【組長娘と世話係】桜樹美幸は八重花の母親！事故の真相をネタバレ解説

「組長娘と世話係」は、Webコミック配信サイト「コミックELMO」にて連載中の漫画です。作者は、つきや、連載は2018年6月から「コミックライドピクシブ」にて開始され、2020年に「コミックELMO」に移籍しました。極道の桜樹組を舞台に、組長の一人娘と若頭の日常を時にシリアスに、時にコメディ風に描いた心温まる漫画です。本作品は、作者のつきやがpixivに公開した「極道娘と世話係」という作品を、再構築した作品です。

「組長娘と世話係」は、2023年1月にコミック第9巻が発売され、累計115万部を超えるヒット作品となりました。テレビアニメ版は2022年7月から9月まで全12話放送されました。放送局はTOKYO MX他、監督は川崎逸朗、アニメーション制作はfeel.、GAINAです。2019年には「次にくるマンガ大賞」のWebマンガ部門の第15位に選ばれています。また、2021年に本作品のLINEスタンプが発売されました。

主人公の霧島透（きりしまとおる）は桜樹組の若頭で、周りから悪魔と恐れられるほど冷酷な性格です。組長の桜樹一彦は、そのような霧島に責任感を持たせようと、一人娘で7歳の八重花（やえか）の世話をさせようと思い立ちます。早速一彦は霧島を呼び、八重花の世話係を命じます。拒むなら殺すと言われた霧島は否応なく世話係となりました。その日から、霧島は八重花と共に過ごすことになります。

ここからは、組長娘と世話係の桜樹美幸（さくらぎみゆき）についてネタバレで紹介します。桜樹美幸は本作品のヒロイン的存在の八重花（やえか）の母親です。桜樹美幸が事故に遭ってから7年が過ぎ、事故当時、赤ちゃんだった八重花との関係も変わってきました。ここでは、桜樹美幸のプロフィールと夫の一彦との出会いなどもネタバレで紹介し、娘の八重花との関係がどのように変化したかについて、ネタバレで紹介していきます。

桜樹美幸は4月20日生まれ、年齢は36歳、夫は桜樹組組長の一彦、子どもは7歳の一人娘、八重花（やえか）です。「くろさき」という料理屋を経営する黒崎香菜美という妹がいます。美幸の両親は彼女が学生の頃に亡くなっています。数年前に交通事故に遭い、意識不明で運ばれて以来、今も意識が戻らず冬月総合病院に入院中です。

両親のいない桜樹美幸は学生時代、生活費のために花店でアルバイトをしていました。美幸が桜樹一彦と出会ったのは、この花店です。生け花が趣味の一彦はこの花店の常連客で、この日もいつものように生け花にする花を買いにきたところ、美幸と出会ったのでした。花が大好きな美幸は、一彦の生け花に興味を持ち、彼が花を生けるところを見たいという理由で、彼をデートに誘いました。

口下手で硬派な一彦は明るく社交的な美幸にリードされ、いつの間にか彼女に惹かれるようになります。一方、美幸もシャイで不器用な一彦の内面にある優しさに気づき、心惹かれます。こうして二人は恋に落ち、結婚することになりました。このように、美幸と一彦は普通の恋人同士のようにデートを重ね、互いに愛を育んでいったのでした。桜樹組の若頭の霧島透は美幸のことを「組長よりももっと強くて優しい人」と評しています。

桜樹美幸が交通事故に遭ったのは7年前のことで、当時、娘の八重花は赤ちゃんでした。八重花は父親の一彦に連れられて、母親の美幸が入院している冬月総合病院に、よく見舞いに訪れていました。当時の八重花はまだ、母親がなぜ眠ったままなのか理解できない年齢でしたが、3歳を過ぎた頃に、八重花の心にある想いが生まれました。

いつものように父親と見舞いに訪れた八重花は、母親がいつまで経っても起きてくれないのは、自分のことが嫌いだからだと考えるようになります。さらに、八重花は父親の寂しい気持ちを察しており、お父さんを寂しくさせているのに、お母さんは目を覚ましてくれないと思い込んでしまいました。このような思いに捕らわれてしまった八重花は、次第に母親の存在を拒むような心情を見せるようになります。

八重花の父、一彦はそのような八重花の心情を察して、美幸の見舞いに八重花を連れて行くことを止めたということです。やがて、八重花にとって母親は「知らない人」という存在になっていきます。こうして数年が経ち、7歳になった八重花の心境に変化が起こります。この変化をもたらしたのが、世話係の霧島透です。

霧島透は桜樹組の若頭です。霧島は「桜樹の悪魔」という異名で呼ばれ、周りに恐れられている男です。冷たく暴力的な霧島に、組長は娘の八重花の世話係を命じます。初めはぎこちなかった八重花と霧島ですが、毎日を共に過ごすことで次第に心が通い合うようになります。八重花は誰よりも霧島のことを信頼するようになり、そして、霧島の言葉によって母親に対する気持ちに変化が訪れます。

霧島は、母親の美幸に対する八重花の心情を知り、事故の日に美幸と交わした約束を思い出します。7年前のある日、交通事故で瀕死の重傷を負った美幸は、救急車に乗せられる直前に、駆けつけた霧島に次の言葉を伝えました。「八重花と一彦さんをお願いね、二人ともとても寂しがり屋だから…」という言葉でした。今にも意識を失いそうな状態にもかかわらず、美幸は娘と夫の心配をしていました。

霧島は美幸の家族への愛情、優しさ、強さを八重花に伝えたいと思い、霧島は八重花に次のように話しました。「お母さんは、お嬢（八重花）のために夢の中でいじわるな魔法をかけた神様と一人で戦っているんだよ」と話します。そして、一緒に応援しにいきましょうと、八重花を誘います。八重花はこれまで母親を拒絶してきたことを悔やみ、会って謝りたいと父親に訴えました。

八重花の言葉を聞いた父親の一彦は、再び八重花を見舞いに連れていくことにします。一彦は八重花の笑顔は美幸によく似ていると言い、八重花がいるだけで幸せだと感じます。それは、意識のない美幸にとってもそうだと一彦は信じています。一彦は八重花に、お母さんによく顔を見せてあげようと言いました。こうして、八重花は再び見舞いに行き、母親が寂しくないように病室を楽しく飾ってあげました。

ここまで、組長娘と世話係の桜樹美幸のプロフィール、夫の一彦との出会い、娘の八重花との関係についてネタバレで紹介しました。母親である桜樹美幸の見舞いを拒んできた八重花でしたが、世話係の霧島の優しい一言によって、良い関係を築くことができるようになりました。ここで、桜樹美幸が7年経った今でも意識を取り戻すことができなくなった交通事故の真相や、美幸が狙われた理由を、ネタバレで紹介していきます。

桜樹美幸は車に轢かれたことで意識不明となり、その日から7年が経ちました。この事故については、あまり語られてきませんでしたが、美幸は偶然、事故に遭ったのではないということです。美幸を車で轢いたのは獅子間組の組員でした。その事を知った美幸の夫の一彦は、獅子間組の者を自身の手でことごとく制裁しており、この厳しい報復によって獅子間組は解散しています。

ところが、獅子間組の残党が再び活動を始めたことが分かりました。この情報を一彦に伝えたのは、桜樹組の兄貴分となる桃山（とうやま）組の組長、桃山秀成でした。桃山が得た情報によると、最近、獅子間組の残党が組織の名称を変えて、新たに人を集めているとのことです。一彦は激怒しますが、一彦自身が表立って行動することで、入院中の美幸や幼い八重花が傷つけられる恐れが出てきます。

そこで、一彦の代わりに桃山組が、元獅子間組の残党による新たな組織を潰すために動くことを提案します。一彦は怒りを抑え、家族の安全を最優先にすることを決意し、桃山の提案を受けることにします。

桜樹美幸は獅子間組の組員によって故意に車で轢かれたことが分かりました。それでは、なぜ、美幸が狙われたのでしょうか？ここでは、美幸が狙われた理由をネタバレでみていきます。美幸を車で轢いた男は8年前、獅子間組に所属する組員でした。ある時、獅子間組の組長に対して憎しみを持つようになった男は、組長に報復することを考えます。

それは、獅子間組と桜樹組の絆を引き裂くことでした。獅子間組の組長と桜樹一彦は親友で、盃を交わした仲です。この二つの組を引き裂くことが最も効果的な復讐になることを男は知ったのでした。そこで男は、桜樹一彦の妻を襲撃することを思いつきます。その理由は、桜樹一彦の最愛の妻が、盃を交わした獅子間組の組員に襲われたとなれば、桜樹一彦と獅子間組組長の絆は破綻すると思われるからです。

このように、桜樹美幸はある男の復讐に巻き込まれてしまったということです。ただし、この犯人の男が何もかも自分の考えで、起こした事ではないようです。実は男は、桜樹組と獅子間組の仲を裂くことが、一番効果的な復讐だと教えてくれた人物がいると言っており、この事件の裏には黒幕が存在することが判明しました。

桜樹美幸が遭遇した事故の真相や、美幸が狙われた理由についてネタバレで解説してきました。ある男の復讐心から起こった事故の裏には、桜樹組と獅子間組の絆を裂こうとする黒幕が存在することが分かりました。八重花という新たな家族が生まれたばかりで、幸せな日々が続くはずだった美幸は、今後、回復するのでしょうか？ここでは、意識不明の桜樹美幸が今後、回復する可能性または死亡する可能性について考察していきます。

7年前の事故で意識不明となり、今も寝たきりで入院中の桜樹美幸が回復する可能性はあるのでしょうか？美幸の娘の八重花は、何度会いに行っても寝ているままの美幸を拒むようになっていました。しかし、霧島の言葉のおかげで、母親の闘病を応援するようになりました。八重花は病気と闘う母親のために、病室を楽しく飾るなど、健気な姿を見せています。

霧島は、美幸が今でも必死に戦っていると語っており、美幸がいつかは回復するかもしれないと言われています。しかし、今のところ回復の兆候などは描かれておらず、美幸が今後、回復する可能性については不明だということです。美幸を轢いた犯人は黒幕の存在について話しており、この事故の全貌は分かっていません。

一つの可能性として、この事故のことがすべて解決したとき、美幸は回復するのでは？という説もあります。7年間ひたすら回復を待ち続けている一彦と八重花のためにも、美幸が意識を取り戻して、再び家族が幸せに暮らす姿が見たいという期待が寄せられています。

回復が期待されている桜樹美幸ですが、死亡する可能性についても考察していきます。例えば、美幸が一彦や八重花のために、言葉などの大切な何かを遺してこの世を去るという様な、感動的なエピソードが描かれるかもしれません。それも物語の一つのパターンとして有り得ると言われています。しかし、赤ちゃんの頃に母親が意識不明となった八重花を、元気な姿でしっかりと抱きしめてあげて欲しいと言われています。

ここまで、組長娘と世話係の桜樹美幸と娘の八重花との関係や、美幸が遭遇した交通事故の真相や、狙われた理由をネタバレで紹介してきました。ここからは、アニメ版組長娘と世話係で桜樹美幸の声を演じている声優、中原麻衣（なかはらまい）のプロフィールや主な出演作とキャラを紹介していきます。

中原麻衣は1981年2月23日生まれ、血液型AB型、兵庫県出身で、中学3年から高校卒業まで福岡県北九州市で暮らしました。所属は「アイムエンタープライズ」です。日本ナレーション演技研究所で声優として学び、テレビアニメでのデビュー作は「パラッパラッパー」です。2002年から2005年まで「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!シリーズ」で、初ヒロインとなる南楓役を演じました。
 

「七人のナナ」ナナさま、「うたわれるもの」ユズハ、「ひぐらしのなく頃に」竜宮レナ、「ヤマトナデシコ七変化♥」笠原乃依、「かみちゃまかりん」花園花鈴、「CLANNAD」古河渚、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」ティアナ・ランスター、「咲-Saki-」宮永照、「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」レイナ、「FAIRY TAIL」ジュビア・ロクサー、「境界線上のホライゾン」武蔵、「デュラララ!!」贄川春奈。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」雪ノ下陽乃、「月刊少女野崎くん」鹿島遊、「PERSONA -trinity soul-」モーリー、「魔法科高校の劣等生」市原鈴音、「ダンガンロンパ3」雪染ちさ、「アズールレーン」赤城、「無能なナナ」犬飼ミチル、「アイカツフレンズ!」円城寺たまき、「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜」神崎凜、「岸辺露伴は動かない」泉京香。
 

組長娘と世話係のコミック5巻番外編「華と恋」、アニメ版では9話で美幸と一彦の出会いが描かれています。花店でアルバイトをしていた美幸は、客として来店した一彦と出会いました。最初は美幸がデートに誘うなど、積極的な姿を見せており、シャイな一彦は彼女の明るさや素直さに惹かれたということでした。

その後、交際を始めた美幸と一彦は結婚することになりました。美幸と一彦の出会いがとても素敵だったということと、美幸が心の綺麗な素敵な女性で、予想した通りだったという感想です。

花店で出会った美幸と一彦は、美幸の誘いでデートをすることになります。明るく積極的な美幸と硬派な一彦のエピソードは、幸せな気分になるということと、良い出会いだったという感想です。

美幸と一彦の出会いや馴れ初めなど、美幸が事故に遭う前の元気な姿が回想シーンで描かれています。美幸が美人で、娘の八重花のように天使だったという感想です。また、夫の一彦の美幸に対する愛情と、八重花の父親としてのセリフに心が潤ったという感想です。

美幸と一彦の出会いは、美幸の積極的なアプローチからデートに発展し、二人は恋人同士になりました。美幸は一彦がヤクザの世界にいる人であっても恋を諦めることなく結婚しました。霧島は美幸について「優しく強い人」と評しています。そのような美幸が勇者だと思うということと、お嬢（八重花）の様なかわいさもあるという感想です。

こちらの方も、美幸と一彦のエピソードについての感想です。美幸の天然さが可愛くて、一彦が彼女を好きになる理由が分かるということです。また、八重花の可愛さは母親の美幸譲りだったという感想です。

若き日の美幸と一彦が初々しくてかわいいという感想です。美幸と一彦の出会いは、積極的な美幸のアプローチにより、デートに発展しました。当時の美幸の天然さに癒されるということと、八重花は母親に似ているという感想です。

若いときの一彦（組長）好きだということと、美幸と一彦のエピソードをもっと知りたいという感想です。ここでは桜樹美幸に関する感想や評価を紹介してきました。多く寄せられていたのが、美幸と一彦の出会いのエピソードについての感想でした。二人のエピソードは、幸せな心になる、良い出会いだったという感想が寄せられていました。

ここでは「組長娘と世話係」の桜樹美幸についてネタバレで紹介してきました。美幸は桜樹組組長、一彦の妻で、八重花の母親です。7年前に事故に遭い、今でも意識不明で入院中です。当時、まだ赤ちゃんだった八重花は、いつも眠っている母親に失望し、見舞いを拒むようになります。しかし、世話係の霧島透の愛情ある説得によって再び見舞いに行くようになり、母親の病室を飾るなど、健気な姿を見せるようになりました。

桜樹美幸の事故については、偶然ではなく故意によるものでした。獅子間組の組員の復讐の巻き添えになったということで、夫の一彦は怒りのあまり獅子間組を制裁しています。美幸を襲った理由は、桜樹組と獅子間組の絆を裂くことで、この事故には黒幕が存在していることが分かりました。美幸が今後、回復する可能性や死亡する可能性については、まだ不明です。

しかし、家族のためにも元気な姿になって欲しいという期待の声が挙がっていました。桜樹美幸に関して、美幸と一彦の出会いから馴れ初めがとても良いという感想が多く寄せられていました。当時の美幸が天使のようで、娘の八重花は母親似だという感想もありました。ここまで、組長娘と世話係の桜樹美幸と八重花の関係、事故の真相や今後、回復する可能性などをネタバレで紹介してきました。