースが増えました。そんな塩屋翼さんは2017年に放送された「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!3時間SP」で19位に選ばれています。
塩屋翼の主な出演作品
海のトリトン(トリトン)
「スラムダンク」で宮城リョータ役を演じる声優は塩屋翼さんが出演する主な作品と演じたキャラクターについて紹介します。まず紹介する「海のトリトン」は、手塚治虫さん原作の漫画で1972年にテレビアニメ版が放送されました。トリトン族最後の生き残りであるトリトンと、海を荒らすポセイドン族の対決を描いた作品で、漫画版とアニメ版では結末が違います。
塩屋翼さんが演じた主人公のトリトンは人魚トリトン族の末裔ですが、男性のため海の中でも人間と同じ2本足の姿で描かれています。赤ん坊のころに人間の猟師である和也に拾われて育てられます。しかし、ポセイドン族により村に危害が加えられることを恐れて自ら海へと旅立ちました。
銀河英雄伝説(アルフレット・フォン・ランズベルク)
続いて紹介する塩屋翼さんが出演する主な作品と演じたキャラクターは、「銀河英雄伝説」のアルフレット・フォン・ランズベルクです。「銀河英雄伝説」は田中芳樹さん原作のスペースオペラで、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの2人を中心に銀河を賭けた騒乱を描いた作品です。塩屋翼さんが演じるのはOVA版の「銀河英雄伝説」です。
塩屋翼さんが演じたアルフレット・フォン・ランズベルクはゴールデンバウム朝銀河帝国の貴族の一人です。ゴールデンバウム朝の貴族としては珍しく善良な性格をしていて、ラインハルトに「有益でないにせよ無害」と評価されています。
ジョジョの奇妙な冒険(ウィル・A・ツェペリ)
続いて紹介する塩屋翼さんが出演する主な作品と演じたキャラクターは、「ジョジョの奇妙な冒険」のウィル・A・ツェペリです。荒木飛呂彦さん原作の「ジョジョの奇妙な冒険」は1986年から連載されている人気漫画で、シリーズ累計発行部数は1億部を突破しています。ウィル・A・ツェペリは第1部の「ファントムブラッド」に登場するイタリア人男性です。
宮城リョータに関する感想や評価
PGの町田瑠唯!スゴすぎない?
— ☬☠︎ⓘⓦⓐⓝⓚⓞ☠︎☬ (@utamac_love) August 6, 2021
スラムダンクの湘北PGの宮城リョータを彷彿とさせるアシストの嵐!!オリンピック新記録て!! pic.twitter.com/HjYK8M7MBh
東京オリンピックで銀メダルを獲得した女子バスケットボール。そのなかでも、とくに活躍したポイントガードの町田瑠唯選手は宮城リョータのように小柄ながら鋭いパスでチームの勝利に貢献していました。そのことについて宮城リョータのようにすごいプレイだったという感想がたくさんありました。
小学生の時コンバースがパワーならラリージョンソン、スピードならケビンジョンソンというような文句でそれぞれのバッシュを宣伝してて当時俺はスラムダンクの宮城リョータを推してたので宮城のモデルといわれたケビンジョンソンのバッシュを買いました
— キラー・トーア (@excursionz) May 7, 2013
宮城リョータのファンの方が、バッシュを購入するときに宮城のモデルといわれたケビンジョンソンのバッシュを選んだというエピソードを語っていました。
町田選手とか富樫選手とか宮城リョータとか…小さくてすばしっこい選手が好きなんだよなー
— 中川彩子 (@littledipperxxw) August 6, 2021
自分がPGだったからかな…
宮城リョータのファンのなかに、宮城リョータのような小柄で素早いポイントガードの選手が好きという方がたくさんいました。
宮城リョータのモデルまとめ
「スラムダンク」に登場する宮城リョータのモデルが誰なのかについて紹介しました。小柄ながら身体能力が高い宮城リョータのモデルとなったケビン・ジョンソンは同じタイプの選手でNBAの歴史のなかでも偉大な選手のひとりとされています。宮城リョータのファンの方は、ケビン・ジョンソンのプレイをチェックしてみてはいかがでしょうか?