チ。-地球の運動について-はつまらない?面白い?漫画のあらすじ・感想まとめ

チ。-地球の運動について-が「つまらない」「面白くない」と言われている理由や、「面白い」と評価している感想をまとめました。こちらの記事では、チ。-地球の運動について-の原作漫画を読んだ人の感想を紹介しています。「チ。-地球の運動について-を読みたいけど、つまらないという意見が気になる」という人や、「面白い魅力を知りたい」という人は、こちらの記事を参考にしてみてください。また、原作漫画の第4巻までの簡単なあらすじも紹介しています。物語の内容を知りたい人もチェックしてみてください。

チ。-地球の運動について-はつまらない?面白い?漫画のあらすじ・感想まとめのイメージ

目次

  1. チ。-地球の運動について-とは?
  2. チ。-地球の運動について-がつまらない?最終回は意味不明?
  3. チ。-地球の運動について-が面白いと言われる理由
  4. チ。-地球の運動について-の漫画あらすじネタバレ
  5. チ。-地球の運動について-の登場人物・キャラ
  6. チ。-地球の運動について-に関する感想や評価
  7. チ。-地球の運動について-がつまらないと言われる理由まとめ

チ。-地球の運動について-とは?

こちらの記事では、地動説をテーマにした天文学青年漫画『チ。-地球の運動について-』を読んだ、読者の感想を紹介していきます。チ。-地球の運動について-は、事実に基づく天文学の知識を織り交ぜたフィクション漫画です。チ。-地球の運動について-の漫画を読んだ人からは「つまらない」「面白くない」といった感想から、「面白い」「人にも勧めたい」という感想まで様々な意見があります。

そこで、こちらの記事では「つまらない」「面白くない」というマイナスの感想と、「面白い」という高評価の感想をそれぞれまとめました。チ。-地球の運動について-のあらすじを読んで、これから読み進めてみようか迷っている人や、なぜチ。-地球の運動について-が高く評価されているのか知りたい人は目を通してみてください。

まずは、下記の項目でチ。-地球の運動について-の漫画の作品概要と作者について紹介しています。チ。-地球の運動について-がどのような作品なのかおさらいしたい人は、そちらの項目にも目を通してみてください。

チ。-地球の運動について-の概要

チ。-地球の運動について-は、2020年9月14日から2022年4月18日までの間に青年漫画雑誌・ビッグコミックスピリッツにて連載されていた作品です。チ。-地球の運動について-の作者は魚豊で、原作漫画は全8巻で完結しています。チ。-地球の運動について-は、『マンガ大賞2021』や『このマンガがすごい! 2022 オトコ編』などの企画で、ベスト3に入る人気作品として話題となりました。

また『第26回手塚治虫文化賞』では大賞を受賞しており、漫画ファンから業界人まで幅広い層から「面白い」と評価されている作品です。その人気から、2022年6月にはアニメ化決定の発表もされました。2023年7月時点ではアニメがいつ放送されるのかは決定していませんが、アニメ化決定の話題もあり、今後ますます人気の出る作品として注目を集めています。

チ。-地球の運動について-の作者

チ。-地球の運動について-の原作漫画の作者は魚豊先生です。魚豊先生は、これまでに『第97回 週刊少年マガジン新人漫画賞』の特別奨励賞&安田剛士賞や、『漫道コバヤシ大賞2021』などの多くの漫画賞を受賞しています。こちらの記事で紹介する漫画・チ。-地球の運動について-では、『第26回手塚治虫文化賞』の大賞を授与されています。

そのような経歴からも魚豊先生の作品が面白いことは見てとれますが、チ。-地球の運動について-を手掛ける前の連載作品『ひゃくえむ。』の連載終了後には、大きな漫画編集部から執筆依頼を受けるほどの反響があったそうです。面白い漫画を書ける才能を認められ、漫画家デビューが2018年にもかかわらず、その3年後の2021年には小学館が開催する漫画企画『スピリッツ新人王決定戦』の審査員に起用されています。

『チ。ー地球の運動についてー』 魚豊 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

チ。-地球の運動について-がつまらない?最終回は意味不明?

チ。-地球の運動について-は『手塚治虫文化賞』で対象を受賞された経歴があり、面白さにおいては漫画読者から漫画雑誌の編集者まで、多くの人からお墨付きをもらっています。しかし、一方でチ。-地球の運動について-を読んで「つまらない」「面白くない」という感想を持つ人がいることも事実です。

そこで、こちらの項目ではチ。-地球の運動について-を読んで「つまらない」「面白くない」という感想を持った人の理由をまとめました。なぜチ。-地球の運動について-に「つまらない」「面白くない」という感想があるのか、その理由を知りたい人はこちらの項目をチェックしてみてください。

チ。-地球の運動について-がつまらない?面白くない?

チ。-地球の運動について-は、多くの人から「面白い」という感想が寄せられている人気漫画です。しかし、「つまらない」「面白くない」という感想が寄せられることもしばしばあります。その理由の1つは「グロテスクなシーンが多い」というものです。チ。-地球の運動について-は、事実に基づく地動説の知識が盛り込まれています。史実では、地動説が悪とされていた時代がありました。

チ。-地球の運動について-においても、その設定が反映されています。そのため、地動説を広めようとする主人公たちは異端者として追われる身となります。捕まったものは拷問を受け、ひどい苦しみを味わうことになります。そのようなシーンが度々登場することから、グロテスクなシーンが苦手な人からは「つまらない」「面白くない」という感想を持たれることも少なくないようです。

また、天文学を題材としていることから、難しい話に苦手意識がある人も「面白くないかもしれない」と感じ、読むのをやめてしまうことがあるようです。他にも「章によって主人公が変わるから面白くない」「登場人物が多くて覚えきれないため面白くない」という感想が見られています。

チ。-地球の運動について-の最終回は意味不明?

チ。-地球の運動について-を「面白くない」という評価している人のなかには、「最終回のあらすじが意味不明」という感想を持つ人の姿が見られています。なぜ「最終回のあらすじが意味不明」と言われているのかというと、その理由は、物語の第1章のあらすじで死亡したはずのラファウが再登場するからです。

ラファウが第1章のあらすじで死亡したことが、物語が面白い展開を迎える要素の1つとなっています。しかし、第1章のあらすじで死亡したはずのラファウが再登場したことで、その感動が薄れてしまいます。また、第1章のあらすじで死亡シーンが描かれていたはずなのに、ラファウが再登場したことで混乱してしまう読者も多いようです。

なぜ第1章のあらすじで死亡したラファウが、最終回あらすじで再登場したのかは明言されていませんが、読者の感想では「ラファウが死亡した世界線とは別のパラレルワールドなのではないか?」という考察が見られています。そのように、これまでのストーリーとは辻褄の合わない最終回あらすじとなってしまったことで「最終回が意味不明で面白くない」と感じてしまった人もいるようです。

Thumb【チ。-地球の運動について-】あらすじをネタバレ解説!漫画の魅力や感想・評価も | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

チ。-地球の運動について-が面白いと言われる理由

上記の項目では、チ。-地球の運動について-の漫画を読んだ人の「つまらない」「面白くない」という感想を紹介しました。次に、こちらの項目ではチ。-地球の運動について-の「面白い」という読者の感想を紹介します。

理由①キャラの好奇心や信念

チ。-地球の運動について-が「面白い」と言われている理由の1つは、キャラの好奇心や信念が上手に描かれているという点です。チ。-地球の運動について-の世界では、天動説が絶対的な原理となっています。天動説をもとにC教の教えができているという部分もあり、天動説は崩れてしまうとC教の説得感が失われてしまい、人々の統率も崩れてしまうことでしょう。

そのような背景もあって、地動説を唱える者たちは異端者として拷問にかけられます。死ぬこと以上の苦痛を味わわされることは、多くの人にとって恐怖でしょう。しかし、チ。-地球の運動について-の登場キャラクターたちは、そのような恐怖よりも、地動説の事実を知ることの好奇心や信念の方が勝っています。

地動説の研究をする彼らの瞳は、子供のように輝いています。恐怖に勝る好奇心を持つ、そのような登場人物たちの姿を見た読者のなかには「彼らを応援したくなる」「物語に引き込まれる」という感想を持つ人もいるようです。

理由②多数派が権力を持つ

チ。-地球の運動について-が面白いと評価されているのは「多数派が権力を持っている」という設定も理由となっています。多くの漫画作品では、主人公と敵対する勢力がいます。チ。-地球の運動について-もそのような作品と同様に、主人公たちと対立している勢力があります。その勢力はC教という宗教で、作中の人々はその教えを正しいものとして生活しています。

しかし、C教が説いている教えは天動説を軸にしているもので、地動説が正しいと証明されると、C教の存在自体が揺らいでしまいます。そのため、C教は地動説を証明しようとする人物たちを執拗に追い詰め、拷問や処刑をしていきます。チ。-地球の運動について-の世界では、ほとんどの人がC教を信じており、また、信じていない人も異端者として扱われないよう、C教や天動説に言及することはありません。

そのように、主人公たちはC教という多数派が権力を持つ世界で、彼らの目をかいくぐり地動説の真実を証明しようと行動します。いつ捕まり刑に処されるかわからないスリルが、チ。-地球の運動について-の面白い魅力の1つとなっています。

理由③アカデミックなテーマ

チ。-地球の運動について-は、現実でも事実とされている地動説や天文学といった学問を扱う作品です。そのため、ただのフィクションではなく、身近な物語として感じられる部分があります。また、現実でも天動説が世界の正しい姿とされていた過去がありますが、地動説の考えが広まり、現在は地動説が真実とされています。

そのため、チ。-地球の運動について-を読んでいる人は、異端とされている地動説が真実で、天動説が誤りであることが理解できます。そのように、正しいはずの地動説が悪とされることで、多くの読者は自然と主人公たちに感情移入してしまうようです。

理由④主人公が交代する

章によって主人公が交代することも、チ。-地球の運動について-の面白い魅力です。漫画作品では、1人のキャラクターを主人公として、その人物の物語を描くことが多い傾向にあります。しかし、チ。-地球の運動について-は主人公が死亡することも少なくありません。

そのため、突然主人公が交代することに驚いた人もいたのではないでしょうか?そのような斬新な展開が、他の漫画作品とは大きく違う点です。チ。-地球の運動について-は、地動説の証明がテーマとなっており、地動説を中心に様々なキャラクターが物語に関わってきます。その構図を見ると、チ。-地球の運動について-の真の主人公は「地動説」で、登場キャラクターたちは地動説を育てているという見方もあるかもしれません。

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チ。-地球の運動について-の漫画あらすじネタバレ

1巻あらすじネタバレ

12歳の少年ラファウは、若くして大学へ合格します。そのためラファウは「人生はちょろい」と感じていました。ある日、ラファウは父の昔の知り合いであるフベルトという人物の世話を任されます。フベルトは、異端とされている地動説を研究していた人物でした。フベルトはラファウを脅し、天体観測の手伝いをせます。

初めは乗り気でなかったラファウでしたが、彼の手伝いをするうちに宇宙について興味を持ち始めました。そして、フベルトは地球の周りを他の惑星が回っているのではなく、地球や他の惑星が太陽を中心に回っているのだと話します。ラファウはその言葉を聞いて、その構造の美しさや合理性に納得するのでした。また、その考え方「地動説」が禁忌の考え方であることを教えられます。

2巻あらすじネタバレ

オクジーは、仕事仲間のグラスに誘われて酒を飲みに行きます。そこでグラスは「火星の軌道が美しく完璧で、そのような火星を見ることができる地球も捨てたものではない」と熱弁します。グラスの言葉に反応したのは、隣の席で飲んでいた上流市民でした。彼は「観測を始めた時期が悪かった」と口にします。会話に水を差されたグラスは不機嫌になりますが、その後2人はその言葉の真意を知ることになるのでした。

3巻あらすじネタバレ

異端審問官ノヴァクから逃げることになったオクジーは、逃走中にバデーニという人物と出会い地動説の資料を渡します。オクジーから渡された資料を見て、地動説の研究をする気になったバデーニは「他に資料を持つ人物がいないか?」と考え、ある方法で探すことにしました。その方法とは、町の掲示板に天文の問題を貼り付けることでした。すると、その掲示板の前で問題に挑戦するものが現れます。それは、ヨレンタという少女でした。

4巻あらすじネタバレ

地動説の証明について少しずつ動きが見えてきたことで、オクジーはこれまでの事を本にしたいと考え始めました。一方で、バデーニもある行動を取り始めます。バデーニは、オクジーがパンをあげた物乞いにお金を渡し「代わりに頭を貸してほしい」とお願いしていたのでした。その後、ヨレンタと再会した2人は、3人で食事をすることになります。そこにヨレンタの父親が現れ、彼女が異端審問官ノヴァクの娘であることが判明します。

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チ。-地球の運動について-の登場人物・キャラ

登場人物①ラファウ

ラファウは、チ。-地球の運動について-の物語に登場する第1章あらすじの主人公です。孤児という境遇にありながら、12歳で大学に合格した頭脳の持ち主です。また視力もよく、第6等星まで見ることができます。合理的な生き方をモットーとしていましたが、フベルトに出会ったことで地動説を知り、異端者として異端審問官ノヴァクに追われることになります。

登場人物②フベルト

ラファウの養父であるポトツキの知り合いで、地動説研究者として捕まっていた学者です。一度は改心したように見せましたが、ポトツキのもとで保護されてからも研究を続けていました。その事実が異端審問官ノヴァクに知られたことから、火あぶりの刑に処され死亡します。ポトツキの養子であるラファウに地動説の存在を教えた人物で、処刑される前に研究資料をラファウに渡しています。

登場人物③ポトツキ

男性のシルエット

チ。-地球の運動について-の第1章の主人公である、ラファウの養父です。登場時には教師をしていますが、地動説の研究をしていた過去があり、その時にフベルトと出会いました。息子のラファウが地動説の研究を始めたことを知っており、黙認していました。しかし、異端審問官ノヴァクに「異端者をかばっていたことが判明すれば、同罪で火あぶりに処す」と言われ、ラファウが地動説の研究したことを話してしまいます。

登場人物④オクジー

オクジーはチ。-地球の運動について-の第2章の主人公として活躍した人物です。貴族の決闘を代わりに行う代闘士の仕事などをしていましたが、ある日、異端者を護送する仕事の最中に「自己否定をしたまま快適な一生を送るか、全てを捨てて自己肯定を取るか」と異端者から質問をされ、現在の生活を捨てることにしました。その後、手に入れた資料を読んでもらうため、思想の禁忌に触れたという修道士バデーニを探すことにします。

登場人物⑤バデーニ

田舎の村で修道士を行っている人物です。規律よりも知的好奇心を選んだ結果、禁忌に触れ目を焼かれて田舎の村に左遷された過去を持っています。その話を聞きつけたオクジーに「地動説に関する資料を読んで欲しい」と頼まれ、地動説に関わることになっていきます。他の資料を持っている人物を探すため、掲示板に天文の問題を張り出すなど、機転のきく頭脳派プレーヤーです。

登場人物⑥ノヴァク

チ。-地球の運動について-の主人公たちの敵として登場する異端審問官で、仕事と割り切り異端者たちに訪問や処刑を行っています。第2章に登場する少女ヨレンタの父親でもあります。元傭兵という経歴を持っています。気だるげな雰囲気が特徴的な人物です。

登場人物⑦シュミット

シュミットは、チ。-地球の運動について-の第3章から登場する異端解放戦線の体調を務める人物です。解放戦線の志願者たちに入隊試験を行う役割も担っています。幼い頃にC教の派閥争いに巻き込まれたことがあり、「殺し合いが起こるのは人間が原因である」という考えに行き着きました。その結果、神や人間ではなく自然を崇拝する思想を持つようになります。

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チ。-地球の運動について-に関する感想や評価

チ。-地球の運動について-は、原作漫画が全8巻という短い巻数ながら、アニメ化が決定するほどの人気作品となっています。チ。-地球の運動について-の漫画を読んだこちらの方の感想では「作者が魂を削って描いているのがわかる」というコメントを投稿されています。

こちらの方は「チ。-地球の運動について-が面白くて一気読みしてしまった」という感想をツイートされています。チ。-地球の運動について-は完結しており、最終話まで読むことができます。全8巻となっており、空いた時間で読める作品となっているので、ストーリーが気になっている人は、アニメ放送が始。前に原作漫画を読んでみてはいかがでしょうか?

チ。-地球の運動については、地動説をテーマにした作品ということもあり「面白くないのでは?」という声もあがっている作品です。しかし、実際に読んでみた人からは「面白い」という感想の方が多い作品となっています。「登場人物たちが、地動説の真実を後世に残していこうと奮闘する姿に感情移入してしまう」という感想も見られています。

Thumbチ。-地球の運動について-はグロい?シュミットやオクジーの拷問シーンとは? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

チ。-地球の運動について-がつまらないと言われる理由まとめ

以上、チ。-地球の運動について-の原作漫画を読んだ人の感想を紹介してきました。チ。-地球の運動について-は『手塚治虫文化賞』や『次にくる漫画大賞』など、多くの漫画企画で取り上げられている話題の作品となっています。チ。-地球の運動について-を読んだ人からも「面白い」という評価が多く、漫画読者だけではなく、漫画業界からも評判の作品です。

「面白い」という評価では、「登場人物の信念が伝わってくる」といった感想や「章によって主人公が変わるのが面白い」という声があがっています。一方で、「面白くない」という評価の理由には「グロテスクなシーンがあって読めない」「最終回の意味がよくわからなかった」というコメントがあげられていました。

チ。-地球の運動について-は、アニメ化放送が決定しているため、原作漫画を途中で見るのをやめてしまった人はアニメで再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?漫画を読んだことがないという人は、全8巻で完結しているので、空いた時間に読み進めてみてはいかがでしょうか?

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