【サカモトデイズ】JCCとはどんな機関？試験・卒業生やアルバイトまで徹底解説

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の作中には、「JCC」というワードがよく出てきます。果たしてJCCとは何なのでしょうか？ここからはサカモトデイズのJCCについて解説していきます。それではまず、サカモトデイズの作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）
• ジャンル：バトルアクション、少年漫画
• 作者：鈴木祐斗
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ
• 発表期間：2020年11月21日～
• 巻数：既刊12巻（2023年6月時点）

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）は、漫画家の鈴木祐斗先生によるバトルアクション漫画です。週刊少年ジャンプにて2020年51号より連載されています。2023年6月時点で12巻が刊行され、累計発行部数は300万部以上の売り上げを記録しました。また、次にくるマンガ大賞 2021にてコミックス部門9位に入り特別賞U-NEXT賞を受賞し、全国書店員が選んだおすすめコミック2022にて6位に選出しています。

ここではサカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のあらすじを紹介します。最強の殺し屋・坂本太郎。彼はある時コンビニの女性店員に一目惚れをしたことをきっかけにあっさりと殺し屋を引退しました。かつて裏社会で名を馳せ、恐怖と尊敬の目を向けられていた男、坂本はその彼女と結婚して一児の父親となり、名を馳せていたころの面影がすっかりなくなっています。その坂本のもとにシンと名乗る男がやって来て…

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCCとは、「Japan Clear Creation（日本殺し屋養成機関）」の略称のことです。文字通り日本の殺し屋の育成機関で、生徒数1000人弱の4年制学校法人となっています。日本国内にはJCC以外の殺し屋育成機関も存在していますが、その中でもJCCは最高峰に位置しており、優秀な生徒は在学中に殺し屋のプロライセンスを獲得することもあるようです。

その教員数は35名、男女比は8:2。潮の流れが複雑な海上の孤島に位置しているため船での上陸は不可能で、空路はJCC関係機以外を撃墜する迎撃システムが見張っているためセキュリティは厳重です。プロの殺し屋ライセンスは卒業生の1割が取得することができ、残りの9割は辞めるか訓練中に死亡します。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCCにもウェブサイトがあります。そこにはJCCのスローガンとして「ゆとりある殺し屋教育を」と記載されていました。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCCとは、「Japan Clear Creation（日本殺し屋養成機関）」の略称のことを指していることが分かりました。そして、サカモトデイズ作中には「JCC編入試験」という章があります。そこではJCC編入試験の概要が明らかになりました。では、ここからJCCの編入試験の概要について詳しく解説していきます。

サカモトデイズの漫画7巻第56話では、JCCの編優試験に年齢制限はないことが明らかになりました。そのため編入試験を受験し続ければそのうち合格できるのでは？と考えられるのですが、実際は編入試験の難易度が高いため、なかなか合格は難しいようです。

サカモトデイズの漫画7巻第57話では、JCCの編入試験の倍率が明らかになりました。その倍率は40倍以上です。それに加えて試験内容は毎年変わるため、合格するのはほんの一握りであることが分かります。

サカモトデイズの漫画7巻第57話では、いきなり試験が始まることが明らかになりました。試験会場に向かう飛行機の中にて、試験官が紛れているからと受験者1人に対して1つずつ武器が渡され、殺し合いが始まっています。

サカモトデイズの漫画8巻第62話では、JCCの編入試験は毎年2～3人しか受からないということが明らかになりました。今回のJCC編入試験では試験よりもいい映画を撮ることを優先している京（カナグリ）という人物が試験官だったため、映画を撮るためだけに飛行機を墜落させて多くの受験者が死亡してしまっています。

飛行機墜落事件により受験者の人数はかなり減ってしまったのですが、そもそもJCCの編入試験は「毎年2～3人とればいい方」と言われていることから、毎年2～3人しか合格しないようです。ちなみに倍率40倍以上の編入試験で2～3人の合格者が出るということは、JCCの編入試験には80人～120人以上の受験者がいるということになります。

サカモトデイズの漫画9巻第74話では、坂本がJCCの編入試験に落ちた理由が明らかになりました。坂本はかつて裏社会に名を馳せた伝説の殺し屋であり、JCCの卒業生でもあります。しかし、今回の編入試験では落ちてしまいました。その理由は坂本に懸賞金がかかっているからです。JCCの規律には「懸賞金がかかっている場合は入学不可です」と記載されています。

サカモトデイズの漫画8巻第62話では、JCCに推薦制度があることが明らかになりました。今回のJCCの三次試験では追加メンバーとして加耳丈一郎（かじじょういちろう）、虎丸尚（とらまるなお）、軟柔（しなや）などの推薦組が登場しています。

先にサカモトデイズのJCC（日本殺し屋養成機関）の概要や編入試験などを解説してきました。JCCの卒業生には本作の主人公である坂本太郎をはじめ、南雲やシンもいます。では、そのほかには誰がいるのか？ここからはJCCの卒業生を一覧形式で見ていきましょう。

1人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、坂本太郎（さかもとたろう）です。坂本太郎は本作の主人公で、かつて最強と恐れられ裏社会で名を馳せた伝説の殺し屋です。妻・葵との出会いをきっかけに殺し屋を引退し、現在は個人商店「坂本商店」の店長をしています。また、殺し屋を引退してからふくよかな体型になっていますが、殺し屋としての腕前は現在も衰えていません。

2人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、南雲（なぐも）です。南雲は殺連直属の特務部隊「ORDER（オーダー）」のメンバーであり、坂本の殺し屋時代の同期でもあります。掴みどころがない性格をしており、エスパーのシンでも心を読むことができません。細身の体躯ながらかなりの腕力と俊敏性を持ち、坂本に並ぶ実力を持つとされる数少ない人物の一人です。また、変装が得意で謎の多い人物でした。

3人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、ボイルです。ボイルは「どんでん会」所属の殺し屋で、JCC時代に坂本と因縁があります。武器は爆風の推進力を利用した「スーパーボール爆弾（SBB）」と「ロケットダイナマイトパンチ（RDP）」です。

4人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、帯黒（おびぐろ）です。帯黒はボイルと同様「どんでん会」所属の殺し屋で、ボイルとコンビを組んでいます。皇殺流空手（おうさつりゅうからて）の使い手です。2年前のリンリコ抗争ではボイルと二人で100人以上を殺しています。JCC時代からボイルのことが好きです。

5人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、眞霜平助（ましもへいすけ）です。眞霜平助は跳弾を駆使する変則狙撃手の青年で、射撃以外の能力は人並以下であるため他の殺し屋から見下されています。相棒はオウムの「ピース助」。賞金目当てで坂本を狙ったことがきっかけで坂本商店の常連となっています。

6人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、有月（うづき）です。有月は殺連を滅ぼそうと企む男で、殺連の殺し屋を殺害した現場にバツ印を残すことから「×（スラー）」と呼ばれています。坂本たちのJCC時代の同期であり、坂本の首に10億の懸賞金を懸けた張本人です。また、殺連の関係者・プロの殺し屋を100人以上も惨殺しています。

7人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、豹（ひょう）です。豹はORDERのメンバーで、強面の見た目に反して優しい性格をしています。JCC出身。JCC時代は坂本たちの同期として学校生活を共にしていました。

8人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、赤尾リオン（あかおリオン）です。赤尾は坂本と南雲のJCC時代の同期であり、JCCの編入試験で坂本が最初に出会った少女・赤尾昌の叔母にあたる人物です。集中すると昌と同様に「殺すまでの道」が見えます。坂本、南雲との三人で悪名が高かったようです。

9人目に紹介するJCC（日本殺し屋養成機関）の卒業生は、朝倉シン（あさくらシン）です。朝倉シンは坂本の殺し屋時代の部下で、人の心を読む能力を持っています。始めはDAYS1にて所属する組織からの命令により坂本の命を狙っていましたが返り討ちに遭い、現在は坂本商店で働いています。

サカモトデイズのJCC（日本殺し屋養成機関）にはアルバイトが存在します。しかし、アルバイトの仕事内容が非常にハードでした。そこで、ここからは「試験官」「フローター」「スポッター」「被験」といったJCCのアルバイト内容を詳しく解説していきます。

1つ目に紹介するJCC（日本殺し屋育成機関）のアルバイトは、試験官です。試験官の活躍はサカモトデイズの漫画7巻第58話、漫画7巻第61話、漫画8巻第67話で確認することができます。試験官は受験生に見つけられる標的、暴走した受験生を止める管理者として活躍していますが、次々と死んでいく様子も描かれているため、編入試験に試験官として行くのはいつ死んでもいいという覚悟が必要です。

2つ目に紹介するJCC（日本殺し屋育成機関）のアルバイトは、フローターです。フローターとは、任務の際に壊れた現場を修復、清掃する仕事のことです。サカモトデイズの漫画10巻第80話には「日給15000円」、「危険度D」と記載されています。日給15,000円と聞くとかなり良いように感じますが、現場の後片付けがとても大変で割に合うのか疑問です。

3つ目に紹介するJCC（日本殺し屋育成機関）のアルバイトは、スポッターです。スポッターとは、スナイパーの相棒として標的までの距離を測ったり、風や天候を見てくれる観測手のことです。サカモトデイズの漫画10巻第80話には「日給2万～5万」、「危険度B」と記載されています。

4つ目に紹介するJCC（日本殺し屋育成機関）のアルバイトは、被験です。被験とは、新薬の治療や新武器の被験者になる仕事のことです。サカモトデイズの漫画10巻第80話には、「日給3万～80万（ピンキリ！）」、「危険度S」と記載されています。

サカモトデイズのJCC（日本殺し屋養成機関）には「近接格闘演習」「射撃演習」「暗殺実践演習」「毒殺系の授業」「座学」といった授業があります。ただ、JCCの授業は普通の授業とは異なり、死人が続出します。ここではJCCの授業について詳しく解説していきます。

サカモトデイズの漫画9巻第74話では、JCCの授業として「近接格闘演習」がおこなわれていました。学校内で迷っていた昌はようやく正しい教室を見つけています。その教室では既に近接格闘演習がおこなわれており、昌は遅刻してしまいました。遅刻がバレないように静かに入りますが気付かれてしまいます。そして、銃弾が飛んできました。近接格闘演習では遅刻すると講師に殺される危険があるようです。

サカモトデイズの漫画9巻第75話では、JCCの授業として「射撃演習」がおこなわれていました。射撃演習の内容は銃を組み立ててから100ｍ先の的を狙って撃つまでの動作を一分間でこなすというものです。この演習内容では銃の仕組みと撃つ動作を学ぶことができます。ちなみに歴代1位は平助です。主人公の坂本はというと、平助に続いて2位となっていました。

サカモトデイズの漫画10巻第80話では、JCCの授業として「暗殺実践演習」がおこなわれていました。暗殺実践演習では殺意の消し方など実践的な技術が学べます。講師によると全授業の中で最も脱落者が多いようです。

サカモトデイズの漫画9巻第74話では、JCCの授業として「毒殺系の授業」がおこなわれていました。学校内で昌が迷い込んで入った教室は、毒殺系の授業をおこなっている教室でした。毒殺系の授業を担当している教師によると、3年生から毒殺系の授業が受けられるとのことです。

サカモトデイズの漫画10巻第85話では、JCCの授業として「座学」がおこなわれていました。座学の授業だけは平和で、実技以外は普通の学校と何も変わりませんでした。

サカモトデイズのJCC（日本殺し屋養成機関）には都市伝説や名物が存在します。それぞれ都市伝説を「データバンク」、名物を「JCC丼」と呼んでいました。ここではサカモトデイズの都市伝説「データバンク」と名物「JCC丼」について詳しく解説していきます。

サカモトデイズの漫画9巻第75話では、全学生の詳細な記録が保管されている「データバンク」というJCCの都市伝説について語られています。データバンクには年齢・性別・体格などの基本的な情報から使用武器や得意武器、卒業後の歩みなどの記録が保管されているとのことでした。

そして、データバンクの場所は坂本たちの世代では「南階段下の謎の部屋」、平助たちの世代では「大図書室か教頭室にある隠し部屋」などさまざま。しかし、のちにデータバンクとはある人物のあだ名であることが明かされました。その人物とはJCCの学校で働いている超記憶能力を持ったおじいさんです。

JCC名物「JCC丼」とは、玄米・レーション・日替わり野菜くずの食材で作られた丼物です。殺し屋養成所であるJCCは食券の販売方法が特殊で、遠くにある券売機のメニューをレーザー銃で射撃して注文します。その際に自分の頼みたいメニューを狙って射撃するのですが、外してしまった場合は的が大きくボタンの数も多い「JCC丼」に当たることとなります。

そして、JCC丼は昌が泣くほどの不味い料理でした。つまり、JCC丼とは射撃が下手な学生への罰のようなもので、銃の腕が未熟な学生は学生生活の大半をJCC丼を食べて過ごすこととなります。ちなみに坂本もJCC丼を食べたことがあるようで、あの味は最悪だと話していました。

ここまでサカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCCが日本殺し屋養成機関の略称であることを解説しつつ、JCCの編入試験や卒業生、アルバイト、授業などをまとめてきました。では、最後にサカモトデイズのJCCに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上ではサカモトデイズのJCCの卒業生や京、JCC編の魅力に関する声があがっているようです。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCCの卒業生に関する声があがっています。感想ではサカモトデイズのの作中にJCCの卒業生の過去が散りばめられているという点を高く評価されているようです。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の京に関する声があがっています。感想ではサカモトデイズの京VS佐藤田先生のバトルにて、京と佐藤田先生が初対面のような口ぶりをしていたことから、京はJCCの卒業生ではないと推測されているようです。また、JCCの卒業生ではないからこそスラー側に与しやすかったと言われています。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCC編に関する声があがっています。感想では「JCC編が神すぎる」とのことで、サカモトデイズのアニメ化を望まれているようです。それに加えてキャラについても触れられていることから、JCC編には魅力的なキャラが多く登場していることがうかがえます。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）のJCCとはどんな機関なのか？本記事ではJCCの試験・卒業生やアルバイトなどを解説しその疑問に迫りました。サカモトデイズの漫画を読む際は、本記事のまとめを参考にしつつ、JCCの編入試験受験生や卒業生、アルバイトに注目していただければ幸いです。