【鬼滅の刃】半天狗は過去が悲しい？人間時代や鬼になった理由は？

鬼滅の刃の半天狗（はんてんぐ）とは、刀鍛冶の里編にて炭治郎や禰󠄀豆子と戦った上弦の肆（四）の鬼です。首を斬るたびに分裂する半天狗は、その人間時代の過去がクズすぎるとして話題になりました。2023年4月からは、テレビアニメ鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」が放送を予定しており、敵側のメインキャラクターとして登場する半天狗に注目が集まっています。

この記事では半天狗の悲しい過去や、奉行の登場する人間時代について紹介します。また、鬼滅の刃ファンブックで新たに明らかになった、半天狗のクズでひどい過去も紹介します。他にも半天狗の活躍シーンや血鬼術、テレビアニメで演じる声優なども紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

上弦の肆の鬼である半天狗の人間時代や、奉行の登場する悲しい過去について紹介する前に、鬼滅の刃 刀鍛冶の里編について紹介します。鬼滅の刃の原作漫画は2020年に完結を迎えましたが、2023年4月に新作テレビアニメ「刀鍛冶の里編」の放送を控えるなど、2023年現在でも高い人気を集めている作品です。2021年10月から日本各地で開催されている「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展」も大盛況で迎えられ、その人気を示しました。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編の作品概要を紹介します。鬼滅の刃 刀鍛冶の里編は、漫画「鬼滅の刃」の単行本12巻から15巻まで収録されているエピソードです。遊郭編の騒動の最中で日輪刀を破壊してしまった炭治郎が、新しい日輪刀を売ってもらうために、鬼殺隊の日輪刀を打つ刀匠が住んでいる刀鍛冶の里を訪れるストーリーとなっています。それでは次に、鬼滅の刃 刀鍛冶の里編のあらすじを紹介します。

遊郭での上弦の鬼との戦いで日輪刀を折ってしまった炭治郎は、連絡が取れなくなった担当の刀鍛冶・鋼鐵塚に日輪刀の作成を依頼するため、禰󠄀豆子と共に刀鍛冶の里に訪れます。そこで炭治郎は、同じく日輪刀を作りにきてもらっていた霞柱の時透無一郎、恋柱の甘露寺蜜璃、鬼殺隊士の不死川玄弥と遭遇します。時を同じくして、上弦の肆・伍の鬼である半天狗・玉壺が里を襲撃し、刀鍛冶の里は大混乱に陥ります。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗（はんてんぐ）のプロフィールを紹介します。半天狗とは、鬼舞辻無惨が選んだ鬼の精鋭・十二鬼月のなかでも、上弦の肆（四）の位を与えられている鬼です。外見は額に大きなコブがあり、頭からは一対の角が生えています。常に弱気で他力本願な態度を取り、泣きながら喋るのが特徴的です。

常に自信なさげな振る舞いをする半天狗ですが、上弦の鬼に並べられていることから分かるようにその実力は確かです。修行を始めてからわずか2ヶ月で柱にまで上り詰めた、天才剣士の時透無一郎を相手に、全く殺気を感じさせないように近づいたり、攻撃を容易に躱したりします。それでは半天狗のプロフィールを紹介したところで、次に半天狗の悲しい過去や人間時代を紹介します。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。鬼滅の刃の作品の特徴として、敵の鬼が倒される時にその悲しい過去が明らかになったり、人間時代の回想シーンが描かれたりすることがあります。特に十二鬼月が鬼になるきっかけは、悲しい過去にあることが多く、半天狗の場合も相応の悲しい過去があるのではないかと読者から予想されていました。

ここでは、上弦の肆（四）の鬼である半天狗の過去や人間時代が、鬼滅の刃の単行本の何巻で描かれるかを紹介します。また、半天狗の過去や鬼になった理由を詳しく紹介します。クズと言われる半天狗にも悲しい過去があるのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。半天狗の人間時代の過去が明かされるのは、鬼滅の刃の単行本15巻に収録されている126話「彼は誰時・朝ぼらけ」です。半天狗の本体は分裂したり融合したりして逃げ続けていましたが、ついに恨の鬼の心臓の中に隠れているところを見つかります。首を斬られる直前、炭治郎に「命をもって罪を償え」と言われた半天狗は、過去の走馬灯を見ます。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。炭治郎に首を斬られる直前、半天狗の人間時代が見開き2ページの走馬灯という形で表現されます。ここではその見開きページから分かる半天狗の過去や、鬼になった理由を紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。半天狗は人間時代、目が見えない人のふりをしていました。過去の回想シーンでは、目を瞑っている男性が半天狗に対し、なぜ人から盗むのかと問いかけているコマがあります。その男性は半天狗と自分を「目の見えない私たち」と表現していることから、半天狗のことを目が見えないと考えていることが分かります。

しかしこれは半天狗の回想であり、相手の顔がはっきりと描かれていることから、当時半天狗の目が見えていたことは明らかです。半天狗は目の見えない人たちに混ざって目が見えないふりをし、さらに優しくしてくれた人から盗みを働くという、二重にクズな行為をしていたことが示されています。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。過去の回想シーンにて、目の見えない男性は、半天狗の盗みを奉行所に告げに行くと言います。すると次のコマでは、包丁を手にもつ半天狗と、床に血を流して倒れている男性が描かれます。半天狗は心の中で、自分が悪いのではない、手が勝手にやったのだと弁解していました。

このシーンでは、半天狗が自分の盗みを奉行所に告げられそうになり、口封じに殺したということが示されています。場面は移り変わり、奉行所の人らしき立派な男性が、屋敷の中から半天狗に語りかけている姿が描かれます。奉行所の男性は、半天狗が今まで別の街でも盗みや殺しを繰り返してきたことや、目が見えていることを暴きます。この後に及んで嘘をつき反省の色を見せない半天狗は、奉行から打首の刑を宣告されます。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。処刑を翌日に控えた夜、半天狗の元に鬼舞辻無惨が現れます。鬼舞辻無惨は半天狗を憐れみ、自分が助けようと申し出たのでした。その後半天狗が鬼舞辻無惨になんと答えたかは描写されていませんが、半天狗が上弦の鬼となっている現状から、その誘いに乗ったことは明らかでした。

鬼舞辻無惨は他の鬼を勧誘する時も、命の危機に瀕している人間に、助けてあげようと声をかけて引き込むやり方をよく取りました。病気であったり大火傷であったりと状況はバラバラでしたが、半天狗の場合もその一例でした。ただ半天狗の場合は、自分のクズな行いが招いた当然の結果であったという違いがあります。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の悲しい過去や人間時代について紹介します。鬼舞辻無惨の誘いに乗って鬼になった半天狗は、自分を処刑しようとした奉行を殺しに行きます。寝床で血だらけになった奉行は、たとえ自分に口封じをしても、いつかその命をもって罪を償う時が来ると予言します。奉行のその後は描かれていませんが、鬼になったばかりの半天狗に食われて殺されたと推測されます。

「命をもって罪を償う」という奉行の残した言葉は、半天狗の首を斬ろうとしている炭治郎が放ったものと同じです。奉行の予言は、半天狗が過去を忘れてしまうほどの時を経て、実現したということが示されています。

ここまで半天狗の人間時代や過去を紹介してきましたが、これらの情報をまとめると、半天狗には悲しい過去はなかったということが推測されます。半天狗は極度に他責的で被害妄想のある性格なので、もし半天狗に本当に悲しい過去があれば、自分を憐れむために走馬灯の中に現れたのではないかと推測されます。しかし走馬灯の中には悲しい過去は出てこなかったので、半天狗は走馬灯通りただのクズであったと言えます。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する半天狗の、ファンブックで判明したクズでひどい過去を紹介します。鬼滅の刃にはファンブックが2冊存在します。1冊目は連載中の2019年に刊行された「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録」で、２冊目が完結後の2021年に刊行された「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」です。そしてこの２冊のファンブックにて、半天狗のクズな過去に関する情報が新たに公開されました。

ここではファンブックで新たに判明した、半天狗の意外な過去の情報を3つ紹介します。鬼滅の刃に登場するキャラクターの中でも最もクズなキャラクターとして名前の上がる半天狗について、もっと知りたい方はぜひチェックしてみてください。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する半天狗の、ファンブックで判明したクズでひどい過去を紹介します。半天狗の過去に関する情報として1つ目に紹介するのは、半天狗の若い頃がイケメンだったということです。鬼滅の刃本編や回想に出てくる半天狗は、すでに老人の姿をしており、外見年齢は87歳ほどです。しかし実は、半天狗が血鬼術で分裂した際の喜怒哀楽の鬼が、半天狗が若い時の姿であるということが明らかになります。

喜怒哀楽の鬼の年齢は、外見からすると10代から20代あたりであると推測されます。そしてその容姿は、一部のファンからはイケメンだと評されています。下で詳しく紹介しますが、性格がクズな半天狗が何回も妻子を持つことができたのも、その外見が優れていたおかげだという可能性があります。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する半天狗の、ファンブックで判明したクズでひどい過去を紹介します。半天狗の過去に関する情報として2つ目に紹介するのは、妻子を殺していたということです。半天狗は人間時代、何度か妻子がいたことがあったこと、そしてその妻子を殺していたことが明らかになります。半天狗は妻子から嘘や不誠実さを責められると、その度に逆上して殺害するということを繰り返していたそうです。

半天狗が妻子を殺していたという情報もそうですが、半天狗に何度も妻子ができたことがあるという事実は、鬼滅の刃のファンに衝撃を与えました。半天狗は幼い頃から息を吸うように嘘をついてきたこと、そして若い頃は喜怒哀楽の鬼のような容姿だったことから、表面的には自分を魅力的に見せることに長けていたのではないかと推測されます。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する半天狗の、ファンブックで判明したクズでひどい過去を紹介します。半天狗の過去に関する情報として2つ目に紹介するのは、目が見えないと嘘をつくようになった理由です。半天狗は走馬灯にて目が見えないふりをして盗みをしていたことが明らかになりますが、これはかつてガラの悪い男にぶつかった時、目が見えないふりをしたら許してもらえたという成功体験によるものでした。

目が見えないふりをすれば優しくしてもらえると学んだ半天狗は、それ以降目が見えない人のふりをして盗みなどをするようになります。それではファンブックで判明した半天狗のクズでひどい過去を紹介したところで、次にアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」で半天狗を演じる声優を紹介します。

アニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」で、半天狗役を演じる声優を紹介します。2023年4月から放送予定のアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」では、声優の古川登志夫さんが半天狗役にキャスティングされたことが発表されました。ここでは半天狗役を演じる、声優の古川登志夫さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」のアニメを見ようと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

アニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」で半天狗を演じる、声優の古川登志夫さんのプロフィールを紹介します。声優の古川登志夫さんは、1946年に栃木県で生まれました。元々は俳優を目指して活動していましたが、1976年に声優として初主演した「マグネロボ ガ・キーン」への出演をきっかけに、声優としての活動が増えていきます。1981年に放送されたテレビアニメ「うる星やつら」の諸星あたる役で、広く知られるようになります。

• テレビアニメ「機動戦士ガンダム」カイ・シデン役
• テレビアニメ「うる星やつら」諸星あたる役
• テレビアニメ「Dr.スランプ アラレちゃん」空豆タロウ役
• テレビアニメ「北斗の拳」シン役
• テレビアニメ「ドラゴンボール」マジュニア/ピッコロ役
• テレビアニメ「名探偵コナン」山村ミサオ役
• テレビアニメ「ONE PIECE」ポートガス・D・エース役
• テレビアニメ「キン肉マンII世」キン肉マン役
• テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎（第6作）」ねずみ男役
• テレビアニメ「からくりサーカス」才賀貞義/白金役他

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の活躍や血鬼術について紹介します。鬼滅の刃 刀鍛冶の里編にて、鬼舞辻無惨の命を受けた半天狗と玉壺は、里に居合わせた鬼殺隊士を相手に激闘を繰り広げます。上弦の肆（四）の位を持っている半天狗は、柱1人と鬼殺隊士2人、鬼1人を相手にギリギリまで追い詰めます。ここではそんな半天狗の活躍や登場シーンを紹介するので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の活躍や登場シーンを紹介します。半天狗の初登場シーンとなったのは、遊郭編で上弦の陸の堕姫・妓夫太郎兄妹が敗れ、上弦の鬼が鬼舞辻無惨によって招集された時のことです。半天狗はあらゆるものに怯えながらも、刀鍛冶の里へ向かえという無惨の指示を受けて姿を消しました。次に登場するのは、刀鍛冶の里の屋敷で炭治郎と時透無一郎が話をしていた時のことでした。

半天狗は障子を開けて姿を見せるその瞬間まで、柱である無一郎にも殺気を感じさせずに近づきました。すぐさま戦闘体制に入った時透無一郎により斬撃が浴びせられますが、半天狗はこれをあえて受けます。半天狗の体は斬られるたびに分裂し、強くなっていきました。喜怒哀楽の4体に分かれた半天狗は、時透無一郎や炭治郎、禰󠄀豆子、不死川玄弥の四名を相手に戦闘を開始します。

炭治郎たちの善戦により劣勢になった半天狗の分身は、今度は融合して憎珀天という最も強い形態に変身します。木の龍を支配する憎珀天は、恋柱の甘露寺蜜璃が相手をすることになり、その間に炭治郎たちは半天狗の本体を探します。結局半天狗の本体は、小さくなって逃げ隠れていました。最終的には分身の心臓の中にいるところを見つけた炭治郎が、その首を斬り落とすことで半天狗は死亡します。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する、半天狗の血鬼術を紹介します。半天狗の血鬼術は、首を斬られると分裂する能力です。鬼にとっての最大の弱点である首を斬られても平気であるというアドバンテージだけでなく、むしろ斬られれば斬られるほど強くなるという点に、半天狗の血鬼術の強さがあります。喜怒哀楽の名を冠した4人の分身の他に、体の大きさを自由に変えられる本体、本体をそのまま大きくしたような分身などがいます。

喜怒哀楽の鬼は、それ以上斬られてしまうと力が分散して弱くなるという弱点があります。そのため炭治郎との戦いで劣勢になると、積怒と呼ばれる分身が他の可楽、空喜、哀絶の3体を強制的に吸収しました。積怒をベースにして生まれたその新しい分身は憎珀天という名で、喜怒哀楽全員の技を使える上に、木の竜を自在に操る攻撃を仕掛けてきます。それでは次に、半天狗に関する感想や評価を紹介します。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編の半天狗に関する感想や評価を紹介します。これは他の鬼たちのように半天狗にも悲しい過去があるかと思いきや、全くなかったのが面白かったという感想のツイートです。敵側の鬼の全員に悲しい過去があるよりも、半天狗のように普通のクズもいたほうがバランスがいいという感想が多くみられました。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編の半天狗に関する感想や評価を紹介します。これは半天狗の２ページの走馬灯に登場する奉行が好きだという感想のツイートです。奉行は半天狗の悪行を裁こうとして殺されましたが、罪を重ね続ける半天狗の行く末を予言していました。奉行は登場シーンが少ないにも関わらず人気があるキャラクターで、鬼滅の刃の第二回公式人気投票では199票を得て、半天狗を上回る38位にランキング入りしていました。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編の半天狗に関する感想や評価を紹介します。これは半天狗が辿った人生を考察する感想のツイートです。このツイートが指摘するように、半天狗は幼い頃から嘘をつき続けており、最後には自分の本当の名前もわからなくなっていたことが明らかになっています。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編に登場する半天狗は、人間時代は目が見えないふりをして盗みや殺しを繰り返していました。悪事が露見して奉行に処刑されそうになった時、鬼舞辻無惨の誘いで鬼になりました。２ページで表現された走馬灯では、半天狗には悲しい過去はなく、ただクズだったということが明らかになりました。この記事で半天狗に興味を持った方は、鬼滅の刃の漫画やアニメを見てみてはいかがでしょうか？