【ヒロアカ】トガヒミコはなぜ人気？かわいい魅力・性格や名シーンを紹介

『僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）』には、正義の味方であるヒーローと、ヒーローと敵対する敵（ヴィラン）が登場します。トガヒミコ（トガちゃん）は、ヴィランの1人です。彼女は主人公たちを苦しめる敵キャラでありながら、なぜかファンの間で絶大な人気を誇っています。

ここでは、「ヒロアカ」に登場するトガヒミコの個性や名言、かわいい魅力について紹介していき、トガヒミコがなぜ人気なのかに迫っていきます。トガヒミコについて詳しく見ていく前に、まずは「ヒロアカ」の基本情報を押さえておきましょう。

『僕のヒーローアカデミア』は、2014年7月より『週刊少年ジャンプ』で連載されている漫画作品。作者は堀越耕平で、略称は「ヒロアカ」です。2016年4月にテレビアニメ化され、2023年6月時点で第6期までが放送されています。テレビアニメ化だけでなく、劇場映画化やゲーム化など、様々なメディアミックスが展開されています。

物語の舞台となるのは、世界総人口の約8割が「個性」と呼ばれる超常能力を持って生まれるようになった世界。主人公の緑谷出久は、個性を使って人を救う「ヒーロー」に憧れていますが、自身は超常能力を持たない「無個性」の人間でした。その緑谷出久が、平和の象徴と謳われるヒーロー・オールマイトと出会ったことをきっかけに、物語が動き始めます。

トガヒミコ（トガちゃん）は、ヴィラン連合に所属するヴィランの1人です。本名は渡我被身子です。年齢は17歳で、誕生日は8月7日、身長は157cmです。トガヒミコは"ヒーロー殺し"のステインに憧れており、彼がいた組織であるということでヴィラン連合に加入しました。

外見はどこにでもいるような普通の今どき女子高生ですが、実は他人の血液に対して強い執着を持つという、猟奇的思考の持ち主です。ツインのお団子ヘアと、口元から覗く犬歯、黄色い瞳と縦長の瞳孔が特徴的です。

「ヒロアカ」に登場するトガヒミコ（トガちゃん）の個性は「変身」です。「変身」はその名の通り、対象の姿に変身できる個性。変身するためには、変身したい相手の血液が必要です。血液の量が変身のエネルギーとなるため、摂取量が多ければ多いほど変身の持続時間が長くなります。

コップ1杯分の血液で、大体1日は保つようです。当初、トガヒミコの「変身」は、対象の姿になるだけの個性でした。しかし覚醒後は、変身した対象の個性が使えるようになり、チートとも言える力を手に入れています。

ここでは、なぜトガヒミコ（トガちゃん）の死亡説が流れたのかについて紹介していきます。トガヒミコは「異能解放軍」の幹部であるキュリオスと遭遇し、彼女から攻撃と取材を受けます。

キュリオスの個性は「地雷」という、触れたものを起爆装置に変えるものでした。キュリオスと戦闘になったトガヒミコは、キュリオスの個性によって重傷を負ってしまいます。この出来事がきっかけで、トガヒミコ死亡説が広まることになりました。

最初に紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、かわいい表情です。トガヒミコは狂気的な殺人鬼ですが、浮かべる表情は無邪気で人懐っこさを感じさせるものです。彼女の浮かべる無邪気な笑顔がかわいいと、多くのファンの間で話題になりました。異常性とかわいい表情のギャップが、多くの人の心を掴んでいるようです。

続いて紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、かわいそうな過去です。何かに憧れを抱いたり、好意を抱いたり、執着心を抱くのは、人間として普通のことです。トガヒミコも多くの人と同じように、幼少期からそれらの感情を抱いていたのですが、彼女の場合、その方向性が異常でした。トガヒミコは幼少期より血に強い関心を抱いており、血だらけの生き物に対して好意的な感情を抱く少女だったのです。

この異常さを、彼女の両親は受け入れませんでした。トガヒミコは自身の異常さを隠し、物わかりの良い普通の子どもとして生きていこうと努力します。しかし、生まれ持った衝動を抑え続けることはできませんでした。トガヒミコは好意を抱いたクラスメイトを傷つけ、その人物の血を吸うという事件を起こし、犯罪者として追われることになります。

続いて紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、スタイルが良いという点です。トガヒミコの個性「変身」は、外見だけでなく声や服装も変えられます。服装も変わるため、個性を使う際は裸になる必要があるのですが、これによってトガヒミコのスタイルがかなり良いことが確認できます。トガヒミコのスタイルの良さにドキドキした人は少なくないようです。

続いて紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、自分の意志を貫くところです。一度は自分を抑えて生きようと努力したトガヒミコですが、それは失敗に終わりました。現在のトガヒミコは、世の中の価値観に左右されず、自分の意志を貫いて行動しています。トガヒミコの意志の強さに心を掴まれたという人は少なくないようです。

続いて紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、危ない雰囲気です。トガヒミコはかわいらしくも危ない雰囲気を持ったキャラクターです。少しの振動で爆発してしまう爆弾のような空気を纏っており、その不穏さを彼女の魅力と捉えているファンは多いようです。

続いて紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、血を吸う姿です。血に執着するトガヒミコにとって、血を吸えるということは幸せであり快感です。その血が好意を抱いている人間の血であれば、より吸血行為による幸福感は増します。トガヒミコが恍惚とした表情で血を吸う姿はおぞましいですが、その姿に魅了されたという人間は少なくありませんでした。

最後に紹介するトガヒミコ（トガちゃん）が人気の理由は、惚れっぽい性格です。トガヒミコは惚れっぽい性格の少女です。ヴィラン連合に入った際は、ステインに好意を抱いていました。しかし後に負傷したデクを見て一目惚れし、彼を追いかけるようになります。

トガヒミコの好みは「血の香りがするボロボロの人」であるため、そのような人を見るとつい目がいってしまうようです。好みのタイプは不穏ですが、好意を抱く人物を前にして顔を赤らめる様子などはかわいらしく、ファンから非常に人気があります。

ヴィラン連合に所属するトガヒミコ（トガちゃん）は、同じくヴィラン連合に所属するトゥワイスと共に、死穢八斎會へ出向していました。トガヒミコは、とある少女を救出するため死穢八斎會の本拠地に乗り込んだヒーローの前に現れ、この名言を口にします。

トガヒミコは「極道」という存在がどのようなものなのか、よくわかっていません。表記がカタカナになっているのは、言葉の意味を理解していないためです。意味を理解していないにもかかわらず「時代遅れの天然記念物」と発言しているのは、仲間の受け売りです。最後に付け加えた「悪者なのです」と言い回しがかわいいと、ファンの間で好評でした。

雄英高校の生徒たちが林間合宿に参加したときのことです。なぜか合宿場所がヴィラン連合にバレており、雄英高校の生徒と教師たちはヴィラン連合による襲撃を受けました。襲撃に参加していたトガヒミコ（トガちゃん）はそこで、デクのクラスメイトである麗日お茶子に遭遇します。

お茶子に好きな人がいることを見抜いたトガヒミコは、お茶子に取り押さえられながらも恍惚とした表情で、一方的に恋バナを始めました。狂気的な場面ですが、うっとりと恋バナをするトガヒミコを見てかわいいと思ってしまったファンもいたようです。好きな人に近づきたいというのは普通の感情ですが、トガヒミコの場合はその感情が行き過ぎていることが、この名言からわかります。

死穢八斎會に、大勢のヒーローたちが踏み込みました。死穢八斎會へ出向していたトガヒミコ（トガちゃん）はそこで、デクと再会します。デクはヴィラン連合のトガヒミコが死穢八斎會にいることに驚愕しますが、一方のトガヒミコはデクとの再会に歓喜していました。想い人が自分のことを覚えていてくれたことに喜び、頬を赤らめるトガヒミコの姿がかわいいと感じたファンは一定数いたようです。

トガヒミコ（トガちゃん）とトゥワイスが死穢八斎會へ出向しているときのことです。ナイトアイの攻撃によって、トゥワイスのつけているマスクが破れました。二重人格であるトゥワイスは、マスクで顔を包むことで精神を安定させています。マスクをつけていないと、自分が分裂するような気持ちになって苦しむのです。

マスクが破れてしまったため、この時もトゥワイスは自分が裂けてしまうような苦しみと不安に苛まれていました。そこにトガヒミコが現れ、この名言を口にしながらトゥワイスの頭をハンカチで包ました。トガヒミコの中に、仲間を大切にする優しさがあることがわかる名言・名シーンです。

ヴィランとヒーローの全面戦争が起こった際のことです。トガヒミコ（トガちゃん）はヒーローに拘束されてしまいました。その彼女を救ったのが、トゥワイスです。実はこの時トゥワイスは、プロヒーロー・ホークスの攻撃を受けて、すでに息絶えていました。

トガヒミコを救ったトゥワイスは「二倍」の個性で作ったコピーです。命を落としながらも、最後の力で自分を守ってくれたトゥワイスを抱きしめ、トガヒミコはこの名言を口にしました。狂気も何もない、純粋な感謝の言葉に心を打たれたファンは少なくなかったようです。

トガヒミコ（トガちゃん）は雄英高校の林間合宿を襲撃した際、重傷を負ったデクと遭遇し、ボロボロになったその姿を見て一目惚れしました。以降、彼女はヒーローがいる現場では真っ先にデクの姿を探すようになります。トガヒミコにとっての愛情表現は、好きな人を傷つけ殺すことです。

そのため、デクのことも殺したいと思っていますが、敵意を持っているわけではありません。そのため、デクの危機察知能力もトガヒミコの攻撃には反応しないようです。デクにとって、トガヒミコは非常に戦いづらい相手だといえます。

トガヒミコ（トガちゃん）とお茶子はヴィランとヒーローであるため、敵対関係にあります。この2人の共通点は、どちらもデクに対して恋心を抱いている、という点です。同じ人に好意を抱いているということでライバルになりそうですが、逆にトガヒミコは同じ人に好意を抱いているお茶子に対して仲間意識のようなものを抱いていたようです。

トガヒミコ（トガちゃん）とトゥワイスは、ヴィラン連合に所属する仲間です。トゥワイスはトガヒミコに好意を抱いており、度々彼女に好意を示す言葉を投げかけていました。トガヒミコはそれらをスルーしていましたが、仲間としてはトゥワイスのことを好意的に見ていたようです。

トガヒミコ（トガちゃん）は、自分らしくいることができるヴィラン連合に居心地の良さを感じており、仲間たちに対しても好意的な気持ちを抱いています。ヴィラン連合のリーダーである死柄木に対しても同様で、好意的に接しています。

トガヒミコ（トガちゃん）と荼毘はヴィラン連合の仲間です。荼毘はトガヒミコのことを「イカレ女」と呼んでおり、特別仲が良いという間柄ではありませんでした。しかし荼毘は、トガヒミコを否定する彼女の生家を自らの炎で燃やし、彼女が前に進む手助けとも受け取れる行動を取っています。このことから、過度の馴れ合いはしないが仲間意識はある関係であることが窺えます。

元々、トガヒミコ（トガちゃん）は血だらけで戦うステインに対して強い憧れの気持ちを抱いていました。ヴィラン連合に入ったのも、ステインの存在があったためです。トガヒミコはステインのことを「ステ様」と呼んでおり、ステインを殺してステインのようになりたいと考えていました。

アニメ『僕のヒーローアカデミア（ヒロアカ）』でトガヒミコ（トガちゃん）の声を担当したのは、声優・舞台女優の福圓美里です。福圓美里は1982年1月10日生まれ、東京都出身で、StarCrewに所属しています。15歳の時に声優の一般公募オーディションを受け、1998年に桜木美里の名前で声優デビューを果たしました。福圓美里の名前でデビューしたのは、2000年のことです。

福圓美里の主な出演作品は『マシュマロ通信』（サンディ）、『流星のロックマン』（響ミソラ）、『ストライクウィッチーズ』（宮藤芳佳）、『To LOVEる-とらぶる-』（金色の闇、ティアーユ・ルナティーク）、『夜桜四重奏～ヨザクラカルテット～』（槍桜ヒメ）、『スマイルプリキュア！』（星空みゆき/キュアハッピー）、『美少女戦士セーラームーンCrystal』（ちびうさ/セーラーちびムーン）などです。

トガヒミコ（トガちゃん）に感情移入するファンのコメントです。トガヒミコは同じ「好き」を持つお茶子でも自分を理解してくれないことを悟り、世の中に「普通」ではない自分がいる場所はないと改めて確信しました。そのため全ての期待を捨て、ヴィランとしての覚悟を決めてヒーローとの戦いに身を投じます。トガヒミコの苦しみがわかる読者は、今更自分の思いを語りかけてくるヒーローサイドに違和感を抱いたようです。

トガヒミコ（トガちゃん）は世間一般の「普通」から弾かれてしまったために闇落ちしたキャラクターです。悲しい過去を持つ彼女が救われてほしいと願っているファンは、少なくないようでした。

トガヒミコ（トガちゃん）はお茶子と戦い、その中でお茶子から全てではありませんが、抱えている思いを肯定してもらいました。これまで周囲から否定され続けていたトガヒミコが肯定された姿を見て嬉しくなったというトガヒミコファンは多いようです。

ここでは「ヒロアカ」に登場するトガヒミコのかわいい魅力や名言・名シーンを紹介し、彼女がなぜ人気なのかについてチェックしてきました。トガヒミコは敵キャラですが、敵だからといって単純に嫌うことができない魅力を持ったキャラクターです。主人公たちヒーローサイドだけでなく、トガヒミコたちヴィランサイドがどのような結末を迎えるのかにも注目しましょう。