【サカモトデイズ】坂本太郎は伝説の最強主人公！強さ・過去やスラーとの関係は？

この記事では、漫画「サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）」の主人公・坂本太郎にスポットを当て彼の強さや過去などを考察していきますが、坂本太郎の話題に入る前にまずはサカモトデイズの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）は、集英社発行の週刊少年ジャンプにて2020年51号より連載中の鈴木祐斗によるアクションコメディ漫画です。単行本は、同じく集英社のジャンプ・コミックスより9巻まで刊行されており、2022年11月時点での発行部数は累計で220万部を突破しています。

また、漫画サカモトデイズは、漫画作品の潮流の指標となる「次にくるマンガ大賞 2021」でコミックス部門9位に入賞し、特別賞U-NEXT賞を獲得しています。さらに翌2022年には、「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」にて6位につける健闘を見せています。

主人公の坂本太郎は、かつて腕利きの殺し屋として裏社会で恐れられ、幾多の伝説を作り上げてきた人物です。ところが、あることがきっかけで殺し屋家業からすっぱりと引退し、所帯を持った今では良き夫、そして良きパパとして坂本商店の主に収まっていました。しかし昔取った杵柄は健在です。ある日突然彼に懸賞金が掛けられ、刺客が襲ってくることを察知した太郎は、愛する家族を守るため敵と戦う決意を固めるのでした。

ここからは、この記事のメインテーマであるサカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の坂本太郎の話題に移っていきます。最初は坂本太郎のプロフィールからになります。

本作の主人公・坂本太郎は、1993年11月21日・さそり座生まれの（初登場時）27歳の男性です。身長180㎝、体重140㎏という巨体とコミカルで丸いメガネが特徴となっています。葵という運命の女性と結婚し、子宝にも恵まれ（娘の花）3人で仲睦まじく暮らしています。現在は坂本商店という個人商店を経営する温厚なおじさんですが、実はその昔、最強の殺し屋として裏社会では伝説的な存在だったのです。

殺し屋組織「殺連」直属のORDER（オーダー）に属し、業界中に名を轟かせていた坂本太郎は、5年前に突然引退します。良き家庭人になり、見た目も大きく変化しています。当時はスリムな体型にクールさが漂うイケメンでしたが、現在の坂本は幸せ太りですっかり中年のおじさんになっています。ただ作中ではそのような中年体型にもかかわらず、並みいる刺客たちを次々になぎ倒す場面が描かれています。

坂本太郎の性格は、口数少なくクールな印象を与えますが仲間思いな一面もあり、意外に情が厚い人物のようです。温厚そうに見えますが最愛の妻子に危険に及ぶと豹変し、殺し屋だった昔を彷彿とさせる行動を見せます。その後、100人以上の殺し屋を惨殺したスラーにより10億円の懸賞金がかけられた坂本太郎は、店の従業員の朝倉シンや陸少糖とともに襲い来る刺客たちに立ち向かっていきます。

ここで、サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の主人公・坂本太郎の経歴について簡単に触れておきましょう。まず、作中での現在から13年前に、殺し屋養成所である学校法人JCC（Japan Clear Creation）に入学します。同期生である南雲なぐもやボイルと親しくなります。イケメンの坂本は、バレンタインデーにチョコレート92個もらったことを自慢にしていました。

その後、殺連（日本殺し屋連盟）直属の特務部隊ORDER（オーダー）に所属し、プロの殺し屋としての経歴をスタートさせます。これが今から5年前のことです。めざましい活躍から業界でも有名となり、やがて伝説の殺し屋と呼ばれるようになります。

しかし、ある日コンビニで葵あおいと運命の出会いをしたことで、坂本太郎の人生は一変します。彼女の説得で殺し夜稼業から足を洗うことを決意し、ORDER（オーダー）脱会とともに殺し屋を廃業しました。その後、葵と結婚し幸せを絵にかいたような家庭を築きます。そして、2人の間には娘の花が生まれ、太郎は妻と子供を養うため「坂本商店」をオープンし現在に至ります。

今は個人商店の主に落ち着いているものの、坂本太郎はかつて業界最強と謳われた伝説の殺し屋です。しかし、幸せ太りで昔の面影はありませんし、殺しの腕も全盛期に比べれば格段に落ちていると考えられます。ここからは、坂本太郎の過去の武勇伝や現在の強さについて解説していきます。

後の妻となる葵と出会ったことで、伝説の殺し屋・坂本太郎は封印されることになります。その時に葵と交わした約束事は、坂本家の家訓として今も生きています。主なものは以下の通りです。

• 第1条：人を殺してはいけない
• 第6条：隠し事はしないこと
• 第7条：嘘はつかないこと
• 第11条：仲直りはその日のうちに
• 第12条：喧嘩した日はごちそうを
• （同じく）第12条：かくしごとはしないこと、嘘はつかないこと

過去には最強の殺し屋として恐れられていた坂本太郎ですが、現在の強さはどうなのでしょうか？当時を知る神々廻（ししば）によると、坂本の実力は化け物揃いのORDERの中でも抜きん出ていたようです。しかし、現在の坂本太郎には当時の面影はなく、ブクブクと太って身体能力が低下している上にメンタル面でも穏やかになっています。まるでオオカミが子羊に変わったようで、5年のブランクの大きさを感じさせます。

100人以上の殺し屋を葬ってきたスラーの暗殺リストでも、坂本太郎の評価はBランクです。ちなみに、坂本の同期である南雲にはSランクが与えられています。ラボを襲撃してきた鹿島との戦いでは、かつての同僚・神々廻に「今の坂さんには少しキツイ」と言われてしまいます。坂本の体を知る凄腕の整体師・宮バァによると、現在の坂本太郎の実力は最盛期の30％ほどしかないと言います。

しかし、30％と言えども元の100％が超人的な強さですので、現在でも並の殺し屋では足元にも及ばない実力を持っていると考えられます。その証拠に、殺連を1人で壊滅させた楽（がく）が従えるシナヤ（軟柔）を圧倒しています。現に中国の弾商会を壊滅させたことで、スラーに10億円の懸賞金を掛けられ世界中のスナイパーの標的になっています。

坂本太郎の現在の強さを総合的に評価すると、鹿島よりは上でORDER（オーダー）の大物メンバー、例えば南雲や大佛よりは下ということになるでしょう。全盛期からは大幅に弱体化しているとはいえ、坂本太郎の強さは並の殺し屋と比較すればまだまだ化け物級と言えるのではないでしょうか？

身体能力大幅ダウンが否めない坂本太郎ですが、その原因はブクブクと太った体にあると言われています。それなら過去のように痩せれば昔の強さに戻るのでしょうか？

坂本には特殊な体質、すなわちパワーアップモードが備わっていることが判明しています。急激にカロリーを消費することで全身の脂肪を燃やし、全盛期のスリムな体型を取り戻すことができるのです。スリムになることで坂本の身体能力は劇的に向上します。鹿島やボールといった現役バリバリの殺し屋たちを軽く跳ね飛ばすといった、全盛期を彷彿とさせる強さを見せつけたのです。

しかし、これだけで坂本太郎がかつての強さを取り戻したと断じるのは、いささか早計と言わざるを得ません。坂本が急激に痩せたのは一因には彼の体質によるものですが、同時に無理に全盛期の動きをしようとして過剰にカロリーを消費した結果でもあるのです。全盛期であれば無理をすることもなく、過剰なカロリー消費はなかったことでしょう。無理をすればどこかに支障を来たします。いつまでも続けられるものではありません。

やはり5年のブランクは、坂本にとって大き過ぎたのかも知れません。無理をして痩せた坂本太郎は、全盛期と比べればやはり弱体化していると考えるべきではないでしょうか？

坂本の戦闘スタイルの特徴は、特定の武器を持って戦わないということになります。身の回りのモノを活用して戦うのです。彼は「武器の性能に頼るのは三流の証だ」と断言しています。サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の作中では、道路標識を使って路線バスを止めたり、舐めていた飴玉を使って飛んでくる銃弾をそらす神業をやってのけました。

次に、こうした戦い方をする坂本太郎の戦績をたどってみることにします。まず「日常編」からになりますが、ここでは、どんでん会所属の武闘派・ボイルとの対戦を取り上げます。序盤ではロケットダイナマイトパンチなど爆風を活用したボイルの特殊武器に苦戦する坂本ですが、スリムモードに入った途端に形成は逆転、最後は坂本の圧勝に終わります。

続く「ラボ編」では、全身の70%が武器という不死身の体を持つ鹿島との対戦です。革新的な武器を求めてラボを襲撃した鹿島は、あっさりと占拠に成功します。ところが、ここでスリムモードになった坂本が登場します。スリムモードの坂本には、鹿島といえども敵いません。致命傷こそ免れましたが坂本に完敗を喫してしまいました。

「死刑囚編」では、死刑囚・アパートと一戦を交えます。坂本は、ピアノ線の様に細く強いアパートの糸を切ることができず苦戦を強いられます。ところが、突然現れた篁の一撃により降ってわいた勝機を坂本は逃しませんでした。辛くも坂本の勝利に終わります。この時、坂本は敗れたアパートからスラーの情報を聞き出すのに成功しました。

この死刑囚編で、坂本はスラーとも戦っています。スラーの速さに体がついていけず、坂本は苦戦します。家族を殺すと言って脅すスラーにブチ切れる坂本でしたが、ここでも篁の乱入により戦闘は中断し、決着はお預けとなってしまいました。

次の「JCC編入試験編」では、坂本は楽が遠隔操作するシナヤ（軟柔）と戦っています。シンを助けるために参戦したのです。坂本は、身の回りの物を武器とする得意の戦法でシナヤを圧倒し勝利をおさめます。また、「JCC潜入編」での戦いでは、映画監督という表の顔を持つ殺し屋・京（かなぐり）とJCC内で対戦します。序盤はいいところのない坂本でしたが、最後はスリムモードになり完勝しました。

ここからは、サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の坂本太郎の過去について考察していきます。まず最初にJCC在籍当時の坂本について解説します。

JCCとは英名Japan Clear Creationという1000人弱の生徒が通う4年生の学校で、簡単に言うと殺し屋養成所です。卒業生の約10%が殺し屋のライセンスを取得すると言われています。坂本太郎はJCCの卒業生で、同期には南雲や赤尾リオンがいます。3人はよくつるんで行動していました。とりわけ坂本太郎と南雲の殺し屋候補生としての実力は突出しており、名声を轟かせていました。

坂本太郎はクールな性格をしており、ボイルによれば当時からハードボイルドな男だったそうです。ただ南雲と赤尾は10代の若者らしくお茶目な一面があり、坂本にいたずらを仕掛けて周囲をよく笑わせていました。そこで、先生からは「おバカ3人組」と呼ばれていたそうです。

殺し屋養成所と言っても学園祭など普通の学校のようなイベントもあり、和気あいあいとした雰囲気を持つ校風だったようです。バレンタインデーになると、坂本と南雲は女子からもらったチョコの数を競い合っていました。ある年には坂本が92個、対する南雲152個という結果になりました。

続いて紹介する坂本太郎の過去は、ORDER（オーダー）所属時代になります。この時期に坂本太郎は殺し屋としての全盛期を迎えています。JCCを卒業しプロの殺し屋となった坂本と南雲は、すぐさま頭角を表し、めでたくORDER所属となります。ORDERに入った坂本は南雲とコンビを組み、向かうところ敵なし・天下無双への道を突き進みます。「伝説の殺し屋」という太郎の呼び名は、この時に生まれました。

特に坂本については、神々廻が坂本のことを「坂さん」とさん付けで読んでいたことから、ORDER内でも特別な存在であったことがわかります。ちなみに神々廻は、南雲については「さん付け」ではなく名前を呼び捨てにしていました。

坂本のORDER時代には、もう1つ特筆すべきことがあります。それは、殺し屋殺しのスラーとの出会いです。サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の第52話で判明するのですが、スラーは本名を有月（うづき）といいJCCでの坂本や南雲の同期生でした。後に坂本に10億円の懸賞金をかけるなど、坂本にとって終生の仇敵となるスラーですが、彼らの因縁はORDER時代に芽生えたものと考えられます。

この頃、坂本は有月の殺害を企てています。後に坂本と再会した有月が、「もう一度僕を殺してみなよ」と話していることから明らかになりました。ところが、坂本が殺したつもりだったが有月は生き延びており、坂本への復讐心を募らせていったのでしょう。坂本の有月殺害計画の理由は不明ですが、過去に有月が赤尾リオンを殺害したことが関係しているのかも知れません。

ここからは、サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の坂本太郎とスラーや葵との関係について考察していきます。最初は敵のボスであるスラーとの因縁の関係からになります。

スラーの正体が坂本や南雲のJCCでの同期生の有月であることや、坂本が過去に有月を殺害しようとしたこと、そしてスラーこと有月が坂本に10億円の懸賞金をかけたことは前述のとおりです。鹿島は、坂本が現在・過去を通じて有月を傷つけた唯一の人間であることを明かしています。2人の間にはこうした因縁があったのです。

伝説の殺し屋・坂本太郎の人生は、運命の女性・葵あおいとの出会いにより大きな転機を迎えます。たまたま立ち寄ったコンビニで、坂本は店員の葵と出会います。この時、坂本を襲った衝撃は凄まじいもので、メガネが割れるほどだったといいます。一瞬で恋に落ちた坂本は、彼女に猛アタックします。勢いに押された葵は、止む無く坂本の交際申し込みを受け入れます。

葵と交際を始めた当初、坂本はまだ殺し屋家業に手を染めていました。しかしその後、葵に人が死ぬことの辛さなどを教えられ、坂本は殺し屋から足を洗うことを決意します。引退後、坂本太郎と葵あおいはめでたく結婚し、一粒種の娘・花が誕生します。太郎は、葵に対しこれからの人生は人を助けることに捧げると誓うのでした。

ここで、サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の坂本太郎の声優キャストを紹介します。アニメ「サカモトデイズ」で主人公の坂本太郎を演じたのは、男性声優の深澤純（ふかざわ・じゅん）です。

5月20日生まれで神奈川県出身の深澤純は、年齢を公表していませんが、Twitterなどの画像から20代後半から30代前半と思われます。詳しい経歴はわかっていませんが、現在は声優事務所のぷろだくしょんバオバブに所属しています。テレビアニメを中心にゲームや洋画・海外ドラマの吹き替えなど声優としての仕事の傍ら、ナレーターとしても活躍しています。

また、特技や趣味としてテニス、料理、筋トレを挙げ、普通自動車免許や英語検定・漢字検定3級の刺客を持っていることを明かしています。

次に、声優そしてナレーターとして活躍する深澤純の主な出演作品とやじたキャラを一覧で紹介します。

テレビアニメ

• 天才王子の赤字国家再生術（グリナッヘ）
• Re:ゼロから始める異世界生活（村人）
• スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました（村人、魔族）
• RE-MAIN（卓球部員、図師、野球部員）
• 恋は世界征服のあとで（色黒）
• 金装のヴェルメイユ〜崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む〜（試験官）
• アイドリッシュセブン Third BEAT!（スタッフ）

ゲーム

• エースアーチャー（ヒノカグツチ）
• TRAHA（プレイヤーキャラほか）

• ポポ（根太ゴン蔵）
• 高校生家族（ナレーション）

• シカゴ・メッド シーズン2 （ノア・セクストン）
• FAMOUS IN LOVE（MCほか）

ここまで漫画「サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）」の坂本太郎特集をお届けしてきましたが、最後に坂本太郎に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

サカモトデイズの坂本太郎の感想・評価で多かったのが、彼の年齢に関するツイートです。体つきから中年太りをイメージするらしく、27歳という年齢に驚くことが多いようです。

続いて紹介するのは、坂本太郎に懸賞金をかけたスラーの狙いについての新説ツイートです。「坂本を殺し屋に戻すこと」というのは、とても斬新な発想ではないでしょうか？

最後に紹介する感想・評価は、坂本太郎の良い面・悪い面を客観的に分析したツイートからです。はたして坂本太郎は幸せな人間なのでしょうか？

ここまで、「サカモトデイズ（SAKAMOTO DAYS）の坂本太郎は伝説の最強主人公！」と題して、坂本太郎の強さや秘められた過去、そして宿敵・スラーや妻・葵との関係などについて考察してきました。

サカモトデイズの主人公・坂本太郎は、かつては最強の殺し屋として恐れられ、裏社会では伝説的な存在でした。運命の女性と結婚し所帯を持った今では、良き家庭人として模範的な生活を送っています。

サカモトデイズの主人公・坂本太郎は、かつては最強の殺し屋として恐れられ、裏社会では伝説的な存在でした。運命の女性と結婚し所帯を持った今では、良き家庭人として模範的な生活を送っています。ところが、ある事件をきっかけに懸賞金が掛けられ、世界中のスナイパーたちに狙われる身になってしまいます

太郎は一念発起し大切な家族を守るため戦うことを決意します。しかし現実は甘くはありません。特殊な体質・パワーアップモードを生かして全盛期のスリムな体型を取り戻すのですが、昔の強さはありません。サカモトデイズは現在も連載中の漫画作品です。今後どのような展開が待っているのか楽しみにしましょう。