チ。-地球の運動について-はグロい？シュミットやオクジーの拷問シーンとは？

チ。-地球の運動について-は、15世紀ヨーロッパの人物たちが、地動説を証明するために研究を重ね、人々に地動説を浸透させる物語です。チ。-地球の運動について-に登場する登場人物やストーリーはフィクションとなっていますが、実在した天文学者たちをモデルにしていると思われる描写があり、天文学が好きな人にも注目されている作品です。

チ。-地球の運動について-の作者は魚豊先生で、チ。-地球の運動について-で第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しています。チ。-地球の運動について-が連載されていたのは週刊青年漫画雑誌のビッグコミックスピリッツです。2020年9月14日から連載が開始され、2022年4月18日に完結しました。単行本は全8巻となっており、62話までとなっています。

2022年6月には、アニメーション制作会社のマッドハウスからアニメ化が発表され、続報を待つ漫画・アニメファンの姿が見られています。チ。-地球の運動について-は、こちらの記事で紹介するように、いくつかのグロいシーンが登場する作品です。そのため、漫画・アニメファンからは「深夜帯の放送枠になるのでは？」という感想が見られています。

チ。-地球の運動についての作者は、魚豊先生です。公開されているプロフィールでは、1997年5月29日生まれの東京都出身であることが明かされています。漫画家として活動を始めたのは2018年からで、チ。-地球の運動について-で第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したことにより、多くの漫画・アニメファンから注目されるようになりました。

漫画家デビューする以前には、講談社のマガメガにて、読み切り作品『100'M』が掲載されています。こちらの作品は、97回週刊少年マガジン新人漫画賞 特別奨励賞と安田剛士賞作品を受賞しており、同年に別冊マガジンで掲載された『佳作』は、98回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選しています。

チ。-地球の運動について-には、いくつかのグロいシーンが登場します。その1つが、異端者の爪を剥ぐシーンです。こちらの爪を剥ぐシーンは、チ。-地球の運動について-の単行本1巻に収録されており、物語序盤ということもあり、チ。-地球の運動について-を読んでいる漫画読者に衝撃を与えました。

こちらのシーンは、異端審問官が拷問として異端者の爪を剥ぎます。フィクションとはいえ、拷問の状況がリアルに描かれているため、チ。-地球の運動について-の読者からは「痛々しい」という感想や「直視できない」という感想が上がるグロシーンとなっています。

オクジーは、チ。-地球の運動について-の重要人物の1人です。オクジーは、チ。-地球の運動について-の作中で、ラファウが遺した地動説の研究資料を発見し、後世に引き継ぐため活動します。そのように地動説を促進する手助けをしたとして、異端審問にかけられてしまいます。オクジーは、拷問器具を口の中に入れられ、口を引き裂かれてしまいます。

チ。-地球の運動について-を読んだ人の感想では「一番グロいシーンだった」といった声や「生々しくて気持ち悪くなった」という感想があがっています。このオクジーの拷問シーンは、チ。-地球の運動について-の物語冒頭で描かれているため、グロいシーンが苦手な人はチ。-地球の運動について-を読むのをやめてしまった人もいるかもしれません。

しかし、チ。-地球の運動について-の物語は、グロいシーンが中心の漫画ではありません。そのため。オグジーの拷問シーンや、こちらの記事に記載されているグロいシーンが大丈夫な人は、チ。-地球の運動について-を楽しんで読むことができるでしょう。

チ。-地球の運動について-の読者感想で、異端者の爪を剥ぐシーンや、オクジーの拷問シーンと同じくらいグロいとわれているのは、シュミットの溺死シーンです。シュミットはチ。-地球の運動について-の第3章から登場する人物で、異端解放戦線組織の隊長を務めています。異端解放戦線組織は地動説を世界に広める活動を行っており、シュミットは活版印刷で本を作る計画を立てました。

地動説を広める運動をしていたシュミットは、地動説の法則と反対の真理を説くC教に危険視されてしまいます。そして、シュミットは異端審問官が率いるC教の信者たちに追い詰められてしまいます。敵の数は多いものの、始めはシュミットが優勢でした。しかし、喉を刺されたことで血が肺に到達し、最後は息ができなくなって溺死してしまいます。

このシーンは、シュミットの傷もグロい要素となっていますが、始めにシュミットが優勢だったことが、読者に精神的なグロさも与えることになりました。難を逃れると思っていた味方の人物が、予想に反して悲惨な結末を迎えたことによって、読者に精神的なグロさを植え付けたシーンとなっています。

チ。-地球の運動について-の物語は、C教の教えに背く考えを持つ、異端者のグロい拷問シーンから始まります。場面は変わり、12歳で大学を合格したラファウという少年にスポットが当てられます。ラファウは、父親にある男の世話をしてほしいと頼まれます。男は、ラファウに「天体観測を手伝ってほしい」と言います。そして、天が地球の周りを回っているのではなく、地球が自転する「地動説」という考えを話すのでした。

代理で血統を行う代闘士の仕事を生業としていたオクジーは、ある日仕事仲間であるグラスに、火星の動きが規則正しく美しい軌道であることを聞かされます。傍にいた上流市民は、彼らの話を聞いて「観測を始めた時期が悪かった」と呟きました。饒舌に話していたところに水をさされ、グラスは不機嫌になります。しかし、その後オクジーとグラスは、彼の言葉の意味を知ることになるのでした。

チ。-地球の運動について-の3巻では、地動説の基礎理論を完成させる立役者となったバデーニや、異端解放戦線組織を立ち上げたヨレンタが活躍します。バデーニは、地動説に関する資料を持つ人物を探すため、街に設置されている掲示板に、天文の問題を貼り出しました。それをヨレンタという少女が解答していきます。しかし、ヨレンタは異端審問官であるノヴァクの娘だったのです。

チ。-地球の運動について-は、読んだ人から「面白い」と評価されることが多い話題の作品です。しかし、作中の時代では禁忌とされていた地動説の解明の物語ということもあり、処刑や拷問といったグロいシーンも多く登場します。そのため、グロいシーンが苦手な人は見る時に注意が必要な作品となっています。

2022年に、アニメーション制作会社のマッドハウスから、チ。-地球の運動について-のアニメ化が発表されました。チ。-地球の運動について-の読者からは、アニメ化を祝うコメントが贈られましたが「グロいシーンもあるから心配」という声もあがっています。こちらの方は「グロいシーンもあるから画面が真っ黒になりそう」と予想されています。

こちらの方は「チ。-地球の運動について-を友達に薦めても、グロいシーンがあるので読んでもらえない」と、ツイートされています。チ。-地球の運動について-は「それぞれの登場人物にドラマがあって面白い」と人気ですが、拷問シーンなど生々しいグロさがあるため、読む人を選ぶようです。

以上、チ。-地球の運動について-のグロいシーンを紹介してきました。チ。-地球の運動について-は、「グロい」「痛々しい」と感想を持たれるシーンも度々登場します。しかし、物語の中核は地動説を広めようとする者たちの話となっているため、特定のシーンを除けば、楽しく読むことができます。チ。-地球の運動について-を読む際には、こちらの記事で紹介したシーンに注意しながら読み進めてみてください。