【ジョジョ】プッチ神父の過去を考察！DIOとの出会いや妹ペルラの悲劇とは？

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場するプッチ神父とは、徐倫の収監されていたグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所にて暗躍していた、6部のラスボスです。プッチ神父はDIO（ディオ）の遺した「天国へ行く方法」に固執し、ジョジョ6部の最後でこの世の全てを巻き込む大災害を引き起こしました。この騒動により、6部までに引き継がれてきたジョジョシリーズの世界は、以降の部ではパラレルワールドへと移行します。

この記事ではプッチ神父の過去を、DIO（ディオ）との出会いや、妹ペトラの悲劇などを中心に紹介します。またプッチ神父の進化していった3つのスタンド能力や、名言などを紹介します。他にも、最強と思われたプッチ神父を倒した方法や、その最後などを紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

プッチ神父の過去やDIO（ディオ）との関係などを紹介する前に、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）の作品がどのようなものか紹介します。ジョジョシリーズは、ジョナサン・ジョースターの子孫と吸血鬼DIOの、数世代に渡る因縁を描いたSFバトル作品です。各部はそれぞれ主人公が変更されて独立しており、単体でも読めるようになっています。2023年2月からはウルトラジャンプにて、第9部「The JOJOLands」が連載中です。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）は、承太郎の娘である空条徐倫を主人公に描かれる、ジョジョシリーズの第6部です。DIO（ディオ）が生前に書き残した「天国へ行く方法」を巡り、刑務所を舞台にDIOの親友であるプッチ神父と徐倫の死闘が描かれます。原作の漫画は2003年に連載を完結していますが、2021年になってアニメ化され、Netflix独占先行配信という形でクールを分けて放送されました。

承太郎の娘である空条徐倫は、彼氏がドライブで起こした轢き逃げの罪を被って刑務所へと投獄されます。しかしそれは、承太郎を誘き寄せるためのプッチ神父の罠でした。刑務所の中で死闘を繰り広げた結果、プッチ神父の最終目的は、DIO（ディオ）の遺した「天国へ行く方法」を実行することだということが明らかになります。やることを成したプッチ神父は刑務所を去り、徐倫と仲間はその企みを阻止するため、刑務所を脱獄します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父のプロフィールを紹介します。エンリコ・プッチは、徐倫の収監されているグリーン・ドルフィン・ストリートに常駐いていた教誨師です。教誨師（きょうかいし）とは、刑務所で囚人たちに道を説く聖職者のことを意味します。プッチ神父の年齢は39歳、外見は褐色の肌に白髪の五分刈りで、剃り込みが入っています。神父らしく、いつも司祭服を見に纏っています。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の性格を紹介します。プッチ神父の性格は、表面的には神父という職業らしく温厚です。刑務所の職員からは尊重する態度を取られており、普段から丁寧に振る舞っていることが推測されます。しかし本質的には自己中心的かつ傲慢です。また、全世界の人間の運命を変えてしまう計画をそれが救済だと思って実行するような、思い込みの激しいところがあります。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）のプッチ神父の、初登場シーンを紹介します。徐倫は、グリーン・ドルフィン・刑務所で承太郎から奪われたディスクを探していました。敵のスタンドが「ホワイトスネイク」だということは知っていても、敵の本体については何も分からない状態でした。しかしトラクター倉庫でディスクの隠し場所を発見し、番人であるフー・ファイターズ（F・F）を撃破して、承太郎のディスクを奪還します。

徐倫たちが刑務所に戻った後、トラクター倉庫の現場にホワイトスネイクが現れます。現場を検めるホワイトスネイクの側には、神父の格好をした男がいました。男は警備員から「プッチ神父」と丁寧に呼びかけられます。こうしてこのとき初めて読者の目に、徐倫たちの戦うホワイトスネイクの正体である、プッチ神父が登場しました。それではプッチ神父のプロフィールを紹介したところで、次にプッチ神父の過去を考察します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の過去を紹介します。ジョジョ6部のラスボスであるプッチ神父は、物語の最後で「天国へ行く」という計画を実行し、全世界の人間を一巡後の新世界へと連れていきます。プッチ神父が理想とするその一巡後の世界とは、全ての人間がこれから自分や世界に起きる運命を理解しているというものでした。

プッチ神父が言うには、全ての人間がこれから自分に起こる運命を知っていれば、それが避けられなくても覚悟ができるので、幸せになれるということでした。プッチ神父がそのような考えに執われるようになったのは、プッチ神父の過去に関係があります。ここではプッチ神父の過去を、DIO（ディオ）との出会いや妹ペトラの悲劇なども含めて紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の過去を紹介します。プッチ神父は生い立ちにある秘密があります。厳密にはプッチ神父というよりも、その家族の秘密です。プッチ神父は双子の兄弟として生まれましたが、弟のドメニコは生まれたばかりの頃に死んだと聞かされていました。しかし実は、この弟が生きていたことが明らかになります。

プッチ神父がまだ神父見習いだったころ、教会にある女性が訪れてきます。女性はブルーマリン夫人という名で、プッチに懺悔を始めました。その話の中でプッチは、女性がかつて病院で生まれてすぐ死んだ我が子を、別の女性が産んだ双子の赤ん坊の弟の方と取り替えたことを知ります。話を聞いているうちに、プッチはそれが自分の死んだはずの弟であることに気がつきました。

そしてこのプッチ神父の生き別れの双子の弟というのが、ウェザー・リポートでした。記憶を失う前のウェザー・リポートは、ウェス・ブルーマリンというブルーマリン夫人の息子として生きていました。しかし下の「妹ペルラの悲劇」の項目で紹介するある出来事によって、プッチ神父とウェザー・リポートの運命は狂うことになります。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の過去を紹介します。ジョジョ6部の物語が始まる20年前、プッチ神父がまだ少年だった頃にDIO（ディオ）との出会いが訪れます。神学校の学生だったプッチは、教会の中で佇んでいる男を見つけます。それがDIO（ディオ）でした。プッチは部外者は入ってはいけないと注意しますが、DIO（ディオ）は太陽アレルギーがあるから居させて欲しいと頼みます。

プッチは事情を聞いてそれを受け入れます。親切にしてもらったことに驚いたDIO（ディオ）は、お礼にプッチの生まれた時から不自由だった足を治し、さらにスタンドを発現させる石の矢をプレゼントします。そしていつか自分に会いたくなったら矢に念じてほしいと伝えます。こうしてプッチ神父とDIO（ディオ）の友情は始まったのでした。DIO（ディオ）はプッチ神父に度々会いにいき、「天国へ行く方法を見つけた」と伝えます。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の過去を紹介します。プッチ神父は神父見習いの時に、自分の双子の弟ドメニコ（ウェザー・リポート）が生きていたことを知ります。さらにその弟が、プッチ神父の実妹であるペルラと付き合っているという衝撃の事実も明らかになります。実の兄妹同士が付き合っているという事実を知ったプッチ神父は悩み、苦悩の末に探偵を雇って別れさせようとします。

取り替えの事実はプッチ以外には誰も知らず、ペルラもドメニコ（ウェザー・リポート）も自分たちが兄妹であることを知りませんでした。しかしプッチ神父の雇った探偵は白人至上主義者で、ドメニコの育ての親が黒人であることを知ると、木から吊り下げて処刑してしまいます。この情景を見たペトラはウェザー・リポートが死亡したと思い、崖から飛び降りて自ら命を断ちます。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の過去を紹介します。ペトラが自殺してしまい、プッチ神父は絶望に打ちひしがれます。このような惨劇が起きてしまったのはなぜか、ブルーマリン夫人が赤子を取り替えたからか、ドメニコとペトラが出会ってしまったからか、プッチが別れさせようとしたからかなどと考えた末に、プッチ神父は全ては不運が重なってしまったからだと結論します。

こうしてプッチ神父は、人は運命には逆らえないこと、そして神だけが人を救うことができると思い込むようになります。プッチ神父にとって、DIO（ディオ）の語った「天国へ行く方法」というのは魅力的な考えでした。プッチ神父は、決められた運命に逆らうことはできなくとも、それを知り覚悟することができる世界を作るために動き出します。それではプッチ神父の過去を紹介したところで、次にそのスタンド能力を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父のスタンド能力を紹介します。プッチ神父は「天国へ行く方法」を実現するため、スタンド能力を3段階に進化させていきます。プッチ神父のスタンドは最初の段階から厄介な能力をしていましたが、最終的には承太郎のスタープラチナも勝つことができないほどの最強のスタンドへと変貌します。そんなプッチ神父のスタンドが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父のスタンド能力「ホワイトスネイク」について紹介します。ホワイトスネイクとは、プッチ神父が最初に発現したスタンド能力です。これは、生き物の記憶やスタンド能力をディスクの形にして取り出す能力です。取り出した記憶のディスクは、頭に差し込めば中身を読むことができます。これでプッチ神父は、承太郎の記憶にあるDIO（ディオ）のノートの内容を知ろうとします。

スタンドのディスクの場合は、差し込めば持ち主のスタンドを使用できるようになりますが、中にはディスクを差し込めない人もいます。この能力を使ってプッチ神父は、刑務所内の囚人に誰かから奪ったスタンド能力を与え、徐倫に対する刺客として送り込んでいました。また、スタンドと記憶のディスクを2つとも取り出されてしまった生き物は、少しの時を経て仮死状態に至ります。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父のスタンド能力「C-MOON」について紹介します。C-MOONは、半径3キロ以内の物体の重力の方向を狂わせる能力です。プッチ神父がDIOの骨から生まれた緑色の赤ちゃんと融合したことで、ホワイトスネイクがこのC-MOONに進化しました。C-MOONを発動すると、プッチ神父の近くにいるものはプッチ神父を中心に、反対側へと離れるように落下していきます。

さらにC-MOONの能力はもう一つあり、それはC-MOONの拳が触れた物体は、内側と外側が無理やり裏返るというものです。これは、服などに効果が発動した場合はただ裏と表がひっくり返るだけで済みますが、人体に発動した場合は大きなダメージを与えられます。例えば手を殴られた場合、皮膚と骨・肉が無理やり裏返るので、その手は使い物にならなくなります。

ただし弱点もあり、それは同じ場所をもう一度殴ってしまうと、傷は治らないものの元の位置に戻ってしまうというものでした。徐倫はこの弱点をつき、C-MOONを攻略することに成功します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父のスタンド能力「メイド・イン・ヘブン」について紹介します。メイド・イン・ヘブンは、全世界の時を加速させる能力です。生物は世界の加速についていけず、周囲の物質だけが猛スピードで動いたり変化していくように感じます。例えば手に持っていたコップを落とすと、落ちた瞬間すら見ることができないまま、気づけばコップが割れているような状態になります。

人間は世界の加速についていくことができませんが、プッチ神父だけはこの加速に対応できるようになっています。そのためプッチ神父以外の人間には、プッチ神父が高速で移動しているように感じられます。逆にプッチ神父からは他の人間は非常にゆっくりと動いているように見え、攻撃を回避するのは容易になります。

世界を加速させるというメイド・イン・ヘブンの真の目的は、宇宙が終焉を迎えるまで時間を加速させ、一から新しい宇宙を始めることでした。時が一巡したその世界では、前の歴史で起きた出来事は必ず起こるよう運命付けられています。メイド・イン・ヘブンが完成すると、人々は一巡する前の記憶を持ったままその新しい世界に行き、自分を待ち受ける運命を知りながら生きていくはずでした。

それではプッチ神父のスタンド能力について紹介したところで、次にプッチ神父の倒し方や最後を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の倒し方や最後を紹介します。プッチ神父の発動したメイド・イン・ヘブンは、DIO（ディオ）を倒した承太郎のスタンド「スタープラチナ」さえも凌駕します。ケープ・カナベラルでの最終決戦では、徐倫の仲間を次々に倒していき、最後には徐倫さえも葬ります。加速し続けた時は宇宙の特異点まで到達し、プッチ神父の狙い通り新しい宇宙が始まりました。

徐倫の仲間で生き残り、新しい宇宙に到達できたのはエンポリオただ1人でした。しかしジョジョ6部の最後にて、エンポリオはプッチ神父を倒すことに成功します。ここではエンポリオがプッチ神父を倒した方法と、プッチ神父が最後に死亡したかどうかを紹介します。ジョジョ6部のラスボスであるプッチ神父の最後が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の倒し方を紹介します。時を加速させ、動きすら目に追えないプッチ神父を倒す方法は、その加速力を逆手に取ることでした。エンポリオは一巡前に手に入れていたウェザー・リポートのスタンドを自らに差し込み、天候を操る「ウェザー・リポート」のスタンド能力を発動します。大気中の酸素濃度を調整して、プッチ神父の周囲に高濃度の酸素を集めたのでした。

酸素はある一定以上の濃度になると、生物にとって猛毒となります。時間を加速させていたプッチ神父の体には猛スピードで毒がまわり、戦闘不能状態にさせたのでした。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の最後を紹介します。エンポリオは、もはや動けないプッチ神父にとどめをさします。プッチ神父は世界が一巡し終わるまで待ってほしいと必死に命乞いしますが、エンポリオは全く耳を傾けませんでした。ウェザー・リポートのパワーでプッチ神父の頭を潰し、プッチ神父は死亡します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の名言を紹介します。ジョジョ6部のラスボスであるプッチ神父は、数多くの名言を残しています。ここではそんなプッチ神父の名言を3つ紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の名言を紹介します。1つ目に紹介するのは、ウェザー・リポートの能力で空から毒カエルが降ってきた時の、プッチ神父の名言です。プッチ神父は徐倫を始末するべく中庭に現れますが、ウェザー・リポートが空から毒ガエルを降らせたことで一気に危険に陥ります。

カエルが皮膚に触れれば死んでしまうという状況の中で、プッチ神父が自分を落ち着かせるためにつぶやいたのが上の名言です。プッチ神父といえば素数が代名詞になるような、有名なシーンになっています。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の名言を紹介します。これはウェザー・リポートとアナスイに激昂したプッチ神父の名言です。プッチ神父は天国へ行くということを目的に動いていますが、その崇高な目的を理解せずに自分の邪魔ばかりする、徐倫一行に対する苛立ちが表れた名言です。プッチ神父の傲慢さや思い込みの激しさが表れています。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父の名言を紹介します。これはホワイトスネイクの正体がフー・ファイターズに露見し、逃げられた時のプッチ神父の名言です。このままではホワイトスネイクの正体がプッチ神父であることが徐倫にバレて窮地に陥りますが、プッチ神父はそれを乗り越えるべき試練なのだと考えて、自分を落ち着かせました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父に関する感想や評価を紹介します。これはプッチ神父に重い過去があったことを驚く感想のツイートです。プッチ神父を見る目が変わったという感想が、他にも多くみられました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父に関する感想や評価を紹介します。これはプッチ神父が天国を目指すようになった妹ペトラの事件が、プッチ神父に責任があると指摘する感想のツイートです。プッチ神父はその後、人類全員を巻き込んでこの世を作り変えようとしますが、その自己中心的な性格がこの事件にも表れています。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、プッチ神父に関する感想や評価を紹介します。これは妹ペトラの事件を知って、プッチ神父に同情する感想のツイートです。プッチ神父のやったことは批判しつつも、その原因となった事件には同情の余地があるとする感想が他にもみられました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場するプッチ神父には生き別れの弟がおり、それがウェザー・リポートでした。プッチ神父の弟と妹はお互いが兄妹だと知らずに恋に落ちてしまい、不運が重なって妹が死亡する結果になります。人間は運命に逆らえないと感じたプッチは、人々が運命を知って覚悟ができる世界を目指したのでした。この記事でプッチ神父に興味を持った方は、ジョジョ6部のアニメを見てみてはいかがでしょうか？