【るろうに剣心】久保田旭は元闇乃武のかわいい少女！忍者としての強さや能力は？

本記事で紹介する久保田旭が登場する「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」は、和月伸宏により、1994年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。「るろうに剣心」はテレビアニメ、実写映画、舞台、ミュージカル、ゲームが制作されている作品です。2017年からジャンプスクエアにて、続編「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」が連載中で、2023年7月からテレビアニメ（2023年版）が放送中です。

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」は、幕末に伝説の刺客として恐れられた主人公、緋村剣心を中心に、明治時代初期の騒乱を描く物語です。フィクションの内容に加えて実在した新選組が登場し、大久保利通の暗殺事件、戊辰戦争などの史実が登場します。1994年から5年間連載された漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」は、コミック全28巻（完全版全22巻、文庫版全14巻）が発売されています。

連載中の「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」のコミックは、2023年1月時点で第8巻まで発売中です。テレビアニメ第1弾は1996年から1998年まで放送され、2023年版が同年7月7日からフジテレビ系で放送が始まっています。また、佐藤健主演による実写映画「るろうに剣心」は第1作が2012年に公開され、2014年8月に第2作「るろうに剣心 京都大火編」、同年9月に第3作「るろうに剣心 伝説の最期編」が公開されました。

さらに、2021年に新たな実写映画2部作が公開されました。タイトルは、原作で描かれた「人誅編」を基にした完結編として「るろうに剣心 最終章The Final」、OVAの「追憶編」を基にした「るろうに剣心 最終章The Beginning」です。また、「るろうに剣心」はミュージカルなどの舞台でも上演されており、様々な作品で楽しむことができます。

江戸幕府末期、「人斬り抜刀斎」と呼ばれる最強の刺客として伝説となった緋村剣心は、明治維新後に「不殺（ころさず）」を誓います。剣心は、これからは人を救うための剣客になろうと決意し、贖罪の旅に出ます。その最中、剣心は辻斬り相手に孤軍奮闘する女性剣士、神谷薫を助けます。薫は亡父が遺した道場を守っており、道場に留まることにした剣心は、人を助けるために戦うことになります。

ここからは「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」に登場するかわいいヒロイン、久保田旭のプロフィールや性格、挌闘能力や得意技を紹介します。また、闇乃武という幕府直属の諜報集団に所属していた久保田旭の過去や活躍シーンなどを紹介していきます。さらに、久保田旭と関係のあるキャラクターの紹介と、旭とのエピソードについてもみていきます。

北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭はキラキラと輝く物（金属やガラスなど）が大好きな女の子です。幕府直属の諜報組織「闇乃武」の忍者ですが、明治政府を倒そうと目論む志々雄一派に送り込まれます。初登場は「るろうに剣心」の北海道編が始まる際、序章として特別に描かれた「-るろうに剣心・異聞-明日郎前科アリ」前後編です。初登場時は黒色の着物で身を包んでいましたが、北海道編では女学生のような袴姿になりました。

ヘアスタイルも変化し、後ろ髪が短くなり、髪色はピンクになりました。旭が登場したシーンをみてくと、小菅集治監（刑務所）に収監されていた長谷川明日郎（はせがわあしたろう）と井上阿爛（いのうえあらん）が出所します。旭は、ある目的があって明日郎を待ち構えており、彼らが出所すると早速声を掛けにいきます。二人と行動を共にすることになった旭は様々な出来事の後、1歳年下の明日郎と阿爛と友人関係になります。

闇乃武の忍者としての訓練を重ねてきた旭は、下級忍者に文字は不必要という方針で、読み書きなど学問を教わることはできませんでした。しかし、元々聡明な旭は剣心と出会い、交流するようになって文字を覚えるようになりました。「るろうに剣心」北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭が登場した北海道編の序章「異聞-明日郎前科アリ」前後編は、北海道編のコミック第1巻に収録されています。

「るろうに剣心」北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭は聡明で優しい女の子です。そして、日頃はあまり本性を見せませんが、実は筋金入りの現実主義者だということです。旭は過去に闇乃武の忍者でしたが、人を傷つけることを嫌う旭は、暗殺も手掛ける忍者という仕事から抜け出したいと思っていました。人に忍者と言われることさえも嫌だった旭は、明治という新しい時代を自由に堂々と生きたいと思うようになります。

忍者から抜け出したいと考えた旭は、自分の力で闇乃武と縁を切ることを考えます。旭が闇乃武を抜けるエピソードについては、旭の活躍シーンのところで詳しく紹介します。また、本気で戦いたくない旭は、北海道で敵との戦いに遭遇した際、自分の任務だけを済ませて、戦わずに逃げます。このように、旭は要領が良く、したたかな面があります。このエピソードについても、旭の過去や活躍シーンのところで紹介していきます。

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」に登場するかわいいヒロイン、久保田旭は過去に闇乃武の忍者でしたが、人を傷つけることが大嫌いな少女でした。ここからは、久保田旭の挌闘術や、得意技だという声帯模写について、それらの強さや能力をみていきます。

過去に幕府直属の諜報集団である闇乃武の忍者だった久保田旭の、挌闘術の強さや能力についてみていきます。闇乃武の忍者として戦闘や暗殺技術を徹底的に叩きこまれた久保田旭の挌闘能力は、かなり高いレベルだということです。その挌闘能力や強さは、刀を持ってはいても力だけが頼りの明日郎を、いとも簡単に取り押さえることができるほどです。

ただし、本来心優しい性格の旭は、人を傷つけることや死者が出ることを極端に嫌います。そのため、旭がこれまでに身につけた挌闘能力を、全力で発揮することはほとんどないということです。

久保田旭が身に付けた能力の中に、声帯模写があります。模倣する対象者の声を完璧に真似することで、相手にその対象者と話していると錯覚させることができます。北海道編では、旭が実際にこの能力を使ったシーンが描かれています。そのシーンをみていくと、劍客兵器（けんかくへいき）の戦闘員、於野冨鷹（オノトミタカ）の襲撃によって相楽左之助が倒されたことがありました。

その際、左之助の声を完璧に模倣した旭は、左之助本人に成りきって「死ぬ前に自分を倒した秘技について教えて欲しい」と頼みます。すると、於野冨鷹（オノトミタカ）は疑うことなく自分の秘技の詳細について得意気に語り始めます。こうして、劍客兵器の強者と言われる於野冨鷹を騙すことに成功した旭は、左之助を倒した秘技の詳細を、剣心たちに伝えることができました。

久保田旭の声帯模写の能力が非常に高いことがわかるエピソードとなっています。旭が声帯模写の能力を発揮するシーンについては、旭の過去や活躍シーンを紹介するところでも詳しくみていきます。

ここまで「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」に登場するかわいいヒロイン、久保田旭の強さや能力について紹介してきました。北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭は北海道編の主人公である長谷川明日郎や井上阿爛、緋村剣心と関わっていきます。ここでは、久保田旭と関わりを持つことになる主なキャラクターの紹介と、旭とのエピソードなどを紹介していきます。

長谷川明日郎（はせがわあしたろう）は16歳、志々雄一派の下級構成員です。北海道編の序章「-るろうに剣心・異聞-明日郎前科アリ」前後編から登場します。出身は新潟県長谷川郷という過疎の村です。親、兄弟がいない明日郎は生きるために盗みを繰り返し、口に入るものなら、それがゴミであろうと食べて生き抜いてきました。そのために、今でも食べることへの執着が強く、食べ物を粗末にすると激怒します。

また、身を守るために自分を徹底的に鍛え上げ、自己流ではあっても高い身体能力を身につけています。荒んだ暮らしに加えて気が短くて暴力的、学問を教わる機会がなかったために読み書きもできません。このような明日郎は当時、悪太郎（あしたろう）と呼ばれていました。明日郎という名前になるのは、神谷道場に入門してからです。

明日郎が登場する「異聞-明日郎前科アリ」は、明日郎が井上阿爛と共に小菅集治監（刑務所）を出所するところから始まります。明日郎が刑務所に収監されることになった理由は、志々雄一派の残党として捕まったからです。当時の様子をみていくと、新政府打倒を目指す志々雄一派が戦いに敗れ、組織は壊滅状態になりました。新政府による志々雄一派の残党狩りが始まり、明日郎は逮捕され、収監されたのでした。

小菅集治監に収監された明日郎の出所を待ち構えていたのが、久保田旭です。かつて志々雄一派の戦闘員だった旭の目的は、志々雄一派の首領である志々雄真実が愛用していた刀「無限刃」です。志々雄真実が戦いで壮絶な最期を遂げ、多くの戦闘員が敗走する中で、この「無限刃」を持って逃げたのが明日郎でした。志々雄一派の残党を率いる幹部の賊長も「無限刃」を狙っており、明日郎に襲い掛かります。

賊長との戦いで苦戦する明日郎を助けてくれたのが剣心でした。明日郎は阿爛と共に神谷道場に招かれ、そのまま道場に入ることになりました。こうして、明日郎と同じ日に出所した阿爛と、旭の3人は行動を共にすることになります。明日郎の無鉄砲な言動に振り回される旭ですが、時には真っ直ぐな彼の生き様に教わることもあり、親交を深めていきます。相楽左之助はこのような三人を見て、「アの三馬鹿」と呼ぶようになります。

久保田旭が過去に所属していた闇乃武は、徳川幕府に直属する諜報集団として、幕府を支えるために暗躍していました。闇乃武は子どもを買い取って身体を鍛え上げ、戦闘技術や暗殺術、知識などを教え込みます。この闇乃武の頭目は老婆と呼ばれる、その名の通り高齢の女性です。本当の名前は明らかにされていません。久保田旭は過去にこの闇乃武に売られ、戦闘員になりました。

裏から幕府を支えてきた闇乃武でしたが、徳川幕府が滅亡し、新政府が樹立されたことで存亡の危機に陥ります。明治という新しい時代を生きる久保田旭は、後ろ暗い仕事から足を洗って自由に生きたいと願うようになります。旭はこれまでに稼いだ金を持って「組織を抜けたい」と、頭目である老婆に掛け合います。しかし、老婆は冷静に「金額が足りない」と話し、彼女の要望を退けました。

闇乃武を一人で仕切ってきた老婆は、自身が育ててきた戦闘員に対して情けを示したことはなく、単なる上司と部下のような関係に徹します。それは、たとえ戦闘員が死亡しても変わりません。しかし、戦闘員が無駄死にした場合は無念というような言葉を発するなど、感情を表に出しています。幕府の滅亡によって落ちぶれた闇乃武でしたが、明治維新後、老婆はその手腕で闇乃武を再び蘇らせます。

老婆は、傭兵を求める者に戦闘員を貸し出すことで組織を存続させるなど、手腕を発揮します。明治16年、北海道で活動を始めていた劍客兵器（けんかくへいき）が、戦力の補強をするために、外部から戦闘員を求めます。老婆は闇乃武を劍客兵器に売り込み、彼らに雇われることに成功します。早速北海道にやって来た闇乃武の傭兵たちは、劍客兵器の命令の下、様々な任務を行います。

佐古は闇乃武の戦闘員で、粗暴で短気な人物です。幕府滅亡と共に落ちぶれ、傭兵集団となって生き長らえている状況を不満に思っています。闇乃武が落ちぶれた理由は、幕府の滅亡に加えて剣心暗殺に失敗したことも原因です。そのため、佐古は剣心に対して恨みを持っており、復讐を誓っています。佐古の戦闘能力は闇乃武随一で、新たな雇い主である劍客兵器も佐古の能力を大いに認めています。

劍客兵器は、弱い者に生きる価値はないという徹底的な実力主義の組織です。闇乃武に対して、実戦で使えるかどうかを試すため、本気で攻撃を仕掛けます。死人まで出る中で佐古は生き残り、劍客兵器からその実力を認められました。久保田旭に対する佐古の評価は、自分よりも能力の劣る者として見下しています。

佐古自身は「弱い」と思われることを最も嫌っており、見下されると激怒します。一方で、憎悪する相手である剣心の実力は把握しており、自分の実力では勝てないことを理解し、戦闘を回避する判断もできます。

井上阿爛は1横浜の白人と遊女のハーフだと言われている少年です。ハーフということで金色の髪と容貌から差別を受けてきました。阿爛は日本に絶望し、アメリカへ密航しようとして失敗し、逮捕されました。小菅集治監（刑務所）での3ヶ月間の刑期を終えた阿爛は、同じ日に出所した明日郎と志々雄一派の残党との争いに巻き込まれます。その窮地を救ってくれたのが剣心で、この縁で明日郎と共に神谷道場に入りました。

この時、阿爛は悪太郎と呼ばれていた彼を、明日郎という名前に変えてあげました。また、旭には読み書きを教えてあげるなど、三人は友人関係となっていきます。こうして、阿爛は明日郎と旭の三人で「アの三馬鹿」と呼ばれるようになります。阿爛は三人の中では最も弱いですが、無鉄砲な行動が多い明日郎、実力者であるために単独行動をしがちな旭、という二人を上手くコントロールしていきます。

緋村剣心は幕末に長州側の志士として、主に幕府の要人暗殺を引き受ける刺客でした。当時、最強の刺客「人斬り抜刀斎」と呼ばれ、伝説となった人物です。過去にあまりに多くの人間を殺してきた剣心は、そのことを悔やむようになります。そして、明治維新後、誰も殺さないという意味の「不殺（ころさず）」という誓いを立て、今後は人を助けるために剣を使うことを決意しています。

「異聞-明日郎前科アリ」に剣心も登場しており、明日郎と阿爛が志々雄一派残党の賊長に襲われ、追い詰められた明日郎が無限刃を構えたときに現れます。そして、無限刃を抜いた明日郎を制して、自分の逆刃刀で族長を倒しました。その縁で明日郎と阿爛、旭は神谷道場に入門します。その後も剣心は、旭が闇乃武を抜けるときのいざこざに介入し、見事な剣さばきでその場を収めています。

剣心の強さを見た旭は、闇乃武から身を隠すために剣心の腕を利用させてもらおうと考えます。ところが、剣心が闇乃武を恨んでいるとされる人斬り抜刀斎だと気づいた旭は、剣心に殺されると思い、逃げようとします。しかし、剣心本人は何も考えていないようで、旭に対して人の良い笑顔を見せるのでした。この後、剣心は薫の父親のことで北海道へ行くことになり、旭、明日郎、阿爛も彼に同行することになりました。

ここからは、「るろうに剣心」北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭の過去や、様々な活躍シーンをネタバレで紹介していきます。

久保田旭は幕末の動乱の最中、戦災で親を失い、幕府の諜報集団として暗躍する闇乃武に200円で売られました。闇乃武は戦国時代に暗躍した忍者から始まっている組織だということです。戦闘員は忍者のような訓練と戦闘技術、知識を教え込まれ、諜報活動も行います。しかし、江戸幕府の終焉と共に闇乃武も存続することが難しくなっていきます。

明治維新後、西洋の文化が続々と入り、旭はこれまでに見たこともない建物や人の装いに目を奪われます。キラキラしたものに魅力を感じる旭にとって、西洋文化はまさに興味の的です。旭は、このまま闇乃武で後ろ暗い仕事を続けることが嫌になり、抜け出す決心をします。そこで、自分がいくらで売られたのかを仲間から聞いた旭は、自分で稼いで自分自身を買い取る決心をします。

その頃、闇乃武は組織存続のために傭兵を貸すという手段で生き残りを図っていました。旭も傭兵として志々雄一派に派遣され、これを機会に契約期限を過ぎても志々雄一派のもとで金を稼ぎます。そして、200円を稼いだ旭は闇乃武の頭目と交渉します。しかし、200円では足りず、2000円が必要だと言われ、旭は落胆します。すると、ちょうどその場にいた明日郎が、闇乃武の佐古と争いとなり、それを機に乱闘が始まりました。

明日郎と佐古の争いから大乱闘となったとき、剣心が現れ、見事な剣術でその場を収めます。剣心の強さを目の当たりにした旭は、彼の下で守ってもらおうと考え、騒ぎに紛れて闇乃武から逃走します。こうして逃れてきた旭は、剣心の世話になっているという明日郎と阿爛の三人で行動するようになります。同世代ということで三人はすぐに親しくなり、三人の名前の頭文字から「アの三馬鹿」と呼ばれるようになりました。

薫の父親は亡くなったと思われていましたが、北海道で生きている可能性があるという情報が舞い込みます。剣心は薫ら家族を連れて北海道へ向かうことにし、その旅に「アの三馬鹿」も連れていくことにします。旭、明日郎、阿爛は問題児として常に監視が必要とされており、置いていくことができなかったのです。その矢先、旭は剣心が「伝説の人斬り」ではないかと疑うようになります。

旭は、闇乃武の過去の話として、闇乃武が没落した原因の一つは「伝説の人斬り」と戦って敗れたことだと聴いていました。さらに「伝説の人斬り」は闇乃武と戦ったことで、最愛の妻だった人（雪代巴）を失っており、闇乃武を心底憎んでいるということでした。かつて闇乃武の戦闘員だった旭は恐ろしさに震え、剣心のもとから逃げ出します。

このような旭に明日郎と阿爛は、剣心は凄腕の剣士で、しかも明治政府にも顔が利くようだと言います。そして、旭の過去は秘密にしたまま守ってもらおうと二人に説得され、戻ることを決心します。戻ってきた旭を、剣心は屈託のない笑顔で迎えてくれました。「心配していた」と言って笑顔を見せてくれた剣心に対して旭は、思っていたよりも扱いやすい人だと思い、安心します。

剣心と旭、明日郎、阿爛が向かった北海道では「劍客兵器（けんかくへいき）」という組織が、道内の様々なところで争乱を起こしていました。劍客兵器は鎌倉時代、元寇による脅威から日本を守るために組織された武士団の子孫だと言われています。彼らは護国の思想を延々と受け継いできました。1853年の黒船来航に代表される欧米諸国による干渉、圧力に対抗するため「実検戦闘」と称する戦いを北海道で始めます。

傭兵集団となった闇乃武は、戦力を増やしたい劍客兵器の求めに応じて、傭兵を派遣しています。その頃、北海道に到着した剣心と彼の仲間たちは劍客兵器との激しい戦いに身を投じていきます。その最中、旭たち「アの三馬鹿」も戦闘に巻き込まれてしまい、慌てふためくのでした。相楽左之助が劍客兵器の於野冨鷹（オノトミタカ）と対決した際、於野冨鷹の異様な力による攻撃で左之助がその場に倒れ込みます。

その様子を見ていた旭は、得意の声帯模写で左之助の声を真似て於野冨鷹に声を掛けます。旭は左之助の瀕死の状態を装った声で、自分を瀕死にした冨鷹の秘技の詳細を死ぬ前に教えて欲しいと頼みます。すると、左之助の声だと疑わない冨鷹は秘技の秘密を語りました。語りが終わる頃に一命をとりとめた左之助が目を覚ますと、声真似が冨鷹にバレてしまいます。

旭は左之助にすべて押し付けてその場から逃げ去ります。後を任された左之助は、旭の要領の良さにあきれながらも、彼女を「アの三馬鹿で一番の食わせ者」だと言って感心します。この後、左之助は冨鷹を倒し、旭は冨鷹から聞いた秘技の詳細を剣心に伝えました。ここまで「るろうに剣心」北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭の過去と活躍をネタバレで紹介しました。

ここまで、「るろうに剣心」北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭の過去や活躍をネタバレで紹介してきました。ここからは、久保田旭のモデルだと言われているキャラクター、コリス・サトーについてみていきます。

北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭のモデルだと言われているコリス・サトーとは、「るろうに剣心」の作者、和月伸宏による漫画「GUN BLAZE WEST」に登場するキャラクターだということです。「GUN BLAZE WEST」は2001年に週刊少年ジャンプで連載されていた漫画で、コミック全3巻、文庫版全2巻が発売されています。

「GUN BLAZE WEST」は西部開拓時代（19世紀）のアメリカが舞台で、ガンマンを夢見る少年とガンマンが共に伝説の地”GUN BLAZE WEST”を目指して戦う物語です。サイボーグ人間が登場するなど、時代を超越した設定が盛り込まれたアクション漫画です。主要キャラクターとして登場するコリス・サトー（佐藤こりす）は日本人で、会津藩士の娘という設定です。

戊辰戦争の一つとして勃発した会津戦争で会津を追われたコリスは、他の藩士らと日本を脱出し、アメリカに渡りました。コリスは故郷を追われ、異国に渡ることになっても「面白そう」という理由で大人たちについていくような性格です。興味を引くことには真っ直ぐに取り組み、アメリカでもナイフを使ってならず者たちと戦うような少女です。

「るろうに剣心」の久保田旭とコリス・サトーの共通点についてみていくと、旭もコリスも主人公よりも年上のヒロインです。北海道編の主人公である明日郎は旭よりも一つ年下という設定で、「GUN BLAZE WEST」の主人公ビュー・バンズは14歳で、コリスよりも5歳年下です。

また、久保田旭とコリスは、陽気で朗らかな性格が共通点です。ただし、コリスは19歳で、旭よりも少し年上ということもあり、大人の女性として描かれています。一方、旭はまだ精神的に未熟なところがあり、そこが相違点になっています。

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」のかわいいヒロイン、久保田旭は明日郎、阿爛の三人で「アの三馬鹿」と呼ばれています。無鉄砲な行動が多い明日郎、能力が高いために単独行動をしてしまう旭、という二人を上手くコントロールするのが阿羅でした。この三馬鹿がかわいいと思うということと、三馬鹿の活躍がとても楽しみという感想です。

こちらの方も「アの三馬鹿」についての感想です。旭、明日郎、阿爛は「あ」から始まる名前で、それが素敵だということです。そして、旭はキラキラした物が大好きな女の子です。このような旭に「ヒットした」という感想です。

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」の5巻では、旭の得意技である「声帯模写」の能力が描かれました。相楽左之助の声を真似て劍客兵器の強者である於野冨鷹を見事にだましています。この声帯模写などのギミックが大好きで、このようなスキルをストーリーに上手く生かしていくところに好感が持てるという感想です。

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」のかわいいヒロイン、久保田旭は200円で「闇乃武」に売られた少女でした。闇乃武では忍者としての厳しい訓練を受け、高い挌闘能力や声帯模写という技を身に付けました。旭は北海道編の序章である「異聞-明日郎前科アリ」から登場し、明日郎や阿爛という同世代の少年たちと親しくなります。

明治という新たな時代を生きる旭は、後ろ暗い仕事から抜け出して自由に生きたいと思うようになります。旭が闇乃武を抜け出すために起こした騒ぎの最中、旭は剣心の強さに驚きます。この出来事がきっかけで旭は、明日郎、阿爛と一緒に神谷道場に入りました。無鉄砲な明日郎、単独行動が多い旭、二人の間を上手くコントロールする阿爛の三人の様子を見て、相楽左之助は「アの三馬鹿」と呼ぶようになりました。

北海道編の本編に入り、北海道へ連れていかれた旭たち三馬鹿は、劍客兵器や闇乃武との戦闘に巻き込まれていきます。かわいいヒロイン、久保田旭についての感想では、旭がかわいいということと、声帯模写という技が気に入った、三馬鹿の活躍が楽しみだという感想が寄せられていました。ここまで、北海道編のかわいいヒロイン、久保田旭の過去や活躍シーン、主なキャラクターとのエピソードを紹介しました。