【チェンソーマン】マキマが不死身・死なない理由は？最後はマキマ定食で死亡？

「チェンソーマン」のマキマは、本作のメインキャラの一人で、謎が多くミステリアスな雰囲気を持った女性です。彼女は何度殺されても復活しており、「なぜ死なないのか？」とファンの中で話題になっています。本記事では、マキマが不死身である理由や、チェンソーマンとの関係などを徹底考察していきます。

マキマが登場するチェンソーマンは、藤本タツキ先生による日本の人気漫画です。週刊少年ジャンプにて、2019～2021年に第1部「公安編」が連載されました。2022年7月からは少年ジャンプ＋にて、第2部「学園編」が連載中です。

主人公のデンジが「チェンソーの悪魔」に変身する能力を得て活躍する、ダークヒーロー物語となっています。凶暴で過激な演出と衝撃的な展開が、王道のヒーロー像とは異なり面白いと、注目を集めている作品です。コミックスの既刊は14巻で、2023年4月時点では累計発行部数が、2400万部を突破しています。2022年10月からは待望のテレビアニメ化も放送開始され、瞬く間に人気を博しました。

主人公のデンジは、死亡した父親の多額借金を背負ったため、極貧生活を強いられていました。相棒のポチタと共にデビルハンターとなり、生計を立てます。ところが、仕事を斡旋していたヤクザに殺されてしまいました。デンジはポチタと契約を交わし、チェンソーの悪魔になる力を手に入れます。復活した彼は、マキマに公安のデビルハンターへスカウトされ、政府の組織「公安対魔特異課」に所属することになりました。

チェンソーマンのマキマはデンジの上司で、内閣官房長官直属のデビルハンターです。長い赤髪に黄色っぽい同心円状の瞳が特徴で、美人な上に抜群のスタイルを持っています。彼女に憧れる男性も多く、部下や同僚にも優しく接している様子です。勤務中は髪を一つの三つ編みにまとめており、プライベートでは下ろしたり一つ結びにしています。

普段は冷静で落ち着いた性格をしていますが、目的のためには残酷で手段を選ばない一面も見られます。リーダーとして仲間を指揮する立場であると同時に、彼女自身もデビルハンターとしての実力は非常に高いです。また、嗅覚が優れており、鼻が利くという能力を持っています。デンジに好きなタイプを尋ねられた際は、「デンジくんみたいな人」と答え、彼の心を弄んでいました。

マキマは部下からも慕われており、普通に優しい上司です。ただ、時おり何を考えているのか分からない、ミステリアスな雰囲気を持っています。彼女の存在そのものに威圧感を感じ、二重人格のようなところもあります。そんな彼女の正体は何なのでしょうか？世間では内閣官房長官直属のデビルハンターとして知られていますが、実は彼女の正体は「支配の悪魔」だったのです。

表向きでは優しく親しみやすいキャラクターを演じています。しかし、内心は人間のことを忠実で扱いやすく、おろかで傍観しているだけで面白いと思っているようです。支配の悪魔であるマキマは、真の目的を達成するために、デンジを仲間にして利用しています。したがって、彼女には表と裏があり、正義の味方のように振舞いながら、裏では非人道的な黒い野望を抱いているといえます。

マキマの持つ能力は、彼女自身が攻撃されれば「すべての適当な日本国民の病気や事故に変換される」というものです。つまり、彼女が死亡すれば、日本国民の誰かが病気か事故で命を落とすことになります。そして、マキマの死が誰かに変換されることで、彼女は何度も生き返ることができるのです。国民の誰かがマキマの身代わりとなり、彼女は死なないという恐ろしい能力になります。

また、自分より格下だと判断した相手を、自由に支配できて好きなように操れるのです。他にも、目の前の人物に対して他者の名前を言わせると、圧死させることもできます。この能力は距離が離れていても使用可能で、デンジの命を狙うヤクザを倒す際に発揮しました。対象者をただ見つめるだけで出血させたり、ネズミや鳥などを使って盗聴もできます。そのため、敵が作戦を企てても、すぐにバレてしまうのです。

支配の悪魔は、あらゆる生き物を支配できて、言葉で相手を下僕にできます。たとえ悪魔でも、マキマよりも力がなければ支配されて、彼女の身代わりとして戦いを強いられることもあるのです。マキマよりも格下の者であれば、悪魔や魔人でも思い通りに操れて、自分の配下にできる最強の能力になります。

チェンソーマンを手中に入れて操れるようになり、より良い世界を作ることが目的だと考察できます。彼女にとってのより良い世界を作ることは、世界を支配することです。そして、マキマがデンジに執着しているのは、彼が欲しいのではなく、チェンソーマンそのものといえるでしょう。

チェンソーマンの能力は、食べた悪魔の名前をこの世から完全に抹消させることです。チェンソーマンを支配できれば、飢餓や戦争などの悲惨なことが起きない世界になると、マキマは考えます。そして、そのような世界にすることが、彼女の最終的な目的のようです。

より良い世界を実現すれば、人々が恐怖を取り除いてほしいと願うようになり、マキマは神のような存在になるでしょう。アメリカの大統領が「最悪の平和」と言っていたように、マキマにとって都合の良い世界を作りたいのだと考察します。神のような存在となり人々を支配しようとするマキマを、デンジが阻止しようとするのです。

マキマはこれまで、さまざまな殺し方をされて何度も死亡しています。しかし、死亡したかと思うと一瞬で復活できるため、決して死なないのです。ここでは、彼女が不死身である理由や、何回死亡をしたことがあるのかなどを考察していきます。

決して死なないマキマは、これまでに50回以上は死亡したと思われました。しかし、すぐに生き返って、何事もなかったように復活します。世界中から命を狙われており、今度は助からないだろういう状況でも死なないのです。銃で打ち抜かれても、刃物で切り刻まれても、不死身であるため健在しています。

ちなみに、チェンソーマンとの戦いでは、26回殺されました。そして、ついに95話で支配の悪魔とチェンソーマンの戦いは、終焉を迎えます。彼女が約50回死なないでいれたのは、日本の誰かが彼女の身代わりとなって、死亡したという残酷な事実があるのです。

マキマの攻撃力は抜群で、人差し指を銃のように突き出すだけで、パワーを瞬殺しました。また、デンジを誘拐したサムライソードの仲間を、遠距離から瞬殺するなど殺傷力は脅威的です。優れた攻撃力が備わっている不死身のマキマですが、防御においては耐久力が弱いといわれています。

銃の悪魔から簡単に頭を撃ち抜かれたり、チェンソーマンには何度も切断されていました。このようなシーンからも、彼女の耐久力は強いほうではないと考察します。ただ、違う側面から見ると、死なないマキマには耐久力が必要なかったともいえるでしょう。どれだけ死亡しても、誰かが自分の身代わりになってくれるという理由があるためです。

あらゆる攻撃を受けてもマキマが死なないのは、どのような理由があるのでしょうか？実は彼女が内閣総理大臣と契約していることが、死なない理由なのです。バラバラに切り刻まれても首を切断されても、どんな殺し方をされても絶対に死なないという契約でした。

マキマが死亡すれば日本国民の命を変換して、彼女を復活させるというものです。そして、この契約さえも支配の悪魔の能力で、マキマが内閣総理大臣を操って、契約させたのだと考察できます。もしも、同等の立場での契約ならば、何かしらの条件や制約をマキマも要求されていたためです。

内閣総理大臣との契約内容から考察すると、マキマは国民が全滅しない限りは不死身です。彼女が死亡する回数分、日本国民が身代わりとして事故や病気で命を落とします。したがって、マキマが死から復活できなくなるのは、身代わりとなる国民が一人残らずいなくなるときです。日本国民が全滅するのは非現実的であるため、よほどの理由がない限り、彼女は死なないままなのでしょう。

いかなる殺し方をされても死なないマキマは、どのくらいの残機があるのでしょうか？彼女が復活できる回数は、日本国民の数と同等です。したがって、マキマの残機は、日本国民の人口である約1億2千万人分と考察できます。1億回以上も死亡することは不可能ですが、今後もマキマは目的を果たすために、手段を選ばずに戦い続けるのでしょう。

マキマはデンジを必要としているように見えますが、本当に欲しいのはチェンソーマンのみです。そのため、デンジの精神を破壊しズタズタにして自我を失くし、怪物並みのチェンソーマンにしようと目論みました。

その方法は残酷なものばかりで、部下の早川アキを銃の魔人にして、デンジと戦わせるように仕向けます。また、武器人間を使って襲撃させるなど、あらゆる手段でチェンソーマンを痛めつけました。チェンソーマンもマキマにダメージを与えるものの、支配の悪魔の能力を使い、部下を犠牲にして復活するのです。弱ったチェンソーマンに向かって「邪魔をするなら死んで」と言い放ち、心臓となっているポチタを引きずり出しました。

デンジに勝利したマキマはタバコをふかし、慣れないためか咳込みます。すると、死体の山からデンジが現れて、油断をしていたマキマにチェンソーで一撃を与えました。デンジはポチタと分離してから、ずっと息を潜めて様子を伺っていたのです。

マキマへ一撃を食らわせたデンジは、この程度の殺し方で彼女は死なないと考えます。そこで、完全に倒すためには、マキマを解体して食べるという決断をしたのです。先述の通り、チェンソーマンには食べた悪魔の存在を、消滅させる能力があります。マキマを食べれば彼女の存在が消滅し、復活できなくなるという理由からの思い付きです。

解体されたマキマは、デンジがさまざまな料理にして食べました。それらは、寿司やステーキ、肉まん、鍋などで、まさにマキマのフルコースです。デンジの思い付きで試みましたが、マキマは復活しなかったため、成功したといえるでしょう。ただ、その後に別の状態で復活はしているため、やはりマキマが不死身であることは事実です。

マキマの肉体は、デンジによって余すことなく食い尽くされます。どんなに酷いことをされても、デンジはマキマのことが好きでした。彼女を食べて罪を共に背負うことを決めた、彼にとって愛のある殺し方だったのです。その後、マキマが復活することはありませんでした。

すべてが終わったある日、デンジは岸辺に会いに行き、そこで少女と引き合わされます。すると、少女は思い切りデンジの指を噛みました。デンジは噛む力の強さで、その少女がマキマであることに気付きます。正確にいうと、マキマではなく、彼女が転生した支配の悪魔だったのです。

少女はナユタという名前で、前世であるマキマの記憶はまったくない様子です。ナユタを日本政府に預けると再びマキマのようになるという理由で、岸辺はデンジに預けようと考えます。デンジは断ろうとしますが、岸辺は返事も聞かずにナユタを置いていきました。デンジは支配の悪魔であるナユタを引き受けた形で、物語は第2部へ続きます。

最終的にはデンジに食べられて死亡したマキマですが、それまでに50回以上殺されても死なないで復活していました。さまざまな殺し方で襲撃されてもすぐに生き返るため、マキマは不死身だといわれていました。ここでは、彼女がどのような殺し方をされ復活してきたのか、死亡シーンをくわしく紹介していきます。

マキマの最初の死亡シーンは、会合のために京都へ向かっている新幹線の中です。ヤクザたちによる対魔特異4課襲撃で、銃で撃つという殺し方でした。頭と胸に銃弾が直撃して即死しましたが、次の瞬間に復活しています。ヤクザの親分サムライモードの祖父は、かつてデンジが所属している対魔特異4課に殺されました。祖父を殺された復讐をすることが、襲撃の理由だったのでしょう。

しかし、京都へ到着するまでに、復活したマキマによって襲撃者は全て殺されました。ヤクザたちは襲撃のために、銃の悪魔の一人である沢渡アカネと共謀して銃を入手したようです。多くのデビルハンターが命を落としましたが、のちに銃の悪魔は拘束されました。そして、沢渡アカネもマキマの支配下になったことが考察できます。

アメリカ大統領は、アメリカの国民1年分の寿命を対価に支配の悪魔を倒すことを、銃の悪魔に依頼しました。そして、来日した銃の悪魔は、日本人に対して無差別な殺し方をしながら猛威を振るいます。マキマは銃の悪魔を海岸で待ち受けて戦闘し、敵の能力で29回目の死亡に至りました。

ただ、わずか1秒で復活し複数の悪魔の能力を駆使して、最後は銃の悪魔に勝利します。マキマが海岸で待ち受けていたことから、アメリカ大統領の行動はすべて把握されていたのでしょう。アメリカ大統領さえも、彼女の手のひらの上で行動していたのだと考察できます。

岸辺はマキマと課が違いますが、同じ公安対魔特異4課に所属する公安のデビルハンターです。岸辺はマキマの真の正体に薄々気づいている様子で、彼女に対して不信感を持っていました。「お前はいったい何者なんだ」と発言していることも、理由の一つです。その後、彼はマキマが支配の悪魔だと知り、デンジと手を組んで彼女を倒そうとします。

岸辺は対マキマ対策部隊を率いて、彼女を何度か襲撃しました。最初は銃や爆弾を使った殺し方を試みますが、効果がないという理由で、地獄の悪魔の力を利用しようと考えます。しかし、チェンソーマンが地獄の悪魔を倒したため、マキマを完全に殺すことはできませんでした。

パワーを生かしておくと、デンジを支配する計画の邪魔になると感じたマキマは、彼女を殺しました。しかし、パワーは一度だけ復活できたのです。その理由は、過去に自身の血をデンジに吸わせたことがあったためです。パワーはデンジの中でポチタと契約することで、血の悪魔として蘇生しました。

復活したパワーは、デンジを守るためにマキマに戦いを挑み殺します。1対1でマキマと闘えるほどの強さがあるものの、ゾンビの能力により攻撃を妨げられました。結果的にはマキマに勝利できなかったものの、デンジを連れて逃げることに成功しています。パワーはデンジの命を救っただけでなく、生きる希望も与えたのです。

さまざまな殺し方をされては復活するマキマを、最も多く死亡させたのは誰でしょうか？それは、チェンソーの悪魔（ポチタ）でした。彼女は何度もチェンソーの悪魔を攻撃しては、返り討ちにあっています。マキマもどのようにしてチェンソーマンを倒せばよいか、試行錯誤している様子でした。

そして、チェンソーの悪魔をヒーローにすることで、人間から恐怖の念を失くして、弱体化させようと企みます。これまで多くの悪魔を食べてきたのにも関わらず、チェンソーの悪魔がマキマを食べなかった理由は明らかにされていません。何か深い理由があるのだと考察します。

チェンソーマンのマキマを担当したアニメ声優は、楠木ともりさんです。中学2年生の頃からアニメファンとなり、独学で勉強をして声優を目指しました。2017年に「エロマンガ先生」の女子中学生役で、声優デビューを果たします。2018年には「メルヘン・メドヘン」の鍵村葉月役でアニメ初主演を務めています。

• 愛称：ともりる
• 生年月日：1999年12月22日
• 出生地：東京都
• 職業：声優、シンガーソングライター
• 所属事務所：ソニー・ミュージックアーティスツ

• 2019年：アサシンズプライド（メリダ＝アンジェル役）
• 2020年：遊☆戯☆王SEVENS（～2022年 霧島ロミン役）
• 2021年：先輩がうざい後輩の話（五十嵐双葉役）
• 2022年：チェンソーマン（マキマ役）
• 2023年：魔法少女マジカルデストロイヤーズ（狂太郎役）

デンジ風のマキマの殺し方が料理にして食べるとは、イカれすぎてて流石だと思ったという感想がありました。不死身の彼女が、まさかデンジに食べられて最後を迎えるとは想像できなかったでしょう。他にも、マキマの殺し方は漫画だとよくわからなかったけれど、アニメだと捻る動作の意味が理解できて良かったという評価も上がっています。

マキマは不死身で何度も復活していますが、その都度痛みを感じているだろうと考察する人もいました。もしも、痛みを感じていたら、いくら死なないといっても可哀想という声も上がっています。マキマは不死身なところもカリスマだけど、簡単に死ぬところも魅力的だという感想もありました。

マキマが不死身の理由は、総理大臣と契約をしていたためでした。しかし、転生したナユタは、総理大臣とつながりはないため、銃で撃たれたら普通に死ぬだろうという感想もあります。ナユタが今後どのような能力を発揮していくのか、注目しておきましょう。

不死身のマキマは、デンジに食べられるという形で最後を迎えました。非常に衝撃的なシーンでしたが、デンジにとっては愛のある殺し方だったようです。その後、マキマとしては復活しませんが、ナユタに転生をしてデンジに育てられることとなります。ナユタは前世のマキマの記憶を持っていませんが、今後どのような動向を見せるのか目が離せません。