【組長娘と世話係】北条零は霧島の親友のオネエ彫師！過去やアニメ声優は？

北条零が活躍する『組長娘と世話係』は、webコミックサイトのコミックライドピクシブで連載が始まった漫画です。ヤクザの組長の娘である八重花と、その世話係に任命された若頭の霧島との、ほのぼのとしたエピソードがメインとなって描かれています。北条零は、主人公の霧島の友人として登場します。組長娘と世話係は2018年からコミックライドピクシブで連載が始まり、2020年にコミックELMOに移籍しました。

移籍後も連載は続き、現時点で単行本は9巻まで発売されています。2019年には、「次にくるマンガ大賞2019」のWebマンガ部門で15位に入賞しています。コラボカフェの開催やLINEスタンプの発売などを通し、知名度も徐々に上がっていきました。2022年からはテレビアニメが放送され、原作ファンからも高評価を得ています。

主人公の霧島透は、桜樹組というヤクザの若頭を務めていました。何かと問題を起こす霧島に、組長は自分の娘の世話係になるよう命じます。「断ったら殺す」と言われて拒否権をなくした霧島は、戸惑いながらも7歳の八重花の世話係として働くことになりました。霧島は純粋な八重花と長く接するうちに、徐々に穏やかな性格になっていきます。そして、心から八重花を大事に思うようになり、精一杯世話係としての責務を全うしようとするのでした。

組長娘と世話係には、体に入れ墨を彫ったキャラが何人も出てきます。主人公の霧島もそのうちの1人で、作中では手首の鎖の入れ墨がクローズアップされることもありました。実は、霧島の体に入れ墨を彫ったのは、霧島の昔からの知り合いである北条零でした。北条零はオネエの彫師として、組長娘と世話係の作中で活躍しています。ここでは、組長娘と世話係の北条零のプロフィールや性別、性格などを紹介します。

組長娘と世話係の北条零は、2月15日生まれの28歳です。詳細なプロフィールは公開されていませんが、性別が男だということは判明しています。ただ、作中での登場シーンを見ると、身長はかなり高いことがわかります。身長が183cmの霧島よりも背が高いところを見ると、身長は190cm近くあると推測できます。現在は彫師として活躍しており、「TATOO」という店を経営しています。

学生時代はヒョロっとした痩せ型でしたが、現在では筋肉ムキムキのガタイが良いキャラになっています。外見は非常に整っていて、顔だけ見れば美しい女性に見間違えるほどです。長い金髪を後ろでひとつに結び、眉毛と耳にはピアスをつけています。指は長くキレイな形をしていて、爪は整えてマニキュアを塗っています。

組長娘と世話係の北条零の性別は、前述したように男です。しかし、同性愛者であるため、恋愛対象は男性です。好みのタイプは、目鼻立ちがはっきりとしたクールな男性だということです。北条零の好みのタイプを聞いた霧島は、桜樹組の組長を思い浮かべました。後に北条零は桜樹組の組長とすれ違いざまにぶつかり、一目で組長に恋に落ちます。

霧島はその男性が組長だと知られないように必死に隠しますが、最終的に北条零にバレてしまいました。しかし、組長のあまりのかっこよさに、北条零はまったく手出しをすることができなかったのです。組長が妻子持ちだと知って落ち込んだ北条零でしたが、まだ完全に諦めてはいないようです。実は、北条零は霧島にも一時期惚れていたことがあると、八重花たちに明かしています。

しかし、今ではまったく恋愛感情はなく、信頼できる友人の1人として付き合っています。北条零の性別は男ですが、喋り方はオネエ口調で仕草も女性っぽいです。外見を褒められることに弱く、美人と言われると喜びます。オシャレにも余念がなく、見た目にはかなりこだわっていることがわかります。

組長娘と世話係の北条零は、明るくて優しい性格のキャラです。ただ、過去の北条零はオネエであることを隠していて、現在ほど明るい性格ではありませんでした。北条零がオネエであることを周囲に隠さなくなったのは、霧島のおかげでした。そのため、北条零は霧島のことが大好きで、心底大切に思っています。北条零が今のようなあっけらかんとした性格になれたのは、霧島がいたおかげだといえるでしょう。

また、過去の荒れていた霧島を知っている北条零は、霧島のことを常に心配しています。再会したときに柔らかく笑うようになった霧島を見て、安堵したような様子を見せていました。霧島の幸せを心から喜ぶ姿には、北条零の優しくて温かい人柄が表れています。北条零は子供にも優しく、八重花と会ったときも穏やかな口調で語りかけていました。優しい北条零には八重花もすぐに懐き、今では「れいちゃん」と呼んで仲良くしています。

組長娘と世話係の北条零は、主人公の霧島にとって昔からの親友です。そのため、霧島の過去エピソードに登場することも多く、霧島と過去に何があったかもある程度は判明しています。ここでは、組長娘と世話係の北条零と霧島の出会いや、過去にあった出来事などを詳しく説明します。

組長娘と世話係の北条零が霧島と初めて出会ったのは、中学生の頃です。北条零と霧島は、同じ中学校に通っていました。過去の霧島は誰彼かまわず喧嘩をふっかけるような人物で、周りから距離を置かれていました。北条零も、霧島のそういった噂は聞いていました。ただ、北条零は霧島の噂を聞いたことがあるだけで、直接的な関わりはありませんでした。

北条零が霧島と会話を交わしたのは、ある日の学校の屋上でのことでした。北条零は当時から自分の性別について悩んでおり、周囲にはオネエであることを隠して生きていました。自分に嫌気がさして屋上で黄昏れていると、そこへお昼を食べに霧島が現れます。北条零は霧島の噂を思い出して身構えますが、実際話してみると霧島は至って普通の生徒でした。

霧島と喋っているうちに北条零も素の自分になってしまい、ついついオネエ言葉が出てしまいました。しかし、北条零のオネエ口調を聞いても、霧島は特に反応しませんでした。そこで、北条零は、自分がオネエであることを告白します。霧島は北条零の告白に何の関心も見せず、「誰かの許可がないと喋れないのか」と言いました。

北条零は霧島のこのセリフで目が覚め、周囲の反応を気にすることをやめたのです。次の日から北条零はオネエである自分を隠すことなく、自分らしく堂々と生きていくようになりました。この一件から北条零にとって霧島は親友となり、卒業後もその関係は続いていくのでした。

組長娘と世話係の北条零は、中学卒業後も霧島と会うことはありました。しかし、大人になってからはそれほど会う機会もなく、再会したときは「久しぶり」と喜んでいました。北条零は霧島のことを「中学校以来の親友」と言っていますが、霧島はそれを全否定しています。

しかし、北条零に対しては飾らずに素の自分で接しており、何だかんだ言いながらも仲が良いことがわかります。霧島の態度の違いには八重花も気づき、北条零が霧島の友達であるとすぐに見抜きました。北条零は桜樹組がある町に引っ越してきたため、その後もしばしば霧島と会う機会が増えました。

北条零の名前が出るたびに嫌な顔をする霧島ですが、北条零相手には心を許している様子が伺えます。北条零は霧島と会うたびに全身で喜びを表し、何かと飲みに誘おうとしています。桜樹組の組長に一目惚れしたときは霧島を呼び出し、恋愛相談に付き合ってもらっていました。

組長娘と世話係の北条零は、性別は男ですがオネエ口調で喋るという難しいキャラです。アニメでこの難しいキャラを見事に演じたのは、声優の羽多野渉さんです。羽多野渉さんは幅広いキャラを演じることを目標としており、キャラごとにまったく違う演技を見せてくれます。

ここでは、アニメの組長娘と世話係で北条零を担当した、声優の羽多野渉さんについて詳しく解説します。羽多野渉さんの過去の出演作や担当キャラも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

声優の羽多野渉さんは、1982年3月13日生まれのO型です。身長は171cmで、出身地は長野県東筑摩郡朝日村です。羽多野渉さんは幼い頃からアニメが好きで、アニメの世界に入りたいという気持ちを持っていました。母親の影響で声優に興味を持つようになり、声優を志すようになります。羽多野渉さんはアミューズが開催するオーディションに合格し、アミューズメントメディア総合学院声優タレント学科に特待生として通うことになります。

その後、81プロデュースの演技研究所に入り、正式に81プロデュースの所属となりました。羽多野渉さんは、2008年に第2回声優アワードで新人男優賞を受賞しています。2011年にはシングルCDを発売し、声優だけでなく歌手としての活動も始めます。また、2018年に声優の橋本まいさんと結婚したことを、自身のブログで発表しました。

羽多野渉さんのプロフィールに続き、過去の出演アニメや担当キャラを紹介します。羽多野渉さんは2004年に放送された『ゆめりあ』というアニメで、初めて主演を努めます。その後も次々と人気アニメに出演し、『FAIRY TAIL』のガジル・レッドフォックスや『黒子のバスケ』の実渕玲央、『ダイヤのA』の増子透などを担当してきました。

他にも、『アルスラーン戦記』のジャスワントや『文豪ストレイドッグス』の梶井基次郎、『アイドリッシュセブン』の八乙女楽などを演じています。2020年以降では、『シャドーハウス』のエドワード、『転生したら剣でした』のクリムト、『虫かぶり姫』のデオドール・ウォーレン・アッシェラルドなどを担当しました。

組長娘と世話係の北条零は際立って美形であるため、「かわいい」や「美しい」という感想を持つ人が大勢いました。性別が男の北条零には、本来であれば「イケメン」や「美男子」といった言葉が使われるところです。しかし、オネエとして生きている北条零には、「イケメン」という言葉はあまり似合いません。そのため、男性であるにも関わらず、北条零には女性向けの褒め言葉が多く使われているようです。

北条零は過去と現在では髪型や体型などが少し異なりますが、どちらの北条零のデザインも素敵だと高評価を得ています。また、北条零には、「オシャレ」という感想も多く寄せられています。オシャレできれいな北条零には、特に女性ファンからの人気が集まっているようです。

組長娘と世話係の北条零は、中学時代からの霧島の友人です。霧島も北条零には心を開いている様子で、嫌そうな顔をしながらも気さくに会話する姿が描かれています。こうした2人の関係はファンから人気があり、2人のシーンがもっと見たいという声も上がっていました。

組長娘と世話係の北条零には、声優に関する感想も多く見られました。北条零役の声優である羽多野渉さんは、他にも人気キャラをいくつも担当しています。そのため、他のキャラとの声の違いに驚く人が大勢いました。また、羽多野渉さんさんがオネエ役を担当することを楽しみにする声や、北条零役にぴったりだという声も上がっていました。

組長娘と世話係の北条零は、物語にたまに登場しては笑いや癒やしを与えてくれます。ただ、霧島や八重花ほど頻繁に登場するわけではないため、出番をもっと増やしてほしいと願うファンの声が見られました。また、学生時代の北条零や、霧島との過去エピソードがもっと見たいというコメントも多く上がっていました。

組長娘と世話係の北条零のプロフィールや性別、霧島との過去などをまとめました。北条零は性別は男でも女性の心を持ったオネエの彫師で、作中でも個性的なキャラとして描かれています。霧島とは中学生のときから付き合いがあり、霧島が心を許している貴重な存在でもあります。

北条零は頻繁に登場するわけではありませんが、たびたび姿を現して物語を盛り上げてくれます。組長娘と世話係はまだ連載が続いているため、今後の北条零のさらなる活躍に期待しましょう。