2023年07月13日公開
2023年07月13日更新
【聲の形】いじめの内容と加害者キャラを考察!事の経緯と始まった理由は?
2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編で第1位に選ばれたり、『第19回手塚治虫文化賞新生賞』を受賞するなど、世間注目の漫画・『聲の形』。そんな『聲の形』には聴覚障害者へのいじめシーンが描かれているのですが、一体どのようないじめの内容だったのでしょうか?また、経緯や始まった理由は何だったのでしょうか?そこで今回は、『聲の形』で描かれたいじめの内容や経緯・始まった理由を考察すると共に、加害者キャラについても併せてご紹介します。
目次
聲の形とは?
テーマである「聞こえる/聞こえない」、「伝えたい/伝わらない」、そして「いじめ」を1本で描いていて素晴らしい作品だと改めて思った。
— 譲れもん (@Yakkai_Wotaku20) July 31, 2020
顔に✖️をつけたり、他のアニメよりも無音のシーンが多かったり、ボヤけた景色をハッキリさせたりして登場人物の等身大の感情を表現しているのがスゴい!
#聲の形 pic.twitter.com/E6k4uf0KoG
「感動する」「気持ち悪い」と、賛否両論でありながらも世間注目の作品として取り上げられている漫画といえば、『聲の形』です。そんな『聲の形』とは一体どのような作品なのでしょうか?まずは、『聲の形』の概要とあらすじについてチェックしてみましょう。
聲の形の概要
勿論、イジメは悪いことだが‴価値観‴の合わない子をグループから排除しようとする本能に基づく行動だったり。いじめ問題は、頭ごなしに説教するのではなく、イジメがどう愚かで。価値観の違う人が居て当たり前という考え方を授業に取り入れていくべきだと思う。でなければイジメは無くならない #聲の形 pic.twitter.com/pUJ5LyfWjC
— 🏆それいけ★¨̮あっきー🏆【本垢】フォロバ祭り (@Akikun1124) July 31, 2020
『聲の形』は、オリジナル版が別冊少年マガジン2011年2月号、リメイク版が週刊少年マガジン2013年12号、週刊連載版が講談社コミックスマガジン2013年36号・37合併号〜2014年51号にかけて連載された、大今良時による漫画作品です。そんな『聲の形』は、全日本ろうあ連盟監修のもと道徳教材化され2015年に30分の実写DVD化されたり、2016年9月にはアニメーション映画が公開されました。
『聲の形』は2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編で第1位、『マンガ大賞2015』で第3位、『第19回手塚治虫文化賞新生賞』を受賞するなど、幅広い世代に注目されています。映画版が公開された2016年9月時点で累計発行部数300万部を記録しています。
聲の形のあらすじ
いや、やっぱ良いよな?
— のぶすけ【YouTube】 (@Yuruasobi) July 31, 2020
この映画。
石田の感情解釈が残されてるようで残されていない。
西宮の感情解釈も残されてるようで残されていない。
人間の心理について語るアニメ
いじめについて考えさせられる。
人の気持ちのとは何なのか。
それが#聲の形
号泣したぜ。ありがとう。 pic.twitter.com/Hy23Y4HBIL
高校生の少年・石田将也は、自分が過去に犯してしまった罪から、一人の少女の行方をずっと捜し続けていた。その少女というのが、石田将也が小学生時代にいじめていた聴覚障害者の少女・西宮硝子です。しかしある時をきっかけにいじめっ子だった石田将也がいじめられっ子になってしまい自殺を決意します。自殺をする前に石田将也は自分が犯した『罪』の贖罪をしようと決意します。
聲の形のいじめの内容・経緯と加害者キャラを考察
『聲の形』何回観ても泣く…
— ⛩三日月⛩ (@Mikazuki_K4os) April 29, 2021
俺の妹も耳が不自由で補聴器つけてるけど、冒頭のいじめのシーンで補聴器投げるのは許せないわ( `^´* )
俺自身いじめられた事あるから観てるのツラい所もあるけど、やっぱり好きな作品。
授業として小学校・中学校・高校でも是非見て欲しい。#聲の形 pic.twitter.com/VqsAaNZaJE
『聲の形』では、聴覚障害者をいじめる内容が描かれているのですが、そのいじめの内容やシーン・経緯がえぐいと読者たちの間で度々話題を集めています。『聲の形』で描かれているいじめの内容やシーン・経緯とは一体どのようなものなのでしょうか?
また、聴覚障害者である西宮硝子をいじめていた加害者キャラは一体どんなキャラクターたちなのでしょうか?お次は、『聲の形』で描かれたいじめの内容やシーン・経緯と加害者キャラについて考察してみましょう。
考察①西宮硝子を石田将也などがからかったことから始まる
この話には「障害者がピュアに描かれ過ぎてる」って批判があるけど、硝子はただ無垢で純粋に描かれてるんじゃなくて、孤独や寂しさから周りのいじめや差別を無理して肯定的に受け入れてでも皆と関わりたかったんだと思う…#聲の形 #金曜ロードSHOW pic.twitter.com/KW3AxMfYwu
— 樺さん。 (@22_crychris) July 31, 2020
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察1つめは、『西宮硝子を石田将也などがからかったことから始まる』です。まず、『聲の形』で描かれているいじめの被害者は西宮硝子です。西宮硝子は先天性聴覚障害を持っており、補聴器をつけても会話はほとんど聞き取れないほど障害の程度は重く、発話も不完全で他者には内容が聞き取りづらいようでした。
こんばんは‼
— 豊郷のわん娘☆スターズ (@GONE20200808) June 6, 2023
わん娘☆スターズのあかねです😀
6月7日は『聲の形』から
『西宮 硝子』ちゃんのバースデー🎉🎉
耳が聞こえないヒロインで
ノートを使っての筆談でコミュニケーションを取ろうと頑張っております😊
いじめのシーンがえぐすぎて
私は小学生編で止まりましたが😭#聲の形#西宮硝子 pic.twitter.com/3mBtntuQHY
聴覚障害である西宮硝子は幼い頃からコミュニケーションでの失敗経験を繰り返したため、他人と意見をぶつけあうことが苦手でしたが、水門小への転校と同時に筆談でのコミュニケーションを試みるようになり、新しいコミュニケーションを模索するようになりました。
このように、西宮硝子は努力して周囲とのコミュニケーションをとっていこうと前向きに考えていました。しかし、転校した水門小でもいじめは起きてしまいました。いじめの発端となったのは、聴覚障害者である西宮硝子を石田将也などがからかったことから始まりました。
考察②いじめの主犯格は石田将也だった
石田は西宮にとって唯一踏み込んできた相手。ただ単にいじめてきた相手ってだけじゃなくて。西宮のものの受け取り方自体がけっこう特殊。そこが伝わらない視聴者には「いじめっこ向けの感動ポルノ」といわれがちな作品。だからカットしちゃ全然いみがちがうきがする。 #聲の形 pic.twitter.com/RSY4WUgWri
— ちひろ (@llChiroll) July 31, 2020
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察2つめは、『いじめの主犯格は石田将也だった』です。西宮硝子いじめの主犯格は石田将也でした。小学生時代の石田将也は粗暴なガキ大将タイプでコミュニケーションが下手な少年でした。
元々退屈を極度に嫌い、それに対抗するかのように河川に飛び込んだり自分より体格の大きな者に喧嘩を売ったりするなど度胸試しを好む悪癖ががあり、西宮硝子に対するいじめもその延長線上に過ぎず、好奇心からいじめを行うようになってしまいました。
考察③石田将也が西宮硝子にしていたいじめの内容
#聲の形
— 楠木瑠依🌸平成のナウいヤング (@6DumJyY4Dy4exaJ) July 31, 2020
初めから観れんかった👼
いじめのシーン、ほんとリアルだなあ...。 pic.twitter.com/GvTRFlk8CK
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察3つめは、『石田将也が西宮硝子にしていたいじめの内容』です。いじめの主犯格であり、加害者キャスである石田将也が、西宮硝子にしていたいじめの内容はかなりひどいものでした。一体どんな内容のいじめを行なっていたのかというと、頭から水をかけたり、顔面に砂を投げ捨てたりしました。
石田将也は、後ろの席から、補聴器をしている西宮硝子の耳の横で大声をだしたり、うまく朗読できない口調を真似して笑いを取ろうとしたりと、障害をからかうようないじめも行なっていました。補聴器を使用していると、小さな声も大きな声も補聴器をしていない人と比べると大きく聞こえてしまうものです。そのため、耳元で大声を出されてしまうと、耳へのダメージがかなり与えられてしまいます。
例えば、ヒロインの西宮硝子は耳が聞こえないが、親の方針で普通の小学校で健聴者と一緒に学んでいる。健聴者に補聴器を壊されるなどの酷いいじめを受けてもも笑顔で「ごめんなさい」という。一見「障害者を美化している」感動ポルノとも取れるが、実際は全く違う。もっとエグい話だ。 pic.twitter.com/qgfHmbjVez
— もの (@MONO_ISHI) September 27, 2016
このようないじめ自体も、読者たちはドン引きしてしまうほどひどいものでしたが、石田将也はこれ以上にひどいいじめも行なっていました。そのいじめの内容が、聴覚障害がある西宮硝子にも伝わるように、ノートや黒板・机に西宮硝子の悪口を書いたりしていたことです。ヒソヒソと悪口を言っても、聴覚障害者にはあまり聞こえないかもしれませんが、文字で突きつけられる悪口は全て理解してしまいます。
また、西宮硝子は転校から5か月で補聴器が8個紛失・故障され、今まで壊されてきた補聴器の被害総額は170万円にも昇るほど悪質ないじめであることがわかります。ある時、石田将也は西宮硝子の補聴器を強引に取り上げてしまい、無理矢理西宮硝子の補聴器を抜いたことで、西宮硝子は片耳から血が出てしまう傷害事件も起こしました。ここまでくると、「いじめ」という一言で片付けられないほど、悪質で非道な行為だと感じられます。
考察④植野は女子グループのリーダー的存在
先生は授業が遅れるのを気にしないで西宮に当ててあげてた。ただ限界が来てノイローゼ気味になり嫌な人間として描かれるようになった。植野は将也の気を引くためにいじめに参加したけど最初は西宮のノートを取ってあげたりしてた。キャラクターの3次元味が強すぎていじめがリアルなんですよね #聲の形 pic.twitter.com/Cr5mzvmMpJ
— よね (@yonedaaaaaa) July 31, 2020
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察4つめは、『植野直花は女子グループのリーダー的存在』です。植野直花は女子グループのリーダー的存在として登場します。そして、いじめ加害者キャラでもあります。姉御肌の植野直花はもともと転校してきた西宮硝子の世話役を任され、面倒を見ていました。しかし、その負担の大きさの割に担任教師からの理解や支援もないことに次第と不満を募らせるようになりました。
その上、西宮硝子の世話をすることで、自分が授業を聞き逃してしまったり、自分の朗読は注意されたのに上手く読めない西宮硝子は注意されないことなどから不満は大きくなっていき、どんどん西宮硝子へのあたりが強くなっていってしまいました。そんな植野直花がいじめ加害者となった理由は、不満を募らせていき「うざい」と感じながらも自分が直接いじめに加わらないよう、石田将也をたきつけていじめをしていました。
考察⑤島田は傍観して楽しんでいた
聲の形を見ても今いじめをしてる学生は変わらないんだろうな
— ひこにゃん@超低浮上 (@game05550) July 31, 2020
こういうクズな奴らいるから
#聲の形 pic.twitter.com/Wzl09vYOWg
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察5つめは、『島田一旗は傍観して楽しんでいた』です。島田一旗は、石田将也と仲が良かった、いじめ加害者キャラです。育ちが良く、家の束縛が厳しいというストレスもあったためか、石田将也の自由奔放さが癒しになっていました。
そのため、石田将也が行っていたいじめに対しては、一応ではあるものの諌めていたこともあり、状況を冷静に判断出来るだけのずる賢さを持っています。ちなみに石田将也が西宮硝子へいじめを行っていた際、島田一旗は「将也やりすぎ」と笑いながら傍観して楽しんでいました。
考察⑥川井みきは言動に一貫性がない?
みんなこんなタグ作ってるけど、いじめの現場には少なからずこういう人いるでしょ。
— ポカリ (@pokaridao) July 31, 2020
「私はやめなよって言ったんだ」って責任を逃れようとする人。
みきちゃんが嫌いなのは私もわかるけど、1番重要なのは自分自身も彼女のようになってしまう可能性もあるってことだと思う。
#川井を許すな#聲の形 pic.twitter.com/DMwp3E4zfQ
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察6つめは、『川井みきは言動に一貫性がない?』です。川井みきは西宮硝子に直接的ないじめこそ行っていませんでしたが、陰では植野直花と一緒に散々悪口を言っていました。
川井みきは真面目な優等生ですが、周囲に八方美人的な態度を取り、自分が追い詰められると相手を悪者扱いする利己的・保身主義的な態度を見せます。石田将也がいじめている際には「やめようよー」と口にはするものの、それ以上の行動はしなかったり、いじめの現場に居合わせながらも止めない割に、たまに気を使っているような様子を見せて西宮硝子に近付くこともあり、言動に一貫性がありませんでした。
考察⑦佐原みよこは硝子と仲良くしていた?
佐原みよこさん(聲の形) #お題箱 pic.twitter.com/Q4Cf9tHIIw
— 真川そら (@magawasora) April 3, 2018
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラを考察7つめは、『佐原みよこは西宮硝子と仲良くしていた?』です。佐原みよこは西宮硝子の世話役を任された植野直花の負担を軽減するために手話を学ぼうとしていたり、西宮硝子のフォローをしたりと、優しい女の子です。
しかし、このことが原因で逆にクラスメイトから「点数稼ぎ」と罵られるようになったり、全く関係のないような「服がダサい」などといった悪口まで言われてしまうようになり、卒業式の日まで不登校になってしまいました。西宮硝子へのいじめ加害者ではありませんが、自分可愛さに逃げたと感じ取る読者もいるようでした。
聲の形の竹内先生もいじめに加担していた?
【竹内先生】
— しのぱん (@shinopan530) July 31, 2020
クズの真髄。6年ぶりに再会してもクズ。思ってても言うんじゃねーよバカか大人だろ。が全て。手話習おうて提案した同僚への一言。高校生になった主人公への『あれ(ヒロインいじめ)があったから成長できたな良かったな』とか『お前も(障害者いて)運悪かったな』とか下衆の極み #聲の形 pic.twitter.com/ZEeyW7MMCq
『聲の形』のいじめの内容・シーン・経緯と加害者キャラについてはチェックできましたが、『聲の形』のいじめがひどいと言われているのは、いじめ内容や理由だけではありません。小学生の生徒がいじめをしていただけではなく、大人である竹内先生もいじめに加担していたことが問題です。
小学生の子供がするようないじめとは思えないほど悪質で非道ないじめが行われていましたが、担任の竹内先生もいじめに加担していたとは一体どういうことなのでしょうか?お次は、『聲の形』の竹内先生もいじめに加担していたという真相について考察してみましょう。
考察①竹内先生は子供たちに関心がなかった?
個人的に作中で1番のクズは先生ですね
— イぼっ痔・ざ・浪っく! (@42Chi_939393) July 31, 2020
いじめを黙認・無視してたのに後から石田を追い詰めたドクズ
これが先生という立場だからできることだと思うと本当にムカつきますね#聲の形 pic.twitter.com/VJjKQ16C0d
『聲の形』の竹内先生もいじめに加担していた?考察1つめは、『竹内先生は子供たちに関心がなかった?』です。転校してきてからわずか5か月で補聴器が8個紛失・故障したことで校長先生が石田将也のクラスにわざわざ訪れ、話をしているほど、いじめの事態は大きくなっていました。そもそもここまで大きな事態になる前に防げなかったのかと思うものですが、そもそも竹内先生は子供たちに関心がなかったようです。
考察②竹内先生はいじめを黙認していた?
#聲の形 は京アニ作品では珍しく、
— carma_h (@carma_h) June 6, 2020
純粋な悪を感じる場面がある。
竹内先生が眼鏡を直す仕草は何度か出てくるが、
聞こえの教室を無視する場面は、特に少し恐ろしい。
映画の流れとしてはこの後、硝子へのいじめが激化する。
何もしないことの悪。
.....ただ純粋な愛もある。 pic.twitter.com/IH3FoWkANZ
『聲の形』の竹内先生もいじめに加担していた?考察2つめは、『竹内先生はいじめを黙認していた?』です。そもそも子供たちに関心がなかった竹内先生は西宮硝子のいじめ問題を黙認していました。石田将也が後ろの席から、補聴器をしている西宮硝子の耳の横で大声を出した際には「石田―、授業中だろーがー」の一言だけで、いじめを止めることはしませんでした。
考察③竹内先生は全責任を石田に押し付けた?
【島田一旗】
— しのぱん (@shinopan530) July 31, 2020
アニメ版出番少な。ヒロイン転校後の主人公いじめの主犯格。こいつが中学入学と共に『いじめっ子だから近付くな』て吹いたせいで主人公ダークサイドが加速。常に冷静。というキャラだけどなんだかんだ主人公気にかけてるし植野のお願いも聞きすぎ。何なん好きなんツンデレなん? #聲の形 pic.twitter.com/dsjnyyfXFB
『聲の形』の竹内先生もいじめに加担していた?考察3つめは、『竹内先生は全責任を石田将也に押し付けた?』です。子供たちに関心がなかっただけではなく、いじめを黙認していた竹内先生ですが、転校してきてからわずか5か月で補聴器が8個紛失・故障したことで校長先生が石田将也のクラスにわざわざ訪れ、いじめの犯人探しが行われました。
その際、校長先生が話している途中で竹内先生は、「石田ぁ、なぁ?お前だろうがぁ」と責め立てました。さらには大声で威嚇したり、他の生徒にも目撃証人として意見をさせ、全てを石田将也の責任に押し付けました。本来であれば大人であり担任の竹内先生の監督不行き届きですが、自分の保身のために石田将也にすべての責任を押し付けるクズっぷりでした。
聲の形はいじめを美化している?気持ち悪いと言われる理由は?
今日読んだ漫画。少し大人になった主人公達が成人式で再会する…美しく感動的なフィナーレでした。耳が聞こえてても聞こえなくても、伝え合うこと分かり合うことは難しい。痛々しい少年達のぶつかり合いを描いた傑作。#聲の形 pic.twitter.com/gdvCgmIjST
— あへ゛ち 🦭子育て中心 (@chia_piece) December 23, 2014
『聲の形』では聴覚障害者へのいじめが大きなテーマとなっていますが、中にはいじめを美化していて気持ち悪いと感じる読者も少なくないようです。一体どのような点が気持ち悪いと言われているのでしょうか?お次は、『聲の形』はいじめを美化していると言われる理由や、気持ち悪いと言われる理由について考察してみましょう。
理由①感動ポルノだと言われている
川井と佐原は第三者の視点を提供してくれる対となるキャラクター
— まるぼろ企画 (@marlboroman610) July 31, 2020
川井→いじめを黙認して傷つかない
佐原→いじめに対抗した結果自分が傷ついてしまう
聲の形はいじめを前にしてどう行動するか残酷に描かれてるのが恐ろしい#聲の形 #川井を許すな pic.twitter.com/1n6QNy7Ch4
『聲の形』はいじめを美化している?気持ち悪いと言われる理由は?1つ目の理由は『感動ポルノだと言われている』です。まず、『感動ポルノ』とは、見ている人の感動のためだけに取り上げられる対象を扱うような作品やメディアのことを指します。『聲の形』では西宮硝子という聴覚障害者のいじめやいじめ主犯格が公正する姿が描かれているのですが、そんなシーンや設定に感動ポルノを感じる方も少なくなかったようです。
理由②ヒロインが必要以上に美化されている
#聲の形 #金曜ロードショー
— あらぶ👾 (@a_arabu_09) July 31, 2020
今誹謗中傷やいじめが取り上げられている今だからこそたくさんの人に見て欲しい作品 pic.twitter.com/JEbghw18xB
『聲の形』はいじめを美化している?気持ち悪いと言われる理由は?2つ目の理由は『ヒロインが必要以上に美化されている』です。ヒロインである西宮硝子が必要以上に美化されていることに気持ち悪さを感じる方もいるようでした。ネタバレすると、西宮硝子はのちに石田将也に恋愛感情を抱くようになります。
そもそも西宮硝子は石田将也にかなりひどいいじめをされていました。そんないじめの被害者が加害者に恋愛感情を抱くのも理解しがたい展開です。これは男性読者のために都合の良いキャラにされ、必要以上に美化されていると感じる女性読者も多かったようで、このような展開に気持ち悪さを感じる方も少なくありませんでした。
理由③いじめ加害者は許されて良い?
もう石田くんや西宮さんみたいないじめや障害を抱えている人達を見守りたいです。
— フィットネス (@Fittones_) July 31, 2020
例えアニメでも、リアルでも本当に。#聲の形 pic.twitter.com/by1hsciIgY
『聲の形』はいじめを美化している?気持ち悪いと言われる理由は?3つ目の理由は『いじめ加害者は許されて良い?』です。いじめ加害者は許されて良い?西宮硝子の耳が悪いのは、決して誰が悪いわけでもなく、ただ聴覚障害を持っているというだけです。石田将也の他にもいじめ加害者は複数いましたが、ここまで悪質ないじめをする石田将也に対し、周囲のいじめ加害者も最終的には手のひら返しでした。
その後石田将也は学級裁判にかけられ、クラスから断罪されてしまい、いつしかいじめ被害者にもなりました。しかし西宮硝子へのひどいいじめも事実であり、最終的には和解して友人となった展開に気持ち悪さを感じ、「いじめ加害者は許されていいのか」という討論も、読者間で度々行われていました。
聲の形のいじめに関する感想や評価
『#聲の形』
— 四畳半 (@baiken0815) July 31, 2020
いじめとか障害はモチーフでしかなくてまとめてコミニュケーションの話だから好き
視野を広くすることで今まで塞いでた色んな聲が聴こえてくる
もちろんポジティブなだけじゃなくネガティブな聲もある
でもそれって実はとっても素晴らしい事なんじゃないのかと気付かされる pic.twitter.com/2ryY7vT6JZ
『聲の形』では残酷すぎるほどのいじめが描かれています。そんな『聲の形』で描かれているいじめに対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか?最後に、『聲の形』のいじめに対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。
#聲の形
— まぐろ【メロン門下】プロ目指す🐟🌸🇫🇷 (@ys4ov) July 31, 2020
私も耳が不自由で補聴器をしています。この映画を見ていて、本当に無惨だと思います。同じ聴覚障がい者として。補聴器を壊すようなことなど絶対にされたくない。私の場合は足のことでいじめられていましたが、いじめがこの世からなくなって欲しいです。
自身も補聴器を使用しているという方が『聲の形』を視聴した際、西宮硝子が受けていたいじめは無惨で、補聴器を壊すようなことは許せないと感じているようでした。目が悪い方がメガネを必要としているように、耳が悪い方は補聴器が必要なので、壊すなどのいじめは本当に非道だと感じる視聴者は多数いらっしゃるようでした。
#聲の形
— クロス-kurosu-@低浮上 (@XkurosuX) July 31, 2020
聲の形を初めて見てるけど.
いじめはほんとに酷いと思う..
やってる側は気づかなかったり.ただのいじりやイタズラだと思ってる。
でも.やられてる側にとってはとても辛い思いをしている..
少しはやられてる人の気持ちを考えて欲しいと思った。
やられてる人は嫌だとはっきりと言いずらいから pic.twitter.com/Pl1sY2WYfb
『聲の形』で描かれたいじめを見て改めて、いじめは本当にひどいもので、いじめ被害者はとても辛い思いをしているのだと再認識させられた方も多くいらっしゃるようでした。それと同時に、いじめ加害者はもう少しいじめについて考え、人の気持ちにも寄り添って欲しいと願う声もたくさん挙げられていました。
いじめっこに恋をするのは都合良すぎるよ。
— た くみん (@gagagabunbun) July 31, 2020
被害者の気持ちにたったことある?
やられた側は一生忘れないんだよ?
復讐とか、見返したい気持ちは起きるだろうけど、恋をするなんて絶対にあり得ない。
#聲の形
『聲の形』では、石田将也に残酷すぎるほど酷いいじめを受けていた西宮硝子が、いじめ主犯格の石田将也に恋心を抱く展開が描かれています。そんな展開に、都合が良すぎると感じた方は多いようで、いじめ加害者に恋をすることなんてありえないのではないかという声も多数挙げられていました。
聲の形のいじめシーンの内容やまとめ
この作品はいじめや障がいといった重い内容を含めながらも、主として人と人がコミュニケーションをとる難しさを描いてる作品ですね
— いしみや (@ishimi20) July 31, 2020
登場人物全員に共感できる部分があるし、その中で各々が過去と向き合い自分たちの生きる現在で意思疎通を図ろうと努力する姿は印象的でした#聲の形 pic.twitter.com/E0cDUOdQRM
『聲の形』のいじめシーンの内容やまとめについて今回はご紹介しました。『聲の形』で描かれたいじめシーンや内容は想像以上に酷いもので、視聴をリタイアしてしまった方もいるほどでした。しかしそれ以上に『聲の形』では考えさせられることも多い題材となっているので、興味のある方は是非一度チェックしてみてください。