【組長娘と世話係】桜樹一彦は八重花の父親！美幸との出会い・馴れ初めをネタバレ

桜樹一彦は、『組長娘と世話係』に登場するキャラの1人です。作中の小さなヒロインである八重花の父親で、主人公・霧島透の恩人でもあります。本記事では、桜樹一彦の人物像や八重花との関係、妻の美幸との出会いと馴れ初めのネタバレなどを解説します。桜樹一彦についての詳細を見る前に、まずは組長娘と世話係の概要やあらすじを確認しておきましょう。

組長娘と世話係は、ヤクザの若頭と組長の娘の絆を描いた心温まる物語です。作者はつきやさんで、掲載誌はコミックELMOです。もともとはwebコミック配信サイトのコミックライドピクシブで連載されていましたが、2020年にコミックELMOに移籍しました。移籍した年にはテレビCMが放送され、You TubeでもCM動画が公開されています。

組長娘と世話係のコミックスは、2023年1月時点で9巻まで発売されています。2023年7月には10巻の発売が予定されており、すでに予約注文も始まっています。コミックスの累計発行部数は、120万部を超しています。組長娘と世話係はアニメにもなり、2022年7月から9月まで放送されました。

桜樹組の若頭である霧島透は、「桜樹組の悪魔」と恐れられていました。問題ばかり起こす霧島透に頭を悩ませた組長の桜樹一彦は、自分の娘の八重花の世話係に霧島透を任命します。八重花の世話を通して、霧島透に責任感を持たせようとしたのです。無表情でほとんど喋ろうとしない八重花に困りつつも、霧島透は自分に与えられた役目を果たそうとします。霧島透の優しさに触れた八重花は、次第に心を開いて笑顔を見せるようになるのでした。

組長娘と世話係の桜樹一彦は、鷹松組の傘下にある桜樹組の組長です。誕生日は10月5日で、年齢は45歳です。生け花が趣味で、背中には桜の入れ墨が入っています。感情をあまり表に出すタイプではなく、クールで寡黙なキャラです。しかし、八重花のことになるとすぐに熱くなり、その溺愛ぶりは他の組の人間にまで知られています。

また、生真面目で不器用な性格をしており、誰かに頼ることが苦手です。桜樹一彦の妻である美幸は、7年前に事故にあってから意識不明の状態が続いています。桜樹一彦は美幸がいつか目を覚ますことを信じ、病院へ見舞いに通っています。

組長娘と世話係の桜樹一彦は、八重花の実の父親です。八重花は幼い頃は桜樹一彦のもとで暮らしていましたが、その後しばらく父親と離れて暮らすことになります。八重花が桜樹一彦と離れ離れになったきっかけは、母親の美幸の事故でした。母親が入院したときには八重花はまだ赤ん坊だったため、美幸の妹の黒崎香菜美が八重花を引き取って育てたのです。

八重花は7歳になるまで、叔母である黒崎香菜美と暮らしていました。ただ、離れて暮らしていたとはいえ、ずっと父親と会っていなかったわけではありません。桜樹一彦は定期的に八重花と面会しており、親子としての絆が消えないようにしていました。ある程度成長した八重花は、ようやく桜樹一彦のもとへ戻ることになります。

桜樹一彦は戻ってきた八重花の世話係に霧島透を任命し、いつでも八重花のことを一番に考えるように言いつけました。家に戻ったばかりの頃は、桜樹一彦と八重花の間にはぎこちない雰囲気が漂っていました。しかし、世話係の霧島透が間に入るなどして、徐々に親子関係も改善していきます。

桜樹一彦の八重花に対する愛情は深く、いつでも八重花のことを大事に思っています。八重花も父親のことは好きで、赤ちゃんの頃は桜樹一彦との面会日を楽しみにしていたようです。授業参観のときは桜樹一彦の好きな桜を思い浮かべながら、桜の木の絵を書いていました。そして、勇気を出して桜樹和樹にその絵をプレゼントし、喜ぶ桜樹一彦の姿を見て幸せそうに笑っていました。

組長娘と世話係では、若かりし日の桜樹一彦が登場することもあります。過去のエピソードのうちのひとつは、妻の美幸との出会いや馴れ初めに関するものでした。桜樹一彦と美幸の出会いが描かれた回は、ファンの間でも人気の高いエピソードです。ここでは、桜樹一彦と美幸の出会いのネタバレと、馴れ初めのネタバレをそれぞれ分けて紹介します。

桜樹一彦と美幸の馴れ初めは、何巻で読めるのでしょうか？桜樹一彦と美幸の出会いと馴れ初めは、単行本5巻の「華と恋」に描かれています。この「華と恋」の話は5巻の描き下ろし番外編で、2話に渡って掲載されました。桜樹一彦と美幸の出会いと馴れ初めは、漫画だけでなくアニメで見ることもできます。

アニメで2人のエピソードが放送されたのは、9話の「霧島〇〇計画」の中の一幕でした。黒崎香菜美の店で霧島透や八重花と食事をしていた桜樹一彦は、黒崎香菜美から美幸との思い出話を聞かされます。そこで、美幸との出会いを思い出し、桜樹一彦は美幸との出会いや馴れ初めを回想するのでした。

まずは、桜樹一彦と美幸の出会いのネタバレから見ていきましょう。桜樹一彦と美幸が初めて出会ったのは、「フラワーショップいのうえ」という花屋です。美幸はこのときまだ学生でしたが、すでに両親は亡くなっていました。親のいない美幸は、生活費を稼ぐために花屋でバイトをしていたのです。しかし、花が好きな美幸は花屋で働けることを幸せに感じ、毎日楽しくバイトをしていました。

ある日、美幸は植木鉢を移動させようとして、1人のお客さんにぶつかってしまいます。その客が、若かりし日の桜樹一彦でした。生け花が趣味である桜樹一彦は、花を買いに頻繁にこの店を訪れていたのです。店長は常連客である桜樹一彦を昔から知っていて、桜樹一彦と美幸にお互いのことを紹介しました。

桜樹一彦が生け花のための花を買いに来ていると知った美幸は、自分も以前に母親から生け花を学んだことを話して聞かせます。しかし、美幸は上手に花を生けることができず、途中で生け花をやめてしまいました。美幸の話を聞いた桜樹一彦は、美幸に生け花をしていて楽しかったか尋ねます。

「もちろん」と答えた美幸に、桜樹一彦は「楽しければ上手い下手は関係ない」と言いました。そのセリフに美幸は心を動かされ、店を去る桜樹一彦を見ながら「何だかキレイな人」と思うのでした。このときの2人はまだ客と店員という間柄に過ぎませんでしたが、美幸が桜樹一彦に好印象を抱いたのは間違いないようです。

続いて、桜樹一彦と美幸の馴れ初めのネタバレを紹介します。花を上手く生けることができない美幸は、再び店にやって来た桜樹一彦に上手な花の生け方を尋ねました。積極的に迫ってくる美幸に断りきれず、桜樹一彦は美幸に生け花のことを教えることになります。美幸はさっそく次の日に教えてほしいと言い、桜樹一彦に自分の連絡先を教えました。

このときの美幸は本当に花のことだけを考えていて、桜樹一彦に対して特別な思いを抱いているわけではありませんでした。しかし、花屋の店長や妹に「デートだ」と言われ、急に桜樹一彦のことを意識するようになりました。次の日に喫茶店で桜樹一彦と会った美幸は、彼の優しい人柄に惹かれていきます。

結局その日は花のことをすっかり忘れ、美幸は普通に桜樹一彦とのデートを楽しみます。美幸が本当に花のことを忘れていたことを知った桜樹一彦は、思わず笑ってしまいました。初めて見るその笑顔に、美幸の心はときめきます。そして、「何かあれば声をかけてくれ」と名刺を渡された美幸は、桜樹一彦にまた一緒に喫茶店に行ってほしいと伝えます。

明るく素直な美幸に桜樹一彦も心を動かされ、赤くなりながら美幸の頼みを了承しました。以上が、桜樹一彦と美幸の馴れ初めのネタバレです。この喫茶店デートでお互いに好意を抱いた2人は、その後正式に付き合って結婚することになったのでした。

組長娘と世話係のアニメでは、声優の竹内良太さんが桜樹一彦役を担当しました。強面の桜樹一彦にぴったりの低音ボイスは、原作ファンからも称賛の声が上がっていました。竹内良太さんはもともと高い声でしたが、トレーニングで低音ボイスが出せるようになったようです。ここでは、桜樹一彦役の竹内良太さんのプロフィールや、これまでの主な出演作品などを紹介します。

竹内良太さんの生年月日は1982年9月22日で、出身地は兵庫県神戸市です。血液型はA型、身長は180cmです。高校の文化祭で劇に出演したことをきっかけに、演技に興味を持つようになります。澪クリエーションやアーツビジョンに所属していた時期もありましたが、現在では青二プロダクションの所属となっています。

まだ声優業だけで生活できなかった頃は、派遣社員としても働いていました。しかし、ゲームの『エルシャダイ』のルシフェル役でブレイクしてからは、声優としての仕事も増えていきました。趣味と特技は剣道と弓道をはじめ、オートバイや動画編集、ハンドメイドなど多岐に渡ります。

好きな食べ物は白米で、苦手なものはお酒と味のない炭酸水です。竹内良太さんの結婚相手は、同じ声優である寺島愛さんです。竹内良太さんは寺島愛さんとその弟の寺島博樹さんと一緒に、「0Gauge」というユニットを組んでいます。0Gaugeはオリジナル曲でライブ活動を行ったり、ハンドメイドのアクセサリーを販売したりしています。

竹内良太さんはこれまでに、『HEROMAN』のヒーローマン、『クロスファイトビーダマン』のドラヴァイス、『ハイキュー!!』の牛島若利などを演じてきました。他にも、『魔法使いの嫁』のエリアス・エインズワースや『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』のアーダルベルト・フォン・ファーレンハイト、『SDガンダムワールド ヒーローズ』の信長ガンダムエピオンなどを担当しています。

また、竹内良太さんは、エルシャダイ以外のゲームにも多く出演しています。ゲームの主な出演作品と担当キャラは、『ソードアート・オンライン-ロスト・ソング-』のスメラギや『オーバーウォッチ』のリーパー、『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ！』のヴォルグなどです。

組長娘と世話係の桜樹一彦に関しては、「好みのタイプだ」というコメントが多く見られました。桜樹一彦は組長兼八重花の父親という設定のキャラで、他の主要キャラよりも年齢が高めです。

しかし、年齢を感じさせないかっこよさに、大勢の人が魅了されているようです。中には、「とても45歳には見えない」というコメントもありました。また、「和服もスーツ姿もかっこいい」という感想や、「若い頃の姿が好き過ぎる」という感想も寄せられています。

組長娘と世話係の桜樹一彦は、外見だけでなく中身もかっこいいと評判のキャラです。主人公の霧島透にはないクールなキャラが、ファンから支持を集めているようです。また、クールなだけでなく、常識人で家族思いであるところも人気のようです。

組長娘と世話係の桜樹一彦は、本編では大きく表情を変えることはありません。八重花に対して微笑むことはありますが、それ以外は厳しい顔つきで過ごしていることがほとんどです。しかし、桜樹一彦と美幸の馴れ初めエピソードでは、桜樹一彦が照れて赤面するシーンが出てきました。滅多に見ることができない桜樹一彦の照れた顔に、思わずときめいてしまったファンも少なくないようです。

組長娘と世話係の桜樹一彦のプロフィールや、美幸との馴れ初めのネタバレをまとめました。桜樹一彦は桜樹組の組長という立場にあるため、普通の父親のように八重花に接することはできません。しかし、八重花のことを大事に思っていることは確かで、八重花も父親からの愛情はしっかりと受け取っています。

桜樹一彦は妻である美幸のことも八重花同様大切にしていて、美幸の意識が戻る日をずっと待っています。男性としても父親としても魅力的な桜樹一彦は、これからもかっこいい姿をファンに見せてくれることでしょう。