虫かぶり姫のキャラクター一覧！登場人物の相関図やアニメの声優キャストは？

「虫かぶり姫」は由唯先生によって、2015年9月～2022年1月にかけて「小説家になろう」で連載されていたライトノベルです。原作のイラスト担当は椎名咲月先生、単行本は7巻（2023年6月時点）まで発売されています。さらに、2018年からは喜久田ゆい先生によって、コミカライズ版も一迅社の「コミックZERO-SUM」にて連載されています。コミカライズ版の単行本は8巻（2023年6月時点）まで発売されています。

「虫かぶり姫」は上記のライトノベルを原作とし、テレビアニメ化も実現しています。テレビアニメ「虫かぶり姫」は2022年10月6日～12月22日にかけて、全12話がAT-Xなどで放送されていました。以下では「虫かぶり姫」の登場キャラや相関図をみていき、あらすじやアニメ声優キャストを一覧で紹介していきます。

エリアーナ・ベルンシュタインは、何よりも本が大好きなベルンシュタイン侯爵家の令嬢です。また、エリアーナはサウズリンド王国の王太子であるクリストファーの婚約者であり、親しい人々からは「エリィ」と呼ばれています。そして、本の虫から「虫かぶり姫」と呼ばれており、さらに「妖精姫」の愛称も持っています。また、エリアーナは地方の回覧板から古書まであらゆるジャンルの本を読んでいます。

その結果、エリアーナは18歳にして博識で、王国の様々な問題を解決する糸口をよく見つけています。また、非常に鈍感で天然な性格のエリアーナは、うわさ話や他人の感情に興味がないため、自身に対する周囲の称賛やクリストファーの恋心に気づきませんでした。しかし、男爵令嬢のアイリーンがクリストファーと親しくしている様子を見て、2人の仲を勘違いしたのがきっかけで、クリストファーに対する自身の恋心に気づきました。

クリストファー・セルカーク・アッシェラルドは、サウズリンド王国の王太子で、親しい人々からは「クリス」と呼ばれています。また、クリストファーは少年時代からエリアーナに恋心を抱いており、様々な策を講じて彼女の婚約者になりました。ただ、エリアーナからは婚約してからの4年間、形だけの婚約者だと思われていました。そして、男爵令嬢のアイリーンの騒動がきっかけで、晴れてエリアーナと本当の恋人同士となりました。

アレクセイ・シュトラッサ―は、クリストファーの右腕を務める公爵家の令息です。切れ長な目もとと黒髪が特徴的な人物で、誰に対しても冷淡なことから「氷の貴公子」と呼ばれています。そして、クリストファーとは従兄弟同士にあたり、彼の側近として公務を取り仕切っています。また、毒舌な彼は王太子の婚約者であるエリアーナにも容赦がなく、大量の荷物を運ぶように頼むことも多々あります。

グレン・アイゼナッハは、クリストファーの護衛を務める赤髪の騎士です。近衛騎士団に所属しており、その髪色から「赤髪の騎士」と呼ばれています。さらに、明るく人当たりの良い性格のため、王宮内で男女ともに人気のあり、クリストファーが心を許す友人の1人でもあります。ただ、鈍感で天然なエリアーナにもバレるほど感情を隠すのが苦手で、そのことでよく周囲にからかわれています。

テオドール・ウォーレン・アッシェラルドは、クリストファーの叔父で、クリストファーの父親である現国王の年の離れた弟です。金髪のオールバックに青い瞳が特徴的なキャラであり、独身のため、令嬢たちから高い人気を誇ります。また、テオドールは王宮書庫室の管理責任者を務めており、エリアーナとは本の話で語り合うことが多く、エリアーナを狙っているかのような言動でクリストファーを焦らせます。

アラン・フェレーラは表向きは宮廷楽師をしている、クリストファーの側近です。裏ではクリストファーの命令で諜報活動をしている彼の隠し駒であり、ゆるふわの金髪を1つに束ねています。当初はアイリーンの側にいたアランですが、それはクリストファーの命令によるもので、本当はアイリーンの側で情報収集をしていました。また、よくグレンをからかって楽しんでおり、エリアーナの新たな愛称である「妖精姫」を広めたのも彼です。

アーヴィン・オランザは、サウズリンド王国の隣国であるマルドゥラ国の第5王子です。母親がサウズリンド王国の出身であり、ある事情から頻繁にサウズリンド王国を訪れます。しかし、その度に事件に巻き込まれ、エリアーナたちと顔を合わせるようになります。また、エリアーナに好意を抱き、彼女に積極的にアプローチします。

アルフレッド・ベルンシュタインは、エリアーナの兄です。やや外ハネ気味の金髪が特徴的な人物で、親しい人々からは「フレッド」と呼ばれています。また「サウズリンドの頭脳」と呼ばれるベルンシュタイン家の令息として、宰相の補佐を務めており、妹のエリアーナを溺愛しています。

ジャンは、エリアーナが幼い頃から仕えている従者兼護衛です。いつも気だるげでエリアーナにも砕けた言葉遣いです。そして、天然な彼女に毎回ツッコミを入れています。また、細身で背が高く、毒舌なジャンですが、護衛としての腕は確かで、意外と甘い物好きという一面があります。

モーズリ男爵（右の画像の男性）はエリアーナたちが市場で出会ったロマの少年、ルネやパオロにベルンシュタインの名を騙って本を盗むように命令した貴族です。外巻きヘアに口ひげが特徴的な男性で、ロマの民を蔑んでいます。エリアーナの地位を利用し、新たに開発された武器をサウズリンド王国にもたらそうと企んでいました。

アイリーン・パルカスはパルカス子爵の娘です。社交的な性格に明るい茶髪を持つ美少女で、後宮に行儀見習いに来ていました。そして、クリストファーの婚約者としてエリアーナはふさわしくないと考え、その座を奪おうとします。さらに、宮廷内でエリアーナから嫌がらせを受けたという嘘を流し、エリアーナを陥れようとしましたが、逆に父親であるパルカス子爵の悪事が暴かれてしまいました。

ルネ（左上の画像のクリストファーに抱きかかえられている少年）は、白い肌に青い瞳を持つロマの少年です。ベルンシュタインの名を騙るモーズリ男爵の命令で、仲間のパオロと共に市場で本を盗みました。病気の母親を抱える彼は、命令を聞けば母親を病院に連れていってやるとモーズリ男爵に言われたのです。そして、本を盗みに訪れた市場でエリアーナたちに出会いました。

また、母親から父親は青い瞳をした騎士だと聞かされていたルネは、同じ青い瞳を持つクリストファーのことを父親だと勘違いします。そして、クリストファーのことを「パパ」と呼んで慕っています。

パオロ（画像中の赤い服を着た少年）は、ルネの兄貴分のロマの少年です。ベルンシュタインの名を騙るモーズリ男爵の命令で、ルネと共に市場で本を盗みました。貴族を嫌っていたパオロですが、エリアーナには他の貴族とは違う親近感を覚え、心を開いています。

パルカス子爵はアイリーン・パルカスの父親で、本家筋のカスール伯爵家に恨みを持っています。そのため、国宝の贋作がカスール伯爵家から、王家に献上されるように計画を立てました。しかし、エリアーナに贋作であることを見抜かれ、本家に恥をかかせる作戦が失敗に終わってしまい、エリアーナを恨んでいます。

ニコラ・レッツィ（左上の画像の白ひげの老人）は、放浪する学識者の集団の長で「シスルの星」と呼ばれる賢者の1人です。頭に羽の付いたターバンを巻いており、大人気の教材資料の著者でもあります。また、サウズリンド王国の国民が幼い頃から呼んでいる「星の旅人」という童話は、彼をはじめとしたシスルの星の人々が著作したものです。

さらに、シスルの星の人々は物語の内容に世相を反映しており、ときに為政者に対する批判も込められているそうです。また、クリストファーとは、彼が15歳の頃に市場で出会い、エリアーナへの初恋に悩む彼の恋愛相談に乗りました。次に「虫かぶり姫」のキャラの相関図やあらすじをみていきます。

ここまで「虫かぶり姫」の登場人物を一覧で紹介してきました。次に「虫かぶり姫」のキャラの相関図をみていき、あらすじを紹介していきます。

「虫かぶり姫」の相関図についてみていきます。まず、エリアーナの婚約者のクリストファーはサウズリンド王国の王太子です。クリストファーにとって、エリアーナは初恋の人であり、婚約者として溺愛していましたが、エリアーナはクリストファーのことを形だけの婚約者だと思っていました。しかし、アイリーンの出現がきっかけで、クリストファーとエリアーナは本当の恋人同士になります。

ここで、エリアーナとクリストファー、アイリーンの相関図について、アイリーンはパルカス子爵の娘で、エリアーナにとっては恋のライバルです。彼女はクリストファーに取り入り、エリアーナを陥れて婚約者の座を奪おうとしていました。一方、クリストファーもパルカス子爵の悪事の証拠を手に入れるため、アイリーンのアプローチを利用し、親しくなったフリをしていました。

しかし、クリストファーとアイリーンが親しくしている姿を目撃したエリアーナは、彼が自分との形だけの婚約関係を解消しようとしていると勘違いします。そして、それと同時にエリアーナは、自身のクリストファーへの恋心に気づきました。また、エリアーナの実家のベルンシュタイン家は、代々本が大好きな一族です。

そして、本で得た知識により博識なことから、王家から「サウズリンドの頭脳」として厚い信頼を寄せられている家系です。そのベルンシュタイン家でのエリアーナの相関図について、アルフレッドはエリアーナの兄です。そして、リリアはエリアーナの幼馴染の友人で、従姉妹同士でもあります。ジャンはエリアーナが幼い頃から彼女に仕えている従者兼護衛で、彼女のことを「お嬢」と呼んでいます。

さらにエリアーナの周辺の相関図について、アーヴィンはマルドゥラ国の第5王子で、母親はサウズリンド出身です。彼はエリアーナに好意を寄せており、エリアーナを妻として迎えたいとアプローチしてきます。また、アーヴィンはクリストファーにとっては恋のライバルで、政敵になり得る人物でもあります。

他にエリアーナの周辺の相関図をみていくと、パオロは市場で出会ったロマの少年で、ルネの兄貴分であり、エリアーナに親近感を抱いています。ルネは病気の母親を抱えるロマの少年で、同じ瞳の色を持つクリストファーを父親だと勘違いしました。また、モーズリ男爵はロマの子どもたちに本を盗ませていた貴族です。ベルンシュタインの名を騙り、本を蔑ろにするその振る舞いにエリアーナは軽蔑の眼差しを向けます。

また、クリストファーの周辺の相関図について、アレクセイはクリストファーの従兄で、彼の優秀な右腕です。側近としてクリストファーをいつも側で支え、周囲からはその冷淡さから氷の貴公子と呼ばれています。テオドールはクリストファーの叔父で、現国王であるクリストファーの父親の弟です。そして、独身であるため、令嬢たちから人気があります。また、クリストファーと仲良しで、エリアーナにとっては本の話ができる友人です。

他にクリストファーの周辺の相関図について、グレンはクリストファーの友人兼、護衛騎士であり、クリストファーにとって信頼できる友人です。アランもクリストファーの側近で、クリストファーの隠し駒です。表の顔は宮廷楽師ですが、裏ではクリストファーの命を受けて諜報活動を担っており、密かにエリアーナの護衛も務めていました。ニコラ・レッツィはクリストファーの相談相手で「シスルの星」と呼ばれる賢人の1人です。

読書が大好きな侯爵令嬢のエリアーナは、本の虫から「虫かぶり姫」と呼ばれていました。ある日、彼女は王太子のクリストファーから契約の婚約を提案されます。王宮図書館に出入りできる条件に惹かれた彼女は、クリストファーの形だけの婚約者になることを決意しました。4年後、彼や彼の周りの人々と友好関係を築いていたエリアーナでしたが、男爵令嬢のアイリーンの出現により、彼との関係に変化がみられるようになります。

ここまで「虫かぶり姫」の登場人物を一覧で紹介し、キャラの相関図やあらすじをみてきました。次に「虫かぶり姫」のアニメ声優キャストを一覧で紹介していきます。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、1人目のエリアーナ役の上田麗奈さんについてみていきます。上田麗奈さんの生年月日は1994年1月17日、出身地は富山県富山市で、声優デビューは2012年、所属事務所は81プロデュースです。代表作は「鬼滅の刃」栗花落カナヲ役、「アイドルマスター ミリオンライブ!」高坂海美役、「SSSS.GRIDMAN」新条アカネ役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、2人目のクリストファー役の木村良平さんについてみていきます。 木村良平さんの生年月日は1984年7月30日、出身地は東京都で、声優デビューは1996年、所属事務所は劇団ひまわりです。代表作は「黒子のバスケ」黄瀬涼太役、「銀の匙 Silver Spoon」八軒勇吾役、「ハイキュー!!」木兎光太郎役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、3人目のアレクセイ役の内山昂輝さんについてみていきます。 内山昂輝さんの生年月日は1990年8月16日、出身地は埼玉県で、声優デビューは2001年、所属事務所は劇団ひまわりです。代表作は「ハイキュー!!」月島蛍役、「HUNTER×HUNTER（第2作）」メルエム役、「機動戦士ガンダムUC」バナージ・リンクス役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、4人目のグレン役の内田雄馬さんについてみていきます。内田雄馬さんの生年月日は1992年9月21日、出身地は東京都で、声優デビューは2012年、所属事務所はインテンションです。代表作は「呪術廻戦」伏黒恵役、「あんさんぶるスターズ！」漣ジュン役、「BANANA FISH」アッシュ・リンクス役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、5人目のテオドール役の羽多野渉さんについてみていきます。羽多野渉さんの生年月日は1982年3月13日、出身地は長野県東筑摩郡朝日村で、声優デビューは2001年、所属事務所は81プロデュースです。代表作は「あんさんぶるスターズ！」乙狩アドニス役、「黒子のバスケ」実渕玲央役、「アイドリッシュセブン」八乙女楽役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、6人目のアラン役の佐藤元さんについてみていきます。佐藤元さんの生年月日は1997年3月22日、出身地は神奈川県で、所属事務所はアイムエンタープライズです。代表作は「Dr.STONE」クロム役、「弱キャラ友崎くん」友崎文也役、「灼熱カバディ」畦道相馬役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、7人目のアーヴィン役の阿座上洋平さんについてみていきます。阿座上洋平さんの生年月日は1991年8月7日、出身地は群馬県で、声優デビューは2011年、所属事務所は青二プロダクションです。代表作は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」グエル・ジェターク役、「それでも歩は寄せてくる」田中歩役、「あんさんぶるスターズ！！」天城燐音役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、8人目のアルフレッド役の島﨑信長さんについてみていきます。島﨑信長さんの生年月日は1988年12月6日、出身地は宮城県塩竈市で、声優デビューは2009年、所属事務所は青二プロダクションです。代表作は「ワールドトリガー」ヒュース役、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」ユージオ役、「ブルーロック」凪誠士郎役などです。

「虫かぶり姫」の登場人物のアニメ声優キャスト一覧、9人目のジャン役の八代拓さんについてみていきます。八代拓さんの生年月日は1993年1月6日、出身地は岩手県盛岡市で、声優デビューは2013年、所属事務所はヴィムスです。代表作は「アイカツスターズ!」結城すばる役、「アイドルマスター SideM」柏木翼役、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-（2023）」相楽左之助役などです。

お人形さんのような可愛らしい見た目のエリアーナが時折見せる、かっこいい芯の強いところに憧れるという感想となっています。

策士でかっこいいクリストファーが好きだという感想で、ふわふわした雰囲気のエリアーナも博識でかわいいと評価されています。

王太子のクリストファーや王弟のテオドール、異国の王子のアーヴィンや側近のアレクセイが推しキャラだという感想で、作品自体もイケメンが多く登場すると評価されています。

以上、人気作品「虫かぶり姫」の登場人物を一覧で紹介し、エリアーナやクリストファーなどの個性豊かで、可愛くてかっこいいと人気のキャラたちをみてきました。さらに「虫かぶり姫」の相関図やあらすじを紹介し、アニメ声優を務めた豪華キャストも一覧でみてきました。

そして、ファンによるキャラの感想や評価をみていき、エリアーナの可愛くて芯が強いところや、クリストファーの策士でかっこいいところなどが評価されていることが分かりました。