メイドインアビスのOP・ED曲一覧！アニメと劇場版の歴代主題歌をまとめて紹介

メイドインアビスは、ウェブコミック配信サイト『WEBコミックガンマ』にて2012年から連載されているダークファンタジー漫画です。作者はつくしあきひと先生で、2023年5月現在までにコミックスが11巻まで刊行されています。配信サイトでの連載は不定期となっており、コミックスの新巻は1年に1度程度発売されています。2023年に開催された第52回日本漫画家協会賞では、まんが王国とっとり賞を受賞しています。

2017年にはアニメが放送され、7月7日から9月29日まで全13話にて放送されました。その後、2022年7月6日から9月28日までメイドインアビスのアニメ2期が放送されています。ほかにも、2019年には総集編映画、2020年には原作漫画の4巻から5巻の内容を描いた劇場版映画『メイドインアビス 深き魂の黎明』が公開されています。

リコは、街1つを覆えるほどの巨大な穴"アビス"のほとりの街の孤児院で育ちました。父親は不明、母親は探窟家で、リコは母親のような探窟家になりたいと夢見ていました。ある日、リコは謎の熱線を発見します。好奇心旺盛なリコはその先を辿っていくと、人間の少年そっくりなロボットを見つけました。そして、彼と共に母親・ライザを探しにアビスの中に潜っていくこととなります。

メイドインアビスのアニメ1期のOP主題歌となったのは、メイドインアビスの主人公・リコ（富田美憂）とレグ（伊瀬茉莉也）が歌う『Deep in Abyss』です。こちらのOP主題歌はリコとレグが交互に歌唱をしていく明るく壮大な主題歌となっています。

作詞は『Re:ゼロから始める異世界生活』や『オーバーロード』といった、さまざまなアニメ主題歌に作詞として参加されているhotaruさんが担当しています。作曲はKanadeYUKとMasahiro"Godspeed"Aokiさんが合同で制作されています。KanadeYUKは作家ユニットで、『アイドルマスターシリーズ』の「ハートウォーミング」や「ハミングロード」でも作曲として参加しています。

また、Masahiro"Godspeed"Aokiさんは主にゲーム楽曲を手掛けており、『モンスターハンター3』や『戦国BASARA4』に参加した経歴があります。編曲は作曲を手掛けたKanadeYUKが行っています。

メイドインアビスのアニメ1期のED主題歌のタイトルは『旅の左手、最果ての右手』です。こちらの楽曲はOP主題歌同様、主人公のリコとレグの声を担当している富田美憂さんと伊瀬茉莉也さんが歌唱されています。ポップでかわいらしい曲調がメイドインアビスの絵柄とマッチしている一曲となっています。

『旅の左手、最果ての右手』の作詞・作曲から編曲までを担当したのは、『アイドルマスターシリーズ』や『ストライクウィッチーズ』など、多くのアニメソングを手掛けている橋本由香利さんです。橋本由香利さんはメイドインアビスのED主題歌以外にも、声優やアイドルなど、さまざまなアーティストに楽曲を提供されています。

『Underground River』は、メイドインアビスの作中で使用された挿入曲の1つです。こちらの挿入曲の歌唱はRaj Ramayyaさんが担当しています。Raj Ramayyaさんは普段、歌唱だけではなく、作曲も行うシンガーソングライターとして活動されています。また、こちらの挿入曲の作曲はkevin penkinさんが手掛けています。

メイドインアビスのアニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』のOP主題歌は『かたち』です。こちらの楽曲の歌唱は安月名莉子さんが担当しています。安月名莉子さんはメイドインアビスのアニメ2期OP主題歌『かたち』以外にも、アニメ『蜘蛛ですが、なにか？』のOP主題歌や、アニメ『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』のOP主題歌も歌唱されています。

こちらの楽曲の作詞には、タナカ零さんが起用されています。タナカ零さんは、『かたち』のほかにも安月名莉子さんに楽曲を提供されているアーティストです。作曲には、アニメ『Starry☆Sky』のED主題歌や、アニメ『美男高校地球防衛部シリーズ』のOP主題歌の作曲をされているebaさんが起用されています。

メイドインアビスのアニメ2期のED主題歌として使用されたのは、MYTH & ROIDが歌う『Endless Embrac』です。MYTH & ROIDは、メイドインアビスのアニメ1期OP主題歌の作詞として参加されているhotaruさんが所属している音楽ユニットで、ボーカルのKIHOWさん、プロデューサー兼ギターやキーボードを担当するTom-H@ckさんの3名からなる音楽ユニットです。

『Endless Embrac』の作詞・作曲はMYTH & ROIDが制作しており、編曲はメイドインアビスのアニメ1期の挿入歌である『Underground River』の作曲を務めたKevin Penkinさんが担当しています。アニメ1期のED曲はポップな曲調となっていましたが、アニメ2期ではメイドインアビスの物語の雰囲気とマッチした幻想的な曲に仕上がっています。

メイドインアビスのアニメ2期の挿入曲として使用された楽曲のタイトルは『GRAVITY』です。歌唱はArnór Danさんが担当しており、作曲はメイドインアビスのアニメ1期挿入曲の作曲者でもあるKevin Penkinさんが手掛けています。作詞はArnór DanとKevin Penkinさんの合同制作となっています。

メイドインアビスの原作漫画の4巻から5巻の内容を描いた劇場版映画『メイドインアビス深き魂の黎明』の主題歌となったのは、アニメ2期のED主題歌を担当したMYTH & ROIDの『Forever Lost』です。作詞・作曲はMYTH & ROIDが担当し、編曲にはkevin penkinさんが加わっています。

劇場版映画『メイドインアビス深き魂の黎明』の主題歌として使用されたこちらの楽曲は、美しくも厳しい自然や、人の業を描いたメイドインアビスの作品を彷彿とさせる楽曲となっています。映画を見た鑑賞者からは「映画の内容にピッタリの曲」「歌も曲も綺麗で聴き入った」といった感想があげられています。

劇場版映画『メイドインアビス深き魂の黎明』の作中で使用された挿入歌の1つは、Úyanga Boldさんが歌唱と作詞を務めた『Tozo Hanoline ft. Úyanga Bold』です。柔らかい声で美しく歌いあげたこちらの曲は、切ない結末となった劇場版映画を盛り上げる楽曲として効果的に使用されています。

劇場版映画の挿入歌として使用されたこちらの楽曲の作曲者は、テレビアニメ版メイドインアビスの多くの主題歌の制作に参加されているkevin penkinさんです。kevin penkinさんが手掛けたメイドインアビスの劇場版映画の主題歌や、アニメ2期のED主題歌と同様に、壮大で美しい曲となっています。

劇場版映画『メイドインアビス深き魂の黎明』で使用された挿入曲2曲目は、斎藤洸さんの『Transcendance and Hanezeve』です。歌唱と作詞・作曲全てを斎藤洸さんが制作しており、作曲にはメイドインアビスの他の楽曲も手掛けたkevin penkinさんも参加しています。

斎藤洸さんは、インディーズバンドの世界最大のコンテスト『エマージェンザ・ミュージック・フェスティバル』で2017年の日本大会優勝を飾ったロックバンド・SNARE COVERのボーカルとギターも務めているアーティストです。こちらの『Transcendance and Hanezeve』以外に、2019年に公開されたメイドインアビスの総集編映画の挿入曲も担当されました。

メイドインアビスの主人公・リコの声を演じた声優は、『かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～』の伊井野ミコ、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のチュアチュリー・パンランチ、『あやかしトライアングル』の女版・風巻祭里の声など演じている富田美憂さんです。

富田美憂さんは、2014年に開催された『2014声優アーティスト育成プログラム・セレクション』でグランプリを獲得し、声優事務所など6社にスカウトされる経歴を持つ実力派声優です。翌年の2015年に声優デビューをはたし、2016年には『アイカツスターズ！』の虹野ゆめ役で初主演となりました。現在は声優事務所アミューズに所属しています。

メイドインアビスのアニメでレグ役を演じたのは、伊瀬茉莉也さんです。伊瀬茉莉也さんはこれまでに2011年版『HUNTER×HUNTER』のキルア=ゾルディック、『FAIRY TAIL』のロメオ・コンボルト、『約束のネバーランド』のレイなどのキャラクターも演じられています。

声優の道を歩んだきっかけは、子供の頃にHUNTER×HUNTERのミュージカルを鑑賞しに劇場へ足を運んだ際に、ミュージカルを運営するプロデューサーと出会ったことだそうです。伊瀬茉莉也さんが声優になりたいという思いを熱く語ったことで、養成所ミツヤプロジェクトを紹介され、さらに声優への夢を強めたと語られています。

メイドインアビスで、リコとレグをサポートするナナチの声を演じたのは、声優の井澤詩織さんです。メイドインアビス以外の作品では、『鬼滅の刃』の産屋敷かなた、『チェンソーマン』のポチタ、『機動戦士ガンダム水星の魔女』のソフィ・プロネなどの役でも活躍されています。小学生の頃から演技に興味があり、声優養成所A&Gアカデミーを卒業した後にカレイドスコープ、フリーを経て現在はボイスキットに所属されています。

リコとレグが深界二層で出会った白笛・オーゼンの声を演じたのは、『Fate/Zero』のアイリスフィール・フォン・アインツベルン、『転生したらスライムだった件』のフレイ、『君の名は。』の宮水二葉などを代表作に持つ、大原さやかさんです。第7回声優アワードでは助演女優賞を受賞しており、声優ファンからは大人の女性キャラの声として親しまれています。

オーゼンの弟子・マルルクの声優には、『けいおん！』の平沢唯、『とある科学の超電磁砲』の初春飾利、『異世界おじさん』のアリシア=イーデルシアなどを演じた豊崎愛生さんが起用されています。豊崎愛生さんはけいおん！の平沢唯役で知名度を上げ、第4回声優アワードの新人女優賞や、翌年の主演女優賞などを受賞した経歴を持っています。

こちらの方は「メイドインアビスのアニメ2期と劇場版映画の主題歌が良かった」と感想を述べられています。メイドインアビスは、かわいい絵柄や登場キャラクターに反した、鬱エピソードや重い内容が面白いと評判の作品です。そのような物語にマッチした、壮大で美しい楽曲が素敵だと評価されています。

こちらのツイートでは、メイドインアビスのアニメ2期のOP主題歌である『かたち』が明るい曲だったというコメントが見られています。しかし、メイドインアビスのストーリーは鬱展開となることが多いため、曲の印象と物語のギャップが激しいと話題となっています。

メイドインアビスで使用されている主題歌には、Kevin Penkinさんが作曲した曲が多く使用されています。メイドインアビスのアニメを見た人からは「Kevin Penkinさんの曲はメイドインアビス雰囲気にぴったり」と好評の声があがっています。また、メイドインアビスの曲を聴いて、Kevin Penkinさんのファンになったという人の姿も見られています。

以上、メイドインアビスのアニメに使用されたOP・ED曲や、劇場版映画の主題歌を紹介してきました。メイドインアビスのアニメでは、自然の厳しさや人の業を描いた物語に合った、壮大で美しい楽曲が数多く使用されています。メイドインアビスの楽曲は、通販サイトやCDショップ、音楽配信サ―ビスなどで購入することができるので、気になった楽曲があった人は、そちらをチェックしてみてはいかがでしょうか？