2021年03月04日公開
2021年03月04日更新
【ジョジョ】エンポリオはどのようにプッチ神父を倒した?一巡を逃れた理由や最後は?
ジョジョの奇妙な冒険6部「ストーン・オーシャン」は、ジョジョシリーズの中でも特にストーリーの最後や結末が難解で、ボス・プッチ神父の倒し方にも注目が集まりました。ここでは、ジョジョ6部のエンポリオがプッチ神父を撃破した倒し方についてや、なぜ一巡を逃れたのか考察していきます。また、なぜエンポリオがプッチ神父を倒せたのか?二人の対決の最後や、スタンド能力についてもまとめます。
目次
エンポリオとプッチ神父とは?
ジョジョ6部の作品情報
エンポリオとプッチ神父とは、ジョジョの奇妙な冒険6部ストーン・オーシャンに登場したキャラクターでした。エンポリオとプッチ神父について、スタンド能力やプッチ神父の倒し方などをまとめていきます。その前に、二人が登場したジョジョ6部の作品情報を紹介します。
ジョジョ6部の概要
出典: https://ciatr.jp
ジョジョ6部とは、人気漫画シリーズジョジョの奇妙な冒険の6番目に当たるシリーズの事です。ジョジョの奇妙な冒険としては、初めて副題が付けられたシリーズです。全17巻で完結しており、ジョジョ6部としては64~80巻にナンバリングされています。ジョジョシリーズの中でも、「運命」を強いテーマとして描いている作品です。
ジョジョ6部のあらすじ
ジョジョ6部の主人公・徐倫は無実の罪でグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に服役していました。ある時、徐倫は面会に来た父親・承太郎から貰ったペンダントによって、スタンド能力に目覚めます。しかし、承太郎は謎の敵の攻撃により、記憶を失ってしまいます。徐倫は刑務所を脱獄する為に奮闘していきます。
エンポリオのプロフィール
ジョジョ6部に登場したエンポリオのプロフィールを紹介していきます。エンポリオは、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の中に潜んでいた少年です。徐倫の前に突然現れ、助言を行ったりサポートしたりと、ジョジョ6部には欠かせない重要キャラクターでした。エンポリオは本名は明かされておらず、年齢は11歳だと話していました。野球帽とユニホームを着用している金髪の少年です。
エンポリオはスタンド能力を使って、刑務所内に潜んでおり、かつてグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に服役していた女性が生んだ子供です。エンポリオの母親はエンポリオと似たような性能のスタンド能力を持っていた為、刑務所内で秘密裏にエンポリオを出産し育てていました。しかし、エンポリオの母親はプッチ神父によって殺害されてしまいます。
プッチ神父のプロフィール
ジョジョ6部に登場したプッチ神父のプロフィールを紹介していきます。プッチ神父とは、エンリコ・プッチという名前の神父で、ジョジョ6部の戦いの舞台となったグリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所の教戒師として働いているキャラクターでした、ジョジョ6部のラスボスという位置づけのキャラクターで、ジョジョシリーズ屈指の強さのスタンド能力・ホワイト・スネイクを操っています。
エンポリオはどのようにプッチ神父を倒した?最後を考察
考察①プッチ神父の倒し方
ジョジョ6部に登場したラスホボス・プッチ神父は、倒し方が分からないとも評された強力な敵でした。そんな倒し方が不明なほど強いプッチ神父でしたが、最後は主人公徐倫や承太郎ではなく、エンポリオに倒される事となりました。ジョジョ6部のプッチ神父の倒し方を考察していきます。まず、プッチ神父は自身のスタンド能力・ホワイトスネイクを進化させ、時間を加速させる「メイド・イン・ヘブン」へと至ります。
時間を無限に加速させ、現在の宇宙を一巡させる事を目論んでいたプッチ神父。ジョースター家の宿敵DIOの残した「天国へ行く方法」こそ、宇宙の一巡だったのでした。プッチ神父は天国へ行く方法を完遂するため、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所で計画を実行していました。そんなプッチ神父の計画を阻止すすべく徐倫達は戦いましたが、最後にはプッチ神父により宇宙の一巡は始まってしまいます。
プッチ神父の進化したスタンド能力は非常に強力で、倒し方も分からないまま徐倫や承太郎は最後に敗れ去ってしまいます。プッチ神父は邪魔者を始末し、宇宙を一巡させていきますが、一巡が完了するケープカナベラルに至る前に、最後の因縁を片付けるために唯一生き残ったエンポリオを始末しようとしたのです。その為、エンポリオのいる地点で一巡を止めてしまいます。この行動が運命を変える結果を招いたのでした。
エンポリオはウェザーリポートのディスクを持っていました。エンポリオは敢えてプッチ神父のスタンド能力の攻撃を受ける事で、ウェザーリポートのディスクを自分の頭に指し込みます。そして、プッチ神父の周りの酸素濃度を極端に高くして、最後にはプッチ神父を倒したのでした。プッチ神父のスタンド能力は運命を支配できる程のものでしたが、倒し方は無力だったはずのエンポリオによる機転を利かせた攻撃でした。
考察②エンポリオが一巡を逃れた理由はなぜ?
なぜ無力だったエンポリオが、最後にはプッチ神父を倒せたのかと言うと、ウェザーリポートのスタンド能力を利用すると言う倒し方をしたからでした。エンポリオは徐倫によって活かされ、仲間たちの強い意志を受け継いでいたと考えられています。また、エンポリオがなぜ宇宙の一巡を逃れられたのかも考察していきます。エンポリオは、プッチ神父と徐倫達との最終決戦の場で、徐倫によって逃がされていました。
プッチ神父との戦いで死亡してしまった徐倫や承太郎は、一巡後の世界では全くの違う人物になって存在するようになっていました。しかし、一巡前の世界で死ななかったエンポリオは、記憶を持ったまま一巡していたのです。エンポリオがなぜ一巡を逃れられたのかと言うと、一巡前の世界で生き残り記憶をとどめていたからです。そして、宇宙が一巡しきってしまう前に、プッチ神父を撃破しました。
プッチ神父のスタンド能力で始まった「メイド・イン・ヘブン」でしたが、エンポリオがプッチ神父を倒した事で不完全な宇宙が誕生してしまいます。一巡前の世界とは違ったパラレルワールドのような状態となります。一巡を逃れたエンポリオだけが前世の記憶を残す事となりました。
考察③エンポリオの血尿
ジョジョ6部で印象深いシーンに、エンポリオの血尿のシーンがあります。これは、DIOの息子の一人・リキエルと戦った時に起きた現象でした。リキエルのスタンド能力スカイ・ハイでは、謎の生物ロッズを操る事が出来ます。ロッズは目にもとまらない早さで移動し、敵の指定した部分から体温を奪い取ってしまいます。なぜエンポリオが血尿をだしたのかと言うと、腎臓の体温を一時的に奪われてしまった影響でした。
リキエル戦では、様々な伏線とも思える要素が描かれていました。まず、徐倫がリキエルを撃破できたのは、エンポリオのアドバイスによるものでした。エンポリオは刑務所内で暮らしていた時、屋敷の中にあったたくさんの本を読んで過ごしていました。その為、少年らしからぬ知識を有していました。承太郎のディスクをヒントに、リキエルのスタンド能力を看破したエンポリオ。
倒されたリキエルは、「運命と偶然」という意味深な発言をしています。「運命」はジョジョシリーズの中で掘り下げられてきたテーマの一つです。プッチ神父は全ての人間が運命を受け入れて生きる事が、幸せだと考えていました。リキエルのこの発言は、ジョジョ6部のテーマに触れる深いセリフだったのです。
エンポリオが徐倫に骨を渡した理由
理由①お守り説
ジョジョ6部作中で、エンポリオは徐倫にある骨を渡していました。この骨は、エンポリオの母親の仙骨部分の骨でした。このエンポリオが徐倫に骨を渡したシーンも、なぜ骨を渡したのか?と話題となりました。なぜエンポリオが徐倫に骨を渡したのか?考察していきます。まず、ただのお守りだったと言う説。エンポリオは屋敷の幽霊の中にある様々な本を読みこんでいました。
そこで得た知識の中から、骨がお守りになる風習や文化を知り、徐倫にお守りとして渡したのではないか?と考えられていました。エンポリオは徐倫の前に突然現れ、「面会人にあってはいけない」と伝えて骨を渡します。なぜエンポリオがこのタイミングで徐倫に骨を渡したのかが疑問視されていましたが、エンポリオは警告をするために現れていました。お守りとして骨を渡してもおかしくはない状況でした。
理由②二週目説
なぜエンポリオが徐倫に骨を渡したのか?その理由は実はすでに一巡してきたエンポリオだったからという説もあります。プッチ神父の「メイド・イン・ヘブン」で宇宙が一巡しかけましたが、エンポリオにより一巡は阻止されています。しかし、ジョジョ6部のストーリーが始まった時点で、すでに二週目だったかもしれないという考察もされています。
なぜか徐倫に骨を渡したエンポリオなのですが、この骨は実際に役に立ちました。徐倫が戦闘中幻覚を見せられた時、この骨を強く握る事で幻覚を祓う事が出来たのです。なぜ骨がこのような作用をしたのかは明確に描写されませんでしたが、エンポリオは一週目の時点で骨が役に立つ事を知り、二週目の宇宙でも徐倫に渡したのでは?とも推測されています。
エンポリオとプッチ神父のスタンド能力
エンポリオのスタンド能力
ジョジョ6部に登場したエンポリオのスタンド能力を紹介していきます。エンポリオのスタンド能力は「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」です。このエンポリオの「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」では、物体の幽霊を自由自在に使用することが出来ます。エンポリオが警備が厳重な刑務所の中で生活できたのも、このスタンド能力によるものです。
エンポリオは物体の幽霊を扱うことが出来ますが、銃の幽霊は発砲しても銃弾が当たらなかったり、ジュースの幽霊は味はしてもお腹は満たせなかったり、現実の世界に影響を及ぼす事は出来ません。エンポリオは物体の幽霊を実体化させずに持っておく事も出来るようで、瞬時にパソコンなどのアイテムを実体化させていました。
プッチ神父のスタンド能力
ジョジョ6部に登場したプッチ神父のスタンド能力を紹介していきます。プッチ神父のスタンド能力は「ホワイト・スネイク」です。ホワイト・スネイクは人型で自我があるスタンド能力で、プッチ神父がホワイト・スネイクに命令を下している様子も描写されています。ホワイト・スネイクの能力は、敵の記憶やスタンド能力をディスクにして取り出せるというものでした。
ホワイト・スネイクが取り出した相手のディスクで、記憶のディスクは誰でも見ることが可能です。スタンドのディスクは適応する人間ならば使用することが出来ます。その為、このスタンドディスクさえ手に入れば、複数のスタンド能力を使用できます。ホワイト・スネイクはスタンド本体に直接触れる事でディスクを取り出していました。
プッチ神父のスタンド能力で、緑色の赤ちゃんと融合してホワイト・スネイクが進化した状態が「C-MOON」です。C-MOONは重力を操作することが出来るスタンド能力です。また、天国へ行く条件を満たした結果、「メイド・イン・ヘブン」に進化しています。メイド・イン・ヘブンでは、時間を無限に加速させる事で、宇宙を一巡させる事が出来ます。加速した時間について行けるのはプッチ神父だけとなります。
エンポリオとプッチ神父に関する感想や評価
6部読み終えたんだけど、結局エンポリオってなんで、プッチ神父と一緒に次の世界線に行けたんでしょうか?#ジョジョの奇妙な冒険
— コウ@狸鍋食べたい (@MOCCOS_KOH) August 14, 2020
ジョジョ6部のエンポリオとプッチ神父に関しての感想や評価を紹介していきます。まず、エンポリオがなぜ一巡後の世界へ行けたのかよく分からないといった感想がよく見られていました。ジョジョ6部のラストの展開は、非常に難解で多くの考察を生んでいます。
ジョースター家とディオの因縁に決着をつけたのが二つと血縁上もなんの関係もない遺志を継いだプッチ神父とエンポリオという構図が大好きなんだよな……
— イカナゴ@茨1286、ステラボ220 (@zinruiyurusenai) April 22, 2020
ジョジョ6部の最後の展開では、今まで描かれてきたジョースター家とDIOの因縁ではなく、全く関係がなかった二人の対決で完結を迎えています。他人ではありますが、プッチ神父はDIOを崇拝しており、天国へ行く方法を教わりました。また、最後に残されたエンポリオも徐倫達の意志を受け継いでいました。
6部の結末を知ってしまっているから驚いたんだけどエンポリオがプッチ神父倒すってこの少年がプッチ倒すのに驚いた pic.twitter.com/SPKVFwrKCL
— じゃっく (@0221_Jack) June 10, 2020
ジョジョ6部のエンポリオとプッチ神父に関しての感想では、エンポリオがプッチ神父を倒したのが信じられないと言う感想も見られていました。スタンド能力を持ってはいても、無力な少年だったエンポリオ。最終的には、エンポリオの機転と勇気が宇宙の一巡を止めたのでした。
エンポリオとプッチ神父まとめ
ここでは、ジョジョ6部のエンポリオとプッチ神父についてまとめています。プッチ神父はジョジョシリーズの中でも屈指の強さを持つボスキャラクターで、倒し方が不明なまま徐倫や承太郎が敗れると言う衝撃的な最後となりました。プッチ神父の倒し方は、エンポリオがウェザーリポートのディスクを利用して倒すというものでした。是非、ジョジョ6部をチェックして、衝撃のジョジョ6部の最後にも注目して見てください。