【聲の形】ひどい・嫌いの声が多くあがる理由は?映画の評価や感想を紹介

2016年に公開されたアニメ映画聲の形。アニメ映画聲の形とは主人公と聴覚障害を患うヒロインの姿を描いた同名漫画原作の作品であり、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞など数々の賞を受賞するほど非常に高く評価されています。しかしアニメ映画聲の形は高く評価される一方でひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といった感想も多く寄せられてしまっています。本記事ではアニメ映画聲の形のひどい・嫌いや気持ち悪い、不快と評価されている理由についてまとめました。また他にも声優や視聴者の感想も併せてご紹介します。

【聲の形】ひどい・嫌いの声が多くあがる理由は?映画の評価や感想を紹介のイメージ

目次

  1. 聲の形とは?
  2. 聲の形がひどい・嫌い・不快で気持ち悪いといわれる理由
  3. 聲の形の登場人物とアニメ映画の声優一覧
  4. 聲の形のアニメ映画の面白い魅力
  5. 聲の形に関する感想や評価
  6. 聲の形がひどい・嫌いという感想まとめ

聲の形とは?

漫画を原作に、2016年にアニメ映画が公開された漫画聲の形。漫画聲の形のアニメ映画は23億円を超える興行収入を記録するほど非常に高く評価されている作品であり、テレビでも何度か放送されています。しかしアニメ映画聲の形はひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といった酷評する感想がネット上に多数散乱しています。本記事ではそんなアニメ映画聲の形についてひどい・嫌いや気持ち悪い、不快と評価される理由をご紹介します。

聲の形の概要

ではアニメ映画聲の形のひどい・嫌いと評価される理由や出演している声優、視聴者の感想などをご紹介する前に、聲の形の作品情報とストーリーのあらすじについて簡単にご紹介していきます。聲の形とは主人公の男の子が先天性聴覚障害を患うヒロインと出会って成長する姿を描いた大今良時の漫画作品です。最初漫画聲の形は2011年に「別冊少年マガジン」で掲載され、2013年から2014年まで「週刊少年マガジン」で連載されました。

2013年から2014年まで連載された漫画聲の形は障害の苦しみやいじめが原因で孤独になる主人公といった人間模様が残酷なまでによく描かれており、「手塚治虫文化賞新生賞」や「マンガ大賞」といった賞を受賞しています。この社会派な作風から漫画聲の形は2016年に京都アニメーション制作でアニメ映画が公開されました。映画公開後漫画聲の形は一躍注目を集め、合計7巻で完結している単行本は累計発行部数300万部を記録しています。

聲の形のあらすじ

聲の形シリーズの主人公である石田将也はガキ大将な男子小学生であり、退屈するのを何よりも嫌っていました。そんなある日、石田将也の学校に先天性聴覚障害を患うヒロイン・西宮硝子が転校してきます。退屈を嫌う石田将也は「雑談用ノート」で会話を行う耳が聞こえない西宮硝子を他のクラスメイトと一緒にいじめることにしました。しかしこの西宮硝子へのいじめが原因となり、石田将也の人生は転落していくことになるのでした。

映画『聲の形』公式サイト

聲の形がひどい・嫌い・不快で気持ち悪いといわれる理由

理由①硝子に対するいじめ描写

アニメ映画聲の形は2016年に世界中で公開され、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞や日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞などを受賞するほど非常に高く評価されました。しかしアニメ映画聲の形は世界中の国で高く評価されているものの、TwitterなどのSNSでひどいや嫌い、気持ち悪いや不快といったあまり良いとは言えない感想が多く寄せられています。

ここからはアニメ映画聲の形がひどい・嫌いや気持ち悪い、不快と評価されている理由についてご紹介します。まずご紹介する理由は西宮硝子へのいじめです。アニメ映画聲の形は序盤、石田将也が補聴器を壊したりや無理矢理補聴器を取って血を出させるといったいじめを永遠西宮硝子へ行います。このいじめのシーンは胸くそ悪いと感じるほどひどいものになっており、嫌いや気持ち悪い、不快といった感想が寄せられることになりました。

理由②石田に対する学級裁判

2つ目に挙げられるひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といわれる理由は石田将也の学級裁判です。上述でご紹介した通り、石田将也はアニメ映画聲の形の作中で不快に感じるほどのいじめを西宮硝子に行います。しかし西宮硝子の補聴器が何度も故障したり紛失したりするため、学校で学級裁判が行われることになりました。すると度々西宮硝子にひどいいじめを行っていた石田将也はその犯人として学級裁判で吊るし上げられてしまいます。

学級裁判で犯人として吊し上げられた石田将也はかつて西宮硝子をいじめていたクラスメイト達から逆にいじめられるようになります。これにより石田将也のクラスカーストは最下位に転落してしまいました。そして孤立した石田将也は自分の罪を受け入れ、人間不信になります。確かにいじめられた石田将也は因果応報です。しかし学級裁判で石田将也だけが集中砲火を浴びるのは、ひどいや嫌い、気持ち悪いといわれて仕方ありません。

理由③石田をいじめたクラスメイト

3つ目に挙げられるひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といわれる理由は石田将也をいじめたクラスメイトの存在です。学級裁判の後、石田将也をいじめたクラスメイトは西宮硝子をいじめていた子供達です。しかしクラスメイト達は西宮硝子に謝罪せず、何の罪も背負わないまま石田将也にひどいいじめを行うようになりました。この平気な顔で石田将也をいじめるクラスメイトは数多くのアニメ映画聲の形の視聴者に不快感を与えました。

理由④西宮硝子のキャラ

4つ目に挙げられるひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といわれる理由は西宮硝子の人物像です。アニメ映画聲の形に登場する先天性聴覚障害を患った西宮硝子は非常にかわいいキャラクターであり、ヒロインに値する存在となっています。しかし西宮硝子は自身にひどいいじめをした石田将也と和解し、恋愛感情を抱くという訳の分からない行動を取ります。この内面が美化されすぎた西宮硝子はあまり女性視聴者に受け入れられていません。

理由⑤いじめ加害者が救われる展開

5つ目に挙げられるひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といわれる理由は石田将也のその後です。石田将也は好奇心だけで西宮硝子をいじめ、彼女を深く傷付けてしまいます。しかしアニメ映画聲の形は石田将也と西宮硝子が結ばれる結末を迎えます。確かに罰を受けたものの、石田将也が行った行為は本来許されないものです。この本来許されない石田将也が救われる結末はあまりアニメ映画聲の形視聴者から高く評価されませんでした。

理由⑥感動ポルノ

6つ目に挙げられるひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といわれる理由は西宮硝子の扱いです。確かに石田将也は西宮硝子を過度にいじめるクズなキャラクターです。しかし周囲のいじめっ子達がそれを上回るクズであり、石田将也はかなりマシな主人公に見えてしまっています。さらに自責の念で壊れてしまった石田将也は先天性聴覚障害を患った西宮硝子と心を通じ合うことで、最終的に救われます。

一方西宮硝子は自身をいじめた石田将也を慰めるような立ち位置にずっといます。そのため障害を患った西宮硝子はまるで石田将也を慰める道具のような扱いを受けています。このことからアニメ映画聲の形は石田将也を救済する感動ポルノ作品と見られて仕方ありません。このアニメ映画聲の形の感動ポルノなストーリー構成は一部の視聴者や原作漫画版の読者から悪趣味で胸くそ悪いと断じられています。

理由⑦当初は日本語字幕が付いていなかった

7つ目に挙げられるひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といわれる理由は日本語字幕です。アニメ映画聲の形は先天性聴覚障害をテーマにした作品です。しかし公開された当初、アニメ映画聲の形に日本語字幕が付いていませんでした。そのため公開当初は日本語字幕が無いのはおかしいといった感想が多く寄せられることになりました。その2週間後、覚障害の方からの声もあってアニメ映画聲の形は日本語字幕付きで上映されました。

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聲の形の登場人物とアニメ映画の声優一覧

石田将也役/入野自由

アニメ映画聲の形は京都アニメーションがかなり力を入れて制作した作品となっているので、数多くの有名声優が出演しています。ではここからはアニメ映画聲の形に出演している声優をまとめてご紹介していきます。まずアニメ映画聲の形で主人公の石田将也を演じたのは入野自由です。石田将也を演じた入野自由とは元々1991年に劇団俳優としてデビューした男性声優であり、2021年3月現在ジャンクションに所属して活動しています。

入野自由は1995年にアニメ「逮捕しちゃうぞ」のショウを演じて声優デビューを飾り、2001年のアニメ映画「千と千尋の神隠し」でハク役に抜擢されたことで一躍ブレイクしました。そんな入野自由は若い男性キャラクターを多く演じていることで知られている声優であり、これまで「機動戦士ガンダム00」の沙慈・クロスロードや「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のじんたんこと宿海仁太などを演じています。

西宮硝子役/早見沙織

アニメ映画聲の形でメインヒロインの西宮硝子を演じたのは早見沙織です。西宮硝子を演じた早見沙織とは2007年にデビューしたアイムエンタープライズ所属の大人気女性声優であり、「そらのおとしものシリーズ」のイカロス役や「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。シリーズ」の雪ノ下雪乃役で知られています。また早見沙織は声優の他に、2015年から歌手として音楽活動を行っていることでも有名となっています。

西宮結弦役/悠木碧

アニメ映画聲の形で西宮硝子の妹・西宮結弦を演じたのは悠木碧です。西宮結弦を演じた悠木碧とは女優や歌手など幅広く活動しているプロ・フィット所属の大人気女性声優です。悠木碧は子役として芸能界に入り、2003年に声優デビューを飾りました。そんな悠木碧は独特なイントネーションが特徴の声質を活かし、これまで「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどかや「炎炎ノ消防隊シリーズ」の環古達などを演じています。

永束友宏役/小野賢章

アニメ映画聲の形で石田将也の高校のクラスメイト・永束友宏を演じたのは小野賢章です。永束友宏を演じた小野賢章とは2001年にデビューした男性声優であり、2021年3月現在アニモプロデュースに所属しながら俳優や歌手としても活動しています。そんな小野賢章はハリー・ポッターの吹き替えでブレイクし、これまで「黒子のバスケシリーズ」の黒子テツヤや「ジョジョの奇妙な冒険黄金の嵐」のジョルノなどを演じています。

植野直花役/金子有希

アニメ映画聲の形で石田将也の小学時代のクラスメイト・植野直花を演じたのは金子有希です。植野直花を演じた金子有希とは2010年にデビューした女性声優であり、2021年3月現在青二プロダクションに所属しながら活動しています。金子有希は声を出すのが好きだから声優を目指したと語っており、これまで「たまこまーけっと」の常磐みどりや「アイドルマスターシリーズ」の高森藍子などを演じています。

佐原みよこ役/石川由依

アニメ映画聲の形でそばかすが特徴の女の子・佐原みよこを演じたのは石川由依です。佐原みよこを演じた石川由依とは2002年にデビューした女性声優であり、2021年3月現在mitt managementに所属して活動しています。石川由依は子役として芸能界に入り、2013年のアニメ「進撃の巨人」のミカサ役でブレイク後、「アズールレーン」のエンタープライズや「アイカツ!シリーズ」の新条ひなきといった人気キャラを多数演じています。

真柴智役/豊永利行

アニメ映画聲の形で石田将也の高校のクラスメイト・真柴智を演じたのは豊永利行です。真柴智を演じた豊永利行とは1995年に舞台俳優としてデビューしたスーパーエキセントリックシアター所属の男性声優です。舞台俳優として芸能界に入った豊永利行は2002年に声優デビューを飾り、これまで「デュラララ!!シリーズ」の竜ヶ峰帝人や「東京喰種シリーズ」の永近英良などを演じています。

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聲の形のアニメ映画の面白い魅力

面白い魅力①印象的なストーリー

確かにアニメ映画聲の形はひどい・嫌いや気持ち悪い、不快といった感想が多く寄せられている作品です。しかしアニメ映画聲の形は高い人気を博しており、数々の映画賞を受賞しています。ではここからは数々の賞を受賞したアニメ映画聲の形の面白い魅力についてご紹介していきます。まず最初に挙げられるアニメ映画聲の形の面白い魅力は印象的なストーリーです。

アニメ映画聲の形は先天性聴覚障害者への差別やいじめなどを一切隠さず、リアルに描いたストーリーが特徴の作品となっています。また差別やいじめを通し、主人公の石田将也やヒロインの西宮硝子の苦悩を余すところなく描いています。この非常に印象的なストーリーはアニメ映画聲の形が高く評価されている大きな理由となっています。

面白い魅力②京アニ制作の美しい作画

上述でご紹介した通り、アニメ映画聲の形を制作したのは京都アニメーションです。京都アニメーションは「けいおん!」や「中二病でも恋がしたい!」などを制作している会社であり、非常に作画が美しいことで知られています。そんな京都アニメーションが制作したアニメ映画聲の形は最初から最後まで非常に美しい絵が描かれています。もしアニメ映画聲の形が美しい作画で無ければ、数々の賞を受賞することは無かったでしょう。

面白い魅力③原作との違い

アニメ映画聲の形はどうしても原作となった漫画と少し違いがあります。例えば原作で植野直花から関係が友達ごっこと言われて不安になった石田将也は西宮硝子に電話をし、ポニーテール姿の彼女から告白を受けます。しかし映画版では植野直花と石田将也の会話から西宮硝子が告白するといったシーンに変更されています。このように、アニメ映画聲の形は原作と違う面白さを味わえる作品に仕上がっています。

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聲の形に関する感想や評価

アニメ映画聲の形に関する感想・評価では泣けるし面白いといった感想・評価が多く寄せられていました。アニメ映画聲の形は先天性聴覚障害を抱える少女の悩みや逆にいじめを受けて孤独になった少年の気持ちなどが非常にリアルに描かれた作品となっており、数々の世界的映画賞を受賞しています。そのためアニメ映画聲の形は原作漫画と同じく非常に高い人気を博しています。

アニメ映画聲の形に関する感想・評価では嫌いといった感想・評価も多く寄せられていました。アニメ映画聲の形は確かに高く評価されている人気作品なのですが、ヒロインの人物像や感動ポルノなストーリー構成から万人に受け入れられていません。なので一部の映画視聴者からはひどい・嫌いや気持ち悪い、不快と評価されています。

アニメ映画聲の形に関する感想では原作より映画の方が面白いといった感想も多く見受けられました。アニメ映画の原作となった漫画聲の形は映画よりも描写が細かく、メンタルが強く無いと気分を害してしまう可能性があります。これが理由となって聲の形シリーズは漫画よりもアニメ映画の方が高い人気を博しています。

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聲の形がひどい・嫌いという感想まとめ

本記事ではアニメ映画聲の形についてひどい・嫌いや気持ち悪い、不快と評価されている理由をご紹介しました。アニメ映画聲の形はストーリーの構成や障害を抱えるヒロインの扱いなどが理由となって批判的な声が多く浮上しています。しかし映画のレベルは世界中で認められており、数々の映画賞を受賞しています。もしご興味ある方は是非本記事をご参考にして頂き、一度アニメ映画聲の形をチェックしてみて下さい。

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