【聲の形】西宮硝子の補聴器が片方になった理由は？耳から血が出たシーンも考察

『聲の形』のメインキャラクターとして登場する一人が、西宮硝子です。そんな西宮硝子は、『聲の形』の題材ともなる難聴を抱えているキャラクターであるようですが、具体的とは一体どんなキャラクターなのでしょうか？まずは、西宮硝子が登場する『聲の形』の作品情報や、西宮硝子のプロフィールについてチェックしてみましょう。

『聲の形』は、オリジナル版が別冊少年マガジン2011年2月号、リメイク版が週刊少年マガジン2013年12号、週刊連載版が講談社コミックスマガジン2013年36号・37合併号〜2014年51号にかけて連載された、大今良時による漫画作品です。

全日本ろうあ連盟監修のもと道徳教材化され2015年に30分の実写DVD化されたり、2016年9月にはアニメーション映画が公開されました。そんな『聲の形』は2015年版『このマンガがすごい！』オトコ編で第1位、『マンガ大賞2015』で第3位、『第19回手塚治虫文化賞新生賞』を受賞するなど、幅広い世代に注目されています。映画版が公開された2016年9月時点で累計発行部数300万部を記録しています。

高校生の少年・石田将也は、自分が過去に犯してしまった罪から、一人の少女の行方をずっと捜し続けていた。その少女というのが、石田将也が小学生時代にいじめていた聴覚障害者の少女・西宮硝子です。しかしある時をきっかけにいじめっ子だった石田将也がいじめられっ子になってしまい自殺を決意します。自殺をする前に石田将也は自分が犯した『罪』の贖罪をしようと決意します。

西宮硝子は、『聲の形』の主人公である石田将也とは別に、もう一人の主人公として描かれています。そんな西宮硝子は先天性聴覚障害を持っており、補聴器をつけても会話はほとんど聞き取れないほど障害の程度は重く、発話も不完全で他者には内容が聞き取りづらいようです。先天性聴覚障害ですが、聴覚障害が発覚したのは西宮硝子が3歳の時であり、父親は西宮硝子の障害を知ると責任を母親になすりつけて離婚しました。

聴覚障害である西宮硝子は幼い頃からコミュニケーションでの失敗経験を繰り返したため、他人と意見をぶつけあうことが苦手でした。しかし水門小への転校と同時に、筆談でのコミュニケーションを試みるようになり、新しいコミュニケーションを模索するようになりました。そんな西宮硝子は祖母・母親・妹との4人暮らしであり、将来は理容師になることを志して高校卒業後は上京して進学しました。

『聲の形』に登場する西宮硝子は、補聴器を両耳につけている重度の聴覚障害者でした。しかし、ある時を境に、西宮硝子が使用する補聴器は片方になってしまいました。『聲の形』に登場する西宮硝子の補聴器が片耳になった理由は一体なぜだったのでしょうか？お次は、『聲の形』・西宮硝子の補聴器が片方になった理由をネタバレ考察してみましょう。

『聲の形』・西宮硝子の補聴器が片方になった理由をネタバレ考察1つめは、『西宮硝子はいつまで両耳に補聴器をしていた？』です。『聲の形』に登場する西宮硝子はいつまで両耳に補聴器をしていたのかについてですが、結論からネタバレすると、高校生の途中までは両耳に補聴器を使用していました。

小学生や中学生という思春期の多感な時期に、補聴器を両耳に使用することは西宮硝子にとってもあまり気持ちの良いものではなかったようで、髪の毛を伸ばして補聴器をつけている耳を隠していました。しかし、高校の途中からは片耳しか補聴器を使用しないようになりました。

『聲の形』・西宮硝子の補聴器が片方になった理由をネタバレ考察2つめは、『病院で医者から何かを告げられるシーン』です。『聲の形』・西宮硝子は、聴覚障害が原因で、これまでもいじめを受けてきたり、他者とのコミュニケーションがうまくいかずに転校したりすることを繰り返していました。

そんな生活を送っていた西宮硝子ですが、高校生の頃に病院で医者から何かを告げられるシーンが描かれました。ネタバレすると、このシーンでは『聲の形』・西宮硝子の祖母が医者から何かを告げられ、絶望した表情を見せていました。

『聲の形』・西宮硝子の補聴器が片方になった理由をネタバレ考察3つめは、『西宮硝子が右耳に「手を近づけては離す」という動作』です。医者から何かを告げられ、絶望した表情を見せていた西宮硝子の祖母でしたが、その理由は何だったのか気になるところです。その日の夜、帰宅後、西宮硝子の妹・結弦は、西宮硝子が片耳の補聴器を外して、右耳に「手を近づけては離す」という動作を繰り返していることを目撃しました。

『聲の形』・西宮硝子の補聴器が片方になった理由をネタバレ考察4つめは、『西宮硝子が耳にする補聴器は1つだけになる』です。病院で医者から何かを告げられた翌日、『聲の形』に登場する西宮硝子が耳にする補聴器は1つだけになりました。このことから、これまで両方の耳に補聴器を使用していた西宮硝子が片方しか補聴器を使用しなくなったことがわかります。

これらが意味することとして考察できるのは、西宮硝子の聴力が片方だけ、完全に無くなってしまったということです。聴覚障害者である西宮硝子はこれまで両耳に補聴器を使用していました。しかし、そんな西宮硝子の聴力が回復する前兆はこれまでにも無かったので、『聲の形』に登場する西宮硝子が耳にする補聴器は1つだけになったということは、片耳が完全に聞こえなくなったことが意味されます。

前述したように、『聲の形』・西宮硝子は補聴器をつけている聴覚障害者です。そんな西宮硝子の片耳から血が出たシーンがあるようで、一体なぜ、西宮硝子の片耳から血が出たのか、その理由に注目が集まっているようです。また、石田将也の母も右耳から血が出ていたようですが、理由は何だったのでしょうか？お次は、『聲の形』・西宮硝子の片耳から血が出た理由や石田の母の傷の理由をネタバレ考察をチェックしてみましょう。

『聲の形』・西宮硝子の片耳から血が出た理由や石田の母の傷の理由をネタバレ考察4つめは、『西宮硝子の補聴器を抜いた時片耳から血が出た理由』です。まず、西宮硝子の補聴器を抜いた時片耳から血が出た理由についてですが、始まりは、石田将也が西宮硝子の補聴器を無理やり抜いて、耳から流血させたことです。石田将也は聴覚障害を持つ転校生・西宮硝子をからかい、その行動は次第にエスカレートしていきました。

ヒートアップしていった嫌がらせで、ある時石田将也たちは西宮硝子の補聴器を強引に取り上げました。その際、無理矢理西宮硝子の補聴器を抜いたことで、西宮硝子は片耳から血が出てしまいました。西宮硝子の耳から流れ出た血は、肘まで垂れて地面にポタリと落ちるほど酷いものでした。血が出た理由は、石田将也が西宮硝子の補聴器を無理矢理外してしまったことで、内耳を傷つけてしまったためです。

『聲の形』・西宮硝子の片耳から血が出た理由や石田の母の傷の理由をネタバレ考察2つめは、『石田の母の傷の理由』です。結論からお話しすると、石田将也の母も、西宮硝子と同じように、右耳から血が出ているシーンがありました。この理由は、西宮硝子の母親との話し合いが関係しているようでした。西宮硝子に対するいじめがヒートアップしていき、ついに西宮硝子の親から学校にクレームが入りました。

ある時、石田将也のクラスに校長先生が訪れ、校長先生は西宮硝子が転校してきてからわずか5か月で補聴器が8個紛失・故障したことから、西宮硝子がいじめられているのではないかという話をクラスメイトたちにします。そして、今まで壊されてきた補聴器の被害総額は170万円とのことでした。

この事実を重く受け止めた担任・竹内先生は石田将也に圧力をかけ、一緒になっていじめていた友達もすべての責任を石田将也に擦りつけました。このことから、石田将也の母は補聴器弁償の170万円を持って、すぐに西宮親子の元へ謝罪に向かいました。石田将也の母は子供を介さず、西宮硝子の母と大人2人だけで話し合いをしました。西宮硝子の母と話し合いを終えた石田将也の母が戻ってくると、ある変化に気づきました。

その変化とは、石田将也の母の右耳から血が出ていたことです。石田将也の母は話し合いに行く前まで、耳にピアスをしていたのですが、そのピアスがなくなって右耳から血が出ていました。公式ファンブックによると、石田将也の母の傷の理由は、石田将也の母が自らピアスを引きちぎったことからでした。石田将也の母は、息子がしてしまった過ちや被害者である西宮硝子と同じ痛みを感じて償おうとしたようです。

『聲の形』・西宮硝子の片耳から血が出た理由のネタバレや石田将也の母の傷の理由についてネタバレチェックできたところで、次に気になるのが、『聲の形』・西宮硝子のアニメ声優についてです。2016年9月にはアニメーション映画が公開された『聲の形』ですが、西宮硝子の声優を務めたのは一体どんな方だったのでしょうか？お次は、『聲の形』・西宮硝子の声優を務めた方のプロフィールや主な出演作品をネタバレチェックしてみましょう。

『聲の形』・西宮硝子のアニメ声優を務めた早見沙織は、東京都出身・1991年5月29日生まれのアイムエンタープライズ所属の声優・歌手です。2006年3月にアイムエンタープライズのオーディションを受けて採用されました。Wikipediaのプロフィールによると、早見沙織の初仕事は『こはるびより』のドラマCDで、その後2007年にテレビアニメ『桃華月憚』の川壁桃花役でアニメデビューを果たしました。

『聲の形』・西宮硝子のアニメ声優を務めた早見沙織の主な出演作品や演じたキャラクターは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の新垣あやせや、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の鶴見知利子（つるこ）、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の高垣楓、『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ、『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャーなどが挙げられます。

『聲の形』に登場する西宮硝子といえば、補聴器を使用しているキャラクターとして作中に登場しました。そんな『聲の形』・西宮硝子の補聴器に対して、世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『聲の形』・西宮硝子の補聴器に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『聲の形』・西宮硝子が可愛すぎる故なのか、読者の中には、西宮硝子の補聴器になりたいという発言をしてしまうほど、・西宮硝子に対する感情を爆発させている方もいました。・西宮硝子といえば、補聴器が体の一部ですから、そんな一部になりたいと感じる方も少なくないようでした。

『聲の形』で描かれている西宮硝子に対するいじめはかなり悪質なもので、西宮硝子に対するいじめはヒートアップしていき、補聴器は8個紛失・故障してその被害額は170万円にもなるものでした。そんな悪質さにニュースになるレベルの残酷さだと感じる読者もいました。

『聲の形』では、西宮硝子が補聴器をつけています。しかし、眼鏡をかけている人の数はたくさんいますが、補聴器をつけている人の数は圧倒的に少ないため、『聲の形』を視聴したことによって、補聴器が高額だと初めて知った方もいました。西宮硝子のように補聴器がなければ生活がままならない聴覚障害者もたくさんいるので、壊したり紛失することは絶対にしちゃいけないと改めて感じさせられた読者や視聴者も少なくないようでした。

『聲の形』・西宮硝子の補聴器についてのまとめを今回はご紹介しました。『聲の形』に登場する西宮硝子は、は先天性聴覚障害を持っており、補聴器をつけても会話はほとんど聞き取れないほど障害の程度は重いようでした。そんな西宮硝子は両耳に補聴器を使用していましたが、高校生の途中から片耳にしか補聴器を使用しないようになりました。

これは、西宮硝子の片耳が完全に機能しなくなり、片耳が完全に聞こえなくなってしまったことが予想されます。そんな辛い病気を抱えながらも、前向きに生きていこうとする『聲の形』・西宮硝子の姿に心動かされる方は非常にたくさんいらっしゃるので、気になる方はぜひ『聲の形』にて西宮硝子の魅力をチェックしてみてください。