【ワンピース】カクがいいやつだと人気！面白い・優しいと言われる理由は？

当記事では「ワンピース」の人気キャラ、カクが面白くて優しいと言われる理由を考察し、その悪魔の実や強さ、覚醒や技をみていきます。さらに、カクの作中での活躍や再登場をネタバレでみていき、アニメ声優の置鮎龍太郎さんのプロフィールや、声優としての主な出演作品・演じたキャラも紹介していきます。次に、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

「ONE PIECE（ワンピース）」は尾田栄一郎先生によって、1997年から連載中の海賊を題材にした国民的人気漫画です。掲載誌は「週刊少年ジャンプ」（集英社）で、コミックは105巻まで発売（2023年5月時点）されています。さらに、1999年からはテレビアニメもフジテレビ系列で放送中です。そして、劇場版アニメシリーズは2000年に1作目が公開となってから、最新作が公開された2022年8月までに15作品が発表されています。

モンキー・D・ルフィは大海賊時代の中、海賊王になる夢を追い、海に出ました。信頼できる仲間と出会った彼は、東の海（イーストブルー）から偉大なる航路（グランドライン）に突入します。そこに眠るとされるひとつなぎの大秘宝（ワンピース）を目指し、航海を続ける彼らは最後の海「新世界」でも、名を上げていきます。特にルフィは偉大なる航路に君臨する四皇の1人として、世界中に名を轟かせる大海賊に成長するのでした。

「ワンピース」の人気キャラ、カクはウォーターセブンでルフィたちが出会った、ガレーラカンパニーの1番ドックの大工職職長です。素早く造船する高い技術を有し、冒険の中でボロボロになったメリー号の無料点検も行いました。しかし、後にその正体がCP9諜報部員で、ガレーラカンパニーに潜入していたことが判明しました。さらに、新世界編ではCP“AIGIS”0（サイファーポール”イージス”ゼロ）の1人として再登場しました。

カクの誕生日は8月7日、年齢は25歳（初登場時は23歳）で、出身地は偉大なる航路グアンハオです。さらに、身長は193cm、血液型はX型で、好物はバナナとカステラです。また、年齢のわりに「～じゃ」「～わい」という老人のような語尾に、ウソップのような長い鼻が特徴的な彼ですが、ウソップと違って鼻の形は四角となっています。

「ワンピース」のウォーターセブン編で、船大工として登場したカクですが、その正体はCP9の諜報員でした。カクはルッチやカリファ、ブルーノと共に古代兵器プルトンの設計図を狙って、ウォーターセブンに船大工として潜入していたのです。ここで、CP9（サイファーポールNo.9）とは、世界政府直属の殺しを認められている諜報機関で、司法の島エニエス・ロビーの司法の塔を拠点に活動しています。

また、カクはサイファーポールで唯一の剣士とされています。サイファーポールは六式という体術が主流で、武器を使用する必要がないのですが、カクは剣を好んで使用しています。そして、エニエスロビー編ではゾロと剣士対決を繰り広げました。

「ワンピース」の人気キャラ、カクは明るく陽気かつ仲間思いで、優しい性格をしています。そして、一切仕事に妥協しない真面目な性格をしています。そして、その真面目で優しい性格から、ウォーターセブンの市民や、市長のアイスバーグからの信頼も厚いキャラでした。そのため、ファンの間では悪役にもかかわらず、優しい「いいやつ」と高い人気があり、本当に悪役なのかと言われるほどとなっています。

実際、ウォーターセブン編で、カクが子どもに優しい笑顔を向け、手を振るシーンが描かれました。そして、メリー号の査定の際も船大工として嘘偽りなく、修理できないことをしっかりと告げていました。さらに、エニエスロビー編でゾロに負けた際には、明るく笑いながら潔く敗北を認めていました。

また、扉絵連載では自身もゾロとの戦いで大怪我を負ったにもかかわらず、重傷のルッチの治療費のため、キリンの姿で子どもたちの滑り台となり、身体を張って稼いでいました。そういったカクの人柄がうかがえる行動などから、「いいやつ」「悪役とはとても思えない」などと言われるようになったようです。

悪役キャラでありながら、優しいと人気を集めるカクですが、面白いキャラとしても認識されています。ステューシーやルッチたちのように、CP-0の他のメンバーは作中でのボケがあまりありません。一方、カクはエニエスロビー編で悪魔の実を食べてキリン人間となり、ゾロとの戦闘の中でコミカルな姿を多く見せてくれました。そのような姿から、カクは面白いキャラとして認識されているようです。

「ワンピース」でいいやつだと人気を集めるカクですが、動物（ゾオン）系の悪魔の実「ウシウシの実」のモデル”麒麟（ジラフ）”の能力者でもあります。その能力者は動物のキリンに変身できるキリン人間となり、キリン特有の長い首や手足を駆使した攻撃は高い威力を誇ります。エニエスロビー編では、悪魔の実の能力と剣を駆使し、ソロとの戦闘を繰り広げました。

「ワンピース」のウォーターセブン編で初登場したカクですが、その時点ではまだ悪魔の実の能力者ではありませんでした。しかし、悪魔の実の能力者ではなくても、CP9の一員というだけあり、十分に強いキャラクターでした。

カクは六式をすべて使えるだけでなく、武装色の覇気と見聞色の覇気をマスターしています。さらに、悪魔の実の能力者となったことで、カクはゾオン系の特性を活かした戦い方ができるようになりました。そして、カクは手足で長ドスを扱う四刀流の剣士でもあり、エニエスロビー編ではゾロと渡り合えるほどの剣術の腕前を披露しました。

カクの悪魔の実の能力は覚醒しているのでしょうか？カクはエッグヘッド編で再登場し、彼の悪魔の実が覚醒していることが判明しました。その際、覚醒フォルム（仮）も披露しています。そして、覚醒後のキリン姿のカクは、覚醒した者独特の羽衣のようなものを纏っており、たてがみ部分は炎のような形態に変化しています。

六式とは肉体を極限まで鍛え上げられた者が使用できる、人体を武器にした6つの技の総称です。六式の種類は嵐脚、鉄塊、指銃、月歩、剃、紙絵で、世界政府関係者や海兵には六式を扱えるものが多くいます。そして、カクも六式すべてをマスターしており、それを応用した技も披露しています。

次に「ワンピース」ファンの間で、悪役なのに優しい「いいやつ」と人気を集めるカクの技を一覧で紹介していきます。

鼻銃はカクの特徴的な四角い鼻と、キリン特有の自在に動く長い首を活かした攻撃です。六式の指銃の鼻バージョンのようなもので、キリンの首の筋力を活かし、岩に四角い穴をあけるほどの高い威力を誇ります。エニエスロビー編で披露され、ゾロの斬撃と渡り合っていました。

キリン砲台は、キリンの最大の特徴である長い首を折りたたみ、砲台のようにセットする技です。エニエスロビーでゾロ相手に披露され、そんなキリンはいないとツッコミを入れられていました。

極・鼻銃 麒麟マン射櫓（きょく・ビガン・キリマンジャロ）は、キリン砲台で折りたたまれた首を勢い良く解放し、元々の首の長さ以上の距離まで伸びた首で鼻銃を放つ技です。鼻銃よりも威力がアップし、エニエスロビーで対峙したゾロも受けきれないほどでした。

嵐脚 周断（あまねだち）は、六式の攻撃技である嵐脚の派生技の一種です。人獣型になった体を横向きに何回転もさせ、その遠心力により強烈な斬撃を放ちます。人獣型のキリン人間ののパワーとリーチをフル活用した「最強の嵐脚」とも言われています。そして、その威力は司法の塔を両断してしまうほどで、ゾロも思わずウソップと共に伏せて避けていました。

さらに、この技はエニエスロビーでゾロとの最後の撃ち合いでも使用され、カク本人もこの技には自信があったようです。しかし、最後にゾロの阿修羅が決まり、敗北となりました。また、エッグヘッド編でもこの技が使用され、その際は人獣型になるなどの予備動作なしに発動できるようになっていました。

嵐脚 線も嵐脚の一種ですが、扇状に斬撃が広がる通常の嵐脚とは異なり、一直線に斬撃が向かっていく技です。一直線に向かっていくため、通常の嵐脚よりもスピードがアップし、かなりの実力者でなければ避けることができないとされています。

嵐脚 麒麟時雨も嵐脚の派生技の1種で、鉄塊 無死角との連携技です。まず、体を四角く折りたたんだ状態から、四肢を細かく動かします。そして、天井に向けて小さな嵐脚を飛ばし、天井にぶつかって跳ね返って来た斬撃が雨のように降り注ぐ技となっています。

それほど威力のある技ではありませんが、一定範囲に降り注ぐ絶え間ない斬撃は、防御も回避も困難とします。さすがのゾロもすべての嵐脚を防ぎきることはできず、少しダメージを受けていました。ただ、攻撃したカク本人にも降り注いでしまうため、鉄塊 無死角でガードしていました。

嵐脚手裏剣も嵐脚の派生技の1種です。手裏剣状にした嵐脚の斬撃を手裏剣を投げるように、素早く連続して放つ技となっています。

キリン砲台の際、カクはキリンの長い首を体の内側にしまい込みすぎて、手足が伸びてしまいました。その状態にカク本人も困惑していましたが、咄嗟に「パスタマシン」という技名を思いつき、技として認定しました。そして、その状態から、カクは麒麟マン射櫓を繰り出しました。

実は、この形態は意外と合理的とされています。長い首を収納することで弱点を狙われにくく、通常よりもリーチが長くなります。さらに、人獣型なので二足歩行で、手に武器を持つこともできます。そして、キリン砲台の特性も残る形態なので、相手の隙をついて高威力の麒麟マン射櫓を放つことも可能です。

鉄塊 無死角は六式の防御技である鉄塊の派生技の一種で、人獣型の体を四角く折りたたみ、その場に座り込む形態となっています。カクの「四角なのに、死角なし」というセリフと共に披露され、戦闘中にも関わらず、ふざけているかのようなその姿にゾロもツッコミをいれていました。

しかし、そのまま手足を細かく動かし、嵐脚 麒麟時雨を繰り出しました。この状態では身動きも取れませんが、その抜群の強度を誇ります。

鞭竹林はキリンの長い首を鞭のようにしならせ、相手を叩きつける技です。さらに、勢いを加速させて同様の猛攻を繰り出す強化技「猛竹林（もうちキリン）」も存在します。いずれも鍛え上げられたゾロの肉体でギリギリ持ちこたえられるかどうか、というレベルの威力でした。

逆鱗はパスタマシンとの連携技であり、パスタマシンにより伸びた手足にそれぞれ1本ずつ刀を持ち、4刀流による絶え間ない斬撃を放つ技です。その猛攻により、エニエスロビーでゾロは防戦一方に追い込まれました。

覚醒 麒麟マン蛇回転（キリマンジャイロ）は、覚醒フォルム（仮）の状態から繰り出される、麒麟マン射露（キリマンジャロ）の強化技です。覚醒 麒麟マン蛇回転（キリマンジャイロ）は鼻に武装色の覇気をまとい、しなやかさが強化された首に回転をかけながら攻撃を放ちます。

また、覚醒 麒麟マン蛇回転はエッグヘッド編でカクが再登場した際、ゾロとの戦闘時に使用されましたが、ゾロは余裕をもって受け流していました。ただ、ゾロが受け流した際、凄まじい音がしていたことから、かなりの威力を誇ると考えられています。

ここまで「ワンピース」のカクのプロフィールや性格を紹介し、その悪魔の実の能力や強さ、覚醒や技などをみてきました。そして、カクが面白くて優しいいと人気を集めていることが分かりました。次に、カクの作中での活躍や再登場をネタバレでみていきます。

ウォーターセブン編でカクは、ガレーラカンパニーの大工職職長の1人として初登場しました。そして、麦わらの一味の当時の海賊船「ゴーイングメリー号」の査定を船大工としてしっかりと行い、修理不可能であることを告げました。その翌日、今度はCP9として、一緒にガレーラカンパニーに潜入していたルッチ、カリファ、ブルーノと共に市長アイスバーグを襲撃します。

そして、ロビンを探しにやって来たゾロに深手を負わせ、古代兵器プルトンの設計図を持っていたフランキーを捕らえました。その後、カクはルッチたちと共に、ロビンをエニエスロビーに連行しました。

エニエスロビーに到着したカクは、CP9の司令長官スパンダムから悪魔の実を渡され、キリン人間となります。その後、ロビン奪還にやって来た麦わらの一味とCP9の全面衝突となり、カクはゾロと再戦となりました。新たに手に入れた悪魔の実の能力と六式、剣術を駆使し、ゾロと激しい戦いを展開したカクでしたが、最終的にゾロの大技を受けて敗れました。

敗北後、カクはガレーラカンパニーのかつての仲間たちからの伝言を、ゾロから聞かされます。そして、カクは軽く笑いながら、ゾロに手錠の鍵を渡し、そのまま意識を失いました。

扉絵連載「CP9の任務外報告」では、エニエスロビーで麦わらの一味に敗北した、CP9のその後が描かれています。その扉絵連載でカクも再登場しました。ブルーノのドアドアの実の能力で、CP9は無事にエニエスロビーを脱出します。その後、ルフィとの戦いで深手を負ったルッチの治療費のため、カクが路上でキリンの姿となり、子ども達の滑り台となっている姿が描かれました。

また、エニエスロビーでの事件の後、カクたちCP9はスパンダムから、全ての責任を押し付けられ、政府から追われる身となったようです。

新世界編に入ったドレスローザ編でも、カクが再登場しています。このときはシルエットのみの登場でしたが、エニエスロビーでの事件が不問となったカクたちが、再びサイファーポールの諜報員として暗躍していることが判明しました。

そして、麦わらの一味とドフラミンゴたちの戦いから3日経ち、CP-0は武器の密売リストを回収しようとこっそり王宮に侵入します。しかし、既にそのリストは革命軍に奪われた後だったので、そのことをルッチに報告し、撤退しました。

カクは世界会議編でも再登場しています。カクは世界会議の場に天竜人の護衛として、ルッチたちと共に姿を現しました。そして、カクたちが天竜人直属の諜報機関である、CP-0の諜報員になっていることが明らかとなりました。

カクはワノ国編でも1コマだけ登場しています。鬼ヶ島に潜入しているメンバーと連絡を取るルッチのそばで、居眠りしているカクの姿が描かれました。

エッグヘッド編で、カクは本格的な再登場となりました。カクはステューシーとルッチとともに、エッグヘッドを訪れ、セラフィムを返し、ベガパンクを全員抹殺するという任務を果たそうとします。カクはエッグヘッドに向かう船の中で、6人のベガパンクの詳細をルッチに解説していました。その後、エッグヘッドに到着したカクは、眼前に広がる未来都市に目を輝かせます。

そして、任務を開始し、停泊中のサニー号を見つけたカクは船を壊そうとして、船番をしていたゾロと出くわしました。そのままエニエスロビー以来のゾロとの戦闘となりますが、覚醒フォルム（仮）でもゾロに苦戦します。

さらに、突然、裏切ったステューシーに眠らされ、海楼石の錠を付けられてしまいました。その後、研究所内でセラフィムが暴走したため、目覚めたカクとルッチは、ルフィたちと一時的に共闘することになります。そして、カクはゾロと共にSホークというセラフィムと戦うことになったのでした。

悪役ながら面白くて優しいと人気を集めているカクですが、エッグヘッド編での再登場で死亡説が囁かれています。その理由をみていくと、あまり登場キャラが死なないことで有名な「ワンピース」ですが、ワノ国では珍しく死亡したキャラが何人もいました。

そして、ワノ国を偵察していたCP-0の中で、生き残ったのは1人だけでした。そのため、エッグヘッド編でも死亡キャラが出るのではないかと予想されるようになりました。ただ、CP-0のうち、ステューシーはベガパンク側で、ルッチもエッグヘッドで死亡するとは考えられないそうです。そのため、カクの死亡説が浮上しているようです。

さらに、死亡説以外にも、カクがエッグヘッド編で裏切るのではないかという説も浮上しています。実はファンの間で、カクが革命軍のスパイなのではないかと期待する声もあがっています。その理由は、ステューシーがベガパンクの味方だったことが分かり、面白くて優しいと人気のカクも、根っからの政府側の人間ではないと考えられるからだそうです。

「ワンピース」のカクのアニメ声優を務めるのは置鮎龍太郎さんです。置鮎龍太郎さんは1969年11月17日生まれ、年齢は53歳（2023年5月現在）で、福岡県北九州出身です。身長は170cm、血液型はO型、愛称「オッキー」や「りょうちゃん」などで親しまれています。

そして、所属事務所は青二プロダクション、1989年に声優としてデビューして以来、声優や俳優として活動しています。次に、カクのアニメ声優を務める置鮎龍太郎の声優としての主な出演作品や演じたキャラを紹介していきます。

カクのアニメ声優の置鮎龍太郎さんは「ONE PIECE」黄猿/ボルサリーノ（2代目）「名探偵コナン」沖矢昴役、綾小路文磨役、「地獄先生ぬ～べ～」鵺野鳴介役、「SLAM DUNK」三井寿役、「テニスの王子様」手塚国光役などの声優を担当しています。

他に「BLEACH」朽木白哉役、「戦国BASARA」豊臣秀吉役、「トリコ」トリコ役、「ワールドトリガー」冬島慎次役、「聖闘士星矢」双子座のサガ役、「パリピ孔明」諸葛孔明役、「青のオーケストラ」青野龍仁役、「鬼滅の刃」黒死牟役などの声優も務めていますｖ

「ワンピース」に登場する数多くのキャラクターの中で、ずっと変わらず、カクが最も好きなキャラだという感想となっています。

「ワンピース」の人気キャラであるカクが「いいやつ」だという感想で、作中でのカクの再登場を喜ぶ声となっています。

「ワンピース」のカクの悪魔の実に関して、カクがウシウシの実モデル”麒麟”を使いこなせば、どれくらいの強さなのか気になるという声となっています。

以上、国民的人気を誇る漫画「ワンピース」で面白くて優しいと人気のカクについてみてきました。そして、カクが面白くて優しいと言われている理由を考察し、悪役とは思えないほど「いいやつ」などと言われていることが分かりました。さらに、カクの悪魔の実の能力や強さ、覚醒や技を紹介し、作中での活躍や再登場をみてきました。

また、カクのアニメ声優を務める置鮎龍太郎のプロフィールや、声優としての主な出演作品や演じたキャラを紹介してきました。今後も、エッグヘッド編で再登場し、話題になっているカクの活躍に注目していきましょう！