【ワンピース】カクの声優は置鮎龍太郎！経歴や代表作・演じたアニメキャラは？

『銀魂』などといった置鮎龍太郎の代表作や演じてきたアニメキャラについて紹介していく前に、彼が『ワンピース』の中で演じたカクについて解説していきます。ルフィとは敵対する立場であったカクですが、その多くの魅力によって人気キャラとなっていきました。カクが人気キャラになった秘密を明かしていきますので、ぜひご覧になってみて下さい！また、『ワンピース』の作品概要やあらすじも紹介していきます。

『ワンピース』とは海賊王を夢見る主人公のモンキー・D・ルフィが仲間達と共に『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』を求めて海を旅する海洋冒険ロマン作品です。原作者は尾田栄一郎で、『週刊少年ジャンプ』にて1997年から連載が開始されました。アニメや劇場版などが制作されているだけでなく、歌舞伎の公演も行われるなど各方面に大きな影響力を持つ大人気作品です。

幼少期にゴムゴムの実を食べた事で全身ゴムのゴム人間となった『ワンピース』の主人公・ルフィは、17歳になると故郷のフーシャ村を旅立ち、ゾロやナミ、ウソップなどの信頼出来る仲間に恵まれながら過酷な海を航海していきます。そんなルフィと敵対するのは海軍だけでなく凶悪な海賊など様々で、ルフィはゴムの身体を活かした多彩な技の数々でド派手なバトルを繰り返しながら更なる強さを会得していくのでした。

カクは『ワンピース』の『ウォーターセブン編』にてガレーラカンパニー1番ドッグ大工職職長として初登場を果たしました。年齢は初登場時点で23歳、出身地は東の海(イーストブルー)、誕生日は8月7日、身長193センチ、星座はしし座、血液型はX型、好物はバナナとカステラとなっています。常に被っているキャップがトレードマークで、長い鼻とパッチリした目が特徴です。語尾に『じゃ』を付ける年寄りのような話し方をします。

ガレーラカンパニーの大工として登場したカクでしたが、その正体は世界政府の諜報機関であるCP9のメンバーで、ガレーラカンパニーには古代兵器プルトンの設計図を手に入れる為に潜入していたのでした。正体を現したカクはCP9の黒いスーツを身に纏い、さらにキャップが黒いものに変わった事が見た目の特徴として挙げられ、さらに目つきも若干鋭くなります。

ガレーラカンパニーに潜入していた時のカクは明るくフレンドリーな性格をのぞかせており、親しみやすい印象を持つ人物でした。しかし、CP9としての正体を現すと任務を忠実に遂行する冷酷な戦闘員となり、ゾロにも大けがを負わせていました。また、ウソップが保管していたゴーイングメリー号を海へ破棄するなど、任務遂行の為なら残酷な行動も厭わない面が目立つようになります。

カクの強さとしてまず六式を使いこなしている事が挙げられます。六式とはCP9のメンバーなら基本的には誰しもが会得している特殊体術で、六式すべてを使える時点で並外れた力を持っている事になります。六式を使う事が出来る者は道力という単位で強さを計りあいますが、カクの道力は2200で、CP9のメンバーの中ではリーダー格であるロブ・ルッチに次いで第2位の数値となっています。

さらに潜入を終えてエニエスロビーに帰還したカクはスパンダムからウシウシの実を与えられた事で、『ウシウシの実 モデル麒麟(ジラフ)』の能力者となります。能力を得てまもなくゾロとの戦いとなりますが、即興でキリンの姿での技を多く編み出し、終始優勢になっていました。剣士としてもCP9の中で随一の実力を持つカクはキリンの姿で足も武器とする事で四刀流を使用するなど、ゾロと剣術でのレベルの高い戦いを見せていました。

麦わら海賊団によってエニエスロビーが攻略された後、カクは他のCP9のメンバーと共にセントポプラという縁もゆかりもない街に辿り着きます。スパンダムの策略によってエニエスロビーでの一件の全ての罪をなすりつけられてしまったCP9は政府から追われる立場となってしまいますが、それから2年後にカクとルッチは何らかの手段で罪を消し去っており、『新世界編』ではCP0の一員として再登場を果たしていました。

CP0となったカクはCP9だった時とは対照的な白い衣装を身に纏っており、キャップもハットに変わっている事が特徴です。また、『世界会議編』ではルッチやステューシーと共に世界貴族の護衛としての任務を行っている最中でした。

ゾロに敗北するも2年後にはCP0として再登場を果たした『ワンピース』のカクですが、ここからはメインであるアニメ版『ワンピース』でカクの声を担当した声優・置鮎龍太郎のプロフィールを紹介していきます。『銀魂』にも出演しており、人気声優として知られている置鮎龍太郎がどのような経歴を持っているのかも解説しますので、彼について詳しくなれる内容となっております。果たして置鮎龍太郎とはどんな声優なのでしょうか？

『ワンピース』や『銀魂』などでキャラに声を当てている置鮎龍太郎は、大阪府出身で1969年11月7日生まれの2022年5月現在52歳で、身長170センチ、血液型O型、事務所は『青二プロダクション』に所属しています。声優としての活動期間は1989年からで、アニメ声優デビューは『ドラゴンクエスト』のリリパット役でした。

『ワンピース』や『銀魂』に出演している声優・置鮎龍太郎は、1969年に福岡県で生まれたのち、小学校3年生の時に父親の仕事の都合で大阪に引っ越します。置鮎龍太郎は、父が仕事の同僚から貰ってくるアニメのセル画などに囲まれて育った事もあり、子供の頃からアニメ好きだったという事です。そして、高校1年生の時に声優になりたいと考えるようになり、高校卒業後に声優養成所『青二塾大阪校』に入学しました。

その後、現在の所属事務所である『青二プロダクション』のオーディションに合格します。そして大阪から東京に上京した置鮎龍太郎は、予備校のラジオCMで声優としての初仕事を果たしました。そして声優としてのキャリアを積んでいった置鮎龍太郎は、アニメ『地獄先生ぬ～べ～』にて初主演となり、名前が世間に広く知られるようになっていきました。

置鮎龍太郎の代表作としてアニメ『テニスの王子様』のメインキャラ・手塚国光が挙げられます。手塚国光は主人公である越前リョーマが所属する青春学園中等部のテニス部の部長で、中学テニス界では名前を知らない者はいないほどの実力者です。真面目で冷静な性格をしている反面、テニスに関しては熱い面をのぞかせ、人一倍努力を怠りません。越前のテニスの才能を見抜き、1年生であるにも関わらずレギュラー選手としました。

置鮎龍太郎の代表作として『BLEACH』の朽木白哉(くちきびゃくや)も挙げられます。朽木白哉は朽木ルキアの義兄であり、護廷十三隊六番隊隊長の死神です。真面目な性格で、尸魂界や朽木家の掟に準ずる厳しい考えを持っていましたが、一護との戦闘を終えると性格が少し柔らかくなり、妹の事を心配する描写が増えました。ルキアを妹に迎えたきっかけは、55年前に結婚した緋真の妹であった事が理由となっています。

置鮎龍太郎の代表作としてアニメ『トリコ』の主人公・トリコも挙げられます。トリコは美食家四天王の1人で、並外れた身体能力と筋力を持った大男です。美食屋の中でもカリスマ的存在となっており、世界に存在する30万の食材のうち6000種類を見つけ出してます。生き物を捕獲して食べる事を生業としていますが、食材に対する感謝の気持ちを忘れずに持ち続けており、無意味な殺生は決してしません。

置鮎龍太郎の代表作として『名探偵コナン』の沖矢昴も挙げられます。沖矢昴は東都大学大学院工学部博士課程に席を置いている27歳の男性で、シャーロキアンを愛読している事もあって卓越した推理力を持っています。物語が進行していくと黒の組織と何らかの関わりがある事を匂わせる場面が多くありましたが、その正体は殉職したとされていたFBI捜査官である赤井秀一本人である事が明らかになりました。

また、置鮎龍太郎は『名探偵コナン』の中で綾小路文麿の声も担当しています。綾小路文麿は京都府警捜査第一課の警部で、通称『おじゃる警部』と呼ばれている28歳の男性です。『名探偵コナン』の劇場版での準レギュラーキャラとして登場していましたが、原作の1000話を記念して原作にも逆輸入というかたちで登場を果たしています。

置鮎龍太郎の代表作として『鋼の錬金術師』のスカーも挙げられます。スカーは東部の少数民族・イシュヴァール人の生き残りで、額にある大きな十字傷から傷の男(スカー)と呼ばれています。本名は不明で、本人も『名前は捨てた』と発言していました。スカーは他民族への迫害といった『鋼の錬金術師』のテーマを担っている重要キャラで、キーパーソンと言っても過言ではない存在となっています。

置鮎龍太郎の代表作として『スラムダンク』の三井寿も挙げられます。三井は本編開始時点では不良として自暴自棄な生活を送っていましたが、中学時代は天才シューターと呼ばれるほどのバスケ選手でした。湘北バスケ部顧問である安西の『あきらめたらそこで試合終了だよ』という言葉に感銘を受けた事で、再度バスケの道へと返り咲きます。復帰後は他の部員にアドバイスをするなど、比較的早く打ち解けていました。

置鮎龍太郎の代表作として『銀魂』のイワノフも挙げられます。『銀魂』のイワノフは制御システムであるアトラスによって保たれていた星の救世軍の1人で、『銀魂』の世界で放送されていた育毛剤のCMに出演していた人物でもあります。『銀魂』の中では登場回数の少ないキャラとなっていますが、重要キャラでもあるという立ち位置です。

ウソップと言えば長い鼻がトレードマークですが、カクもほぼ同じくらいの長い鼻を持っている事から、ゾロから間違えられているシーンがありました。麦わらの一味はウソップの事を鼻で認識しているところがあるようで、ルフィも間違えている描写があり、初期の頃から仲間だったウソップはショックを隠し切れない様子でした。

エニエスロビーでのカクとゾロの戦闘では名シーンが多く生まれました。ウシウシの実を食べたばかりのカクは戦いながら自分の能力の特徴に気付いていきましたが、パスタマシンなどといった面白い技を次々と繰り出していき、その度にゾロにツッコまれていました。カク本人はキリンの姿を気に入っていたようですが、ゾロは初めて見た時に『かっこ悪っ!!!』と言っていました。

カクはガレーラカンパニーの大工として登場した時、ゴーイングメリー号の修理に向かう際にとんでもない跳躍力で街の中を駆け回っていました。この姿は街ではおなじみとなっているようで、カクは街の住人から『山風』『山ザル』と言った通り名で呼ばれています。当時の『ワンピース』のアニメOP映像でもカクがこの跳躍力で街をウォーターセブンの街を駆け回っており、ファンからかっこいいシーンとして認識されています。

『ワンピース』のカクの声優が置鮎龍太郎である事に気付いた事で大ファンになったという感想があります。置鮎龍太郎はかっこいいイケボである事から特に女性人気の高い声優となっていますが、カクのキャラとも良い味を出してマッチしており、カクの人気をさらに高めてくれています。

置鮎龍太郎は『ワンピース』のカクだけでなく、『週刊少年ジャンプ』のアニメ作品で多くのキャラを演じてきました。その事から、カクが仲間になる事も予想されていたようです。CP0となったカクがルフィの仲間になる可能性は現在のところ高いとは言えませんが、置鮎龍太郎の人気がなせる業となっています。

『ワンピース』のカクにハマった事から置鮎龍太郎が声優を務めているゲーム作品を探すようになったというファンの感想があります。『銀魂』などの有名作品などでアニメ声優として活動している置鮎龍太郎はもちろん数多くのゲーム作品にも出演してきており、主にイケメンキャラを担当する事が多いようです。『ワンピース』のゲーム作品も『海賊無双シリーズ』などを中心にカクが登場しています。

アニメ版『ワンピース』でカクの声を担当した声優・置鮎龍太郎についてまとめてきましたが、『銀魂』などの有名作品で重要人物を演じてきた人気声優である事が分かりました。『ワンピース』でもカクがCP9として再登場を果たしているので、これからの『ワンピース』での置鮎龍太郎の活躍にもファンは期待しています。