【組長娘と世話係】速水雅也は柿原の狂犬！霧島透との関係や登場回・アニメ声優は？

『組長娘と世話係』は、2018年から連載が始まった漫画です。作者はつきやさんで、もともとは『極道娘と世話係』というタイトルでpixivに発表されました。後にタイトルが現在の組長娘と世話係に変更され、内容も再構築されてコミックライドピクシブで連載が始まります。

2020年にコミックELMOというマイクロマガジン社の新レーベルが開設されたことにより、組長娘と世話係はコミックELMOへ移籍することになりました。組長娘と世話係は2021年9月にアニメ化が発表され、2022年7月からTOKYO MXなどで放送されました。原作の連載はまだ続いていますが、アニメの続編が制作されるかどうかは現時点では未定です。

主人公の霧島透は、桜樹組というヤクザの若頭を務めています。霧島透はちょっとした問題でもすぐに暴力で解決しようとするため、桜樹組の悪魔と呼ばれるようになりました。問題ばかり起こす霧島透に責任感を持たせるため、桜樹組の組長は霧島透に新たな仕事を与えました。それは、自分の娘である八重花の世話係でした。霧島透は困惑しながらも、徐々に世話役が板についていきます。そして、精神的にも少しずつ成長していくのでした。

組長娘と世話係の速水雅也は、柿原の狂犬という物騒なあだ名がついているキャラです。なぜそのようなあだ名がついたかのネタバレや、速水雅也の詳しいプロフィールなどを見ていきましょう。また、組長娘と世話係の原作やアニメでの、速水雅也の初登場回のネタバレも紹介します。

組長娘と世話係の速水雅也は、7月19日生まれのキャラです。霧島透と同級生だったことから、年齢は霧島透と同じ28歳だと推測されます。速水雅也は柿原組の構成員で、組長娘と世話係の物語が始まった当初は刑務所に入っていました。血の気が多い戦闘狂で、組長の言うこともきかずに飛び出していきます。

そのため、速水雅也は作中で「柿原の狂犬」と呼ばれています。ただ、組長は柿原の反抗的な態度や子供っぽい性格を面白がっているところがあり、手のかかる息子のような気分で可愛がっているようです。その代わり、若頭の進条が気を揉むことが多く、いつもストレスで胃を痛めています。

速水雅也は桜樹組の霧島透を宿敵と定めていて、いつか霧島透を倒すことを目標にしています。ただ、当の霧島透にはあまり相手にされていません。速水雅也の髪色はシルバーにも近い白で、毛先がツンツンと跳ねています。目つきは悪く、額から鼻の上にかけて大きな傷跡があります。この傷跡は、中学時代に霧島透につけられたものです。

組長娘と世話係の速水雅也が原作で初めて登場したのは、単行本3巻25話の「最高の標的」の回です。テレビアニメでは、6話の「はじめてのおともだち」に初めて登場しました。アニメの6話での速水雅也の出番は、刑務所から出てきたほんのわずかなシーンだけでした。速水雅也がアニメで本格的に活躍したのは、7話でのことです。刑務所から出た速水雅也は、進条とともに組長のもとへ挨拶に向かいます。

速水雅也はそこで「霧島をぶっ殺しに行く」と息巻いていましたが、それを組長に止められます。そして、速水雅也は組長から、霧島透が幼女の世話係になって変わったことを聞かされました。霧島透が変わったことを信じない速水雅也は、ヤケになったように町に出て暴れます。そして、偶然霧島透と再会し、八重花と手を繋いでいる姿を見て思わず座り込んでしまったのでした。

霧島透は速水雅也のことをまったく覚えていませんでしたが、そこに北条零が登場してようやく中学の同級生だったことを思い出しました。霧島透は速水雅也からヤクザ潰しだった頃の話を持ち出され、一瞬悪魔の顔に戻ります。しかし、八重花の存在を思い出し、すぐに穏やかな表情に戻ったのでした。速水雅也は霧島透と本格的に揉める前に、柿原組の組長と進条に回収されていきました。

組長娘と世話係の速水雅也は、桜樹組の霧島透と因縁の深い相手です。速水雅也と霧島透の間には、一体どういった関係があるのでしょうか？ここでは、速水雅也と霧島透の関係のネタバレを考察してまとめます。ネタバレを知ってから作品を楽しみたい人や、ネタバレでより深く速水雅也を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

速水雅也と霧島透の関係のネタバレひとつ目は、2人の出会いについてです。組長娘と世話係の速水雅也は、霧島透と同じ中学校の同級生でした。当時の霧島透は、「関わったら殺される」と学校中から噂されていました。この頃からすでにケンカ好きの戦闘狂だった速水雅也は、その噂を聞いて霧島透にケンカを売りにいきます。

しかし、霧島透にはまったく敵わず、石で頭を殴られました。それでも戦意を失わなかった速水雅也は、霧島透に「この先どこにいても必ず殺してやる！」と宣言しました。その宣言通り、速水雅也は霧島透のことを殺すことだけに執念を燃やして生きてきたのでした。

大人になってからも、速水雅也は霧島透を探すためにあちこちで騒ぎを起こします。町で暴れまわっていた速水雅也を拾ったのが、今の柿原組の組長でした。組長は速水雅也が霧島透を探していることを知り、霧島透が今は桜樹組に入っていることを教えます。組長から「お前もヤクザになれば霧島に会えるかもしれない」と言われ、速水雅也は柿原組に入ることを決意したのです。

速水雅也と霧島透の関係のネタバレふたつ目は、速水雅也に対する霧島透の気持ちです。速水雅也は中学生のときからずっと霧島透を追い続け、今でも顔を見ればケンカを売りにいきます。しかし、霧島透のほうは速水雅也の存在を忘れていて、北条零から名前を聞いても思い出すことはありませんでした。再会して名前を呼ばれたときもまったく誰だかわかりませんでしたが、北条零の説明と速水雅也の顔の傷跡で何とか思い出します。

霧島透にとって速水雅也は頭の片隅にもいなかった相手で、存在を思い出した現在でもまったく歯牙にもかけていません。霧島透は速水雅也のことを虫のようにうっとしい相手だと思っているだけで、ケンカ相手としても認めていないようです。霧島透は速水雅也のことを適当にあしらっていて、突っかかってきても本気で相手にはしていません。

速水雅也と霧島透の関係のネタバレ3つ目は、速水雅也と霧島透の今後についてです。速水雅也は人生の半分以上、霧島透を殺すためだけに生きてきました。そのため、簡単に霧島透を諦めきれるはずもなく、今後も霧島透にケンカを売り続けると推察されます。ただ、霧島透は速水雅也とケンカするつもりもないため、速水雅也の願いが叶うことはなさそうです。

原作の漫画では、速水雅也は二宮組の組長の息子である蓮を世話する機会が増え、性格にもやや変化が見えつつあります。蓮は出先で偶然八重花と出会い、すぐに仲良くなりました。八重花と蓮は速水雅也と霧島透がケンカばかりしていることを気にしていて、2人に仲良くしてほしいと考えています。

八重花と蓮が絡んでくることで、速水雅也がケンカ抜きで霧島透と関わるようになる可能性もあります。ただ、霧島透に対するこれまでの態度を見ても、すぐに関係が改善されることはないでしょう。そのため、速水雅也と霧島透は、今後もしばらくは今のままの関係が続くと推察されます。

組長娘と世話係のアニメで速水雅也役を担当したのは、声優の福山潤さんです。多くの人気作品に出演している福山潤さんは、アニメファンの間でも人気が高いベテラン声優です。組長娘と世話係の追加キャストで福山潤さんの名前が発表されたときは、多くの視聴者から喜びの声が上がっていました。ここでは、速水雅也役の声優である福山潤さんのプロフィールと、主な出演作品や担当キャラを紹介します。

福山潤さんは、1978年11月26日生まれの声優です。広島県福山市で生まれ、大阪府高槻市で育ちました。青二塾を卒業後青二プロダクションの所属となりますが、1999年に退所してフリーとなります。その後、ぷろだくしょんバオバブを経て、アクセルワンに移籍します。2018年にはアクセルワンも退所し、声優の立花慎之介さんとBLACK SHIP株式会社を設立しました。現在では、同社の代表取締役CEOを務めています。

福山潤さんは日本アニカン大賞の男性声優賞や声優アワード主演男優賞など、数々の賞を受賞しています。アニメージュ第30回アニメグランプリ声優部門では、グランプリを受賞したこともあります。福山潤さんは海外からの人気も高く、第3回声優アワードでは海外ファン賞を受賞しています。福山潤さんの趣味は麻雀や自転車で、体を鍛えることも好きだそうです。

福山潤さんがアニメで初主演を務めた作品は、2000年に放送された『無敵王トライゼノン』です。このアニメで、福山潤さんは主人公の神威章を演じました。それ以降も『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージや『暗殺教室』の殺センセー（死神）など、話題作で主演を務めています。

福山潤さんがその他に出演した作品や担当キャラは、『ガラスの仮面』の桜小路優、『青の祓魔師』の奥村雪男、『キングダム』の嬴政と漂などです。また、任天堂の人気ゲームである、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのロイを演じたことでも有名です。

組長娘と世話係の速水雅也に対しては、出てくるたびに笑ってしまうという感想がありました。速水雅也はギャグ要員として使われることが多く、速水雅也の登場シーンを面白く感じている人は大勢いました。一途に霧島透だけを思い続けて出所したにも関わらず、完全に忘れられていたことに笑ってしまった人も多かったようです。

組長娘と世話係の速水雅也は、最初は霧島透にケンカを売りにいくだけのキャラでした。しかし、小学3年生の二宮蓮と絡むようになってから、徐々に出番が増えてこれまでになかった一面も見えてくるようになりました。速水雅也は登場回数が増えるごとに魅力も増えると評判で、物語序盤よりも確実にファンが増えていっているようです。

組長娘と世話係の速水雅也と霧島透は、2人ともすぐにケンカをするという点では同類だといえます。しかし、現在の霧島透はかなり穏やかな性格になっており、いきなり暴力を振るうことはなくなりました。そのため、速水雅也と霧島透が一緒にいると、速水雅也の気性の荒さが際立つようになりました。いつも怒っている速水雅也と冷静な霧島透の対比が面白く、2人の対決シーンが好きだという人が大勢いました。

組長娘と世話係のアニメを観た人からは、速水雅也の声優に関する感想も多く寄せられていました。速水雅也を演じる福山潤さんの声が好きというコメントや、福山潤さんの出番が楽しみだというコメントが見られました。また、貴族からヤクザまで幅広く演じることができる、福山潤さんの演技力に感嘆する人もいました。

組長娘と世話係の速水雅也は、主人公の霧島透に敵対するキャラです。しかし、霧島透に会ったときの反応などを見て、「憎めない感じがする」という感想を抱いた人もいます。速水雅也は直情的で裏工作などをするタイプではないため、霧島透のファンからも嫌われることはないようです。

組長娘と世話係の速水雅也のプロフィールや、霧島透との関係のネタバレなどをまとめました。速水雅也は短気な乱暴者で、霧島透を倒すことにこだわっている執念深いキャラです。対する霧島透は、再会するまで速水雅也のことを完全に忘れていました。

こうした2人の熱量の差が面白く、速水雅也は霧島透の一方的なライバルキャラとして人気があります。また、物語が進むに連れて速水雅也の魅力も増し、今まで以上に好きになる人も多いようです。速水雅也と霧島透の関係にも注目しつつ、今後の速水雅也の活躍に期待しましょう。