【名探偵コナン】原作に逆輸入されたキャラクターは誰？アニメや映画作品別に紹介

この記事では名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラクターを紹介していきます。そして、その前にまずは名探偵コナンの概要とあらすじを簡単に紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください！

名探偵コナンは、1994年から連載が始まり2023年現在も連載されている大人気漫画です。作者は1963年6月21日生まれで鳥取県出身の漫画家・青山剛昌先生です。名探偵コナンの他には「YAIBA」や「まじっく快斗」などの代表作があります。また、名探偵コナンは1996年1月8日からアニメも放送されており、毎年4月に公開される劇場版アニメも大ヒットしています。さらに、過去には名探偵コナンのテレビドラマ化も話題になりました。

名探偵コナンは、シャーロック・ホームズが大好きな高校生探偵・工藤新一がある毒薬により体が小さくなってしまうところから物語が始まります。小さくなった新一は組織によって周囲に危害が及ぶことを恐れ、正体を隠すために「江戸川コナン」と名乗ることにします。そして幼馴染の毛利蘭の家に居候しながら、難事件を解決していき、自分を小さくした黒の組織の謎に迫っていきます。

名探偵コナンのアニメから原作に逆輸入されたキャラクター1人目は、高木渉です。高木渉は警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係の巡査部長で、佐藤刑事の恋人でもある人物です。近年では2022年4月15日公開の映画「ハロウィンの花嫁」で活躍するほど名探偵コナンではなくてはならない存在になっていますが、連載当初は全く違いました。名探偵コナンの連載が開始された当初は、警察関係者のキャラは目暮警部一人だけでした。

そこで目暮警部とは別に説明役が必要だということになり、作られたのが高木刑事だったのです。高木刑事のアニメでの初登場回は66話「暗闇の道殺人事件」で、原作に逆輸入されて初登場したのが単行本17～18巻「時代劇俳優殺人事件」になります。最初の頃の高木刑事は現在と容姿が少し違いました。現在では佐藤刑事との恋愛も注目されているほどの人気キャラで、「日本一出世したモブキャラ」ともいわれています。

名探偵コナンのアニメから原作に逆輸入されたキャラクター2人目は、千葉和伸です。千葉和伸は高木刑事と同じ警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の巡査部長です。ぽっちゃりした見た目が印象的な刑事キャラになります。アニメでの初登場回は138話「最後の上映殺人事件」で、原作に逆輸入されて初登場したのが単行本27巻でした。高木刑事の後に作られたキャラだったようです。

登場したばかりの頃はあまり目立った活躍のない千葉刑事でした。しかし連載が進むにつれて、仮面ヤイバーのファンであること、米原桜子の幼馴染であること、三池苗子の小学生時代の同級生であることなど様々な設定が追加されていきました。そして近年では三池苗子との恋愛も描かれてファンからも人気になっています。

名探偵コナンのアニメから原作に逆輸入されたキャラクター3人目は、榎本梓です。榎本梓は喫茶店「ポアロ」で働くウェイトレスの女性です。アニメ152話でポアロのウェイトレスが登場していましたが、現在とは雰囲気が違い名前もありませんでした。そのため、正式な榎本梓の初登場回はアニメ207話「見事すぎた名推理」となります。そして、原作に逆輸入されて初登場したのが単行本43巻の「忘れられた携帯電話」になります。

その後は、安室透が喫茶店「ポアロ」で働くことになり急激に登場シーンが増えました。また、安室透が主役を務めるスピンオフ作品の「ゼロの日常」では、本編よりもさらに登場シーンが増えています。「ゼロの日常」ではポアロの店員として働いているシーンや、栗山緑とは一緒に出掛けているシーンなど本編よりも詳しく榎本梓の姿が描かれているようです。

名探偵コナンの映画から原作に逆輸入されたキャラクター1人目は、白鳥任三郎です。白鳥任三郎は、警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係所属の警部です。コナンの記念すべき映画第1作目「時計じかけの摩天楼」で容疑者の一人として登場した劇場版オリジナルキャラクターでした。しかしその後原作漫画に逆輸入され、原作208話にて初登場を果たしました。最初は警部補という階級でしたが、昇進し現在は警部になっています。

そういった経緯もあり、コナン映画第16作目「11人目のストライカー」までは毎年映画に登場していました。また、白鳥任三郎はコナンたちの担任の先生である小林先生と恋人同士になり、二人の恋愛模様もファンから人気になっています。

名探偵コナンの映画から原作に逆輸入されたキャラクター2人目は、栗山緑です。栗山緑は、妃英理弁護士の秘書の女性です。コナンの映画第2作目となる「14番目の標的」で映画オリジナルキャラクターとして初登場を果たしました。その際はまだ名前はありませんでしたが、コナンの映画第4作目となる「瞳の中の暗殺者」で栗山緑の名前が明らかになりました。

また栗山緑の原作での初登場は単行本40巻で、アニメでの初登場回は264話～265話「法廷の対決 妃vs小五郎」でした。原作やアニメでの登場は他のキャラに比べればあまり多くはありませんが、スピンオフ漫画「ゼロの日常」で榎本梓と親交を深めながら度々登場しています。

名探偵コナンの映画から原作に逆輸入されたキャラクター3人目は、綾小路文麿です。綾小路文麿は、京都府警捜査第一課のいつもペットのシマリスを連れている警部です。コナンの映画第7作目「迷宮の十字路」で初登場を果たし、毛利小五郎から犯人だと疑われていました。その後も、「漆黒の追跡者」や「絶海の探偵」「から紅の恋歌」など京都が絡む劇場版に度々登場しています。

しかし、綾小路文麿が原作に逆輸入され初登場したのは単行本94巻の「紅蓮の魔物」でした。劇場版初登場の「迷宮の十字路」から数えると、14年後の逆輸入となります。また、アニメでは694話「消えた老舗の和菓子」に初登場しています。

名探偵コナンの映画から原作に逆輸入されたキャラクター4人目は、風見裕也です。風見裕也は警視庁公安部所属の公安警察官で、降谷零の部下の男性です。コナン映画第20作目「純黒の悪夢」で初登場を果たしました。降谷零の部下という便利な立ち位置にいるキャラであるため、その後すぐに原作にも初登場を果たします。原作漫画での初登場回は、単行本94巻の998話「ストラップを探せ！」でした。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・高木渉役の声優は、高木渉さんです。高木渉さんは1966年7月25日生まれで千葉県君津市出身の声優です。アーツビジョンに所属されています。コナンの高木刑事の名前は元々設定されていませんでしたが、高木渉さんがアドリブで自分の名前を言ったところそのまま採用になりました。また、高木渉さんは名探偵コナンで元太役も担当されています。

そして、高木渉さんは名探偵コナン以外にも様々なアニメに出演されています。他の出演作品や演じたキャラには「はじめの一歩」の青木勝役、「はなかっぱ」の黒羽屋蝶兵衛役、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の虹村億泰役、「SHAMAN KING」の蜥蜴郎役などがあります。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・千葉和伸役の声優は、千葉一伸さんです。千葉一伸さんは1968年6月26日生まれで宮城県気仙沼市出身の声優です。アーツビジョンに所属されています。千葉刑事はデザインする際に、千葉和伸さん本人の写真を制作側が参考にして作成されました。そのため、名字が同じ千葉になっています。

また、千葉一伸さんは名探偵コナン以外にも様々なアニメに出演されています。他の出演作品や演じたキャラには「Get Ride! アムドライバー」のタフト・クレマー役、「彩雲国物語 第2シリーズ」の凌晏樹役、「蒼天航路」の曹仁役、「BLEACH 斬魄刀異聞篇」の朽木響河役などがあります。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・榎本梓役の声優は、榎本充希子さんです。榎本充希子さんは1973年3月31日生まれで広島県出身の声優です。かつては青二プロダクションなどに所属していましたが、2023年現在はフリーの声優です。他の出演作品や演じたキャラには「ヨシモトムチッ子物語」のハナコアゲハ役、「愛してるぜベイベ★★」のイツミ先生役などがあります。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・白鳥任三郎役の初代声優は、塩沢兼人さんです。塩沢兼人さんは1954年1月28日生まれの声優です。他の出演作品や演じたキャラには「ハロー!サンディベル」のマーク＝ブランチ＝ウェリントン役、「聖闘士星矢」の暗黒アンドロメダ役、「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のロードキング役などがあります。

このように様々なアニメに出演し、白鳥任三郎役としても人気だった塩沢兼人さんは 2000年5月10日に46歳の若さで死去されました。その後白鳥任三郎役の後任を務めることになったのは、井上和彦さんです。井上和彦さんは1954年3月26日生まれで神奈川県横浜市出身、B-Box所属の声優です。他の出演作品や演じたキャラには「美味しんぼ」の山岡士郎役、「NARUTO -ナルト-」のはたけカカシ役などがあります。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・栗山緑役の声優は、百々麻子さんです。百々麻子さんは1967年11月8日生まれで神奈川県出身の声優です。賢プロダクションに所属されています。他の出演作品や演じたキャラには「B'T-X」のB'Tジュテーム役、「それいけ!アンパンマン」のちまきくん〈初代〉役、「おじゃる丸」のてくてくからくり妻役、「半妖の夜叉姫」の大ママ役などがあります。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・綾小路文麿役の声優は、置鮎龍太郎さんです。置鮎龍太郎さんは1969年11月17日生まれで青二プロダクション所属の声優です。名探偵コナンでは綾小路文麿役以外に沖矢昴役なども演じています。他の出演作品や演じたキャラには「十兵衛ちゃん」の小田豪鯉之介役、「勝負師伝説 哲也」の阿佐田哲也役、「フルーツバスケット」の草摩紫呉役などがあります。

名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラ・風見裕也役の声優は、飛田展男さんです。飛田展男さんは1959年11月6日生まれで茨城県水戸市出身の声優です。アーツビジョンに所属されています。他の出演作品や演じたキャラには「機動戦士Ζガンダム」のカミーユ・ビダン役、「ちびまる子ちゃん」の丸尾末男役、「創聖のアクエリオン」のジャン・ジェローム・ジョルジュ役などがあります。

それでは、最後に名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラクターに関する感想や評価を紹介していきます。名探偵コナンでは逆輸入されているキャラが多いという感想がありました。逆輸入キャラの名前に関しても声優の名前から取ってあることに気づき、面白いと思っているファンも多いようです。

また、名探偵コナンの高木刑事が元々アニメオリジナルキャラだったことを知り、驚いている声もありました。高木刑事は今では準レギュラーキャラとして人気になっているため、登場当初は名前すらなかったことを知らない方も多いようです。

また、名探偵コナンの映画「黒鉄の魚影（サブマリン）」に登場していたオリジナルキャラ・直美に関して、原作に逆輸入してほしいという声も多くありました。直美が原作に逆輸入されるのかは不明ですが、ファンの間では非常に人気が高く再登場してほしいと願うファンは多いようです。

この記事では名探偵コナンの原作に逆輸入されたキャラクターを紹介してきました。名探偵コナンはアニメや映画から原作に逆輸入され、現在では人気のレギュラーキャラになっているキャラが多く存在していました。もしこの記事を読んで名探偵コナンの逆輸入キャラが気になった方がいましたら、さらに逆輸入キャラを調べてみてください！